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パンチとジュディ
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【この小説が収録されている参考書籍】
パンチとジュディの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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確かに今までの作者の作品とは多少違う。ドタバタものってかんじかな | ||||
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スパイものという異色の設定が 狂気さで見事に つぶされてしまっている作品。 しかもせっかく結婚式を控えている ケンはなんとも災難ですな。 ただし、そのぶん事件の犯人は ところどころに犯人に関するヒントは 出されているものの、 そこにはピントが合わないようにされていて 特定そのものが難しいです。 犯人の傾向はやはり 「カー的」なものがあります。 ふっと出てきて一撃という具合にね。 最後に犯人投票があって ちょっと珍しい作品でした。 狂気がぐっと減っていれば 評価は上がったでしょうに。 | ||||
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前作『一角獣の殺人』に続き、ケン(ケンウッド・ブレイク)のドタバタ冒険譚で、そのドタバタぶりは前作にさらに輪をかけている。 前作で結ばれたイヴリンとの結婚式前夜、無理やりH・M卿に呼び出されたケンは、元ドイツ・スパイのホウゲアナの屋敷を捜索するよう命じられる。 屋敷に向かう途中、車泥棒で逮捕され、脱出して警官たちに追われながらも屋敷に入り込むとそこで死体を発見、さらに逃走すると今度はブリストルのホテルに向かうよう命ぜられ、またまたそこで死体に遭遇するという始末。 普通なら主人公がどんどん窮地に陥っていくサスペンス・ミステリー仕立ての話となるところなのだが、本書ではケンが窮地に陥るたびに思わずニヤリとしてしまう。とくにラストのオチは、ミステリー作品の中では最高ではないかと思う。 推理作品としては、この人物が犯人かなと何度となく疑いはするものの、最後まで推理の糸口がつかめなかった。H・M卿に説明されて一応はなるほどと思いはするが、ちょっとその手がかりは明瞭とはいいがたいように思う。 推理作品としてよりも、ケンのドタバタぶりを楽しみたい作品である。 なお、タイトルの「パンチとジュディ」とは、ケンのドタバタぶりをマザー・グースの唄の歌詞に沿って演じられる人形劇に例えたものである。 パンチとジュディ パイをとりっこ パンチはジュディの おめめにいっぱつ パンチがいわく もひとついかが ジュディはいわく もうたくさん (訳:谷川俊太郎) イギリスではすごく人気のある人形劇で、毎年10月最初の日曜にロンドンのコベントガーデンで「パンチとジュディ・フェスティバル」が開かれ、20数点の「パンチとジュディ」の人形劇が催されると鷲津名都江(元・小鳩くるみ)著『マザー・グースをたずねて』(筑摩書房)に写真付きで紹介されている。 | ||||
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