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ダリの繭



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ダリの繭の評価: 4.00/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 1~20 1/2ページ
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No.22:
(4pt)

探偵バディもの

火村 英生シリーズの長編作。有栖とのやりとりが楽しい。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
4041913012
No.21:
(5pt)

面白いです

ネタバレしちゃうので書きませんが
どう面白いかとか書きたいけどネタバレしちゃうから書けません でも、本当に面白いです
臨床犯罪学者・火村英生の推理 III  ダリの繭(上) (角川ビーンズ文庫)Amazon書評・レビュー:臨床犯罪学者・火村英生の推理 III ダリの繭(上) (角川ビーンズ文庫)より
4041008700
No.20:
(5pt)

ドラマも好きだけど

やはり原作を知っておかないと
ドラマとか時間の関係で織り込まれない真実みたいなものがたくさんあって
結末とかめっちゃ納得がいかないことが多い
だから文庫本でモヤモヤを解決

夏休みに向けて買いました
夏休み中火村英夫漬けです
臨床犯罪学者・火村英生の推理 III  ダリの繭(下) (角川ビーンズ文庫)Amazon書評・レビュー:臨床犯罪学者・火村英生の推理 III ダリの繭(下) (角川ビーンズ文庫)より
4041008999
No.19:
(4pt)

読後感

ミステリー小説として気軽に楽しめました。犯罪心理学と対を成す被害者心理学と言う考え方を教わりました。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
4041913012
No.18:
(5pt)

ただ、ミステリーと面白さを楽しめる

1日で、読んでしまったくらい面白かった。
ヒゲがないその理由とか、悩んだけど解けないトリック。
火村シリーズを読むたび思います。
殺人ほど、割りのあわない犯罪はない。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
4041913012
No.17:
(5pt)

余韻が切ない本格推理小説

金もあり、地位のある人、更に宝石商という三本柱から、高飛車で傲慢な男だと想像させられたところからミスリードが始まっていた。「誰も悪くない」と思わず言いたくなる、不思議な犯罪小説。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
4041913012
No.16:
(4pt)

初期作品ですが、古びていなくて充分楽しめます

火村教授+アリスの2作目長編です。そう思うとごく初期の作品なのですが、今、読んでも古びていなくて充分に楽しめます。各国シリーズではないので、スペインは特に関係ありません。

ダリを崇拝している宝石チェーン店の社長、彼はダリ好きだけあって、店や自宅にもダリの作品やその模倣品がたくさん飾られていました。本人もダリと同じようなひげをはやしていて、それで全国的に有名でした。彼には母親の違う弟が2人いて、1人は同社の副社長、もうひとりは社外ですが取引会社勤務で、3人はいたって良い関係を築いていました。そして社長は秘書の女性に心から惚れていたけれど、その女性は同社勤務の宝石デザイナーとのつきあいもあった様子。そこへ社長が異様な状況で殺されて・・・というお話です。
大きな繭型の中で水のようなものに浮かぶと心が落ち着くという新奇な装置も出てきますが、ごくオーソドックスな本格ミステリです。人物や状況設定にも非現実的で不自然なところがなく、すんなりと話に入っていけました。

舞台はいつもの関西。大阪は夕陽丘のアリスの自宅、心斎橋の宝石店本社、六甲山の宝石店社長の別荘、そして三重県の鳥羽。火村とアリスが調査のために鳥羽に向かうのですが、アリスはそこで小学校時代の修学旅行を思い出します。余談ですが、有栖川氏の世代だと、関西からの小学校の修学旅行は、ほとんどが伊勢志摩2泊3日でした。作中のアリスも、何十年ぶりにやってきて、当時をなつかしく思い出します。同世代の関西人なら、思わずにやりと笑ってしまうのではないでしょうか。

事件が解決してみると、心情的にとても哀しいものがありました。世の中には望んでもどうしても得られないものがある、どうしょうもないことがある、と。ネタばれになるので詳しくは書けませんが。トリックや状況にも無理がなく、なかなかよかったと思います。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
4041913012
No.15:
(4pt)

作家アリスシリーズの2作目です。

作家アリスシリーズの2作目です。

今シリーズの魅力は、証拠や証言を元に、論理的に犯人を指摘する所だと個人的に思っていますが、
今作では犯人を絞り込む根拠がやや弱い様に思いました。

今作では序盤に殺人が起き、それ以降は捜査パートが続く構成なので、ずっと読み進めさせる力がありました。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
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No.14:
(5pt)

