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微笑む人
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微笑む人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 1~20 1/5ページ
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の作品はどれもおすすめ。読みやすい | ||||
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読み始めの「サイコパス物?」という私の感想そのものがすでに作者の仕掛けに引っ掛かってる。そしてそれは最後の10ページほどを読むまでそれがわからない!まあ「ひっかけ小説」と言えないこともないけれど、「イニシエーション・ラブ」のような叙述トリックでひっかけるのでははない。「本を読むこと・物語を理解すること」それ自体を相対化する「ひねり」それはめったに遭遇しないので、読後確かにクラクラする。 冒頭の殺人事件からずーっと積み上げてきた読み手の推理思考、残りページが少なくなってきて「あれ、どんなふうに決着が??」と思っているといきなり終わる。そして、積み上げてきた推理思考そのものがボンヤリぼやけていく――うーん、未読者には何を言ってるかわからないかも、実際最後まで読まないとわからないこの感覚。 「人は見たいようにしか他人を見ない」「人はわかりやすいストーリーを求める」「記憶の塗り替え」、そして究極的には、「人は自分自身をも含めて、自分が見たいように、わかるようにしか理解しえない」ということ。 一見、作者が途中でめんどくさくなって読者を放り出したようなエンディングだが、おそらく最初からの狙いだったのだろう。エンタメなのに哲学的。是非、一読を。 | ||||
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セリフが多すぎる。戯曲としてはアリなのかもしれないが、小説としては手抜き感があるのは否めない。 | ||||
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この手の話はリアリティが命。なので、結末に向かい徐々にリアリティが失われ、逆に観念的な考察に結論として帰着してしまったのは残念。肩透かしを食ったような読後感です。 あと「最高学府」は「大学」のことで「一番の難関大学=東大」という意味ではありません。いやしくも文筆を生業とする人がこんな素人じみた言葉の取り違えをしていることもまた残念でした。 | ||||
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学校のクラスメイトにも、会社の同僚にも、みんなあの人は良い性格と言うのに得体の知れない人がいましたね。 私にはわからないことにこだわりがあるのだと気づくと怖くかった。 ほんとは隠し事ばかりのひと。 私を助けてくれたけど、誰かを陥れているんじゃないかな。 これから胸の中にずっと俊ちゃんがい続ける。 | ||||
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まず作中何度も語られる「異様な動機の犯罪が増えている現状」に同意できるか否かが、この本を楽しめるかを分ける最初の分水嶺かもしれない。 私は平成以降凶悪犯罪が減少傾向であること、どんなに「異様だ」と騒がれようとも大体の殺人は「利己(金銭欲, 承認欲求, 性欲, 保身等)」に起因していることを知っているので、同意できないまま読み進めた。 その中で、語り口の幼さやご都合主義、小児への性的虐待を「物語のスパイス」として安易に使っていること、古臭い女性描写(なぜか女性職員は全員一般職)に徐々に辟易していった。都市銀行職員の描写や警察の捜査のねちっこさに関する取材不足も甚だしい。 ストーリーや文章構成にも取り立てて語るべき点は見出だせなかった。素材(仁藤)は良いのだから、もっとじっくり調理すれば同じ帰結でも化けただろうと残念に思う。 | ||||
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オーディブルで聴きました。 まずは他のレビューでもあるように唐突なラストにモヤモヤが残りました。 作中は動機が理解できない人々の描写をみて「解らないのか?犯人はサイコパスだろう。」と少しイライラしながら聴き進んでいました。 サイコパスならばその動機をいわゆる普通の感覚で理解することはで出来ないだろう。 が、その感想もラストの展開で「理解不能な犯罪者=サイコパス」と自分でカテゴライズして安心しているだけでは?と考えさせられました。 しかしそれを言うなら本文にあるとおり自分以外の他人の心を正確に理解することは不可能です。 もしかしたら自分の心すらも。 そうした意味で新しい視点を得ることが出来た作品です。 | ||||
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話の進め方自体はつまらなくないけど、如何せん、最後のカスミの話は要る?と思ってしまう。 もやもやが残る結末なら、それはそれでアリだけど、どうも蛇足の気が。そしてこの蛇足で作品の価値が下がっている気もする。 | ||||
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乃木坂の齋藤飛鳥がすすめていたので読んでみました。それほど期待してなかったのですが、読み終えるとなんと表現していいのかわからない作品でした。解説に「究極のミステリ」という言葉を見つけ、ようやく私も、この作品を理解できました。まさかアイドルから究極の何かを紹介してもらえるとは思ってなかったので、とても思い出深い一冊になりました。 | ||||
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78ページまで頑張って読んだけどこういうインタビュー形式のフィクションて常に現実のこちらがわにいて物語に全く引き込まれないから読んでてすごく退屈。まだノンフィクションならインタビュー形式もわかるけどフィクションなのにインタビュー形式の小説読むて馬鹿らしくなる。 ドラマで見てオチがなかったから小説でオチわかるかなて買ったけどオチもうどうでもいいわ。 そんでまたインタビューされる人も全く魅力的じゃなくほんともうどうでもいいわて感じ。 | ||||
