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リスタデール卿の謎
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【この小説が収録されている参考書籍】
リスタデール卿の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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この短編集に収録されている「ナイチンゲール荘」がとにかく面白く素晴らしくて鳥肌が立ちました。 読後何週間か経ちましたが、未だにふと思い返しては余韻に浸ってしまいます。 他の作品も面白いものが多かったです。 この短編集は本格推理ものではないのでそういったものを求めている方には合わないかもしれません。クリスティの書くロマンスや冒険が好きな方にオススメです! | ||||
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本書『リスタデール卿の謎』の原書は、1934年刊行。 ミステリ小説の短篇十二篇が収められています。 アガサの六冊目の短篇集。 アガサの比較的初期の単行本。 アガサの戯曲「見知らぬ人」が執筆されたのは、1932年 (邦訳は、なんと2023年)。 この戯曲「見知らぬ人」をもとにして、 本書中の短篇小説「ナイチンゲール荘」が刊行されたのは、1934年。 「ナイチンゲール荘」の最後の一行は、芝居じみていて、怖い。 「『それからじきに(傍点あり)』まるで何かの引用句を口にしているように、彼女はいった。『彼は(傍点あり)死んだわ――』(93頁) この時期、アガサ自身の私生活も不安定な状況にありました。 1928年、アーチボルドと離婚。 1930年、マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚。 小説「ナイチンゲール荘」に登場するディックとジェラルドに重なります。 愛読者は勝手に重ねます。 本書『リスタデール卿の謎』の中には、 戯曲「見知らぬ人」をもとにした短篇小説「ナイチンゲール荘」のほか、 オペラの舞台のような短篇小説もあります。 本書の最後の「白鳥の歌」で最後にそっとつぶやかれるのは、 『トスカ』とはちがう別のオペラの幕切れの一節です。 「お芝居はこれでおしまい!(ラ・コメディア・エ・フィニータ)」(424頁) この一節は、 歌劇『パリアッチ(道化師)』のフィナーレの<せりふ>からの引用です。 しかして、本書短篇集『リスタデール卿の謎』のスタイルは、演劇。 「本書に演劇のイメージが重ねられていることは間違いなさそうだ」(428頁) レビュアーの福井健太さんは「解説」に書いています。読者も同感です。 | ||||
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有名人が一人も出てこない短編集。 『リスタデール卿の謎』…ヴィンセント夫人親子が格安の家賃で借りた邸宅。 持ち主はリスタデール卿という謎の人。息子のルパートは何かあると探りを入れる。 お金がないなら働け!といいたい話。 『ナイチンゲール荘』(創元推理文庫では『うぐいす荘』)…ジェラルドと結婚したアリクスは彼が殺人鬼だと知る。 | ||||
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どれも読み易く、文章も明快。謎解きの要素は少ない、表題作りのリスタデール卿の謎は、途中で結末が見えてしまいました。 それでも、アガサクリスティーには読ませるだけの力があり、又別のタイトルを読みたいと思わせる力が有りますね。 気軽に読める短編集だと思います。 | ||||
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高校時代に読んでもう一度読みましたが、さすがアガサ クリスティーですね。再読してもおもしろかったです。 | ||||
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正にタイトル通りの一冊です。 幾つかの短編がありますが、 どれも外れなし! 本格的な思い話がお好きな方は 物足りなく思うかもしれませんが、 短い時間で細切れに読書を楽しむ方には 長さも適当でいいと思います。 たくさんの話があると 中には「はずれ」と言いたくなることが 普通は多いと思います。 しかしこの本に関してはそういうことは ありませんでした。 どのお話もそれぞれ楽しめました。 シリアスな内容もありますし、 愉快なお話もあります。 ロマンスもあります。 私は特にこのロマンスっぽい話が 気に入りました。 他の方も書いていらっしゃるように 「軽妙洒脱」という表現がぴったり! 何となくサキの短編を読んでいるような 気もしました。 クリスティーに初めて触れる方には 気軽でよい一冊だと思います。 | ||||
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ロマンスメイン、ミステリーサブ。 という感じの短編集です。 そのため割と考えず、身構えずに読める ある意味貴重な作品でもあります。 小難しいトリックは この作品には皆無。 どうぞ普通に読んでいってください。 ミステリーが絡むのに 最後がえらく明るい作品や これまた正反対で救いようのなくなる 作品など、とにかく飽きさせません。 完全解決の作品は ほとんどないですが、 それでも不快感はないのだから不思議。 さーっと読めてしまう、 にくい作品でした。 | ||||
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ロマンスメイン、ミステリーサブ。 という感じの短編集です。 そのため割と考えず、身構えずに読める ある意味貴重な作品でもあります。 小難しいトリックは この作品には皆無。 どうぞ普通に読んでいってください。 ミステリーが絡むのに 最後がえらく明るい作品や これまた正反対で救いようのなくなる 作品など、とにかく飽きさせません。 完全解決の作品は ほとんどないですが、 それでも不快感はないのだから不思議。 さーっと読めてしまう、 にくい作品でした。 | ||||
