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月の影 影の海 十二国記
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【この小説が収録されている参考書籍】
月の影 影の海 十二国記の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全221件 181~200 10/12ページ
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| 上巻は確かに暗いかもしれない・・・。でもその分、下巻の感動は大きいぞ! 上巻を読んだら下巻も読まなきゃもったいない、そんな感じです。 上巻は人間の弱い部分や暗い部分が主人公を通して描かれていて、共感できるところがきっとあるはずです。 読んで損なし!!! | ||||
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| さすがにホワイトハート版はちょっと電車では読めないという方におすすめな講談社文庫版です。 通勤、通学のお供に最適です。 はまりすぎて乗り越ししないように(笑)普通の女子高生だった陽子が不思議な国に迷い込む。 お、なんか「ふしぎ遊戯」みたいだと思いました。 それはさておき、この話主人公がかなり酷い目に会う。おもわず自分感情移入して読んで切なくなりました。 感情移入できたのはやはり、綺麗事を言う主人公じゃなく醜い部分もあったからです。 人間きれい事だけじゃ生きていけません。 人に裏切られ、又陽子自身も裏切りながらも人のやさしさに触れ、自分の醜い部分を知り陽子は成長していきます。 これは陽子の成長の記録前半です。 | ||||
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| 女子高生陽子が、毎夜夢に現れる正体不明の怪物に追われ、金髪の青年に月の影の見知らぬ国へと連れて行かれます。悪夢の中でホラー然として始まった物語は次々と展開が変わり、目が離せません。 異国の地で一人ぼっちになった陽子が体験していく世界は、異人への憎しみと親切な仮面を被った人々の裏切り、生きるための戦いの悲惨さに溢れ、すさんで言動が変化していく陽子が悲しくつらい。唯一の持ち物となる剣は陽子を守りますが、人間の陽子自身の悪意をも映し出します。剣に映る日本の映像・幻の猿の囁きは今私たちが住む世界の鏡像に他ならず、自分自身が責められているようです。 アニメでは陽子の陰の心の代弁者がいますが、原作の陽子一人の戦いを感じて欲しい。内容の悲惨さを、華麗な挿!絵が救います。アニメファンの方は、ホワイトハートシリーズがお勧めです。すぐ下巻が読みたくなります。 | ||||
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| ケイキって? 王って? この世界の謎、なぜ陽子がここに連れてこられたのか分かります。 上巻がかなり過酷な状況だっただけに人間不信になっていた陽子・・彼女が出会ったのは2本足で立ち、話すねずみの楽駿。 彼のおかげですこしずつ人間不信が治っていきます。 よかった、よかった。 そして、陽子の過酷な旅は終わります。それは新たな物語への幕開けです。 この巻では延王、六太がお目見え。 私的に好きなコンビです。 彼らがどんな人かって?それは読んでもらえばわかりますよ。 | ||||
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| 陽子の異国での初めての友楽俊はなんと大きなネズミ。陽子の経験と共に十二国の世界が徐々に明らかになってきますが、卵果(卵から人が生まれる!)と半獣は秀逸です。人語を話す獣はありきたりに思えますが、取り巻く設定が差別に溢れる現代を思い出させ、飄々としている楽俊がかっこいい。 楽俊については多くを語る必要はないと思いますが、その一語一語に「楽俊はすごい」とつぶやく陽子の心情に共感しました。延王尚隆・延麒六太が登場する後半は、五百年続く大国延の王と麒麟らしからぬ軽妙なやり取りがほっとさせ笑わせてくれます。ほんと好きです、この二人! だだの女子高生だったとは思えないほど、成長していく陽子には違和感を感じなくもないですが、最後に選んだ道を思えば納得させられるかな。走り読みしたくなる展開ですが、心理描写をじっくり読んでください。 | ||||
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| アニメから十二国記に入った人も多いでしょう。 原作は読んどくべきです | ||||
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| 上巻では弱々しく精彩を欠いた主人公・陽子。というか悲惨すぎたよ運命が。下巻になると、心を許せる友との出会いがあり、物語が大きく動き始めます。やはり主人公が意志を持つとイイ! 上巻まるまる我慢した甲斐があります。 雁国に渡ってからは桃太郎侍のような水戸黄門のような展開もあり、ちょっとお約束っぽい気もするのですが、大いに盛り上がります。しかもこの盛り上がりは、まだプロローグにすぎない!これから大いなる物語世界が始まる。本好きにとってこたえられない瞬間です。この本と出合って良かった!と思いました。 | ||||
