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月の影 影の海 十二国記
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【この小説が収録されている参考書籍】
月の影 影の海 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全219件 161~180 9/11ページ
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上下巻に分かれているこの物語、上巻で主人公陽子は苦労し、苦労し、裏切られ、傷つき、いい事なんてほとんどありません。とことん暗いのです。 しかし!そこで投げてしまっては、読後感はよどんだまま、物語は食べかけです。しばらく我慢して読み続けましょう。かく言う私も、一度途中で投げ、半年ほど下巻に手を出す気がおこらなかったのですが、ブームにのって再チャレンジしてみました。 真髄は後半です。前半、陽子にふりかかる理不尽なまでの厳しい「現実」は、後半での彼女の成長に結びつきます。現実を見据えた上で、自分のとる行動=生き方の結論を出す彼女の姿は、「どうしてあたしだけがこんな目に」しか言えなかった陽子とはまるで別人です。信じた人から裏切られる事は必ずある。それでも自分が信じたいから信じる。裏切られたっていいから、信じる。夢も希望も無い前半は、この言葉に現実感と重みを出すための、長い長い準備期間だったのでしょう。 | ||||
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十二国記シリーズで初めて読んだのがこの作品でした。始めは十二国記の世界についてよくわからずに読んでいたので「ん??」といった感じでしたが、読み進めてこの不思議な世界がわかってくると、グングンおもしろくなってきます。 | ||||
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最初に見たのはアニメの方だったのですが、 全然絵がなくても想像の出来るぐらいとても世界が広がるような内容だと思いました。 他の世界の事がとても細かくて本当にありそう!と思ったぐらいです。 「月の影 影の海」だけでなく、他の十二国記シリーズも読んで欲しい! | ||||
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読んでみると思ってた内容とは全く違っていた!それまではイラストから歴史物かと思ってた・・・。でもよくよく見ると高校の制服着てるんだよね。センスあるわ。感覚的には夢で見たことあるような世界が小説になったよう。ヒロインは苦難するばかりで明るい話はほとんどない(!)けど、設定が自分と同年齢だからか、気持ちが分かるようですごくじんと来た。現実と夢世界みたいなのが入り混じっているようだけど、ちゃんと筋が通ってて素晴らしいー。なんたってアニメになったくらいだからね。 | ||||
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私はこのシリーズの本を高校生のころから読み始めました。ホワイトハートということで、中学生が読むものかなという先入観がありましたが、少女向けの文庫の挿絵とは思えないような芸術的な素晴らしい絵にひかれ、購入しました。読み始めると、人間の内面性がずっしりとあらわれる深い物語にどんどん引き込まれ、気がついたころには全巻そろえていました。今も新作を待ち望んでいます。 いろいろな人に勧めてみましたが、少女向け文庫とあってか、大人なみなさんはなかなか興味をもってくれませんでした。しかし、最近は一般の文庫版でも出版されているようで、ほらねー!という感じです。でも、私はあえてこのホワイトハート版でみんなに読んでもらいたいです!なぜかというと、一般文庫版では挿絵がのっていない!!こんなにすばらしく、この本の世界を表現した挿絵を見ないまま読み進めていくのはもったいない!!!私はこの挿絵とストーリーが一体となって初めてこの物語の本当の魅力が輝きだすと思っています!! | ||||
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めちゃめちゃハマります。 この作品に出会ってもう5年も経ちますが 未だに大好きです。何回読んでも楽しめます。 シリーズなので、登場人物などがつながってたりします。 この本では脇役のキャラが、次の話では メインキャラだったりっていうことがあります。 そーいうのが、ホントに面白いですっ! マンガや小説も含めて十二国記シリーズ以上におもしろい本は読んだ事がないですっ! このシリーズを書いた作者にホントに感謝ですっ! | ||||
