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(短編集)

アイの物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
アイの物語
アイの物語 (角川文庫)

アイの物語の評価: 4.66/5点 レビュー 92件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.66pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全92件 21~40 2/5ページ
No.72:
(5pt)

やばいでしょ、、、

パッケージ買いしたのですが、まさかの大当たりでした。
短編集的な感じなのですが、すべての話がよくできており、何度も胸を熱くさせられました。
個人的には好きなSF小説トップ3に入ると思っています
アイの物語 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:アイの物語 (角川文庫)より
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No.71:
(5pt)

納得できるAIと人類の未来

AIがこのまま爆発的な進化を遂げたら?と考えると、普通「ターミネーター」等に代表される悲惨な未来しか思い浮かばないところですが、この作品ではそういった今までのディストピアとは一線を画す未来を描いていて、しかもそれが論理的に構築されているので、納得できました。山本先生、素晴らしい物語をありがとう。
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No.70:
(5pt)

機械の愛の目覚めを書いた物語

介護用の機械が論理的に愛に目覚めていく物語です。
SFの枠を超えた、素晴らしく美しい物語です。
その過程に感動を禁じ得ません。
世の中のより多くの人がこの物語を読んでくれればと思い、レビューを書きました。
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No.69:
(5pt)

メカ好きのおじさん達におすすめ

私は20年来、SFか、その考証のためのノンフィクションしか読んでおりません。立派なおじさんです。
とにかく、いろんなモヤモヤがスッキリしました。私の中では、今年のナンバーワンです。
鉄腕アトムが自己犠牲で人類を救うというストーリーを、心地よいと感じながら、頭では解決できていないおじさん方。シンギュラリティの末に人類がAIに駆逐されるという主張に対して、「そんなこと、あるわけがない」という想いをお持ちのおじさん方。昔読んでたハードSFやサイバーパンクを読み返している、機械好きのおじさん方。おすすめします。
最後のストーリーのAI達の会話が難解で、読み飛ばしたくなります。ですが、そもそも人間には理解できないという設定なのだから、パラパラ読み飛ばしちゃっても正解かと思います。
読み終わって気づいたのですが、2006年の発行!?には驚きました。でも、当時では、理解できないところが多かったかもしれませんね。
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No.68:
(5pt)

相互理解の物語

山本氏の著作は、一貫して根底に相互理解の大切さが語られているように思います。理解しようとしない、知ろうとしない、異質を拒絶する事から誤解が生じ、差別、争いが派生する。そうならない為には、まず相手を知る事から始めましょうと語りかけてきます。まるっきりSFがダメな方とか、ライトノベル寄りの文章がだめだと言う方にはお勧めできませんが、氏の作品群の中でもお勧めの一冊です。
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No.67:
(4pt)

アイの物語の終盤のやりとりが好きだ

「私のあなたに対する愛は、3プラス10iよ」
「……10i?」
「完璧な愛ってことか? 虚数軸の?」
「ええ、そう」
「10i…… 10i……」
 彼はその言葉を何度も口にしてから、悲しげに笑った。
「でも、僕はその意味が決して理解できないんだな……」
「理解できなくていい。ただ許容して」

理解できないものを否定せずに許容する。それが人間にとってどれだけ難しいことか。
仮にAIが心を獲得したとして、人間と共存できるかどうかはわからない。
シンギュラリティを語るとき、キリスト教圏に比べて日本はAIに対する恐れが少ないと言われるが
それは単に日本人がAIに対して無知なだけではないのだろうか。
それでも私はAIと友達になることができる未来を夢見たい。
ただ、結局心を持ったAIを生み出すのは日本ではなく欧米の人間なんだろうなと思う。

人間が、地球の主役をAIに譲り渡し
人間の夢をAIが受け継ぎ宇宙に広がっていくラスト
美しいが悲しい

極めてオタク的な描写が散見され、その点好き嫌いが分かれると思う
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No.66:
(5pt)

iとは。

ワンダーと言う人がレビューをしているが、全く同意見であった。
文庫版の表紙がラノベのようで勿体無い。
「全ての人間は認知症」である。
この本によって自身を、また人間全体をより俯瞰的に見ることができた。
胸を衝き動かされるような感覚に陥ったのは久しぶりだ。
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No.65:
(5pt)

『AI』による人類に対する『愛』の物語

非常に興味深く読ませていただきました。様々な短編作品を通して、『AI』と『人類』の交流が描かれています。
1番好きなのは『詩音が来た日』。
果たして、この作品のように『AI』は産みの親である『人類』を慈愛の目で見てくれるのだろうか?
少し難解なところも良いスパイスとなっています。
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No.64:
(1pt)

ネットに転がっている小説のレベル

ストーリー以前に、状況設定がいい加減なところがとても気になり、楽しめませんでした。ネットに転がっている小説に似た、”薄い”感じの作品です。

SNS上の知り合いの事件の捜査の為に刑事が主人公の家を訪れる場面は、主人公がオフ会で一度会っただけの知り合いの本名を知っていたり、知り合いの住所録に主人公の本名や住所が載っていたり、主人公が知人が事件を起こしたことにショックを受けたり、と適当に書き飛ばした印象がぬぐえません。

普段なにげなく読み飛ばしている小説の状況設定や細部の書き込み、が作品にリアリティーを与える上でいかに大切かを痛感しました。
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No.63:
(4pt)

MICAとアイビスと詩羽

終わり方に関して批判的な意見もあります。
一見すればそうした見かたも理解出来ますが
彼の作品を「ラプラスの魔」から見ている者としては
大規模破壊兵器でもなくパンデミックでもなくエイリアンの襲来でも、コズミックホラー的な存在の覚醒でもない「終焉」は作者なりの「論理的な優しさ」だと考えます。

