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月の影 影の海 十二国記
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【この小説が収録されている参考書籍】
月の影 影の海 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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他の物と一緒に購入し同梱されて届いたのですが、大きい箱にそのまま放り込まれており緩衝材や固定もなかったため破けた状態で届きました。帯だけでなく本そのものもあちこち凹んでおり、残念です。 | ||||
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以前ホワイトハート版を友人に借りて読んだのですがとても気に入り、この度新刊発売とのことで新潮版を買い読み返しているのですが、とても読みずらいです。 早く読み進めたいのに耳慣れない言葉や漢字、当て字だらけで、人物の名だと思えば地名だったりとそれだけでもいちいちひっかかりなかなか物語に没入しずらく感じました。 以前はそれが異世界の世界観にぴったりでストレスには感じなかったのですが、今回は何故こんなに気が重くなるのかと考えたところルビの振り方に問題がある様な気がします。 ただでさえ常用漢字でない固有名詞のルビが時々しか振られていません。 読書再開の度に‘あれ…これなんて読むんだっけ…’とわからなくなり、ルビが振ってあるページを探すという無駄な作業を何度もすることになりました。 読み進めたいのにそれを思うお億劫になり、この作品が大好きなのでそれがすごく残念です。 ですが、なんとか気力で新刊まで読み進めたいと思います。 | ||||
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当たり前だが世界観、ルール、登場人物、地理が分からず大苦戦。 陽子もつらい境遇が多く読みつかれる。でも十二国記を堪能するためには読むしかない、 下巻で主人公も読者も報われる(笑) | ||||
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異世界ものは何度か読んだことがある。主人公が何も分からぬままに異世界に辿り着き、そこで様々な経験を積んで成長していくという王道の物語だ。だが、1巻まるごと、何も分からないままに戦い続け、最後に死に瀕するという本は初めてだった。 「なんか、ずっと暗い話が続くなぁ…」「いつになったら、彼女の置かれている状況の説明があるんだろう」などと思いながら読み進めていって、最後に何も分からないままで死にそうになるシーンに至っては、ちょっと呆然とした。 シリーズものらしいので、きっと壮大な話だから最初は条件設定で引っ張るのだろうな、くらいは考えたが、なかなか暗い。下巻からの話の急展開を期待する。 | ||||
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普段の生活に、特に不満を抱くこともなく平凡に暮らしていた高校生の陽子は、ある日突然に謎の人物ケイキにさらわれるようにして異世界へ。 たどり着いた世界は、道教を思わせる魑魅魍魎が跋扈し、訳も判らずに追いまわされるが、頼りにできるのは、自分自身と、ケイキに渡された宝剣のみ。 案内役と思われたケイキは異世界への旅の途中、行方知れずとなってしまったのだ。。。 現実世界から異世界へと赴くファンタジーは数多くあるが、本作は「巻き込まれ型」。 嫌な現実から逃避する、というパターンではエンデの「はてしない物語」を思い出すが、陽子は逆に嫌々ながら異世界に行き、いつも現実世界に帰りたいと思っている。 しかし、宝剣の不思議な力により、陽子の居なくなった現実世界を垣間見ることによって、自分が帰りたいと切望する故郷は、彼女自身が信じていた様相とは異なり、人間の醜さを見せつけてくる。 人間は醜いものだ、と陽子が悟ったところで登場する、善良な”半獣”楽俊が面白い。 当初、二足歩行の巨大なネズミとして登場する彼は、髭を振るわせながら分別のあるセリフを言うのだが、想像するだに滑稽だ。 シリーズ名からは、12の国が凌ぎを削りあう物語なのかと思っていたのだが、道教的なベースがあるため、最上位に「天意」があり、自然と安定方向へ向かうように造られた世界設定である。 このような「縛り」を自らを設定した作者が、今後どうような展開を見せてくれるか興味深い。 とは言え、仙人、麒麟、妖魔など、人知を超える存在が登場する物語なので、一端は大団円を迎えたものの、これから何が起こるかはお楽しみというところか。 先日、米国人の書いた、これもやはり道教をベースとした「鳥姫伝」を読んだのだが、道教はファンタジーのベースとして必要な要素を全て持っていることを改めて感じた。 邦人作家によって半端に模倣した西洋風ファンタジーが大量に発表される中で、より身近なところに素材を求めたのは正解だろう。 | ||||
