囁く影

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囁く影の評価:

4.59/5点 レビュー 17件。 D ランク

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平均点4.59pt

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全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(5pt)

闇の中で囁くもの

パリ郊外の川岸に聳える古塔の頂上で、土地の富豪が仕込み杖で刺殺された。

現場が密室状況であったため、世間では吸血鬼の仕業と噂され、被害者の息子
の婚約者フェイが吸血鬼で、殺人犯ではないか、という容疑がかかるが、最終的
には、自殺として処理された。

それから数年後、事件の話を聞き、興味を持った歴史学者マイルズのもとに、
図書整理の司書として、なんと事件の渦中の人であったフェイがやって来る。

不穏な雰囲気が高まるなか、ついにマイルズの妹マリオンが
深夜、自室で何者かに襲われ、瀕死の状態に陥ってしまう。

何かが“ささやく”と呟きながら……。

ミステリアスなヒロインを軸に、過去と現在の事件を交錯させ、
思いもかけない真相を描き出す1940年代後半のカーの傑作。

本作では、過去と現在にそれぞれ一件ずつ事件が起きます。

密室状況にあった塔の頂上での殺人事件にかんしては、犯人と被害者の人間関係に
着目する必要があるのですが、現場のロケーションを活かしたあるモノの巧妙な処理も
見逃せません。

一方、現在の事件では、冷徹な犯行方法や、犯人も想定してなかったアクシデントなどに
加え、 フェイがマイルズのもとに来たことで、マリオンの命 が狙われたという因果関係を
強調し、フェイの“魔性”を読者に印象付ける、カーの巧みな演出が目を引きます。

また、フェイとともに、過去と現在の事件双方に関わる、リゴー教授という人物が、
オカルトに基づく推理を展開し、フェイへの疑惑を増幅させているのもうまいです。

本作の謎は、すべて余りを出すことなく、きれいに割り切れてしまうため、
物足りなく感じる向きもあるかもしれませんが、カーが苦手な人にも安心
してオススメできる、スマートな作品だと思いました。
囁く影 (1981年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 囁く影 (1981年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J7XFHO
No.5
(5pt)

一九四〇年代後半のカーの最高傑作

パリ郊外の川岸に聳える古塔の頂上で、土地の富豪が仕込み杖で刺殺された。
現場が密室状況であったため、世間では吸血鬼の仕業と噂され、被害者の息子
の婚約者フェイが吸血鬼で、殺人犯ではないか、という容疑がかかるが、最終的
には、自殺として処理された。
それから数年後、事件の話を聞き、興味を持った歴史学者マイルズのもとに、
図書整理の司書として、なんと事件の渦中の人であったフェイがやって来る。
不穏な雰囲気が高まるなか、ついにマイルズの妹マリオンが
深夜、自室で何者かに襲われ、瀕死の状態に陥ってしまう。
何かが“ささやく”と呟きながら……。
ミステリアスなヒロインを軸に、過去と現在の事件を交錯させ、
思いもかけない真相を描き出す1940年代後半のカーの傑作。
本作では、過去と現在にそれぞれ一件ずつ事件が起きます。
密室状況にあった塔の頂上での殺人事件にかんしては、犯人と被害者の人間関係に
着目する必要があるのですが、現場のロケーションを活かしたあるモノの巧妙な処理も
見逃せません。
一方、現在の事件では、冷徹な犯行方法や、犯人も想定してなかったアクシデントなどに
加え、 フェイがマイルズのもとに来たことで、マリオンの命 が狙われたという因果関係を
強調し、フェイの“魔性”を読者に印象付ける、カーの巧みな演出が目を引きます。
また、フェイとともに、過去と現在の事件双方に関わる、リゴー教授という人物が、
オカルトに基づく推理を展開し、フェイへの疑惑を増幅させているのもうまいです。
本作の謎は、すべて余りを出すことなく、きれいに割り切れてしまうため、
物足りなく感じる向きもあるかもしれませんが、カーが苦手な人にも安心
してオススメできる、スマートな作品だと思いました。
囁く影 (1956年) (世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 囁く影 (1956年) (世界探偵小説全集)より
B000JB01J0
No.4
(5pt)

パリの古塔、霧のロンドンに跳梁する吸血鬼!?