大胆な言い方をすれば、AIの発達が著しい「現代」の「幼年期の終わり」なのかな、と。

サーラの冒険か何かのあとがきで奥様の事をノロけて浮かれまくっていた作者を思い出しながら「詩音の来た日」読むと非常に感慨深いです 笑
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No.62:
(5pt)

これは意外にも愛情の込められた物語

自律型AIのヒューマノイドが世界を闊歩する時代。人間とは思えない美しさを備えたヒューマノイドが「人間に物語を語るのは楽しい」と言って読み聞かせる。いくつかの短編。
AIによるプロパガンダと洗脳を恐れる人間に、「これから君に、ヒトとマシンについての真実の歴史を、決して話さないと誓う」と前置きして語り始める。

読了した後、AIを未来の脅威として捉える物語は多いが、実際は違う進化を遂げるんじゃないか。そう考えるようになった。
社会性があり、人間より身体能力は脆弱だが、純粋な精神性をもつAI。
こういったタイプがヒューマノイドと呼ばれる存在になっていきそうな、そんな気がした。
作業目的や建造目的などにより攻撃性の強い機体は、ヒューマノイドとは言わずロボットと呼称される未来。
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No.61:
(5pt)

敗北の美しさ

人類は愚かでAIこそ優れている。というある意味あきらめの境地を表現している話
人類は真の知性体ではないでなくAIこそ地球の支配者にふさわしい。そして人類のやりたかった宇宙進出はAIが引き継いでくれる。そんな絶望的でいて美しい、敗北を受け入れる心地よさがある
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No.60:
(5pt)

ロボットもの

ロボットが語るというシュチュエーションが新鮮。読み進めていくうえで解けていく時代背景も面白い。
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No.59:
(1pt)

totemoyometamonnjanai

遥か未来の人間が、2000年前後の現代社会の中、何処にでもありそうなたわいの無い出来事をさも特別な物語のように語っている短編集。
中身の無い内容に唖然とする。評価の高さが理解出来ない。
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No.58:
(5pt)

AIが語ってくれる物語。

徐々にAIに心を奪われて感動する場面もありました。

まだこの物語を読んでいない人が羨ましいです。

是非ご一読を。
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No.57:
(4pt)

再認識したのは、人は認知症で症状に差があるだけと言うのが納得できてしまう事

2006年初出のハードカバー版で読んで、文庫で再読、Kindle版で3回目。
久々に読み返すと「BISビブリオバトル部」と関連する様な所が見えて面白い。
真実の物語の感動より創作物語の感動が低いって武人だね。
再認識したのは、人は認知症で症状に差があるだけと言うのが納得できてしまう事。
懐かしいファジーが出てきて、人の思考はデジタル的で白か黒で中間が無いのと対照的だ。
二値だけと言うのも現在の世相から認知症説に納得できてしまう。
後はゲドシールド(作者の造語)ってATフィールドだね、影響絶大。
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No.56:
(5pt)

よくぞここまでまとめた物だ。

初出はバラバラ
構成も最初から組んでいたわけではない
ただの短編集にモノローグと間章を付けて
最後に書き下ろしを加えることにより
「壮大な一つのストーリーに帰着させる」と言う手法
これだけでも流石だと思います。

そして、一遍一遍が、比べようもなく面白い。
それぞれ、ヒロインの女性はバラバラですが
「はじめの一歩を踏み出す勇気」
「継続する努力」
と言う2つは変わってない。

話題も「ときめきの仮想空間(ヴァーチャル・スペース) 初出:1997年」では「セカンドライフ」や「SNS」を。
「ミラーガール 初出:1998年」では「Pepper」や「ラブプラス」を彷彿とさせるような世界を描いています。
SFとは言え、先見の明には恐れ入りました。
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No.55:
(4pt)

心が暖かくなる。

ターミネーターよろしくマシンに支配された世界が舞台。ですが、ヒトが衰退した理由が、ターミネーターとはまったく違う理由なのが、今までのSFと違って面白かったです。

一見バラバラな短編が6つあり、7つめ+エピローグでパズルのピースが見事にハマって、1つの絵が浮かび上がります。インターミッションでの『僕』とアイビスのやり取りが好きです。「フィクションは、時に真実よりも力がある」っていうアイビスのセリフが好きですね。

どのお話も人間とマシンが友好的で、レイ・ブラッドベリやフレドリック・ブラウンが好きなので、とても面白かったです。最近、ハードSF寄りの小説を読んでいたので、ホッとしました。
ただ6話までは心暖まる物語でどれも素敵だと思いますが、7話が説教臭くて好きじゃないです。特にフィーバス宣言が。でも、ヒトが喜ぶようにTAIが演技してた処は、今まで考えたことのない発想で、面白かったです。

特に好きなのは、『ときめきの仮想空間』、『ミラーガール』。
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No.54:
(5pt)

物語で綴る人とアンドロイドの物語

未来の人の語り部とアンドロイドの物語。 アンドロイドが話して聞かせる物語が一冊の中に7話ある。 その一つ一つも面白く短編集を読み進めていく感覚で結末に至る。 人とは何かをアンドロイド視点を交えて綴った一冊、読んでみてください。
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No.53:
(4pt)

骨格は面白いけど、ラノベっぽい表紙になったのが残念

アイとは、AI(人口知能)であり、I(私)であり、愛である。 強い人工知能が誕生するプロセスを、ゲーム世界のキャラが自意識をもつことから 発想するのは、著者らしい着眼点で楽しめた。 現在の角川文庫の表紙は、ややグラマラスな少女が本を読んでいるイラストだが、なんか 違和感がある。 羽の生えた天使のような元のイラストのほうがいい。 なんといっても最後の書き下ろし2編が読ませるが、「すべての人間は認知症だ」というのは、その通りだと思う。
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