緑のカプセルの謎

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緑のカプセルの謎の評価:

4.30/5点 レビュー 23件。 B ランク

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平均点4.30pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 21〜31 2/2ページ
No.11
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

フェル博士の毒殺談義を含む心理学的推理小説

村の菓子屋で、何者かがチョコレートを毒入りのものと
すり替え、子ども達が犠牲になるという事件が起きた。
村の荘園主マーカスの姪に容疑が掛けられるが、決定的な証拠はない。
そんななか、犯罪研究を道楽としていたマーカスは、毒殺事件の
トリックを見破ったと称し、家族や友人達の前で、公開実験を行う。
しかし、その実験のさなか、顔を隠した男が、突如闖入し、マーカスを毒殺してしまう。
実験の参加者には、それぞれ強固なアリバイがあり、誰にも犯行は不可能に思えたが……。
最初の事件は、奇術的ギミックが用いられただけの単純なものですが、“毒殺の実演”
という前代未聞の犯罪が行われた第二の事件には、読者を錯覚に誘う罠が二重三重に
張り巡らされており、カーの本気度が伝わってきます。
さて、第二の事件のポイントは、大きく二つ。
一つ目は、公開実験自体に、参加者を騙す罠が仕掛けられていること。
そのため、参加者の証言に食い違いが生まれるだけでなく、どこまでが
実験で用意されたトリックで、どこからが犯人が仕掛けたトリックなのか
判然とせず、見極めるのが困難な状況設定がなされています。
そして二つ目は、実験が「シネ・カメラ」で撮影されていたこと。
当初、それで記録されたフィルムさえ見れば、犯人がわかると考えられましたが、
じつはその映像にも、実験と犯人の、二重のトリックが仕掛けられているのです。
ワンシュチュエーションの謎解きに特化し、ストーリーの起伏に乏しい本作は、
けれん味たっぷりの他のカー作品に比べ、地味な印象は否めませんが、世間
に流布したカーのイメージを覆し、技巧派としての側面を窺わせる、傑作です。
緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9)) Amazon書評・レビュー: 緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9))より
4488118097
No.10
(4pt)

目に見えない殺人者

カーの作品の中ではオカルティズムが出て来ない、毒殺がメインテーマになっている点で異色作。衆人環視の中で「緑のカプセル」によって演者が毒殺される。誰がどうやって毒を運んだのか ? 不可能犯罪性は健在である。

作品中で「密室講義」ならぬ「毒殺講義」が出て来るのもカーの稚気が感じられ、微笑ましい。冒頭で述べたようにオカルティズムが出て来ないで、スッキリとした進行なので読み易いと言える。解決も合理的で、カー・マニアならずとも楽しめる中期の傑作。
緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9)) Amazon書評・レビュー: 緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9))より
4488118097
No.9
(4pt)

目に見えない殺人者

カーの作品の中ではオカルティズムが出て来ない、毒殺がメインテーマになっている点で異色作。衆人環視の中で「緑のカプセル」によって演者が毒殺される。誰がどうやって毒を運んだのか ? 不可能犯罪性は健在である。

作品中で「密室講義」ならぬ「毒殺講義」が出て来るのもカーの稚気が感じられ、微笑ましい。冒頭で述べたようにオカルティズムが出て来ないで、スッキリとした進行なので読み易いと言える。解決も合理的で、カー・マニアならずとも楽しめる中期の傑作。
緑のカプセルの謎 (1961年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 緑のカプセルの謎 (1961年) (創元推理文庫)より
B000JANKIU
No.8
(5pt)

カー作品のなかでもバランスのとれた名作

ディクスン・カーは、実に不思議な魅力を持ったミステリ作家です。
「よくまあ、こんなトリック思いついて、しかもそれを作品に書いてしまったもんだ」という茶目っ気というか、おもしろ真面目のような心意気。
「読者の皆さん、どうです、びっくりしたでしょう?」という、読み手を何とかしてだまくらかし、引っかけてやろうというミステリ・スピリット。
さり気なく作品の中に置いた伏線の妙。
H・M(ヘンリー・メリヴェール)がしばしばやってのけるドタバタ、ファース的なユーモア。ドワッハッハのこりゃたまげたね、まいったねシーン。
そして、読み手を話の中に引き入れるリーダビリティー。わくわく、ぞくぞくさせられるストーリーテリングの冴え。読ませ巧者の名人芸。
ほんとにまあ、実に魅力的で心打たれるミステリマインドを持った作家だったなあと、にこにこしてしまいます。
そんなカーの、「こりゃ上手いやねぇ」と堪能させられるミステリがこれ、『緑のカプセルの謎』。フェル博士ものの作品。トリックといい、伏線といい、リーダビリティーといい、バランスのとれた仕上がりになっていて、読みごたえは十分。
「ミステリは大好き。でも、カーの作品はどうもアクが強くてアホくさくて、いまいち馴染めない」という方にお薦めしたい作品です。
本書を読んで「へえっ。カーのミステリ、なかなかいけるじゃない」と思ったら、ぜひ、名作『火刑法廷』や『囁く影』なんかも読んでみてください。
緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9)) Amazon書評・レビュー: 緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9))より
4488118097
No.7
(5pt)

