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老人と海
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老人と海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全245件 1~20 1/13ページ
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この翻訳がいいのかわるいのか、私には判断する能力がない。しかし文学としてどうしようもなく軽いのはわかる。海や漁にほとんど意味はない。私は高齢者なので、孤独な老人の「老い」を描いた小説として読みたい。しかしこの老いはカッコよすぎる。老いは失禁であり介護であって、もっと醜いものであるはずだ。 ホーソーンやサリンジャーと同じくヘミングウェイもまた「村上春樹」のように浅くて軽い。どうもアメリカ文学にはドストエフスキーやシェイクスピアや埴谷雄高のような深みがないようである。 | ||||
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老人がサメに立ち向かう姿が見えるようで非常に良かったですよ。 | ||||
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シンプルな物語ですが、情景が見え、その時代を少し感じれると思いますし 物語からポジティブなモノを受け取れるのではないか?と思います もちろん、人それぞれにですが | ||||
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以前に読んだこの本を再読する気になったのは、感想文の優秀賞を取った大阪の女子高校生の文を見たから。 私は、老人(サンチアゴ)とカジキの死闘に注意を奪われていた。 が、感想文の彼女は「84日に続く不漁に彼を慕って付いていた少年も、両親が彼から引き離す。然し少年は老人をエル・カンペオン(最強)の(サンチアゴ)と信じていた。 死闘の中でも、彼を引き立たせたのは「あの子がいてくれりゃ」と彼を信じる者いるこだった。 と、彼の心に灯火を付けた原点に光当てた感想文だった。 読み返すしかない。 | ||||
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内容は置いといて 訳もインターフェイスも読みやすいです | ||||
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初めて純文学的なものを読んだのがこれでした。正直第一印象は「えっ、終わってしまった」という感じで、予期せぬタイミングで突然に終わってしまったような印象です。 若い頃は質室剛健だったであろう老人が、老いてより内省的になり枯れていく諸行無常さを感じました。夢に出てくるアフリカの光景は、その失った若さの象徴のようにも思える。どこか飄々とした老人と、実際のものすごく危険な状況とのコントラストが、徐々に達観していく老人の様のように感じる。 解説が充実していて楽しめました。 | ||||
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老人が湖でのんびり釣り糸を垂らしているだけの話かと思いきや、沖合に出てバカでかいカジキを釣ってくる話でびっくりした 想像の100倍くらいアクティブな爺さんで、たった一人で二日に渡ってカジキと格闘したり、釣ったカジキに襲いくるサメをモリで殺したり、アドベンチャーモノとして楽しめた 漁船の上で一人考えたり喋ったりする内容もかっこよくカジキやサメ、鳥に陽気に話しかけたり、「負けるということはない」「負けてしまえば清々しかった」などのパンチラインが豊富で頭の中でずっと映像として再現できた また、懐いてくれる少年が、「僕には一人しかいないじいさん」」「まだまだ教わることがたくさんあるんだもの」など発言するのが健気でめっちゃ可愛かった あと、作品自体の内容とは関係ないが、後ろで紹介されていた翻訳の経緯やヘミングウェイ研究の一端がウラ話風で興味深かった | ||||
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3昼夜、カジキと格闘する情景と、老人の心情がイキイキと描かれた本だった。 老人が家に帰り、ぐったりとベットに倒れ深い眠りにつき、一方で港では漁師たちが大騒ぎしてるシーンは爽快だった。 訳者の考察が非常に長いのは微妙。 老人と海を読むことだけを求めていた自分にとって、背景や考察はの記述は、余韻に浸るノイズになった。 (少年が10歳とか22歳とかの考察はどうでもいいやと思ってしまう。) | ||||
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興味本位で少々流すように読んでしまったが大変わかりやすい話であった。 また、今度じっくりと読んで孤独な海上での老人の心情を味わいたい。 個人的にはラストの表現が好きです。 | ||||
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面白いものなし。とまでは言いませんが、どれだけ面白いものがあるでしょうか。純文学から冒険小説まで幅広く数多く読んできましたが、いまひとつわかりません。ただ120ページ程度なので「名作」をサクッとこなすにはうってつけの短さではあります。 | ||||
