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愚か者死すべし



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【この小説が収録されている参考書籍】
愚か者死すべし
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)

愚か者死すべしの評価: 4.28/5点 レビュー 75件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.28pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(2pt)

淡々と進む話、淡々とした登場人物

うーーーん、やっぱりあれかも、ハードボイルド小説は性に合わないのかも…。文章はまあまあ読みやすいんですが展開が悪い意味でフラット。盛り上がる部分がないので話に入り込めず状況は頭に入ってこないし読み終わっても全然心に残らない。薄味だ…。少なくとも面白い物語を求めて手に取る小説ではないと思います。
登場人物の大半がどんな状況に陥っても冷静なので逆に人間味がなく共感しにくい。軽口ばかりの主人公が鼻につく時点で本作が楽しめないのは薄々勘付いてましたが。けっこうな大事件が起きてるのに全然夢中になれなかったのはこの部分が影響してる気がします。登場人物が「へえ、そう」って反応なので読んてるこっちも「へえ、そう」で終わる。作中起きてることがどうでもよくなる。共感って大事だ…。
文章の読みやすさのみ評価して☆2ですね。主人公かっこいい!って思えなければキツいかもしれません。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)Amazon書評・レビュー:愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.3:
(2pt)

9年間で得たものは何だったのだろう。

いったい何のために9年間も休んでいたのといいたくなるような、
進歩のなさばかりが目に付く駄作。
次回作もこうだと、もうだめだな。
沢崎こそハードボイルドの見本と思っているあなた、
稲見一良の猟犬探偵やセントメリーのリボンを読んでみてほしい。
ハードボイルドとは、軽口ではなく生き方だと再認識するだろう。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)Amazon書評・レビュー:愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.2:
(2pt)

悪いけどシリーズ中、最低作

沢崎シリーズを長編短編全部読んだなかで最も不満が残った。プロットはわざとごちゃごちゃさせたようで、特段魅力的な謎があるわけではない。出てくる脇役はどいつもこいつも面白味がない。おかげで、沢崎は正月三が日はどう過ごしてるんだろうか、親元に顔を見せたりするのか、親戚の子にお年玉を包んだりするのだろうか、お屠蘇は飲むのか、書初めはするのか、なぜそこまでブルーバードにこだわる?とかどうでもいいことばかりに気になった。ローレンス・ブロックやネルソン・デミルのような脇役の人物造形のうまさを見習ってほしい。
愚か者死すべしAmazon書評・レビュー:愚か者死すべしより
4152086068
No.1:
(1pt)

新シリーズ?

 新シリーズとはどういう意味なのでしょうか。前作から9年も経って発表し、作者自ら新しいシリーズと明言している作品であるのならば、「渡辺」「錦織」「橋爪」などという名前には言及さえしてほしくありませんでした。 この作品に新しいものは何もありません。登場人物たちはあいかわらず探偵に都合のいいことばかり喋り続け、デビュー作に登場する佐伯という男以来一貫して、沢崎という探偵を盲目的に信奉する発言を繰り返します。それはおそらく作者の狭い視点に原因があるのでしょう。そんな閉じ込められた視野の中でしか動けない探偵に同情の念を覚えます。 どうして今頃、こんな古臭いタイトルで新作を出したのか理由がわかりません。おそらく、作者本人も公言している通り、「生活のため」だけでしょう。 別に渡辺が出てきてもかまわないのです。狙撃犯がまた出てきてもかまいません。あいかわらず魅力的な女性が出てこなくてもかまいません。アフォリズムに磨きがかかっていなくてもかまいません。チャンドラーのように人物が掘り下げられていなくてもかまいません。でも、というよりも、そうであるならば、新シリーズなどと大口を叩かないでもらいたかった。9年も書けなかった作家に、新しいものを期待した方が「愚か」だったということでしょう。
愚か者死すべしAmazon書評・レビュー:愚か者死すべしより
4152086068

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