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なにか凄いものを書こうとしてミスリードや匂わせや伏線を大量に書くけど 結局なんの意味のない話で凄いところが何もない作品。 なにも無い 虚無なイメージが伝えたい事。 人生において本作は一切必要性がない。 | ||||
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ミステリと題売ってこれは…… 一言で言ってしまえば作中でも言っていますが「わかりやすい結末があるのはフィクションだけ」を作品でやったっていうメタ的小説がコレです。 ミステリでそれをやって売り出せるのは今までの作品がある作家だからでしょう。新人でコレやったら即没だと思います。 物語のラストでは虚言壁のあるショウコというキャラがでてきます(虚言壁というのもショウコの発言もすべてが信用できないのでその癖に意味があるのかわかりませんが) ついでにいえばすべてが証言で構成されているので客観的事実を組み立てることがほぼ難しく推理することはできません。 そもそも読者に推理させる作品ではないと思いますので、好き嫌いが極端に別れます。 言えることは仁藤は実際に妻子を殺している(目撃者、爪のDNA)ぐらいしかないです。 元警察の発言も本人の証言だけなので妄想とも言えます。 あとは証言者の印象だったりするので推理材料がないです。 そもそもはっきりした結末を求めないなら現実の事件を追えばいいと思います。 「他人の心なんて理解できない」のは一般論なので、それをミステリ小説でやられても……となった人が批判してるんだと思います。その通りです。 ちなみに衝撃のラスト!っていうのは「他人の心なんて理解できないし、証言なんて信用できないよー!残念でしたー!」っていうのがオチってことです。まさかここで一般論を述べるとは……っていう衝撃は受けましたね確かに。 | ||||
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映画みておもしろかったので原作購入しました。とてもおもしろいです。 | ||||
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本当の評価は☆ゼロ。 腰が砕けそうになる結末だった。 「結局なにXわXXXXんでした。人のことなんて誰もわかんないよ。あんただってそうだろ?」という身も蓋もない突き放し方。 大好きな作家だっただけにショックが大きい。 凄まじい時間のムダだった。 読了後即ゴミ箱行き。 | ||||
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貫井さんの著書は好きなんです。 この本もあらすじでは、すごく面白そうで、 そして最後まで退屈せずに読み進めることが出来ましたが、 最後の最後になって、【えっ?】な結末でした。 まあ、こう言う本があっても良いのかな?とは思います。 | ||||
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長々と語られる犯人とその周辺の人々の話。最後は意味がわからない。結局何だったのか?感動も納得もない終わり方にガッカリしました。 | ||||
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理不尽な理由で妻子を殺害した男の物語。 本作品は、仁藤俊美が妻の翔子と3歳の娘 亜美菜を溺死させた事件、通称 安治川を追うジャーナリストの視点で展開する。仁藤が語る妻子殺害の動機は、「本を置くのに邪魔だから」。 弁護士も困惑するこの言が、俄かに信じられないジャーナリストは、真実がどこにあるのか、関係者のインタビューから明らかにしようとする。仁藤の証言は、カミュ『異邦人』の殺人を犯したムルソーの有名なセリフ「太陽が眩しかったから」を思い起こさせる。果たして、本作品の仁藤は、何を思ったのだろうか? | ||||
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ドラマにつられて購入しました。原作の方が好きかな…。 | ||||
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安治川(神奈川県相模原市)での妻子の水難事故と見えた事件で、殺害犯人として逮捕された夫の仁藤という男の心理や背景の再構成を試みたドキュメンタリー・タッチの作品。ちなみに、作者が拘置所で面会した際の仁藤の印象は「微笑む人」だった由。なお、作中の殆どの記述は関係者のインタビューで構成されている。 仁藤が口にした動機は、「増えた本の置き場所を家に確保するため」という説得力皆無のもの。一方、普段の"人となり"、育ち、夫婦仲には特に問題がない。身持ちも堅くて、常に冷静で穏やか。ただし、「冷静=冷徹」かも知れない(警察の捜査が正しければ、仁藤は犯行時に偽装工作をしていた)。続いて、仁藤のかつての上司で職場の嫌われ者だった男の白骨死体が安治川近くのダム湖で発見される。当然、仁藤が犯人である可能性が検討されるが、相変わらず動機が皆無。続いて、仁藤の大学時代の同級生の交通事故死。仁藤の暗黒面が初めて顔を出す。仁藤には"押し屋"の<可能性>もある上、動機がゲーム機という異常さ。加えて、当時の担当刑事を罠に嵌めて退職に追いやるという悪漢振り。続いて中学生時代へと遡る。仁藤は犬を怖がっていたが、その飼い主の交通事故死。前件とソックリである。 遂には小学生時代へと遡る。同級生の好きな女の子キョウコの義父の階段からの転落死。しかも、キョウコは冒頭の妻と同名の上、義父から性的虐待を受けたと告白する。(仁藤のトラウマの原点として)掉尾を飾るに相応しいエピソードかと思いきや、キョウコの三文芝居に翻弄され、キョウコの言葉が真実なのか虚言なのか曖昧模糊として、作者自身の足元が揺らぐというオチ。「人の心理を簡単に説明出来るストーリーなんてない」という趣旨だが、それなら何故、作者は本作を執筆したのか ? 第一、キョウコが作者を韜晦する理由がサッパリ不明というご都合主義。犯罪心理の再構成どころか自身の小説の構成もままならない欺瞞に満ちた駄作だと思った。 | ||||
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貫井氏の小説は初めて読みましたが、なかなか面白いと思いました。ただ読んだ後も、スッキリしないモヤモヤ感があります。これもこの小説の一つの狙いかもしれませんが、個人的には最後はもう少しはっきりした方がいいのではと思っています。結末はTVドラマの方が好きですね。 | ||||
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