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ほぼずっと老人と海と魚。 留まっているようで揺蕩いながら見えない水面下のものと戦い、奪ったり奪われたりしながら焦れるような葛藤を生きていく老人の心身の強かさが描かれているのだろうなとは思いました。 ただとても読み疲れます。 同じような表現が出てくるものの、それに意味があるのではなく、単にそういう翻訳しかできなかったのか? 老人が疲労の中で同じことを考える……と表現したいのか? いまいちわかりませんでした。 解説も実際の事件などを踏まえて書かれた作品だというのはわかりましたがとにかく冗長で主観的な部分も多いように思います。 訳者のあとがきは感想文と大差ないように感じたのでなくてよかったです。 全体の約2割が解説・あとがきなんて、Primeで無料でなければ大変不快だったと思います。 より没入できる訳書があればいつか出会ってみたいです。 | ||||
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本を購入する際は装丁にもこだわって選んでいるのですが、黄色い男性の顔の違う装丁の物が届いてかなりガッカリしました、、また書店で買い直す予定です。 | ||||
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内容は大雑把にしか覚えていません。 ただ老人の漁師の1日が描かれているだけです。 私が強く覚えているのは、文の構成が読み易く、次をもっと読みたいという気持ちが湧いてきて、本が終わりに近づくにつれ、終わってほしく無いという感想を持った事。 真夏の熱中夜から明け方にかけて、煙草の紫煙の中、止めることができずに一気に読んだ。 その事を30年近く経った今でも覚えています。 作者の本はこれ一冊しか読んだことはないのです。何となく本屋で買っただけでした。 | ||||
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八十四日間一匹も魚が釣れていなかった老人が、八十五日目に一人、小舟で沖へ出てみたこともない大きさのカジキマグロと丸二日に及ぶ激闘の末、ついに銛で仕留める話。 一枚板を挟んだ向こうは暗く深い海の上。死ぬまで付き合うぞと、臆することなく、最後まで自分の人生の誇りをかけ挑む姿に、江戸時代の侍にも似た美しい精神性を感じました。骨だけ残れば十分。仲間たちは、その骨だけで、老人の激闘の様子や勇敢さや誇りを十二分に想像したことでしょう。老人自身の態度価値を見た小説でした。 印象的なことは、老人がたった一人の船の上でありながら、想像上の少年や鳥や襲ってくる鮫、戦っているカジキ、傷ついた手や自分自身など多くに語っている部分です。自分自身を俯瞰して見られたからこそ、恐怖に負けず、カジキと向き合えたと思います。自分も見習おう。 | ||||
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冒頭の少年との語らいや漁出る出だしまでは良かった。 のだけど、途中工程どうにかならなかったのか?まだ鮫とのバトルがそれなりに熱かったらそれなりに楽しめただろうし、最終魚の身の部分は食われてしまうんだけど、港に着いてからの翌日の流れってけっこう肝にならない?のになんかしょぼいエンディングだし… ウ~ン!買った義務でなんとか読めました。 | ||||
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書籍は、きれいな状態 折り目も無くて。 丁寧な梱包で、迅速に届きました。 ありがとうございました。 レビューは、評価、審査することなので 書く事はそれだけです。 他にはありません。 【老人と海】は名作です。 | ||||
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1966年発刊いらい実に半世紀以上にもわたって親しまれつづけた福田恆存訳 (新潮文庫) ですが、2014年に小川高義訳 (光文社古典新訳文庫)、そして2020年にはついに新潮文庫まで高見浩の新訳を出しました。 なるほど21世紀に出た2つの新訳と福田恆存の旧訳を令和のいま読みくらべてみると、福田訳はやはりいかにも古風で書斎的で上品な感じがします。一例をあげれば・・・・ 「けれど、人間は負けるように造られてはいないんだ」とかれは声に出していった、「そりゃ、人間は殺されるかも知れない、けれど負けはしないんだぞ」(福田恆存訳・1966年) 「だが、人間、負けるようにはできてねえ。ぶちのめされたって負けることはねえ」(小川高義訳・2014年) 「だが、人間てやつ、負けるようにはできちゃいない」老人は言った。「叩きつぶされることはあっても、負けやせん」(高見浩訳・2020年) 読み比べていただければお分かりのとおり、3つのなかでは小川高義訳が「カリブ海に生きる貧しい漁師サンチャゴ」の実像にいちばん近いのではないかと思われます。 なにしろ作者のヘミングウェイ自身が書斎にこもるタイプの作家さんとは180度真逆の「行動する作家」だし、噛んで吐き捨てるようなハードボイルドな文体が身上なので、無骨で簡潔な小川訳にどうしても軍配があがります。 ※福田恆存訳には最近の原文解釈からみて明らかな誤訳があるみたいです。(「あとがき」より) 長年、福田訳に親しんできた私でさえそう感じるのだから、若い人たちには断然小川訳 (光文社古典新訳文庫) がおすすめですね。 なお小川訳は随所で思い切った (しかし適切な) 意訳をしているらしいので、比較的原文に忠実らしい高見訳 (新潮文庫・新訳) も捨てがたいです。 というわけで今回、小川訳 (光文社古典新訳文庫) で読んで、感動を新たにした次第です。 | ||||