物語に引き込む書き方が魅力

作家アリスシリーズの第二作。
初めにテレビドラマを見てしまったので、結末まで知ってましたが、内容違うかなと思ったけど、同じでした。(小説の方が内容が濃いですが)
有名宝石店の社長が、ダリが大好きだから、同じひげをはやすって、そんな自由なことあり!?とちょっと突っ込みましたが、好きでもダリのようになれなかったところが切ないですね。
個人的には、誰も買わない伊勢志摩のおみやげ、真珠の女神がツボでした。
ちりばめられた謎が、最後まで分からずに、先が気になりさくさくと読み進めましたし、最後の謎解きで解き明かされる所は、納得感もありよかったです。
自分の決定に迷い、占いに行ったってのは、ちょっとがっかりかな。。。
そんな、描写にも感情移入してしまったところは、作者の手腕かなとうなりました。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
4041913012
No.13:
(5pt)

終盤までは超面白かった

今月に入って初めて有栖川作品を読むに至りましたが、探偵役の名前を見て
「あぁ、最近やってたドラマは有栖川作品だったのか」とか思った次第。
火村の本職が学者先生ということで、犀川創平を想起しないでもないんですが、
S&Mシリーズに較べて煩わしい恋愛要素もないしで、いいですね。
度が過ぎた天才でもないし、勿体ぶることもないし、作中人物の有栖川とのやりとりも軽妙で味がある。
今作で最も好きなのは「髭がわかんねぇんだよな…」ってやつ。

”終盤までは”と書いたのは、色恋の諍いのような?遺産を巡る争いのような?
動機のよく分からない事件に、もっと別の解決を求めていたからです。
「まぁ結局そうなっちゃったか」ってとこでしたが、”あの現場”が成立する過程はこれしかないですね。
その点は過不足なく書かれていたと思います。
この辺りで☆は4に固まりつつありましたが、ラストシーンが良かったので、1つオマケで!

相馬と鷲尾、それぞれの”あの夜”の行動エピソードの辺りは、どうしても必要ではないかもですが
それぞれに”人間の業”が込められていて、それなりに面白いパートでした。
作中の有栖川に、自己を投影しているかの如くな箇所も然り。

にしても、 が出てくる(商業)小説ってのは、
世界中探してもこの1冊だけでしょう。吃驚しましたわ。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
4041913012
No.12:
(4pt)

繭の中で作られていたものとは

「46番目の密室」に続いて読了。面白い。面白いじゃないか。特に突っ込みどころはないが他と比べてさほど個性もなくミステリーとして優等生すぎた「46番目の密室」に比べ、本作はあらゆる面でパワーアップしているのを感じた。
第一作目で自己紹介を終えたからと言うように今作ではより愛嬌あふれるやり取りをしている火村とアリス組、それに加えて肝心のトリックもなかなか複雑に入り組んでいて隙のない仕上がりになっており唸らされた。
進展し、新事実が明らかになっていくごとに今までの推理が根底から覆される。そんな小さなどんでん返しが作中いくつも仕掛けられていて「いったいどういう事件なんだ?」と読者を飽きさせずにラストまで引っ張っていく安定した筆力はさすがといったところ。
事件の真相が明かされた瞬間は登場人物と同じく「そんなまさか」と思いましたが、この作家はトリック以外の部分もしっかり書き込み説得力があるので、意外性のわりに無理やりな感じはゼロ。もの悲しいラストとなんともいえないやりきれなさが光る作品でした。
総括して☆4。第三作目も今から読むのが楽しみです。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
4041913012
No.11:
(5pt)

新婚シーンに挿絵欲しかった

火村英生シリーズは全て揃えてますが、なんかこれはもうコレクターズアイテムだなと思い購入しました。 ダリの繭、作品自体シリーズ内でも特に面白いのですが、一部ファンにはあの"新婚"なくだりが注目されるところだと思います。 挿絵も挿絵ですし。 そのある意味?大事なシーンに挿絵を入れないのはわかってないとしか。 でも☆5です、作品はとても面白いので挿絵でもドラマでも、気になった方は是非読んでいただきたいミステリです。
臨床犯罪学者・火村英生の推理 III  ダリの繭(上) (角川ビーンズ文庫)Amazon書評・レビュー:臨床犯罪学者・火村英生の推理 III ダリの繭(上) (角川ビーンズ文庫)より
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No.10:
(5pt)

複雑な展開が面白い。

少々意外な展開が面白かった。
大変良くできた長編推理小説だと思う。
臨床犯罪学者・火村英生の推理 III  ダリの繭(上) (角川ビーンズ文庫)Amazon書評・レビュー:臨床犯罪学者・火村英生の推理 III ダリの繭(上) (角川ビーンズ文庫)より
4041008700
No.9:
(5pt)

複雑なトリックが面白い。

少々意外な展開が面白かった。
大変良くできた長編推理小説だと思う。
臨床犯罪学者・火村英生の推理 III  ダリの繭(下) (角川ビーンズ文庫)Amazon書評・レビュー:臨床犯罪学者・火村英生の推理 III ダリの繭(下) (角川ビーンズ文庫)より
4041008999
No.8:
(4pt)

