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パンチとジュディ
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【この小説が収録されている参考書籍】
パンチとジュディの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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カーター・ディクスン名義で1937年に発表されたミステリ。『パンチとジュディ』とは、イギリスの滑稽な人形劇のこと。そんなドタバタが繰り広げられる内容ですよ、というような意味だろう。元英国情報部の青年が、結婚式前日にヘンリー・メリヴェール卿に呼び出され、文字通りドタバタ劇を演ずるという物語だ。 ところで、カーという作家の市場がそれなりに活況を呈しているのは、今日、世界広しといえども日本だけではないだろうか。それは、ガラパゴス化ともいうべき独自の発展を遂げた日本の本格ミステリ界において、カーがひとつの祖として崇められているからだと思う。 しかしミステリがエンタテインメント作品である以上、いくら古典であろうが、話が時代を超えた面白さを持ち得ているかどうか、は大事だ。そういう意味では、残念ながら本作はおしなべて退屈だった。それでも★3つとしたのは、ラストの落ちがなかなか洒落ているからである。 | ||||
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一角獣(1935)の続編なので、そっちを先に読んだ方が良いかも。当時の国際情勢を反映したようなスパイ・スリラーかと思ったら不運なスコットランド人ケンが酷い目にあう冒険ドタバタ劇。結構起伏に富んでいて楽しい読書でした。ネタには皆さんガッカリされているようですがJDC/CDとしては上手く扱っている方だと思います。 原文が手に入らなかったので調査が全く行き届いていませんがトリヴィアです。 p170 そしてメクリン教会の塔から半の時鉦が鳴り渡った/そしてジョリスが沈黙を破った、『まだ時間はある!』: And from Mecheln church-steeple we heard the half-chime,/So, Joris broke silence with, ‘Yet there is time!'’ “How They Brought the Good News from Ghent to Aix”, a poem by Robert Browning(Dramatic Romances and Lyrics 1845) p174 アンニイ ローリイ: Annie Laurie 詞William Douglas 曲Alicia Scott(1834/5) The song is also known as "Maxwelton Braes". p201 『オイ、気取り屋』H.M.は引用した。: 何の引用か不明。 | ||||
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この頃はやっていた通俗的スパイスリラーにミステリを味付けしたもの相変わらずメリヴェール卿のどぎつい冗談には辟易としますし犯罪もかなり無理があるような気がしますがそこは、この作品はエンターテイメント性を狙ったものと思えばあっという間に読み進めることができます | ||||
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