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弟が一時期ハマってたヘミングウェイ。先日近所の本屋で本書を発見、パラ読みして「面白そう」と思い購入。 ……お、男くせえーーっ! 潮と魚の血の臭いがプンプンするぜぇーーっ!! と思わず言いたくなるくらい、女々しさ皆無の老人と大魚の「三日にわたる」(!)死闘! しかしそれだけでは終わらない! 三日のうちに老人の思考は「何故魚を捕る?」「何故殺す?」「罪とはいったい?」といった哲学的なところにまで及ぶ。 さらに大魚に向かい「お前を食べる値打ちのある人間なんざ、この世に一人だって居やしない」と尊敬の念を示し、仕留めた大魚に食いつくサメにまで「あいつはきれいで、堂々としていて、こわいもの知らずの猛者だ」と思う……。 いや、深い! 正直本の裏表紙の「あらすじ」読んで、「こんな内容全部書いちゃったら、あと本編で何読めばいーの??」と思ってたけど、本編読まな分からんことはいくらもあったわ! そして読み通したからこそ分かる、最後の一文の『圧倒的センスの良さ』にぶち抜かれた……! もう脱帽です! | ||||
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誰も江戸前の名店で炙りサーモンバジルチーズが無いと文句は言わない。ゴッホを見てタッチが荒すぎると評しない。CLASHに楽器が下手とは言わない。 ところがここAmazonではそれがまかり通る。 ヘミングウェイが聞いたらびっくりして生き返りノーベル賞メダルを投げ捨てるだろう。 ※BOOKデータベースの説明内容もおかしい。確かにヘミングウェイの持ち味は徹底した外面描写だが、本作は内面世界の尊厳を描いている。混同してはいけない。 | ||||
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このレビューにはある程度ネタバレがありますが、それが気になる方はこのレビューを読むとこを避けてください。ただ、どうしてもレビューを書く上での表現程度ですし、随分と昔の本なので読んだことがなくても結末はわかっている人もいてると思います。これまで読んだことのない方にはとてもとてもおすすめの本です。 名作と呼ばれることには意味がある。と思い過去に読んだことのなかったこの著。 他者のレビューにも、ひたすら老人と魚が戦っている。とありました。端的に言うとそのとおりです。 陸地1割海上9割くらいです。 出てくるものは、 陸 老人 海 大きな魚 サメ 少年 本の言葉だけを読むと老人が大きな魚を釣り上げて陸に戻るだけのお話です。 陸は 戻ることができる場所 老人は あなた 海は あなたを取り巻く社会 大きな魚は あなたのめざす夢 サメは 困難や壁 少年は 未来 置き換えるとただ魚と戦っているだけなのに、諦めない老人の姿が応援するべき対象に、あなたになっていきます。 老人は海の上で独り言をよく言います。それも大きな声で。海の上は誰もいてませんから。 あるときは、海に対して。 あるときは、自分に対して。 あるときは、大きな魚に対して。 あるときは、用意してこなかった用具に対して。 老人はあなたです。置かれている環境に、うまくできない自分に、乗り越えるべき壁に、足りない道具に。 何かを思うことがありませんか。老人が代弁してくれています。そしてあるべき姿に戻ろうとする老人は、見習うべき態度ではないだろうか。と。 老人は、大きな魚を釣りに来たそのことそものもに対しても、後悔する瞬間があります。自分で釣りにいくと決めたことなのに。そのときに思い出すのは少年。 老人は老人なので、何もかもがうまくできるわけではありません。左手もうまく動かなくなります。その時も諦めずにどのようにしなければいけないのか。老人は老人の左手と会話を始めます。そして同時に右手があることに気が付きます。最初から右手はあったはずなのに。 老人は夢を釣り上げます。夢は様々な困難を投げかけてきます。夢を叶えるのは簡単にはいかないのでしょう。それでも諦めることなく、やるべきことをやり続ける。その大切さを老人は体現してくれています。夢を掴むには、諦めてはだめなのだと。 夢が叶っても、老人にはまだ困難が待っています。 老人は大きな魚を釣り上げました。陸に帰って大宴会をしました。で、いいじゃん。と何度も思います。 それでも困難が襲ってきます。サメです。夢が叶っても、それがゴールではないことを老人は身をもって体験してくれています。夢は叶えておしまいではなく、その先にも道は続いているのだと。 サメは容赦ありません。夢がくい散らかされることでしょう。 さきほど、 大宴会をしました。で、いいじゃん。と、何度も思いましたと書きました。 読了した際に思ったこと。 この終わり方で良かったなと。夢は夢となってしまったかもしれない。 しかし、他の漁師が。少年が。釣ったことを知っている。その大きさを知っている。食料にもならない、なんの価値もないように見えた夢。老人はそう思っているかもしれない。 しかし、少年の輝く目を。漁師たちの羨望の言葉を。 お腹はふくれなくても、それは。素晴らしい宝物ではないか。 結果だけを追い求める現代。 息苦しさをどことなく感じる社会。 挑戦したうえで、結果が残せなくても、 なにか大切なものがあるのではないだろうか。 少年の目を想像するとそう思わずにはいられない。 | ||||
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