パリ郊外の川岸に聳える古塔の頂上で、土地の富豪が仕込み杖で刺殺された。
現場が密室状況であったため、世間では吸血鬼の仕業と噂され、被害者の息子
の婚約者フェイが吸血鬼で、殺人犯ではないか、という容疑がかかるが、最終的
には、自殺として処理された。
それから数年後、事件の話を聞き、興味を持った歴史学者マイルズのもとに、
図書整理の司書として、なんと事件の渦中の人であったフェイがやって来る。
不穏な雰囲気が高まるなか、ついにマイルズの妹マリオンが
深夜、自室で何者かに襲われ、瀕死の状態に陥ってしまう。
何かが“ささやく”と呟きながら……。
ミステリアスなヒロインを軸に、過去と現在の事件を交錯させ、
思いもかけない真相を描き出す1940年代後半のカーの傑作。
本作では、過去と現在にそれぞれ一件ずつ事件が起きます。
密室状況にあった塔の頂上での殺人事件にかんしては、犯人と被害者の人間関係に
着目する必要があるのですが、現場のロケーションを活かしたあるモノの巧妙な処理も
見逃せません。
一方、現在の事件では、冷徹な犯行方法や、犯人も想定してなかったアクシデントなどに
加え、 フェイがマイルズのもとに来たことで、マリオンの命 が狙われたという因果関係を
強調し、フェイの“魔性”を読者に印象付ける、カーの巧みな演出が目を引きます。
また、フェイとともに、過去と現在の事件双方に関わる、リゴー教授という人物が、
オカルトに基づく推理を展開し、フェイへの疑惑を増幅させているのもうまいです。
本作の謎は、すべて余りを出すことなく、きれいに割り切れてしまうため、
物足りなく感じる向きもあるかもしれませんが、カーが苦手な人にも安心
してオススメできる、スマートな作品だと思いました。
囁く影 (1981年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 囁く影 (1981年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J7XFHO
No.3
(5pt)

闇の中で囁くもの

パリ郊外の川岸に聳える古塔の頂上で、土地の富豪が仕込み杖で刺殺された。
現場が密室状況であったため、世間では吸血鬼の仕業と噂され、被害者の息子
の婚約者フェイが吸血鬼で、殺人犯ではないか、という容疑がかかるが、最終的
には、自殺として処理された。
それから数年後、事件の話を聞き、興味を持った歴史学者マイルズのもとに、
図書整理の司書として、なんと事件の渦中の人であったフェイがやって来る。
不穏な雰囲気が高まるなか、ついにマイルズの妹マリオンが
深夜、自室で何者かに襲われ、瀕死の状態に陥ってしまう。
何かが“ささやく”と呟きながら……。
ミステリアスなヒロインを軸に、過去と現在の事件を交錯させ、
思いもかけない真相を描き出す1940年代後半のカーの傑作。
本作では、過去と現在にそれぞれ一件ずつ事件が起きます。
密室状況にあった塔の頂上での殺人事件にかんしては、犯人と被害者の人間関係に
着目する必要があるのですが、現場のロケーションを活かしたあるモノの巧妙な処理も
見逃せません。
一方、現在の事件では、冷徹な犯行方法や、犯人も想定してなかったアクシデントなどに
加え、 フェイがマイルズのもとに来たことで、マリオンの命 が狙われたという因果関係を
強調し、フェイの“魔性”を読者に印象付ける、カーの巧みな演出が目を引きます。
また、フェイとともに、過去と現在の事件双方に関わる、リゴー教授という人物が、
オカルトに基づく推理を展開し、フェイへの疑惑を増幅させているのもうまいです。
本作の謎は、すべて余りを出すことなく、きれいに割り切れてしまうため、
物足りなく感じる向きもあるかもしれませんが、カーが苦手な人にも安心
してオススメできる、スマートな作品だと思いました。
囁く影 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-8) Amazon書評・レビュー: 囁く影 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-8)より
4150703582
No.2
(4pt)

怪奇ムードでは1,2位を争う作品

 ムードでは私的にカーの作品中NО.1だと思います。数年前のパリ郊外で起きた殺人事件。だれもいないはずの古塔の頂上で男の刺殺死体が発見される。警察は自殺と断定したが、世間は吸血鬼が空高く舞い降りてきて、男を切り裂いたのだと噂した。 そして今、件の事件を調査していた歴史学者の妹が恐怖のあまりに瀕死状態に陥った。何かが”囁く”呟きながら。しかもそこには数年前の事件、吸血鬼と呼ばれ、被害者の嫁となるはずだった女性がいた! 簡単に言うとこういう話です。巨匠得意の不可能犯罪もあり、かつてない殺害方法を生み出していますが、仰天するようなトリックがあるかというと、悪くもありませんが解決にそういった目立つ点はありません。 しかし、とにかく雰囲気はかつてないほどの高みに達しており、その点、珍しくカーのストーリーテラーとしての腕前を堪能できます。
囁く影 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-8) Amazon書評・レビュー: 囁く影 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-8)より
4150703582
No.1
(4pt)

影が囁く・・・

カーはタイトルの語感が気に入ると何度も使い回しをしたがる傾向があります「囁く影」「引き潮の魔女」「ヴァンパイアの塔」といったところは何度も作品のタイトルに使われていますで、これは「囁く影」の長篇長らく重刷未定になっていてファンを嘆かせていましたが現在は手に入れやすくなっています吸血鬼伝説が蔓延る中、尖塔の上で殺人が現場には犯人の人影はなく被害者が昇った後、おりてきた者もいないどうやったんでしょうね?
囁く影 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-8) Amazon書評・レビュー: 囁く影 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-8)より
4150703582