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| 異世界に流された陽子が主人公の本作では、彼女の目を通した風景描写が多いです。こんな感じかな?と空想しつつ読むのが楽しいです。しかし上巻では、陽子がまだまだ受け身で頼りない。主体的な行動を取らず「帰りたい」と泣いてばっかりなのがつまんないです。この世界の全貌もなかなか判明しないし。その分、下巻になって陽子が覚悟を決めて動き出すと、物語そのものが俄然イキイキしてきます。名作ですよね! | ||||
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| 元々は教育テレビで放送されているものを時々見ていたのですが…子供にチャンネルを取られて続けて見る事が出来ないため、主人が持っていたこのシリーズを読む事にしました。 はじめ、主人が「最初の話が一番つまらない」といって、一番下に置いてあったため一番最後に読んだのですが、どうしてどうして。さすがに上巻はこれでもかこれでもかと落ち込ませてくださいますが、その暗さを乗り切ったあなた!下巻では笑いが待っております。 特に私のお気に入りは延王と延麒の掛け合い漫才。大好き!こういうキャラクター。 あと、密かに陽子と楽俊の絡みも好きなんです。この辺は、読み手が男性か女性かで読み取り方が違ってくると思いますね。皆さん真面目なレビューが多いので、ちょっと砕けたレビューにしてみました。こんな文章でも、「読んでみようかな」と思って頂けると幸いです。 | ||||
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| 陽子の独白、これは誰もが持つ自分の本音、弱さ、醜さ以外に他ならない。 最初に読んだのはまさしく高校生の時であった。 あまりに当時の自分と酷似していて読むにしたがって冷や汗が流れた。 今でも読むたびに当時を思い出してじりじりと、ひりひりと胸が痛む。人は誰でも己を正当化しようとする。 弱さから目をそらそうとする。しかし、この本はそれを許さない。 己の心の醜さを陽子を通して普段は決して覗かぬ闇を見せつける。 己の醜さを、他者の醜さを、全ての醜さを自覚しろ、と。 己を自覚しろ、と。 その先に何があるのか、絶望した人間は如何にして生きるのか。 読むのを止めるわけにはいかない。物語はまだはじまっていない。 | ||||
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| 友人からなんとなく借りて読んだ十二国記。ここまで惹かれてしまうとは思いませんでした。主人公の少女は、何故かいきなり見たこともない世界へ連れて行かれてしまいます。未知の世界へきてしまったことをきっかけに、少女は己の心と葛藤し、自分の存在理由を見直してゆく。それこそが、『月の影影の海』の魅力だと思います。 ただ周りの流れに身を任せるだけの生き方について、少女が出した答えに共感できるか否かは人それぞれですが、私は彼女の歩み方が好きです。中華的な幻想小説としても多くの人を魅了した十二国記の世界、一度覗いて見てください。 | ||||
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| リアルタイムで途中まで読んでいたのに、何故かやめてしまっていた十二国記。最近よく書店や雑誌の特集などで見かけるようになり(アニメのせいでしょうか?)、つられて再読してみました。この最初の作品では、前半、主人公の陽子がしんじられないほどの苦難にあう様子が重く、つらかった印象があったのですが、再読してみると、それほどには(読んでいて自分が苦痛を感じるほどには)感じられませんでした。 それどころか、主人公の心理描写に感動! 当時より格段に楽しく読むことができました。 やはり読む時期というのは大切なのですね。私のように、昔読んだけど、今は・・・、というかたがいたら、ぜひもう一度読んでみてください。きっと新たな感動が得られると思います。 | ||||
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| 誰からも嫌われたくなくて、いい子を突き通す主人公陽子。そんなごく平凡で優等生の彼女が、ある日とつぜん無愛想な金髪のにいちゃんに異世界へつれられてしまう…。と、ここで普通ならその人か、はたまた誰かがその世界で助けてくれてもよいのですが、彼女は異世界について早々見放されます。さらに村に入ったら捕まえられて、親切されたと思えば裏切られて。並の苦労じゃないですね;もう上巻は人特有の黒い部分が出てて、ここまでするか!って感じです。 それでもただの女子高生の陽子が、強くカッコイイ王様に変わってく様は目をはなせないです。どんどん引きつけられてしまうから不思議。裏切られなかがらも強くなっていく陽子をついつい応援してしまうのです。後半は爽快!よく頑張った陽子!!と言いたくなってしまいます。ファンタジー苦手な方は多いと思いますが、これはファンタジーというより「人間」を描いた、壮大なお話。この世界独特のしきたりや定めに、人物達と一緒に考えたり悩んだり怒ったりしてください。悪も善も、みんなそれなりに理や考えがあって、惹かれることでしょう。 ぜひぜひ、みなさんも十二国記の世界をのぞいてみては? | ||||
