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月の影 影の海 十二国記
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【この小説が収録されている参考書籍】
月の影 影の海 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全219件 21~40 2/11ページ
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有名な本だと知ってはいましたが、なかなか読むタイミングを掴めずにいました。 今回18年ぶりの新作発売で盛り上がっていた所、友人からオススメを受け、やっと読んでみました。 一言で言うと、何でもっと早く読まなかったんだろう!と。 圧倒的な世界観を感じて物語にグッと入っていけます。描写が結構細かいので読む→理解する→イメージするまで脳内変換に時間がかかりますが、出来た時にはもうどっぷり十二国記ワールドです。 個人的には、上巻は我慢の巻かなと思います。先が見えずちょっとつらいですが、下巻で一気に謎が回収されるので、何とか耐えて読んでほしいです。 読み終えた後、初版が約30年前ということに驚きました。今の時代でも全く違和感なく、夢中になって読めるストーリーに脱帽です。 久々にもっと読みたい、でも全シリーズ読み終わるのが寂しい、と思える本でした。 | ||||
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この主人公(陽子)でずっと物語が進んでいくのかと思いきや、次の2では別の国のお話で違う主人公になっているみたいなのでちょっとびっくりしました。(上)よりは主人公の腹が据わってきて、難しい単語や漢字にも少しずつ慣れ、ちょっとずつ主人公に感情移入できてきていたので…残念です。 このシリーズは初めてだったので読む順番が全然わからなかったのですが、次は2の前に0の「魔性の子」を読むといいみたいなので、そうしたいと思います。取り敢えず、先が気にはなります。 | ||||
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十二国紀シリーズの評価が非常に高いので、それなら第1巻から読んでみようと思って手に取ったが、この上下巻を読み終わった時は、単なるライトノベルではないかと不満を感じた。 主人公の高校生の陽子がいきなり異国につれさられ、そこでは夜な夜な妖魔から襲われるという不条理な境遇に陥るが、泣き言をいいながらもそこをくぐり抜けて行く過程に余りリアル感がなく、陽子のキャラクタにも余り共感できなかったからだ。 ただ、第2部の「風の海 迷宮の岸」に入ると俄然面白くなったので、本書は十二国紀のイントロダクションという位置付けとして考えればよいのかなと思っている。 陽子の物語はまだ始まったばかりなので、新しい王朝がどのような形になっていくか、今後の展開を楽しみに待ちたい。 | ||||
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シリーズ第一弾ということで、ここから読み始めです。この作家さんは個人的に読みにくくて苦手な方だったのですが、半分ラノベのようなライト感もあり、一気読みでした。 普通の高校生が突然、謎の獣に襲われ、謎の人?や獣たちによって違う世界に連れていかれ…と、おもいっきりファンタジーです。主人公の女の子が戦いたくないとごねて、帰りたいと泣いてばかりいるので、サクッと覚悟を決めて戦ってほしいせっかちな私にとっては最初の方はう~ん、という感じだったのですが、裏切られ続けてやっと戦いモードになってからは、サクサク読めました。 まだ謎が多くて何が何やらよくわからない状態なので、取り敢えず続きがとても気になります。 | ||||
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私がこの本に出会ったのは、大学生の頃でした。 将来への漠然とした不安と、自分よりうまくいっているように見える周囲の友人への隠しきれないねたみ、そういう負の感情に、毎日なんとなく押しつぶされ、自己嫌悪に陥っていたように記憶しています。そんなとき、とある本屋さんに平積みされていたのがこのシリーズとの出会いでした。 平凡な女子高生である「陽子」は、ある日突然異世界に放り込まれ、それは過酷な逃走劇を強いられます。 なぜ自分がこんな場所に連れてこられたのか、なぜ命を狙われるのかも分からず、ただ生き延びるためだけの旅を続けていきます。 