■スポンサードリンク
星籠の海星籠の海星籠の海星籠の海星籠の海星籠の海星籠の海星籠の海星籠の海
星籠の海
星籠の海
星籠の海
星籠の海
星籠の海
星籠の海
星籠の海
星籠の海
星籠の海
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
星籠の海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一言で言えばご都合主義に尽きる。 警察の全面協力体勢、偶然に発見される資料(おまけに登場人物が「見つかる時ってこんなものなんですよね!」と言い訳するから、体中がむず痒くなる)、時間が間に合わなくなるとどこからか現れるヘリコプターや高速艇、都合よく通りかかって情報を与えてくれる第三者。中学生が書けばこのような筋書きになるのでは。 会話の語尾にやたら音引きが多いのも苛々させる。若者言葉のつもりなのだろうか。警察にPCがあるかどうかを気にするのも不自然。この辺りは編集者が正してしかるべきではないか。 また、原発のことを批判したいがために登場させられている登場人物、その描き方(処理方法)も不愉快。 本来なら枝葉末節に過ぎない福山、鞘の歴史が延々と書かれているのは、著者がその昔に批判していた80年代トラベルミステリーそのもの。本筋に関係していなくはないが、9割の記述は無駄に紙数を増やしているに過ぎない。 肝心のミステリーは貧弱極まりなく、奇想天外なトリックや大掛かりなトリックが使われているわけでもない。かつて巨匠といわれた作家も老いてしまえば大風呂敷すら広げられなくなる現状。残念至極。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
装丁も凝っていて、上下巻という事もあり楽しみにしていました。レビューも良かったんで…。 私は島田さんの作品は好きで、特に猟奇的な事件やトリックをを御手洗さんが最後に一気に明かすという爽快感が気に入ってました。たとえいらないエピソードが長くても、読み終わった後には蘊蓄として残るし読後の達成感も伴い、損をした気分にはなりませんでした。しかしこの「星籠の海」は、まず女性の会話が軽い(言葉は悪いけどバカ)。「えー」「そうなんだー」「うそー」など、語尾を変に伸ばして話します。メインの30代半ばの女性も知識人のはずなのに言葉づかいはこんな感じ。変に御手洗に媚びてる感がイライラします。刑事も御手洗さんの意見(上からの紹介があったとしても身分は一般人ですよね)をやたらに聞くので頭が悪い印象。しかも殺人事件が関係しているのに「疲れた」とかやる気を感じません。 ネタばれになると思うので内容には触れられないのですが、御手洗さんがどうしてあの人物をそんなに重要視しているのかその辺が伝わってこないので緊張感がわかなかったです。 せっかく日本国内の事件で、面白そうな歴史の謎を扱い、最後には大がかりなトリックを見られると思っていたのに無駄なやり取りやエピソードが長く(中には重複してるエピソード)、一冊でまとめればよかったのにと思いました。 多分、月日が経ってもこの本は再読しないでしょう。御手洗さんの国内最後の事件なんですよね。期待が大きかった分、このイライラ感と落胆はきつかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻には帯がついてなかった。上下の応募券でプレゼントに応募できるのに。 本屋で買えばよかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
以前から、著者の作品は時代背景を軽視するものがあった。ただし、それが直接作品の瑕疵になってはいなかったり、許容範囲だったりということだった。 しかし、この作品はいけない。 作品中に登場するものや事柄が、とても1993年のものとは思えない。これは、時代背景の軽視ではなく無視だ。 しかも、それが作品中で重要なアイテムなのだ。 アレがなかったら、本作は成立しない。しかし、1993年当時ではアレとアレは非常に特殊なもので、とても一般的ではなかった。もちろん、本作中のような活用はとてもムリというものだ。 つまり、本作は1993年の事件としては成り立たない、というわけだ。せめて1995年か1996年ならまだしもなのだが、それでもちょっとね。 こういう詰めをおろそかにするあたり、島田御大も衰えたと感じる。デビュー作からのファンとしては、少々哀しいね。書庫の「占星術殺人事件」の袋とじが泣いてるぜ。 「Classical Fantasy Within」の続編もなかなか刊行されないし、あれも広げた風呂敷のたたみ方に苦労しているんだろうね。ネタはバレバレだからね。 「写楽」のような打ち上げ花火が書けるんだから、著者にはもうちょっと頑張ってほしいという意味で、本作は星ひとつという厳しい採点だ。 ところで、この瑕疵って編集者が当然気づいていいはずのことなんだけど、上巻が雑誌連載中に誰も気づかなかったのかいな。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!