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青列車の秘密
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【この小説が収録されている参考書籍】
青列車の秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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楽しく読めました。 作品紹介で、犯人は意外な人物とあったので、最後まで警戒しながら読んだのも面白かったです。 他の作品よりも、登場人物の恋愛模様が多い印象です。中でも、デリクはどうしようもない男とわかっていながら、かわいいなと思わせてしまう魅力的な人です。 | ||||
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私にとっては読みにくい文章。列車の中やフランスが舞台で旅行の雰囲気は味わえた。マドンナも地味ながら好感のもてる人物だった。 | ||||
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なかなか事件が起きないので、読み始めてからしばらくは退屈でした。 一応その後の事件に関わる内容ではありますが、ここまで冗長に描く必要性を感じませんでした。 事件が起きてからはグッと面白くなりましたが、あれもこれも詰め込みすぎて、広げた風呂敷の畳み方が少し雑というか、中途半端な感じになってしまっているのが残念でした。 また、ポアロによって真相が明かされても、証拠が乏しく説得力に欠けると感じました。 舞台や設定は豪華で、富豪に貴族に遺産にとクリスティらしい作品ですので、残念な点はあるものの、クリスティが好きならそこそこ楽しめるのではないでしょうか。 ちなみにキャサリンやレノックス、ジアといった女性陣は非常に魅力的に描かれていたのは素晴らしかったです。 ストーリーはさておき、彼女たちを読むだけでも価値はあるかなと思います。 | ||||
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おもしろかったですよ。 | ||||
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本作にはクリスティー作品でおなじみのポアロが登場します。 物語は非常に高価なルビーを持った令嬢の殺害事件で幕を開けます。序盤から怪しい人物が目白押しで、登場人物それぞれの視点の切り替えが頻繁に起こるので、私は最初、人間関係の把握にとまどいました。しかし、読み進めるうちにキャラクターの人となりが分かってくると、一気にのめりこむことに。というのも、舞台となる豪華列車、W不倫の果てに離婚の泥沼、高価な宝石など、今作はストーリーを盛り上げる舞台装置がひとつひとつ際立っているから。 さらに、ガジェットだけでなく、登場人物たちを結びつけるような面白いネタも満載です。例えば主要人物の一人キャサリン・グレイ。表面的な役割で終わるかと思いきや、ストーリーの根底に彼女の恋愛の自立が描かれていたりもします。事件をめぐる登場人物たちの群像劇としても楽しめ、どのキャラクターも一本筋の通った役割が用意されているのは圧巻でした。 | ||||
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読み応えある | ||||
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とても訳が下手くそです。 とても読みづらい・・・・・と思っていたら, 悪名高い青木久恵の訳じゃないですか。 その訳者はプロの訳者とは思えない「超ーーーーーー絶!!!!」下手っぴな訳者で有名です。 知り合いに聞いたら,業界では有名な下手くそな訳者とのこと。 そういう人に訳をさせないでほしい。青木 久恵が訳ってわかってたら絶対に買わなかった! って思っていたら,すでに知らずにいくつか購入していました・・・・・orz この訳者は「そして誰もいなくなった」を始めとして「アガサ・クリスティーに対する冒涜」としか思えないひどい訳をします。 この作品,できたら原書で読んで下さい。 数万倍素晴らしい本です。 こんな糞訳でしか読めない私達日本人の不幸・・・・。・゚・(ノД`)・゚・。 早川書房にも一度考えていただきたい。 アガサ・クリスティー女史に対する冒涜甚だしいです。 アガサ・クリスティーが大好きだからこそ,こんな訳でしか読めないのが余計哀しい・・・・ 日本語として成り立ってない箇所も多数。英語より日本語を学び直して下さい。お願いします。 ※この青木久恵という訳者に個人的恨みはありません。ただ・・・・本当にひどい。 | ||||