あらすじだけを見ると昨今流行の「なろう小説」系ですが、この十二国記の希有なところは、物語そのものの面白さ以上に、人がどうあるべきか、自分に誇れる自分とはなんなのか、そういったものを考えさせてくれる部分なのではないかと感じています。 主人公の陽子は、「ごく普通」の女子高生です。 それは、いい意味でも、わるい意味でも。 普通に善良で、普通に臆病で、普通に卑怯で、普通に弱い。 まるで、私(読者自身)のようだと思いました。 物語の主人公によくある強さとは無縁に見えます。 その陽子が、旅を通して自分自身について考え、成長していくさまは見事としか言いようがありません。 そして陽子とともに旅を続ける私(読者自身)もまた、彼女と同じように、自分らしさやどうすれば自分自身を好きでいられるか、ということを自然と考えるようになっていました。 生き方に迷うあの頃、この物語に出会えたことを感謝しています。 そして同じように、今、生き方に迷うたくさんの若い女性に読んで欲しいと思います。 ちなみに私が最初に買ったのはホワイトハート版でしたが、新刊が出たのを期に新潮文庫版も新たに揃えました。 ホワイトハート版と比較すると挿絵が違います。それから本文もところどころ表現を変えていますが、内容は変わりありません。全体的には新潮文庫版のほうが大人っぽい雰囲気になっています。 | ||||
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以前ホワイトハート版を友人に借りて読んだのですがとても気に入り、この度新刊発売とのことで新潮版を買い読み返しているのですが、とても読みずらいです。 早く読み進めたいのに耳慣れない言葉や漢字、当て字だらけで、人物の名だと思えば地名だったりとそれだけでもいちいちひっかかりなかなか物語に没入しずらく感じました。 以前はそれが異世界の世界観にぴったりでストレスには感じなかったのですが、今回は何故こんなに気が重くなるのかと考えたところルビの振り方に問題がある様な気がします。 ただでさえ常用漢字でない固有名詞のルビが時々しか振られていません。 読書再開の度に‘あれ…これなんて読むんだっけ…’とわからなくなり、ルビが振ってあるページを探すという無駄な作業を何度もすることになりました。 読み進めたいのにそれを思うお億劫になり、この作品が大好きなのでそれがすごく残念です。 ですが、なんとか気力で新刊まで読み進めたいと思います。 | ||||
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上巻では、何も知らない異世界に連れてこられた陽子が、あてもなく景麒を探し、人の裏切りや妖魔との戦い、幻に唆され、心身ともに疲れ果て疑心暗鬼になっていく形で終わったが、この下巻では楽俊という半獣のネズミと出会い、迷いながらも精神的に成長していく姿が何とも気持ちいいですね。そして、陽子がこの世界に連れこられた理由も分かります。 上巻での謎も下巻を読めば成る程、そういうことだったのかと、作者の展開の上手さが光る作品だと思います。 | ||||
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下巻に取り掛かって数十ページで「面白くなかったらシリーズは撤退する」という方針は、あっさり「シリーズ読破する」にとって変わった。上巻のゆっくりとした展開は、秀才のネズミ半獣・楽俊の登場によって急速に変わった。「世界」の全体像はうっすらと立ち現れた。以降怒涛の展開に至る。すみません、「陽子が実は麒麟の生まれ変わり」という私の事前認識は間違いでした。それぐらい私は、このシリーズのことを知らなかったと思って許していただきたい(「許す」と言われても貴方様にお仕えはしませんが^^)。下巻は久しぶりに1日で読み切った。 理想国家論に「民主主義か、名君による独裁か」という議論がある(cf.「銀河英雄伝説」)。この世界の構造は、とりあえず各々の弱点を克服したものように感じた。それでもやはり綻びがあるらしい。まぁそうだろうな、とも思う。 キャンベルの英雄理論に則して考察するに、陽子は未だ「究極の恵み」と「英雄の帰還」まで至らない。倭国(日本)に戻ることが「帰還」とは私は思わない。「帰還」には長い歳月が必要だと私は予測する。しかも、倭国と十二国との時間軸が同時に進んでいるっぽい。この作品が描かれて、未だ完結していないのはその辺りに秘密があるのではないかと、ふと思った。私の予測が当たっているかどうかは、このシリーズを読み終わって又考察してみようと思う。 また、私の大胆な考察を(未だ第一部しか読んでいないのに)もう一つ披露する(←何の与太話かと笑って貰っても良い)。十二国の地図が下巻で披露された。先ず思ったのは、これは宇宙の自然が造る姿だろうか、ということだ。その規模がいくら巨大だとしても、千年以上の歴史があろうとも、この世界は人造物である可能性が高いと思う。一応メモとして、此処に書いておきたい。 もし気に入ってシリーズを読み始めたら、当初は月2冊ぐらいのテンポで楽しみながら読み切ろうと思っていた。困ったことになった。そんなテンポに我慢できるだろうか。 | ||||
