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青列車の秘密
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【この小説が収録されている参考書籍】
青列車の秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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楽しく読めました。 作品紹介で、犯人は意外な人物とあったので、最後まで警戒しながら読んだのも面白かったです。 他の作品よりも、登場人物の恋愛模様が多い印象です。中でも、デリクはどうしようもない男とわかっていながら、かわいいなと思わせてしまう魅力的な人です。 | ||||
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おもしろかったですよ。 | ||||
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読み応えある | ||||
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クリスティ本人が気に入っていなかったり、ラストにいたる展開がかなり強引だったり、日英の言語の違いの性質上の問題で日本語で読むと謎解きのヒントのひとつがわかりにくかったり、いろいろと難点はあったりしますが、各場面で描写される人物造詣や会話がなんとも言えずいい感じなのです。ミステリー部分はちょっと不満でも会話劇として楽しめる方は、是非、あまり高くない評価に尻込みせずに読んでみて下さい。 | ||||
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移動する密室空間である豪華寝台列車、ブルートレインで引き起こされた殺人事件に、エルキュール・ポアロの頭脳が谺する。 戦間期の英米関係を象徴するイギリス貴族とアメリカ富豪の娘の結婚とその性格、世界一のルビー、ギリシャのユダヤ人商人、サヴォイ・ホテル、ホテル・リッツ、社交界、ニース、モンテカルロのカジノ、ピカデリー街のトーマス・クック&サンズ旅行社、豪華国際寝台列車の食堂車など、時代を象徴する華やかな舞台装置の数々と流れるようなストーリー。濃厚なボルドー・ワインを味わうような時間を楽しめた。 ・食事、仕事、娯楽。イギリス人、アメリカ人、フランス人のそれぞれに対する異なりようが面白い。アメリカ的「すばやい行動」(p172)は魅力的ではあるが、フランス的人生の愉しみも捨てがたい。 ・「鏡は真実を映しますが、人はそれぞれ違った場所に立って鏡をのぞいています」(p405)いいなぁ。 ・何気ない第三者のひと言が、事件解決のヒントになる(p440)。注意力をいつも磨いておくことの重要さが伝わってくる。 ラスト近くのキャサリン・グレーとミス・ヴァイナーの会話が魅力的だ。フランス社交界を経験したことで、かえって英国の田舎にヴィクトリア時代的良心と安寧とを見出せた33歳のグレー嬢が、「彼」と遅咲きでも幸せな人生を送れることを願ってやまない。 | ||||
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十分に面白いですが、他の作品とこれを迷っている方には他の作品をおすすめします。他全部よんで、あとビッグ4とこれだけにななったらこれをどうぞ | ||||
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裏表紙の登場人物を、見るだけで犯人がわかるほど読み返した本でも、 やはり面白かった。 尊敬する作家の一番はアガサクリスティ。 | ||||
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いろいろな方がおっしゃっているように、「謎解き」という点では、特別インパクトのある作品ではありません。 でも、ミステリーの枠を超えて「クリスティの作品の世界観」「ポワロと他人のやりとり」などが好きな人(私はこれです)は、きっと気に入ると思います。 準主人公のミス・グレイ、率直なレノックス、もう若くないジア・・・魅力的な女性が登場するし、ポワロと従僕のやりとりにくすりとさせられます。 大きな宝石の盗難というドラマチックなテーマの作品で、青列車ってどんな内装なのだろう・・・誰が犯人なんだろう・・・と、子供のころドキドキしながら読みましたが、 ミス・グレイと同年代になり読むと、恋愛や結婚などの描写に、また違った感想を持って面白かったです。 | ||||
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どうもあまり好評ではないようですが、わたしは好きです。 内容については多数の方が書いていらっしゃるので、翻訳に関する不満を2つ書きます。 1つは、田村隆一さんの翻訳における駅名の表記です。 本作には「パリのリヨン駅」と「リヨン駅」という実に紛らわしい駅名があります。 「パリのリヨン駅」であるところで、『パリの』が抜けて「リヨン駅」と表記されている 箇所が3つありました。原作通りの翻訳なのかもしれませんが、新訳版では、省略される ことなく正確な駅名で表記されています。ミステリーの基礎となる状況把握を無意味に 混乱させるのは、反則だとわたしは思います。 もう1つは、推理に関係することなので未読の方はご注意ください。 例の頭文字「K」についてですが、カタカナで書かれた登場人物の名前から、ひらめきを 得られた方はどれほどいらっしゃるでしょうか。本書では、種明かしの際になって、 例の人の名前の英語表記が初めて示されます。こんなの納得できません。登場人物一覧に 英語表記も並列させるとか、初登場の際にカタカナの人名の後で()内に英語を示すとか、 種明かしより先に示す方法は幾らでもあったはずです。英語で書かれた原書を読んだ方は 気付くチャンスが数え切れないほどあるでしょうに…。同じチャンスを翻訳では得られない。 これは翻訳・出版側の努力不足ではないでしょうか。 | ||||