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作中の陽子独白にもあるが、「なんだか話が旨すぎはしないか」? 陽子を騙し、裏切り、導くキャラクターが順繰りに現れ、挫折を味わいつつも成長していく?、、とか!! てっきり神的な存在が高次世界から主人公を導いてるのかな?と感じながら読んでいたが、どうやらそういう設定でも無いらしい。 本巻での人の出会いは全て偶然?? 何だかレールが敷かれたRPGのストーリーを辿っているような作られ感がかなり強い気がする。 十二国記マップにある、地形が完全にシンメトリーという作られ感溢れる設定の理由も続刊以降で明かされる事があるのだろうか? 10代の頃に読んだらそれなりに楽しめたかもしれないが、オッサンの自分にはご都合主義が鼻につく感が強いかな。 余談だが、ラストで盛り上がりそうなバトルシーンをわずか2行で片付けてしまうのは女性作家の故だろうか。 「え!!そこ端折っちゃうの?」 と正直思った。。 | ||||
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内容は他のレビューにお任せして… 講談社ホワイトハート版も持っているのですが、書き下ろしの表紙&挿絵という事で新潮文庫版を購入しました。 期待のイラストは・・・あれ?迫力が無い・・・ 画家は山田彰博さんでホワイトハート版と同じなんですが線が細く、遠目の構図になっているので人物や妖魔が小さく表情が分かりづらくなってしまっています。動きもあまり無い。表紙は綺麗で満足なだけに残念。 残念ですが華胥の夢から、だいぶ間が空いたので山田彰博さんの作風も変わっちゃったんですね・・・ 新潮文庫は表紙がビニール加工されていない為、ボロボロになりやすいのが難点なのでビニールのブックカバーをかけた方が良いかな。 | ||||
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十二国記、月の影 影の海(下)です。 この巻は、主人公・陽子が壁落人という海客に出会 ったり、楽俊という半獣に助け導かれるなどして、 こちらの世界について本格的に知り始める巻です。 その中で、陽子が自分が生まれ育った向こうの世界 で命を狙われた理由、旅の中で陽子を苦しめてきた 蒼猿の正体も判明していきます。同時に読者の心の もやもやも朝霧のように晴れていきます。 読みどころ3つ挙げますと、 (1)景麒「ずいぶんとお変わりになった」 (2)景麒「本当にお変わりになった」 (3)陽子「――許す」 最後に、この巻は、陽子が今後残るか残らないか を決めかねた状態で、景麒を救出に出向いて終わ りを迎えるので迷いが生じます。この巻を区切り の巻とみるか繋ぎの巻とみるか、判断を誤れば、 次の巻の味わいに雑味が生じてしまうので。 | ||||
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十二国記、第一巻 月の影 影の海(上)です。 この巻は、最近、見ている本人以外には理解されないで あろう悪夢にうなされるようになった赤髪の少女が異世 界に連れ去られ、連れていかれた先で打って変わって、 捨てられたかのように放っておかれる。少女はその世界 で、出会う人出会う人にだまされだまされ、結果、人間 不信になるが、物語の中で鍛えあげた剣の腕と絶対に元 の世界に帰るという強い意思の力で自分の前に現れる困 難を蹴散らして行く。主人公にとってものすごく不条理 な巻です。そのため、主人公と同じぐらい、読者も何が 起きているのか、何のためにこんな困難と対さなくては ならないのかと思い悩む巻です。 読みどころ3つ挙げますと、 (1)男「充分お待ち申し上げた。これ以上の余裕はない」 (2)男「私としてもこんな主人は願い下げ」 (3)鞘を失う。 読んでいて、心が晴れやかになる部分がものすごく少ない ため、陰鬱な気分で終始読まなくてはならない巻です。で すが、人間というものを理解するのに格好のテキストにな る本であり、著者の文才が作品に絶妙な照りを与えている ので何と言っていいのか・・・魔性の魅力のある巻といった ところです。 | ||||
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なるほど、ティーンズ向けノベルとは思えぬビターな味わい。 しかし結局のところこれは貴種漂流譚ではなかろうか、という疑念も。 シリーズ一作目を読んだだけで判断するのは正しくないのだろうけど。 | ||||
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