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ABC殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
ABC殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 41~60 3/4ページ
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ポアロ第11長編。とても有名な作品ですね。 ミッシング・リンクものの代表格で、 スタンダードな雰囲気。 最初から最後まで無駄がない作品。 結末へ一本道が続いてるはずなんだけど、 読者にはゴールが全く持って見えてこない。 そこが凄いところ。 | ||||
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「A」がつく地名で「A」が頭文字の人が殺され、次も同様に「B」「C」とアルファベット順に連続殺人が行われます。事件の関連性は?犯人の動機は?途中で意外な急展開があり、意外な結末で終わりました。登場人物たちの心理描写も見事に描かれていると思います。クリスティー作品の中の最高傑作のひとつと言われているそうですが、全く同感です! | ||||
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なんの予備知識もなく読みました。 読者をミスリードをさせる記述があり、まんまと引っかかりました。 いわゆる本格物ではなく、真犯人を類推するのは困難です(根拠の ない類推はできますが)。 この手のトリックは好みの問題はあるでしょう。 評価はこの手のトリックのパイオニアとしての評価です。 個人的には翻訳にやや違和感があり、読みづらく思いました。 海外小説を読み慣れていないだけかもしれません。 | ||||
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なんの予備知識もなく読みました。 読者をミスリードをさせる記述があり、まんまと引っかかりました。 いわゆる本格物ではなく、真犯人を類推するのは困難です(根拠の ない類推はできますが)。 この手のトリックは好みの問題はあるでしょう。 評価はこの手のトリックのパイオニアとしての評価です。 個人的には翻訳にやや違和感があり、読みづらく思いました。 海外小説を読み慣れていないだけかもしれません。 | ||||
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犯人がなんとポアロに挑戦状をたたきつけてくる珍しい作品。所々怪しげな描写が見られますがそれに引っかかってはいけませんよ。そして印象深いのは犯人が群を抜いて鬼畜だということ。すべては一人の人間を散々利用した挙句に自分はまんまと逃れようとした「あわや完全犯罪」だったのです。しかしその野望はポアロの一種の機転によって完全敗北を喫します。事件も奇妙ですが、犯人の鬼畜さが非常に目に付く作品です。 | ||||
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Berkley; Reissue版のレビューです。通勤や就寝前を利用して1週間程度で読めました。多読の勉強に使えるかもしれません。内容もなかなかおもしろく、推理小説を普段読まない私は見事に作者のどんでん返しにしてやられました。ただ、よく考えると最後に出てきたあれとかは、本来は警察がしっかり調べると思うので、ポアロの推理がなくとも犯人を捕まえることは十分可能だったのでは?という疑問がよぎりました。こういう点で物足りなさを感じた人がいれば、刑事コロンボの最初のDVDなど見ると面白いかもしれません。コロンボは犯人の使ったトリックはさっさと見破っていてそこは捜査の力点ではなく、まだそろっていない証拠を犯人に対して”仕掛けて”取ります。刑事と探偵の違いでしょうか。 | ||||
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クリスティで一番好きな作品。 犯人の意外性と、フェアな構成は正に推理小説の範となるもので 読後感に満足頂ける事請け合いである。 これほどまでにきれいに騙され、真相(トリック)に唸った作品は他に無い。 読後感に清々しささえ感じる正にクリスティの最高傑作だ!! 早いうちに読んでおく事をおススメする。 追記、 この作品が『本格物』でないと考えるのは間違いだろう。 手がかりが殆ど与えられていないという声がある。 しかし、それはポワロもまた同様である。(物的証拠だけが手がかりなのでは無い) ポワロが知っていて、我々が知らない事実はあったろうか? 否! しかしそれでもポワロは犯人を探り当てた! そう、指摘し得るのである。(それは我々も同様である) この事こそが私がこの作品を『本格物』と認め、また一押しする理由である。 間違いなく一級の推理小説である。 | ||||
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クリスティで一番好きな作品。 犯人の意外性と、フェアな構成は正に推理小説の範となるもので 読後感に満足頂ける事請け合いである。 これほどまでにきれいに騙され、真相(トリック)に唸った作品は他に無い。 読後感に清々しささえ感じる正にクリスティの最高傑作だ!! 早いうちに読んでおく事をおススメする。 | ||||
