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鏡は横にひび割れて
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【この小説が収録されている参考書籍】
鏡は横にひび割れての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 41~59 3/3ページ
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クリスティーのなかでは、世評では中の上のトリック(ミスディレクションぶりや、物語構造)だろうが、映画『クリスタル殺人事件』の豪華配役(ロック・ハドソン、リズ・テイラー、アンジェラ・ランズベリー、トニー・カーチス、ジェラルディン・チャップリン、エドワード・フォックス)を想起しつつ読めば、楽しさは三倍。 かつ、どの幻の日本語吹替版(広川太一郎や高橋和枝さんら、亡くなった方もいる)を見ていると、さらにその倍たのしめるだろう。 個人的には、「視点」をどうしぼるか切り替えるかで光景が変わるという好きなタイプのミステリーで、傑作『葬儀を終えて』と同種のサプライズもあった。 戦後イギリスの田園に戦後都市文化や「アメリカ」がやってきている、という風俗小説の文脈でも読める。 | ||||
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クリスティーのなかでは、世評では中の上のトリック(ミスディレクションぶりや、物語構造)だろうが、映画『クリスタル殺人事件』の豪華配役(ロック・ハドソン、リズ・テイラー、アンジェラ・ランズベリー、トニー・カーチス、ジェラルディン・チャップリン、エドワード・フォックス)を想起しつつ読めば、楽しさは三倍。 かつ、その幻の日本語吹替版(広川太一郎や高橋和枝さんら、亡くなった方もいる)を見ていると、さらにその倍たのしめるだろう。 個人的には、「視点」をどうしぼるか切り替えるかで光景が変わるという好きなタイプのミステリーで、傑作『葬儀を終えて』と同種のサプライズもあった。 戦後イギリスの田園に戦後都市文化や「アメリカ」がやってきている、という風俗小説の文脈でも読める。 | ||||
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ミス マープルものでは、最も重い話題を扱っている。 最終結末は想像だにしなかった。 アガサクリスティらしい犯人に至る道筋。 ミスマープルらしい人間性に訴えた論理展開。 どれをとっても、一流の作品である。 イギリスの古い文化を楽しむのも本シリーズの利点だと思う。 「クリスタル殺人事件」として映画化された | ||||
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ミス マープルものでは、最も重い話題を扱っている。 最終結末は想像だにしなかった。 アガサクリスティらしい犯人に至る道筋。 ミスマープルらしい人間性に訴えた論理展開。 どれをとっても、一流の作品である。 イギリスの古い文化を楽しむのも本シリーズの利点だと思う。 「クリスタル殺人事件」として映画化された | ||||
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ミス マープルものは、イギリスの文化、風土とを知るのによい。 ミス マープルものでは、最も重い話題を扱っている。 最終結末は想像だにしなかった。 アガサクリスティらしい犯人に至る道筋。 ミスマープルらしい人間性に訴えた論理展開。 どれをとっても、一流の作品である。 イギリスの古い文化を楽しむのも本シリーズの利点だと思う。 「クリスタル殺人事件」として映画化された 本書、「鏡は横にひび割れて」は、古風なイギリスだけでなく、アメリカ文化が入ってきたイギリスの混沌とした状況を指し示しているかもしれません。 | ||||
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かつて「クリスタル殺人事件」として映画化された作品です。 タイトルは、この物語の中にも何度も登場するキーワードとなるテニスンの「レディ・オブ・シャロット」の一節で、「「ああ、呪いがわが身に」と、シャロット姫は叫べり。」と続きます。命運が尽きたという言葉です。物語は、野戦病院協会の慈善パーティで起こります。一人の女性が毒薬で殺されます。しかし、それはグラスの酒を溢したために、他の女性から受け取ったものでした。その女性が、大女優ということで、この女優を狙った殺人事件だろうと大騒ぎになります。更に、この女優のかつての夫や養子が来ていた事も解り、謎が深まってゆきます。 全体的に、非常に雰囲気のある作品です。従って、女性に非常に人気があるというのも良く解ります。特に、殺人の動機が女性独自の感性にヒットするものであるだけに、女性の関心が高いのも当然でしょう。 ミス・マープルは、非常に行動を制限された状態での登場ですが、最後に来て、これではいけないと思いを新たにします。この後も、4編の長編が書かれていますが、読者としてはほっとするところです。 | ||||