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ミステリーの女王クリスティーの初期長編。あまり評価されていないようだが、それなりに面白く読むことが出来た。が、一番の問題は構成。青列車(ブルートレインの訳語だが、これも困った)で殺人が起きるまでが、文庫で130ページもあって長過ぎ、退屈で読むのが苦痛だった。実際読破した後でも全く印象に残っていないし、エンタテイメントとして大きな欠陥だと思う。なるべく早く殺人を起こして読者を注目させるのが常道の書き方だろう。 事件が起きた後は楽しく読めたのだが、謎解きミステリ要素のあるサスペンススリラーと言う感じで、本格ミステリを期待するとアテが外れる。途中から話が妙に広がって、犯人グループが実は昔からの悪党だったと言うのは後出しジャンケンみたいなズルさを感じた。恋愛要素も重視されているが、聡明な年上女性がだらしない年下の男に惹かれるのはリアルなようで味が悪い。自信満々で勝手に事件の解決に乗り出すいつものポアロだけはホッと和ませてくれたが、逆に言うと、妙に数多い登場人物に魅力が感じられなかったとも言える。 | ||||
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クリスティ本人が気に入っていなかったり、ラストにいたる展開がかなり強引だったり、日英の言語の違いの性質上の問題で日本語で読むと謎解きのヒントのひとつがわかりにくかったり、いろいろと難点はあったりしますが、各場面で描写される人物造詣や会話がなんとも言えずいい感じなのです。ミステリー部分はちょっと不満でも会話劇として楽しめる方は、是非、あまり高くない評価に尻込みせずに読んでみて下さい。 | ||||
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移動する密室空間である豪華寝台列車、ブルートレインで引き起こされた殺人事件に、エルキュール・ポアロの頭脳が谺する。 戦間期の英米関係を象徴するイギリス貴族とアメリカ富豪の娘の結婚とその性格、世界一のルビー、ギリシャのユダヤ人商人、サヴォイ・ホテル、ホテル・リッツ、社交界、ニース、モンテカルロのカジノ、ピカデリー街のトーマス・クック&サンズ旅行社、豪華国際寝台列車の食堂車など、時代を象徴する華やかな舞台装置の数々と流れるようなストーリー。濃厚なボルドー・ワインを味わうような時間を楽しめた。 ・食事、仕事、娯楽。イギリス人、アメリカ人、フランス人のそれぞれに対する異なりようが面白い。アメリカ的「すばやい行動」(p172)は魅力的ではあるが、フランス的人生の愉しみも捨てがたい。 ・「鏡は真実を映しますが、人はそれぞれ違った場所に立って鏡をのぞいています」(p405)いいなぁ。 ・何気ない第三者のひと言が、事件解決のヒントになる(p440)。注意力をいつも磨いておくことの重要さが伝わってくる。 ラスト近くのキャサリン・グレーとミス・ヴァイナーの会話が魅力的だ。フランス社交界を経験したことで、かえって英国の田舎にヴィクトリア時代的良心と安寧とを見出せた33歳のグレー嬢が、「彼」と遅咲きでも幸せな人生を送れることを願ってやまない。 | ||||
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離婚寸前のケッタリング夫妻に関する物語と、相当な遺産を相続したグレイの物語の2つの物語が青列車でつながる導入部分や、複雑な男女関係や伝説のルビー盗難を描いた展開部分は高く評価できるが、伏線や探偵の推理という点では物足りなさを感じる作品。ちょっとしたトリックが盛り込まれていて、ポアロの真相説明は一見複雑に見える事件の状況をうまく説明してはいるが、仮説にすぎず、決定的な証拠を示しているわけではない。登場人物も拡散しすぎで、うまく活かせていない印象。 | ||||
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タイトルの「青列車」は新訳に合わせて「ブルートレイン」として欲しかった。 わが国の国鉄時代含めても「青列車」なんて言葉はなかったから。 それからこの邦訳タイトルだと「青列車」自体に秘密があるようにも受け取れるので、「ブルートレイン内での不思議な事件」という意味のイカした邦題にするべきだったんじゃないかとも思う。 最後のどんでん返しは女史お得意のものだが、今までにほとんど詳しい描写のなかった……、いや多言は無用か。 オリエント急行に比べるとスケール、意外性共に地味で、ある意味失敗作とも言える。 が、やはり読んでおくべき作品である。 | ||||
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十分に面白いですが、他の作品とこれを迷っている方には他の作品をおすすめします。他全部よんで、あとビッグ4とこれだけにななったらこれをどうぞ | ||||
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裏表紙の登場人物を、見るだけで犯人がわかるほど読み返した本でも、 やはり面白かった。 尊敬する作家の一番はアガサクリスティ。 | ||||
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いろいろな方がおっしゃっているように、「謎解き」という点では、特別インパクトのある作品ではありません。 でも、ミステリーの枠を超えて「クリスティの作品の世界観」「ポワロと他人のやりとり」などが好きな人(私はこれです)は、きっと気に入ると思います。 準主人公のミス・グレイ、率直なレノックス、もう若くないジア・・・魅力的な女性が登場するし、ポワロと従僕のやりとりにくすりとさせられます。 大きな宝石の盗難というドラマチックなテーマの作品で、青列車ってどんな内装なのだろう・・・誰が犯人なんだろう・・・と、子供のころドキドキしながら読みましたが、 ミス・グレイと同年代になり読むと、恋愛や結婚などの描写に、また違った感想を持って面白かったです。 | ||||