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読んでいて、人間の欲深さがよく目に付くことに 愕然としてしまう作品です。 何しろ殺されてしまった女性は大金持ちの娘。 そしてその夫は浪費家。 疑われるのは… しかしメインだった疑わしい人に 疑いの目を向けてはいけません。 さらにもう一人出てくるそれにも 疑いの目は向けないほうがいいでしょう。 見事に欺かれて唖然とさせられるのが関の山ですので。 ポアロの自信満々さに ある意味舌を巻く作品でした。 それでもまともに活躍しているから良しとしましょう。 | ||||
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読んでいて、人間の欲深さがよく目に付くことに 愕然としてしまう作品です。 何しろ殺されてしまった女性は大金持ちの娘。 そしてその夫は浪費家。 疑われるのは… しかしメインだった疑わしい人に 疑いの目を向けてはいけません。 さらにもう一人出てくるそれにも 疑いの目は向けないほうがいいでしょう。 見事に欺かれて唖然とさせられるのが関の山ですので。 ポアロの自信満々さに ある意味舌を巻く作品でした。 それでもまともに活躍しているから良しとしましょう。 | ||||
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クリスティのミステリとしては、特級のできばえではないと思います。犯人を特定するに至る話の運びが強引だし、タイトルのブルートレインが生きていないし、スパイ的な要素も中途半端ですし。 ただ、私はこれ、好きなんです。 とりわけキャサリン・グレーが好きです。突然、多額の遺贈を受けることになっても、裕福な暮らしを楽しみつつ自分自身を失わない、落ち着いたキャラクター設定が何とも言えず好き。文中で「こういうタイプの女性に男はみんな惚れる」といったセリフが何回か出てきたような気がしますが、うなずけます。 あと、訳がいいせいかもしれませんが、骨董商の娘ジアと、タンプリン夫人の娘のレノックスが、なかなかいいキャラクターです。 男性の登場人物は類型的な印象ですが、女性の登場人物はおもしろい人が多いと思います。 クリスティのミステリを、謎解きを楽しむというよりは好きな登場人物に会いに行く感覚で、何回でも繰り返し読むタイプの読者である私としては、クリスティの作品の中で、かなり好きな部類に入ります。 | ||||
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青列車がブルートレインのことだと気がついたのは、解説(あとがき)を読んだときでした。 たしかに、ブルートレインは、直訳すれば青列車なんです。 自分が意味も分からずに言葉を使っていたのが恥ずかしかった。 内容は、いつものように、大どんでん返し。 いろいろな伏線は、2度目読んだ時も、半分も気がつかず、 3度目で、だいぶ、いろいろ気がつきました。 それでも、3年たったら、ほとんど忘れていて、また楽しく読むことができました。 ps.新しいシリーズ(系列)は、表紙のデザイン(設計)が斬新で、本箱に並べて置くだけでも楽しく、文字が大きいので電車などでお読みやすいのが嬉しいです。 | ||||
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この作品の見所は、なんといっても恋愛模様だと思います。金持ちの妻に見下される夫でしかないデリク・ケタリングが真の愛に目覚めていく様がおもしろい!!っというか、この作品で私が一番好きなのが、予期せぬ遺産を相続した田舎娘キャサリン・グレー。彼女が登場した時、私はおもわず彼女が犯人ではないかと思いました。豪奢な被害者に嫉妬した故の犯行かと… アガサの作品は、トリックを解く事も楽しいですが、作品の随所に描かれている様々な恋愛模様を見るのも楽しみの一つです。 | ||||
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雰囲気がゆるいです。 舞台がリゾート地なのでぬる〜い展開です。 登場人物がやたらセレブなのはいつものことですが 今回はさらに本編とはあまり関係ないスパイ要素がちょっと入ってきたり クリスティのスパイものはちょっと微妙です。 犯人に感情移入できる要素がないのでいまいち盛り上がりません。 たぶん一般評価低いだろうなと思うけど クリスティの中でもかなり好きな作品。 人生の春を経験せずに秋を向かえた主人公が 乗り合わせた列車で遭遇する悲劇 全てのせて無慈悲に走っていく列車 そして最後に旅を終えた主人公を執着地点へつれていく列車 そんな光景に憂愁を感じて 時々忘れた頃に取り出してきては何度も読み返してます。 次に読むのはいつかな‥ | ||||
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ポワロ作品の中でも長編の部類に入る小説で『火の心』と呼ばれている宝石を巡って事件が展開します。 もし、この小説のヒロインを強いてあげるならキャザリン・グレイという女性でしょう。作中で彼女は「ドラマチックな変化がほしい、しかしそれは自分にではない。傍観者でもいいから興奮するような事件のまっただ中に入ってみたい」と語っています。ですが、彼女は被害者に出会い、ポワロに出会い、犯人にも出会っていくのです。 事件に関わっていきながら、それでもキャザリンは傍観者であったと私は考えますが、皆さんはどうでしょうか? | ||||
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ポワロ作品の中でも長編の部類に入る小説で『火の心』と呼ばれている宝石を巡って事件が展開します。 もし、この小説のヒロインを強いてあげるならキャザリン・グレイという女性でしょう。作中で彼女は「ドラマチックな変化がほしい、しかしそれは自分にではない。傍観者でもいいから興奮するような事件のまっただ中に入ってみたい」と語っています。ですが、彼女は被害者に出会い、ポワロに出会い、犯人にも出会っていくのです。 事件に関わっていきながら、それでもキャザリンは傍観者であったと私は考えますが、皆さんはどうでしょうか? | ||||
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