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かつて「クリスタル殺人事件」として映画化された作品です。 タイトルは、この物語の中にも何度も登場するキーワードとなるテニスンの「レディ・オブ・シャロット」の一節で、「「ああ、呪いがわが身に」と、シャロット姫は叫べり。」と続きます。命運が尽きたという言葉です。 物語は、野戦病院協会の慈善パーティで起こります。一人の女性が毒薬で殺されます。しかし、それはグラスの酒を溢したために、他の女性から受け取ったものでした。その女性が、大女優ということで、この女優を狙った殺人事件だろうと大騒ぎになります。更に、この女優のかつての夫や養子が来ていた事も解り、謎が深まってゆきます。 全体的に、非常に雰囲気のある作品です。従って、女性に非常に人気があるというのも良く解ります。特に、殺人の動機が女性独自の感性にヒットするものであるだけに、女性の関心が高いのも当然でしょう。 ミス・マープルは、非常に行動を制限された状態での登場ですが、最後に来て、これではいけないと思いを新たにします。この後も、4編の長編が書かれていますが、読者としてはほっとするところです。 | ||||
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ミスマープルの親友の家が、売りにだされます。なつかしの、書斎の死体の、ゴシントンホールが。 住人がかわり、開かれたパーティーで、事件が起こります。 鏡は横にひび割れぬ。 割れた鏡は、もとにはもどらない。 過ぎた年月にかわった村の様子とともに、殺人事件を、お楽しみください。 年をとっても、やっぱり、ミスマープルは健在ですから・・・。 | ||||
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ミスマープルの親友の家が、売りにだされます。なつかしの、書斎の死体の、ゴシントンホールが。 住人がかわり、開かれたパーティーで、事件が起こります。 鏡は横にひび割れぬ。 割れた鏡は、もとにはもどらない。 過ぎた年月にかわった村の様子とともに、殺人事件を、お楽しみください。 年をとっても、やっぱり、ミスマープルは健在ですから・・・。 | ||||
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お馴染みのセント・メアリ・ミード村もこの作品ではだいぶ様変わりしています。スーパーができ、新興住宅街ができ、マープルも少し年をとってしまった感じです。冒頭ではマープルがつまづいて転んでしまったり。ちょっと複雑な気持ちで読み進むと…何と! こんなに意外でこんなに悲しい動機を私は他に知りません。 | ||||
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お馴染みのセント・メアリ・ミード村もこの作品ではだいぶ様変わりしています。スーパーができ、新興住宅街ができ、マープルも少し年をとってしまった感じです。冒頭ではマープルがつまづいて転んでしまったり。ちょっと複雑な気持ちで読み進むと…何と! こんなに意外でこんなに悲しい動機を私は他に知りません。 | ||||
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ますます高齢のミスマープル。甥のレイモンドに看護婦兼家政婦まで付けられてしまって少々欲求不満気味。 家政婦の隙を見つけて抜け出したはいいものの、近年目覚しく立ち並んだ新興住宅街で転んでしまって…。 と、とってもかわいいミスマープルです。 マープルだけではなく、これまでの「火曜クラブ」や「予告殺人」などでおなじみの人物も次々と登場して微笑ましい気持ちになれます。 なので、他の作品を読んでから、これを読むことをオススメします。 推理はなかなか難易度が高く、テニスンのシャロット姫の散文を主題に引き出し、謎めいた場の空気を生み出しています。 「織物はとびちり、ひろがれり。鏡は横にひび割れぬ。」 引用の仕方も効果的で、ぴりっとミステリーの筋を通しています。 推理も楽しめるし、マープル懐古談も楽しめてお徳な感じです。 | ||||