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本屋がスペシャルセールを組んでいる今、どうしようかと迷っていたこのシリーズに手をつけてみることにした。ファンタジーは好きだ。上橋菜穂子の小説は全て読むことにしている。宮部みゆきもそうだ。『指輪物語』を読んだ時から、壮大な世界を構築して語られたお話は大好きではある。けれども長いので、全部読むのはそれなりの見極めが必要だ。 (上・下)が面白くなかったら撤退しようと思っている。 壮大な「自分探し」の話ならば、要らない。ファンタジーではなく他でやってくれ、と思う。ファンタジーでしか、描けないものがあるからだ。人はこの宇宙の全てを把握することは無理だ。だから、小説は「世界」の一部分しか描けない。でも、人はそういう小説を読んで少しずつ自分と世界との関係を測ってゆくのだろう。そういう小説に、素晴らしいものも勿論たくさんある。一方、ファンタジーはこの「宇宙把握不可能性」の不具合を解消しようとしたものだ。作家1人で「世界」を作ってしまう。だから、個人はその世界と「丸ごと」対峙する。ファンタジーの中では、宇宙の究極の謎を解き明かすことも、それに対して個人が究極の選択をすることも可能なのである。 さて、上巻を読んでの感想である(今ごろかよ!)。私は陽子が実は麒麟(どういうものかはまだ知らない)の生まれ変わりだというぐらいの不確かな事前知識だけを持っている。まだ上巻が終わったばかりのこの時点では、八方美人で何者でもなかった陽子の「自分探し」と見えなくもない。しかし、興味深いことがある。 ジョーゼフ・キャンベル『千の顔を持つ英雄』では、「英雄の誕生」は古今東西以下のようにパターンがあるという。「冒険への召命」「召命拒否」「自然を超越した力の助け」「最初の境界を越える」「クジラの腹の中」「試練の道」「女神との遭遇」「誘惑する女」「父親との一体化」「神格化」「究極の恵み」やがて「英雄の帰還」へと移って行くというのだ(もちろん、クジラとか女や父親は他に替わり得る)。そういう意味では、現在陽子は「試練への道」「誘惑する女」の最中にぴったり当てはまる。 だとすると、『指輪物語』に通じる壮大な世界が待ち構えていてもおかしくはない。下巻を読み進めたい。 | ||||
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新作「白銀の墟 玄の月」を読んで、本作「月の影 影の海」から読み直しています。 主人公陽子が、頼る人頼る人に裏切られて疑心暗鬼におちいっていく様子が上手く描かれていて、ストーリーが分かっていてもぐいぐい引き込まれました。 山の中で満身創痍(まんしんそうい)で眠りに入るシーンは、陽子の孤独感が伝わってきて、その場の情景が目に浮かぶようでした。 | ||||
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最新刊が18年?ぶりに出て至る所の本屋さんで専用コーナーが出来たり広告が出て気になり読み始めました。 一気にはまりましたw とりあえず上だけ買って読み始め気付いたら下をその日のうちに電車に乗って購入し半日で上下共に読み終わりました。 その次の日には最新刊まで全て揃えてましたw それぐらい世界観に引き込まれます。 どうしてもっと早く出会えなかったのか… まぁ最初のが出た時に私は生まれてなかったので仕方ないのかもしれません。 | ||||
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十二国記シリーズとの出会いはこの物語でしたが、この物語に限って言えば読み返したいとは思いません。 ですが、読み返さなくてもあの重い感動(というと薄っぺらいですが)は一生の宝だと言えます。それほど心に響いた物語でした。 この物語に出会っていなかったら、私は世の中や他者を恨んで生きていたことでしょう。もしかしたら、社会を恨むあまり犯罪を犯していたかもしれない。そういう時期にこの物語を読んだことが私の人生の転機になったのは確実です。 小野先生に、そして陽子に感謝してやみません。 | ||||