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「車中の娘」「エドワード・ロビンソンは男なのだ」「事故」など、 短編12とも、面白く読みました。 「6ペンスのうた」は、やや悲しい物語ですが、 人間の感情の機微に触れるものでした。 アガサクリスティをたくさん呼んでくると、結末を類型化し、 今回は、どの終わり方をするのだろうと想像しながら読み進みます。 2−3候補をあげながら読むのですが、この短編集での結末で 予想しなかったものがいくつもあります。 だから、読むのが辞められない。 「リスタデール卿の謎」は、半分読み進むまで分かりませんでした。 3番目の候補で思いついた結末が当たりでした。 | ||||
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「車中の娘」「エドワード・ロビンソンは男なのだ」「事故」など、 短編12とも、面白く読みました。 「6ペンスのうた」は、やや悲しい物語ですが、 人間の感情の機微に触れるものでした。 アガサクリスティをたくさん呼んでくると、結末を類型化し、 今回は、どの終わり方をするのだろうと想像しながら読み進みます。 2−3候補をあげながら読むのですが、この短編集での結末で 予想しなかったものがいくつもあります。 だから、読むのが辞められない。 「リスタデール卿の謎」は、半分読み進むまで分かりませんでした。 3番目の候補で思いついた結末が当たりでした。 | ||||
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表題作の他に、「ナイチンゲール荘」、 「黄金の玉」、「ラジャのエメラルド」を 面白く読めました。 犯人がいたり、いなかったり、結末も様々で、 話しの展開も劇的です。 コメディータッチであったり、 普通の人のおかしな行動が、実は日常的だと気づきます。 | ||||
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表題作の他に、「ナイチンゲール荘」、 「黄金の玉」、「ラジャのエメラルド」を 面白く読めました。 犯人がいたり、いなかったり、結末も様々で、 話しの展開も劇的です。 コメディータッチであったり、 普通の人のおかしな行動が、実は日常的だと気づきます。 | ||||
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まさに「愛すべき」作品。 各編の質の高さとたっぷりのサスペンスを堪能できることにくわえて、 長編ではなかなか味わえないクリスティの笑顔を垣間見る幸せを感じた。 マープルやポアの性格でおなじみの如く、シニカル、かつ甘い感傷に流れる作家ではないが、 アガサの心の底には愚かな人間を見つめつづける大きな愛がある。 愚かで、性急で、欲張りだけど憎めない人間を笑いながら愛している。 作家としてのクリスティの容積の大きさを改めて実感し、 作者その人への興味をいっそうかき立てられた一冊。 | ||||
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まさに「愛すべき」作品。 各編の質の高さとたっぷりのサスペンスを堪能できることにくわえて、 長編ではなかなか味わえないクリスティの笑顔を垣間見る幸せを感じた。 マープルやポアの性格でおなじみの如く、シニカル、かつ甘い感傷に流れる作家ではないが、 アガサの心の底には愚かな人間を見つめつづける大きな愛がある。 愚かで、性急で、欲張りだけど憎めない人間を笑いながら愛している。 作家としてのクリスティの容積の大きさを改めて実感し、 作者その人への興味をいっそうかき立てられた一冊。 | ||||
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「リスタデール卿の謎」と「ジェインの求職」が12編の中でいちばん好きでした。名探偵の登場や殺人事件はないけれど、クリスティの人間に対する優しい目が感じられて、とても好きな短編です。どれも短編でありながら、人物が生き生きと描かれていて、やはりクリスティはすごいな。と思いました。種明かしされたときの爽快感は保障します。 | ||||
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「リスタデール卿の謎」と「ジェインの求職」が12編の中でいちばん好きでした。名探偵の登場や殺人事件はないけれど、クリスティの人間に対する優しい目が感じられて、とても好きな短編です。どれも短編でありながら、人物が生き生きと描かれていて、やはりクリスティはすごいな。と思いました。種明かしされたときの爽快感は保障します。 | ||||
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ポアロやマープル等おなじみの探偵は登場しない、非シリーズ物の短編集。収録作品は「リスタデール卿の謎」、「ナイチンゲール荘」、「車中の娘」、「六ペンスのうた」、「エドワード・ロビンソンは男なのだ」、「事故」、「ジェインの求職」、「日曜日にはくだものを」、「イーストウッド君の冒険」、「黄金の玉」、「ラジャのエメラルド」、「白鳥の歌」。若い男女の恋と冒険をテーマにした話が多い。ひねりのある話は少ないが、クリスティーの語り口のうまさのおかげで、明るいユーモアとウィットに富んだ、軽妙洒脱で楽しい短編集になっている。暗い気分の時には特にお薦め。短編集では、気分転換(?)のため、雰囲気の違う話を1つ2つ挿入する事が多いが、本書では「事故」。クリスティーの短編のみならず、私が今まで読んだミステリー短編の中でも最高傑作の1つ。お試しあれ。 | ||||
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ポアロやマープル等おなじみの探偵は登場しない、非シリーズ物の短編集。収録作品は「リスタデール卿の謎」、「ナイチンゲール荘」、「車中の娘」、「六ペンスのうた」、「エドワード・ロビンソンは男なのだ」、「事故」、「ジェインの求職」、「日曜日にはくだものを」、「イーストウッド君の冒険」、「黄金の玉」、「ラジャのエメラルド」、「白鳥の歌」。 若い男女の恋と冒険をテーマにした話が多い。ひねりのある話は少ないが、クリスティーの語り口のうまさのおかげで、明るいユーモアとウィットに富んだ、軽妙洒脱で楽しい短編集になっている。暗い気分の時には特にお薦め。 短編集では、気分転換(?)のため、雰囲気の違う話を1つ2つ挿入する事が多いが、本書では「事故」。クリスティーの短編のみならず、私が今まで読んだミステリー短編の中でも最高傑作の1つ。お試しあれ。 | ||||
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