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どうもあまり好評ではないようですが、わたしは好きです。 内容については多数の方が書いていらっしゃるので、翻訳に関する不満を2つ書きます。 1つは、田村隆一さんの翻訳における駅名の表記です。 本作には「パリのリヨン駅」と「リヨン駅」という実に紛らわしい駅名があります。 「パリのリヨン駅」であるところで、『パリの』が抜けて「リヨン駅」と表記されている 箇所が3つありました。原作通りの翻訳なのかもしれませんが、新訳版では、省略される ことなく正確な駅名で表記されています。ミステリーの基礎となる状況把握を無意味に 混乱させるのは、反則だとわたしは思います。 もう1つは、推理に関係することなので未読の方はご注意ください。 例の頭文字「K」についてですが、カタカナで書かれた登場人物の名前から、ひらめきを 得られた方はどれほどいらっしゃるでしょうか。本書では、種明かしの際になって、 例の人の名前の英語表記が初めて示されます。こんなの納得できません。登場人物一覧に 英語表記も並列させるとか、初登場の際にカタカナの人名の後で()内に英語を示すとか、 種明かしより先に示す方法は幾らでもあったはずです。英語で書かれた原書を読んだ方は 気付くチャンスが数え切れないほどあるでしょうに…。同じチャンスを翻訳では得られない。 これは翻訳・出版側の努力不足ではないでしょうか。 | ||||
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「青列車」なのに特に列車が重要視されていなかったり、犯人が被害者を殺す必要はなかったのでは問われた時のポアロの説明がおざなりだったりと、色々と微妙な感じはするのですが、それなりに楽しく読めます。珍しく犯人(と共犯)は途中からはっきりと分かってしまって、後は人間模様を楽しもうと思ったのですが、それも中途半端。ヒロインの故郷がセント・メアリ・ミードなのは、クリスティのお遊びでしょう。一番味があったのは、伯爵夫人の娘のレノックスでした。星3つにしようかと思いましたが、ラストのヒロインとのハッピーエンドが不満足だったので星2つにしました。まあ、あの手の女性はあのタイプの男性に弱いは分かるのですが・・。何だかんだ言って、彼は甘ったれのろくでなしです。理由をくっ付けて自分を正当化し、前の女の悪口を新しい女の前で言う・・うう、最低。もし遺産を放棄して彼女の元に行ったのなら、評価はまた違っていたでしょう。 | ||||
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読んでいて、人間の欲深さがよく目に付くことに 愕然としてしまう作品です。 何しろ殺されてしまった女性は大金持ちの娘。 そしてその夫は浪費家。 疑われるのは… しかしメインだった疑わしい人に 疑いの目を向けてはいけません。 さらにもう一人出てくるそれにも 疑いの目は向けないほうがいいでしょう。 見事に欺かれて唖然とさせられるのが関の山ですので。 ポアロの自信満々さに ある意味舌を巻く作品でした。 それでもまともに活躍しているから良しとしましょう。 | ||||
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読んでいて、人間の欲深さがよく目に付くことに 愕然としてしまう作品です。 何しろ殺されてしまった女性は大金持ちの娘。 そしてその夫は浪費家。 疑われるのは… しかしメインだった疑わしい人に 疑いの目を向けてはいけません。 さらにもう一人出てくるそれにも 疑いの目は向けないほうがいいでしょう。 見事に欺かれて唖然とさせられるのが関の山ですので。 ポアロの自信満々さに ある意味舌を巻く作品でした。 それでもまともに活躍しているから良しとしましょう。 | ||||
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クリスティのミステリとしては、特級のできばえではないと思います。犯人を特定するに至る話の運びが強引だし、タイトルのブルートレインが生きていないし、スパイ的な要素も中途半端ですし。 ただ、私はこれ、好きなんです。 とりわけキャサリン・グレーが好きです。突然、多額の遺贈を受けることになっても、裕福な暮らしを楽しみつつ自分自身を失わない、落ち着いたキャラクター設定が何とも言えず好き。文中で「こういうタイプの女性に男はみんな惚れる」といったセリフが何回か出てきたような気がしますが、うなずけます。 あと、訳がいいせいかもしれませんが、骨董商の娘ジアと、タンプリン夫人の娘のレノックスが、なかなかいいキャラクターです。 男性の登場人物は類型的な印象ですが、女性の登場人物はおもしろい人が多いと思います。 クリスティのミステリを、謎解きを楽しむというよりは好きな登場人物に会いに行く感覚で、何回でも繰り返し読むタイプの読者である私としては、クリスティの作品の中で、かなり好きな部類に入ります。 | ||||
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