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家族にも友達にも適当に合わせて流されるままだった女子高生、陽子。ある日突然、異世界に拐われるように連れてこられ、放り出されます。右も左も分からず、知っている人間もおらず、異世界から流されてきた人間だからと殺されそうになったり、少し親切にしてくれる人間が出てきたと思ったら裏切られたり。必死で生き抜き、次第に「なぜ自分は連れて来られたのか」という謎が解けていく話なのですが、上巻は苦労の連続で読んでいるだけで疲れます。疲れますが、頑張って下巻まで読んでみてください。 | ||||
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ティーンの時に出会って以来ずっと手元に置いて何度も読んでいます。どんな哲学書を読むよりもずっと分かりやすく『人はどう生きるべきか』を描き、何よりもストーリー自体がとんでもなく楽しい。 月の影影の海 上巻はしんどいです。世界観に慣れるまで、そして話の展開共に。どうか下巻の1/3くらいまでは我慢して読んで下さい。その先は転がり落ちるように面白くなります。是非多くの方に読んでもらいたい作品です。 | ||||
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当たり前だが世界観、ルール、登場人物、地理が分からず大苦戦。 陽子もつらい境遇が多く読みつかれる。でも十二国記を堪能するためには読むしかない、 下巻で主人公も読者も報われる(笑) | ||||
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少女が王になった。いろいろな王がいるがこの王の物語は応援した。 十二国記のスタート。この世界観好きな人は他もおすすめ。 | ||||
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同じような事の繰り返し、展開がないまま上巻終了。おもしろいとは思わなかった。下巻に期待します。 | ||||
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どうしてこんなに十二国記に魅せられたのかと考えてみた。 私は、やはりこの分かりやすい世界観、そして陽子という主人公にとても感情移入しやすいところだと思う。 やはり、この「月の影 影の海」が柱となって十二国記シリーズを支えている。 下巻ではテンポよく物語の展開が進んでいく、ちょっと展開が早すぎはしないかいとは思いもした。 それと感じたのが少し難しい漢字の単語が多いかなと辞書を引いても分からん。(ニュアンスでなんとはなくわかるが) しかし、それらを差し引いても満点です!! | ||||
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10年前に一気読みした作品で詳細などを忘れたので久しぶりに再読。 やっぱし、抜群の面白さ!!間違いなく異世界ファンタジーの代表作だ。 まず、小野不由美のドSっぷりが半端ない! どこにでもいそうな臆病で優等生の女子高生の陽子をまるでボロ布のように叩きまくる。 読んでいて、そろそろ助けようよと思うけど叩き潰す。 陽子が立ち上げっても叩く。 そして、あらゆる角度から陽子の希望を根こそぎ奪っていき絶望だけが残される。 果たして陽子はこの絶望から立ち上がれるのか!? 何度も陽子はもうダメだ、死んじゃうと思わされてしまう。 主人公なんだけど(笑) 息をつく暇もない展開で手に汗を握ってしまうストーリー。 速く下巻も読まなきゃ!! | ||||
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異世界ものは何度か読んだことがある。主人公が何も分からぬままに異世界に辿り着き、そこで様々な経験を積んで成長していくという王道の物語だ。だが、1巻まるごと、何も分からないままに戦い続け、最後に死に瀕するという本は初めてだった。 「なんか、ずっと暗い話が続くなぁ…」「いつになったら、彼女の置かれている状況の説明があるんだろう」などと思いながら読み進めていって、最後に何も分からないままで死にそうになるシーンに至っては、ちょっと呆然とした。 シリーズものらしいので、きっと壮大な話だから最初は条件設定で引っ張るのだろうな、くらいは考えたが、なかなか暗い。下巻からの話の急展開を期待する。 | ||||
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