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たった一人で、訳もわからず異世界に放り込まれた陽子。 そこでおこる、苛烈で孤独な戦い なぜ異形の獣たちと戦わなければいけないのか?なぜ人々は陽子に冷たく当たるのか、そんな孤独な旅の中で成長していく陽子の姿が、とてもすばらしい。これから起こる壮大な物語の序章の様な上巻。 | ||||
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陽子の過酷な旅も終わり、そこで出会うかけがいのない友、楽俊。何故、このような異世界に来なければならなかったのか、楽俊と陽子は、手がかりを探しに旅に出る。楽俊を信じ、親友となるまでの陽子の心の葛藤。人に何かをして貰うのを待つだけじゃなく、自分が、相手に何かをする事によって、お互いに支え合う事が成り立っていく。そんな当たり前だけれども難しい、忘れがちなことを、考えさせられた。そして陽子の旅の真実が明かされ、陽子は大きな決断をする。成長した陽子の、凛とした美しい女性にとても魅力を感じた。 | ||||
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主人公はごく普通の女子高生。突然異界に連れ去られ、魔物と戦わなければならない生活を味わうことになります。客観的な立場で読んでいればなんのことは無いありきたりなファンタジー小説ですが、もし主人公があなただったら!?それを考えた時、この物語は真に「大作」となりうるのだと思います。自らの強さ、弱さに正面から向き合うこと、誰かを信じるということ。いろいろな意味で「生きていく」ということについて考えさせられるでしょう。皆さんも陽子に自分を重ね合わせて、心の旅に出発してみて下さい。 | ||||
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「面白いな」と立ち読みでとりあえずシリーズ全巻読み、 ぜひとも買いたく思って、手始めにこれの上下を購入しました。 しかし、この文を読んで、私は一瞬にして冷めました。 P111「なんだか次々に扉が開いていく気が陽子にはした。」 ここは陽子が雁に辿り着いて、海客の待遇のあまりの違いに驚く様を表す、 重要な場面の描写です。ここだけが、あまりにまわりの文に比べて幼稚なのです。 これを読んだ瞬間に、私はほかのシリーズを購入する気をなくしました。 | ||||
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上下読んでみてなんですが、下巻はへこんだとき、読みたくなる。 ただのファンタジーなんですが、甘くない。つらいし、悲しいし。 でも主人公が生きるのに必死で、生きるのに貪欲で強くなっていく様が本当に好き。 何度読んでも泣きます。 | ||||
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一旦読み始めたらぐいぐい、ぐいぐいと読まずにいられない。 直線的に突き進んでいく話の面白さ、キャラが立っている魅力を 本書に感じました。 ヒロイック・ファンタジーと言ってもいいのかな。 陽子がこの世界の日常から否応なく切り離され、虚海をくぐり抜けて、 十二国のひとつの国に投げ出されるところから話が始まります。ひとり、異なる世界に放り出され、これでもかこれでもか! というくらい 苛酷な戦いを強いられ、孤独感を深めていく陽子。それでも一筋の希望を 支えに、陽子は敢然と立ち向かっていくのです。上巻の読み心地は、 胸が痛くなるくらい辛く、苦しいものでした。 やがて旅の仲間と出会い、ともに旅をする辺りから、闇の中に 光が見えてくる展開へ。こことは違う別の世界を舞台にして、ひとりのヒーローの苦難と、 その成長を描いたファンタジー。 主人公が苛酷な試練をくぐり抜けた後に訪れる解放感。浄化作用の 凛とした味わい。存分の読みごたえを感じました。 一気呵成に頁をめくっていく数時間を堪能しました。 | ||||
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上巻でさんざん傷めつけられ、苦汁を飲んだ主人公・陽子。普通の高校生は、苦難をくぐり抜ける中で、蛹が蝶に脱皮するように思慮を深め、たくましくなりました。最後にやっと、納まるところに納まって、ほっとしたのを覚えています。でも、なぜかハッピーエンドという気がしなかったのは、一番のパートナーであるはずの景麒が余りにも出てこないままだったからだよな~。気になる続きは「風の万里黎明の空」で。「風の海」「東の海神」はその後でも大丈夫です。 | ||||