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10年くらい前に図書館で借りて読んで、たしか、偶然の犯罪ではないという記憶だけが残っていました。 新装版になったので、今度は購入して読みました。 ABCというのが、人名、地名、時刻表という3つの道具の間のかけことばになっているところが、犯罪の妙なのでしょうか。 推理小説にありがちな、最後の展開のところが急で、 ところどころついていけなかったり、 未解決だと思われるいくつかの事項について、 あとがきでもいいので、少し触れて欲しいような気もします。 解説でもかまわないので、未解決の事項に関する感想があるとうれしい。 ネタばれになるといけないので、自分が未解決だと思うことは書きませんが、推理小説の未解決事項集のような本があるとうれしいかもしれません。 解説にE以降の可能な人名と、地名の組み合わせもあると、イギリスの勉強になったかもしれない。 | ||||
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10年くらい前に図書館で借りて読んで、たしか、偶然の犯罪ではないという記憶だけが残っていました。 新装版になったので、今度は購入して読みました。 ABCというのが、人名、地名、時刻表という3つの道具の間のかけことばになっているところが、犯罪の妙なのでしょうか。 推理小説にありがちな、最後の展開のところが急で、 ところどころついていけなかったり、 未解決だと思われるいくつかの事項について、 あとがきでもいいので、少し触れて欲しいような気もします。 解説でもかまわないので、未解決の事項に関する感想があるとうれしい。 ネタばれになるといけないので、自分が未解決だと思うことは書きませんが、推理小説の未解決事項集のような本があるとうれしいかもしれません。 解説にE以降の可能な人名と、地名の組み合わせもあると、イギリスの勉強になったかもしれない。 | ||||
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このシリーズは、活字の大きさや配置、インクの質などが程好く、読みやすい。複雑な構成の文章や、難しい単語などがあまり使われていないので、辞書が要らず、寝転んででも読めるのが嬉しい。 | ||||
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本書はABCの順に事件が起きるという構想、それに合わせて現場に残される「ABC鉄道案内」、ポアロ宛のABCの署名入りの犯行予告状など、ストーリーとその道具立てに関しては従来作品には見られない斬新さにあふれた作品である。 しかし、本書は謎解き部分が消化不良で、まず第一に事件関係者の中に真犯人がいると推理する根拠が薄弱である。 有力容疑者が犯人像に合致しないという推理はいいとしても、事件関係者以外の別の何者かが犯人ではないという根拠について、ポアロは満足のいく説明をしていない。 また、ポアロはある人物に関して、動機が計画殺人には向かないし8月初めに休暇を取っているから8月末の事件では機会がなかったはずだと消去しているが、計画的に殺人を犯す動機が隠れていたかも知れないし、休暇の件こそカムフラージュだったかも知れないと考えないのは推理が浅すぎると思う。 なお本書では、これまでの作品のいくつかに関する言及や翌年執筆される『ひらいたトランプ』を予告するかのような会話が見られるのも面白いが、それらにもまして、そのうちポアロ自身の死を捜査することになるのではというジョークに対し、それを書くのはヘイスティングズが適役だと『カーテン』を予感させるやり取りが、クイーンの『レーン最後の事件』の影響を思わせ興味深い。 | ||||
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本書はABCの順に事件が起きるという構想、それに合わせて現場に残される「ABC鉄道案内」、ポアロ宛のABCの署名入りの犯行予告状など、ストーリーとその道具立てに関しては従来作品には見られない斬新さにあふれた作品である。 しかし、本書は謎解き部分が消化不良で、まず第一に事件関係者の中に真犯人がいると推理する根拠が薄弱である。 有力容疑者が犯人像に合致しないという推理はいいとしても、事件関係者以外の別の何者かが犯人ではないという根拠について、ポアロは満足のいく説明をしていない。 また、ポアロはある人物に関して、動機が計画殺人には向かないし8月初めに休暇を取っているから8月末の事件では機会がなかったはずだと消去しているが、計画的に殺人を犯す動機が隠れていたかも知れないし、休暇の件こそカムフラージュだったかも知れないと考えないのは推理が浅すぎると思う。 なお本書では、これまでの作品のいくつかに関する言及や翌年執筆される『ひらいたトランプ』を予告するかのような会話が見られるのも面白いが、それらにもまして、そのうちポアロ自身の死を捜査することになるのではというジョークに対し、それを書くのはヘイスティングズが適役だと『カーテン』を予感させるやり取りが、クイーンの『レーン最後の事件』の影響を思わせ興味深い。 | ||||