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| 上下巻まとめてレビューこの作品は一言で言えば少女の成長物語です。講談社文庫版の解説にもありますが、この作品には異世界ファンタジーにありがちな甘甘な展開も、主人公の現実から逃避しての異世界での大活躍に自己投影する楽しみもありません。美少年に囲まれてちやほやされる代わりに、遭遇するのは裏切り、人間不信、疑心暗鬼、それに苦痛と、絶望と、死と・・・。そんな中、主人公の女子高生陽子は、処女こそ喪失しませんでしたが、ズタボロのボロボロの襤褸雑巾のように成り果ててしまいます。これはみていてなかなか萌えます。そうして誰も信じられなくなって倒れ死を待つ彼女の前にあらわれる人物は、彼女の凍てついた心を暖かく溶かしていく。そうして陽子はついに自分の弱さと対決して、それに克ち、無二の朋を得て人間として大きく成長していくわけです。シリーズ全体を通じたテーマはこの少女の人間形成にあるといってもよいでしょう。続くシリーズでも、様々な人間の生き様死に様が描かれながら、陽子は全編を通した主人公として成長していく。本書冒頭部の陽子からは考えられないほど強く逞しく自分の生を貫く陽子に、人は変われるのだと、読者に強くメッセージを投げかけます。 | ||||
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| 十二国記シリーズの1作目。普通の女子高生だった陽子の前に、金髪の青年が現れた。そして彼女は見たこともない世界へ飛ばされる。そこで、彼女の孤独な戦いは始まった……。この物語の中で陽子は、いろいろな人物に出会います。人が人を信じることの難しさを、私は見せ付けられたような気がします。どうしたら他人の信頼を得ることができるのか、どうしたら他人を信頼できるのかを、陽子と一緒に学んだ気がします。上巻はひたすら辛い展開ですが、下巻では新しい人物も登場してきて、読みやすくなります。楽俊、最高です。 | ||||
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| 山で死にかけていた陽子を、子供が助けた。――実際には、子供サイズのネズミ・・・。ネズミはヒトの言葉をしゃべり、2本の足で立つ。そのネズミは、楽俊と名のった。陽子が訊けば答える、そして陽子は、雁に行く事を進められる。疑っていながら、少しずつ信頼していく。結果としては親友と互いに言ってのけるほど。自分には、決して出来はしないだろう。 | ||||
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| なるほど、ティーンズ向けノベルとは思えぬビターな味わい。 しかし結局のところこれは貴種漂流譚ではなかろうか、という疑念も。 シリーズ一作目を読んだだけで判断するのは正しくないのだろうけど。 | ||||
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| 「中国系ファンタジー」という言葉があるのか分からないが(笑)いってみれば、『ハリーポッターシリーズ』『ドラゴランス戦記』『指輪物語』等の欧米系ファンタジーと比較すると、そういうカテゴリー。出張先のホテルで偶然つけたBSでアニメがやっていて、ほんの10分しか観なかったが、世界観が深く複雑に構築されていることは、すぐ感じた。「あーこれ、絶対僕が好きなカンジだ」と探しまくって小説を買って、はまりまくった。近年では、最大級の収穫。出ている作品すべて読み尽くすまでの期間は、幸せだった。久しぶりに、どっぷりその世界観にはまりまくった。購入するときに、ティーンエイジの少女を対象としていることに気づいて少し尻込みしたが、全然問題なかった。そしてその後、読んでる途中!で、あの『屍鬼』の小野不由美さんの作品だと分かって、吃驚した。それにしても、作者の小野さんは、人間の弱い部分をこれでもかとえぐる。厳しい人だな、と思いました。中国のファンタジーをベースにここまで世界観を構築して、エンターテイメントに構築した手腕は、見事としか言いようがないです。 | ||||
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| 何でもっと早く読まなかったのだろう・・と思いました。本気で後悔しました。小野不由美さん天才!の一言。読めない漢字も多いし、言い回しも難しいけど、何かにとりつかれたように読みました。本当に全てが洗練されてて、読むたび、すごいなぁ・・と思ってしまいました。上巻は主人公が容赦なく叩きつけられ、裏切られ、息苦しいの一言ですが、下巻の爽快さを経験してしまうと、もうハマることうけあいです。本当にオススメ。絶対に読んだ方がいいと思います。 | ||||
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