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私はアニメを少しだけ見て興味を抱いていたのですが、ホワイトハートの文庫しか知らず、最初は敬遠していました。しかし講談社文庫のほうで見つけて手に取ったのが、この本との出会いでした。ものの見事に、その物語に引きこまれ、上巻を買って、読んだ次の日には下巻を買いに本屋に走っていました。 他人に迎合し、目立たず、反抗せずひっそりと毎日を過ごしていた少女・陽子が突如、異世界に連れて行かれ、多くの苦難を味わっているのがこの「月の影・影の海」の上巻です。飢えや渇きに加えて、人間への猜疑心が陽子を肉体的にも精神的にも打ちのめしています。同時に、陽子を通して書かれている人の内面の描写に圧倒され、私自身の内面も見ている気がしました。 小説がこんなに早く読めるのかというほどの早さで一気に読みました。そして何度も何度も読み返しました。これはおすすめです。 | ||||
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先に読んだ事のある友達に言わせると、少し読みきるのに、 根気がいるとか…。でも私は全くそんな風には感じませんでした!! 正直アニメ見て面白そうだな~と思って買ったのがきっかけだったのですが…。難しいとか読めない漢字が出てくるとかほとんどなくて、 早く次の展開が知りたくなります!! やみつきになるコト間違いなし!!…(もちろん人それぞれです♪) | ||||
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魅力的なキャラクター、不可思議な世界観。名付けるとすれば中華風ファンタジー。しかし、その一言に収まらない程舞台は広く、設定も多彩だ。表紙や粗筋を見て、少しでも惹かれるものがあるならば是非一度目を通してみて欲しい。小説となると敬遠する人もいるかも知れないので、アニメコミックを先に読み人物名や固有名詞をあらかた覚えておくのもいいと思う。挿絵もまた文章から想像する世界を少しも損なわず、素晴らしい。続刊が出るのを求めて止まない。 | ||||
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上巻は確かに暗いかもしれない・・・。でもその分、下巻の感動は大きいぞ! 上巻を読んだら下巻も読まなきゃもったいない、そんな感じです。 上巻は人間の弱い部分や暗い部分が主人公を通して描かれていて、共感できるところがきっとあるはずです。 読んで損なし!!! | ||||
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さすがにホワイトハート版はちょっと電車では読めないという方におすすめな講談社文庫版です。 通勤、通学のお供に最適です。 はまりすぎて乗り越ししないように(笑)普通の女子高生だった陽子が不思議な国に迷い込む。 お、なんか「ふしぎ遊戯」みたいだと思いました。 それはさておき、この話主人公がかなり酷い目に会う。おもわず自分感情移入して読んで切なくなりました。 感情移入できたのはやはり、綺麗事を言う主人公じゃなく醜い部分もあったからです。 人間きれい事だけじゃ生きていけません。 人に裏切られ、又陽子自身も裏切りながらも人のやさしさに触れ、自分の醜い部分を知り陽子は成長していきます。 これは陽子の成長の記録前半です。 | ||||
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女子高生陽子が、毎夜夢に現れる正体不明の怪物に追われ、金髪の青年に月の影の見知らぬ国へと連れて行かれます。悪夢の中でホラー然として始まった物語は次々と展開が変わり、目が離せません。 異国の地で一人ぼっちになった陽子が体験していく世界は、異人への憎しみと親切な仮面を被った人々の裏切り、生きるための戦いの悲惨さに溢れ、すさんで言動が変化していく陽子が悲しくつらい。唯一の持ち物となる剣は陽子を守りますが、人間の陽子自身の悪意をも映し出します。剣に映る日本の映像・幻の猿の囁きは今私たちが住む世界の鏡像に他ならず、自分自身が責められているようです。 アニメでは陽子の陰の心の代弁者がいますが、原作の陽子一人の戦いを感じて欲しい。内容の悲惨さを、華麗な挿!絵が救います。アニメファンの方は、ホワイトハートシリーズがお勧めです。すぐ下巻が読みたくなります。 | ||||
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ケイキって? 王って? この世界の謎、なぜ陽子がここに連れてこられたのか分かります。 上巻がかなり過酷な状況だっただけに人間不信になっていた陽子・・彼女が出会ったのは2本足で立ち、話すねずみの楽駿。 彼のおかげですこしずつ人間不信が治っていきます。 よかった、よかった。 そして、陽子の過酷な旅は終わります。それは新たな物語への幕開けです。 この巻では延王、六太がお目見え。 私的に好きなコンビです。 彼らがどんな人かって?それは読んでもらえばわかりますよ。 | ||||
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