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「ABC」を名乗る正体不明の犯人により、Aで始まる 地名の町で、Aで始まる名前の人が殺害される。 B、そしてCでも同様の殺人が。 そして現場には、ABC鉄道時刻表が残されていた……。 明らかに連続殺人と思われるのに被害者相互の関連がつかめないという、 狭義の《ミッシング・リンク》テーマの逆パターン(広義では含む)。 ある法則に基づいた連続性を提示することにより、捜査を 誤った方向に誘導しようとする犯行が描かれた作品です。 読み終えて、どうしても感じるのは、動機の不自然さ。 道具立てや趣向としては面白いんですが、こんなに手間が 掛かってリスキーな犯行を、実際にやる人はいないでしょうw ただ、それでもやっぱり、クリスティがすごいのは《ミッシング・リンク》以外に もうひとつ、当時としては先駆的なテーマを盛り込んでいるところ。 本作は、そうした「合わせ技一本」もあり、ミステリ史の なかで、色褪せない輝きを放っているといえます。 | ||||
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ABCD・・・・・・ 犯行は続いていきます。 なぜABC・・と起こるのか・・。 この連続殺人の接点は? 今回もポアロの灰色の脳細胞が冴えます。 何気なく相棒が喋った一言から この連続殺人事件の謎が解けます。 クリスティは一つの作品ごとに思いも寄らない犯人像を作り上げています。 犯人が連続殺人を犯した理由は・・・・・。 こんな 動機があったのですね。意外でした。 面白かったです。 | ||||
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ABCD・・・・・・ 犯行は続いていきます。 なぜABC・・と起こるのか・・。 この連続殺人の接点は? 今回もポアロの灰色の脳細胞が冴えます。 何気なく相棒が喋った一言から この連続殺人事件の謎が解けます。 クリスティは一つの作品ごとに思いも寄らない犯人像を作り上げています。 犯人が連続殺人を犯した理由は・・・・・。 こんな 動機があったのですね。意外でした。 面白かったです。 | ||||
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クリスティのマスターピースの一作。 Aの頭文字を持つ地名でAの頭文字を持つ人が殺される。次はB,次はC。かような 連続殺人事件を構想した点だけで 彼女の独創性が伺われる。 彼女の作品はいずれも殺人の動機を最も重視している。当然ながら犯人はかような動機を隠す点から始める。従い その動機を巡る攻防こそが彼女の諸作品の見せ場である。本作においても 犯人が 連続殺人事件にした理由を巡るポワロの推理が最大の見せ場だ。 それにしても彼女の作品は実に香り高い。その品のよさが 時空を超えて読み継がれる最大の理由なのだと思う。何度も再読できる探偵小説は 彼女の作品と 横溝正史くらいではないだろうか。 | ||||
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クリスティのマスターピースの一作。 Aの頭文字を持つ地名でAの頭文字を持つ人が殺される。次はB,次はC。かような 連続殺人事件を構想した点だけで 彼女の独創性が伺われる。 彼女の作品はいずれも殺人の動機を最も重視している。当然ながら犯人はかような動機を隠す点から始める。従い その動機を巡る攻防こそが彼女の諸作品の見せ場である。本作においても 犯人が 連続殺人事件にした理由を巡るポワロの推理が最大の見せ場だ。 それにしても彼女の作品は実に香り高い。その品のよさが 時空を超えて読み継がれる最大の理由なのだと思う。何度も再読できる探偵小説は 彼女の作品と 横溝正史くらいではないだろうか。 | ||||
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後に多くの模倣を生んだ女史の代表作。クリスティは元々フェア/アンフェアに拘らない作風で、むしろ本格の枠組みからはずれた破格の作品に代表作が多い。本作もその例に漏れず、使われているトリックをまじめに考えると「そんなことあり得るかよ」という感じなのだが、女史は平気で書くのである。「三幕の悲劇」も似た味わいがある。本作で犯人に仕立てあげられる人物像は、ブッシュの「完全殺人事件」に似ている。また、日本でも人気のあるデアンドリアの「ホッグ連続殺人」のメイン・トリックは本作のトリックを捻ったものだろう。 女史の方針として、読者に楽しんでもらえれば充分という考えがあるのであろう。この心意気が女史を国民的作家に押し上げた。女史の晩年、イギリス国民は年1回クリスマスに発表される女史の新作を心待ちにしたそうである。そう、読者はミステリを楽しめば良いのである。 | ||||
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後に多くの模倣を生んだ女史の代表作。クリスティは元々フェア/アンフェアに拘らない作風で、むしろ本格の枠組みからはずれた破格の作品に代表作が多い。本作もその例に漏れず、使われているトリックをまじめに考えると「そんなことあり得るかよ」という感じなのだが、女史は平気で書くのである。「三幕の悲劇」も似た味わいがある。本作で犯人に仕立てあげられる人物像は、ブッシュの「完全殺人事件」に似ている。また、日本でも人気のあるデアンドリアの「ホッグ連続殺人」のメイン・トリックは本作のトリックを捻ったものだろう。 女史の方針として、読者に楽しんでもらえれば充分という考えがあるのであろう。この心意気が女史を国民的作家に押し上げた。女史の晩年、イギリス国民は年1回クリスマスに発表される女史の新作を心待ちにしたそうである。そう、読者はミステリを楽しめば良いのである。 | ||||
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