カー作品のなかでもバランスのとれた名作

ディクスン・カーは、実に不思議な魅力を持ったミステリ作家です。
「よくまあ、こんなトリック思いついて、しかもそれを作品に書いてしまったもんだ」という茶目っ気というか、おもしろ真面目のような心意気。
「読者の皆さん、どうです、びっくりしたでしょう?」という、読み手を何とかしてだまくらかし、引っかけてやろうというミステリ・スピリット。
さり気なく作品の中に置いた伏線の妙。
H・M(ヘンリー・メリヴェール)がしばしばやってのけるドタバタ、ファース的なユーモア。ドワッハッハのこりゃたまげたね、まいったねシーン。
そして、読み手を話の中に引き入れるリーダビリティー。わくわく、ぞくぞくさせられるストーリーテリングの冴え。読ませ巧者の名人芸。
ほんとにまあ、実に魅力的で心打たれるミステリマインドを持った作家だったなあと、にこにこしてしまいます。
そんなカーの、「こりゃ上手いやねぇ」と堪能させられるミステリがこれ、『緑のカプセルの謎』。フェル博士ものの作品。トリックといい、伏線といい、リーダビリティーといい、バランスのとれた仕上がりになっていて、読みごたえは十分。
「ミステリは大好き。でも、カーの作品はどうもアクが強くてアホくさくて、いまいち馴染めない」という方にお薦めしたい作品です。
本書を読んで「へえっ。カーのミステリ、なかなかいけるじゃない」と思ったら、ぜひ、名作『火刑法廷』や『囁く影』なんかも読んでみてください。
緑のカプセルの謎 (1961年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 緑のカプセルの謎 (1961年) (創元推理文庫)より
B000JANKIU
No.6
(4pt)

シンプルな毒殺事件

素人探偵が毒殺実演をしている最中に
あろうことか本当の毒を飲まされて頓死した
衆人環視の中どこで毒にすりかわったのか?
解決はすばらしくシンプルでカーの常に唱えている
目でちゃんと見ていても
心理作用によって事実と全く違うものが見えてしまう
という事象を説明しています
緑のカプセルの謎 (1961年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 緑のカプセルの謎 (1961年) (創元推理文庫)より
B000JANKIU
No.5
(4pt)

シンプルな毒殺事件

素人探偵が毒殺実演をしている最中にあろうことか本当の毒を飲まされて頓死した衆人環視の中どこで毒にすりかわったのか?解決はすばらしくシンプルでカーの常に唱えている目でちゃんと見ていても心理作用によって事実と全く違うものが見えてしまうという事象を説明しています
緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9)) Amazon書評・レビュー: 緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9))より
4488118097
No.4
(4pt)

黒いサングラス

誰もが自分の目ではっきりと見ていながら
先入観が災いして
事件を感じることができない
目に黒いサングラスをつけて見ているようなものだ
という事件
毒殺講義もあり
緑のカプセルの謎 (1961年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 緑のカプセルの謎 (1961年) (創元推理文庫)より
B000JANKIU
No.3
(4pt)

黒いサングラス

誰もが自分の目ではっきりと見ていながら先入観が災いして事件を感じることができない目に黒いサングラスをつけて見ているようなものだという事件毒殺講義もあり
緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9)) Amazon書評・レビュー: 緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9))より
4488118097
No.2
(3pt)

読みやすい

読みやすさでは、「皇帝のかぎ煙草入れ」などと並んで、カー作品の中で最高のものの一つ。かなりシンプルな事件を、丹念に描いていく。当然、その過程で様々な仮説と反証がなされていく。ウェルメイド作品だが、やや地味。
緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9)) Amazon書評・レビュー: 緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9))より
4488118097
No.1
(3pt)

読みやすい

読みやすさでは、「皇帝のかぎ煙草入れ」などと並んで、カー作品の中で最高のものの一つ。かなりシンプルな事件を、丹念に描いていく。当然、その過程で様々な仮説と反証がなされていく。ウェルメイド作品だが、やや地味。
緑のカプセルの謎 (1961年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 緑のカプセルの謎 (1961年) (創元推理文庫)より
B000JANKIU