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ますます高齢のミスマープル。甥のレイモンドに看護婦兼家政婦まで付けられてしまって少々欲求不満気味。家政婦の隙を見つけて抜け出したはいいものの、近年目覚しく立ち並んだ新興住宅街で転んでしまって…。と、とってもかわいいミスマープルです。マープルだけではなく、これまでの「火曜クラブ」や「予告殺人」などでおなじみの人物も次々と登場して微笑ましい気持ちになれます。なので、他の作品を読んでから、これを読むことをオススメします。推理はなかなか難易度が高く、テニスンのシャロット姫の散文を主題に引き出し、謎めいた場の空気を生み出しています。「織物はとびちり、ひろがれり。鏡は横にひび割れぬ。」引用の仕方も効果的で、ぴりっとミステリーの筋を通しています。推理も楽しめるし、マープル懐古談も楽しめてお徳な感じです。 | ||||
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マープルよりもポワロをよく読んでいました。私にとっては、マープルものは大人しすぎて、事件が起こるまで少し退屈なのです。ですが、この作品はマープルの観察眼と知識が存分に発揮されたお話だと思います。この話でマープルが好きになりました。読みどころは殺人の動機です。こんなに感心させられた動機はいままでにありません。心地よいむなしさがただよいます。ぜひ、読んでみてください。 | ||||
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マープルよりもポワロをよく読んでいました。 私にとっては、マープルものは大人しすぎて、事件が起こるまで少し退屈なのです。 ですが、この作品はマープルの観察眼と知識が存分に発揮されたお話だと思います。 この話でマープルが好きになりました。 読みどころは殺人の動機です。 こんなに感心させられた動機はいままでにありません。 心地よいむなしさがただよいます。 ぜひ、読んでみてください。 | ||||
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ミス・マープルものの中でも華やかな作品。セント・メアリ・ミード村の豪壮なゴシントン・ホールに有名女優が引っ越してくる。ところが、パーティの最中に殺人が・・・女優同士の張り合いなど芸能界の裏話的要素も面白いが、この作品では何と言っても動機がピカイチだ。これは、恐らく女性にしか思いつけない動機ではないだろうか。思わずうなってしまった。 | ||||
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ミス・マープルものの中でも華やかな作品。セント・メアリ・ミード村の豪壮なゴシントン・ホールに有名女優が引っ越してくる。ところが、パーティの最中に殺人が・・・ 女優同士の張り合いなど芸能界の裏話的要素も面白いが、この作品では何と言っても動機がピカイチだ。これは、恐らく女性にしか思いつけない動機ではないだろうか。思わずうなってしまった。 | ||||
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マープルお婆さんが、殺人事件の裏を探る人気シリーズ。 アガサ作品は、情景描写はそれほど細かくないけれど、 セリフなどからの人物のつくりこみがものすごく巧妙。 魅力的な登場人物のつくりかた、その引き立て役にまわる ヘッポコのつくりかたが、それぞれものすごう巧いんです。 そこにアガサ作品の魅力を感じてる私にとって、 この「鏡は横にひび割れて」はアガサ作品の中で 一番おもしろいと感じた作品です。 おそらく、「マープル」シリーズの中でもっともクセのある人物と、 もっとも美しい人物が登場する作品なのではないでしょうか。 人間の感情が織りなすサスペンスの妙が楽しめる傑作です。 | ||||
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マープルお婆さんが、殺人事件の裏を探る人気シリーズ。アガサ作品は、情景描写はそれほど細かくないけれど、セリフなどからの人物のつくりこみがものすごく巧妙。魅力的な登場人物のつくりかた、その引き立て役にまわるヘッポコのつくりかたが、それぞれものすごう巧いんです。そこにアガサ作品の魅力を感じてる私にとって、この「鏡は横にひび割れて」はアガサ作品の中で一番おもしろいと感じた作品です。おそらく、「マープル」シリーズの中でもっともクセのある人物と、もっとも美しい人物が登場する作品なのではないでしょうか。人間の感情が織りなすサスペンスの妙が楽しめる傑作です。 | ||||
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