よかったです

期待通りの面白さで,さくさく読めました。挿絵は,自分のイメージと違うので,ないほうがよかった
臨床犯罪学者・火村英生の推理 III  ダリの繭(下) (角川ビーンズ文庫)Amazon書評・レビュー:臨床犯罪学者・火村英生の推理 III ダリの繭(下) (角川ビーンズ文庫)より
4041008999
No.7:
(4pt)

ダリをモチーフにしてもフランスではなく鳥羽の香り

ダリの繭というタイトルだが、特にサルバドールダリを扱っている訳ではなく、ダリに心酔するダリ髭の被害者を巡ってのいつもの火村シリーズの定番の展開。フランス臭ではなく三重県鳥羽の香りが漂ってくるかのようなタイトルのバタ臭さとは裏腹にドメスティックな雰囲気の作品である。
火村シリーズ長編としては標準以上の出来で最後まで飽きさせない。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
4041913012
No.6:
(5pt)

火村先生に惚れて……

すでに既読でしたが、カバーイラストに惚れて再度購入。犯人やトリックもすでに知っていますが、じっくり読みなおそうと思います。
臨床犯罪学者・火村英生の推理 III  ダリの繭(上) (角川ビーンズ文庫)Amazon書評・レビュー:臨床犯罪学者・火村英生の推理 III ダリの繭(上) (角川ビーンズ文庫)より
4041008700
No.5:
(4pt)

火村英生が苛まれる自分自身の繭

火村&有栖川コンビの二作目です。本書はタイトルが示す通りサルバドール・ダリの世界観をフィーチャーした物語に仕上がっています。
自称天才にして奇行で知られたこの画家の作品や、その赤裸々な私生活が作中にエロチックにしてグロテスク、いびつにして美しい雰囲気を
漂わせています。夢かうつつか判らない超現実的な世界観。。
さて、火村先生のフィールドワークになる肝心な事件の概要と言えば、、ダリを偏愛してやまない宝石店の社長が週末を利用してやってくる
別邸において自身愛用のフロートカプセル(人の体温と同じにして特殊な液により全身をぷかぷかと浮かべながら瞑想できる装置!)の中で
無残に事切れている状態で発見されるという不思議な現場。しかも何故か彼がダリを真似てたくわえていた自慢の髭が剃られていた(!?)。
本作品の魅力は動機解明が面白い所。ワンマンゆえに仕事上の怨恨を抱えていたいのか?二人とも母親が異なる弟との関係?男女の三角関係?
と被害者をとりまく人間関係が入り組んでいる。それを火村・有栖川コンビに加え樺田警部や野上刑事などの魅力的な人物が加わり、俗に
言う裏を取る作業に没頭していく訳ですね。序盤で重要な意味を持っていた人物が後半で簡単にまびかれてる所とかは多少竜頭蛇尾な感も
なきにしもあらずだが、全体的には最後まで犯人をさとらせず飽かせません。
それに加え、犯罪者を裁く法律自身のあり方に、犯罪被害者の責任の有無などを火村視点で鋭く講義するあたりも魅入るし、オタク文化などを
とりあげて語られる現代人それぞれの繭=現実逃避の定義も甚だ感銘する事間違いなしですね。
また終わり良ければすべて良しのアクロバットな締めくくり方も豪胆で好かったりする。。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
4041913012
No.4:
(4pt)

なかなか洒落ています

火村教授(作家アリス)シリーズ第2弾。前作と比較するとキャラクターの輪郭が整ってきており、犯罪心理学者をいいことに警察内部に入り込む火村とワトソン役である有栖川のコンビの推理が楽しい。物語はサルバドール・ダリの人間的な背景を重要視している。つまり女性を巡る物語であり、プロローグとエピローグに帰結させる展開は、どこか神秘的な匂いさえ感じさせる。また作家有栖川有栖の隣人である女性(と鳴かないカナリア)が登場するあたり、作者のユーモアも効いており洒落ているね。事件そのものも奇想天外で、フロートカプセルに浸かりたくなること必至。トリックに挑む火村が格好良いんだな、また。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
4041913012
No.3:
(4pt)

ダリの繭と私の繭

「繭」という名の 殻が
自分にとって何なのか
そして
それは その人の人生を
どれくらいの割合で占めるのか
大半だと言う人もいれば
必要ないという人もいる
私自身は後者のタイプなので
フロートカプセルに 篭る社長の習慣を
最初は馬鹿にして 読んでいた
しかし
他の登場人物の持つ「繭」を 見ていて
手段が違うだけで
そこ(繭)に 求めるものは
同じなのかもしれないと
気付かされた
つまり
自分が(本能に近い)自分らしくあれる場所が
繭なのではないか
それを意識した途端
繭の数はゼロに近いほど
少ないことを痛感した
どうやら私にも繭は必要だったようだ
あなたも自分の繭が 何なのか
探してみてください
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)Amazon書評・レビュー:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)より
4041913012

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