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微笑む人
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微笑む人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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の作品はどれもおすすめ。読みやすい | ||||
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読み始めの「サイコパス物?」という私の感想そのものがすでに作者の仕掛けに引っ掛かってる。そしてそれは最後の10ページほどを読むまでそれがわからない!まあ「ひっかけ小説」と言えないこともないけれど、「イニシエーション・ラブ」のような叙述トリックでひっかけるのでははない。「本を読むこと・物語を理解すること」それ自体を相対化する「ひねり」それはめったに遭遇しないので、読後確かにクラクラする。 冒頭の殺人事件からずーっと積み上げてきた読み手の推理思考、残りページが少なくなってきて「あれ、どんなふうに決着が??」と思っているといきなり終わる。そして、積み上げてきた推理思考そのものがボンヤリぼやけていく――うーん、未読者には何を言ってるかわからないかも、実際最後まで読まないとわからないこの感覚。 「人は見たいようにしか他人を見ない」「人はわかりやすいストーリーを求める」「記憶の塗り替え」、そして究極的には、「人は自分自身をも含めて、自分が見たいように、わかるようにしか理解しえない」ということ。 一見、作者が途中でめんどくさくなって読者を放り出したようなエンディングだが、おそらく最初からの狙いだったのだろう。エンタメなのに哲学的。是非、一読を。 | ||||
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学校のクラスメイトにも、会社の同僚にも、みんなあの人は良い性格と言うのに得体の知れない人がいましたね。 私にはわからないことにこだわりがあるのだと気づくと怖くかった。 ほんとは隠し事ばかりのひと。 私を助けてくれたけど、誰かを陥れているんじゃないかな。 これから胸の中にずっと俊ちゃんがい続ける。 | ||||
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オーディブルで聴きました。 まずは他のレビューでもあるように唐突なラストにモヤモヤが残りました。 作中は動機が理解できない人々の描写をみて「解らないのか?犯人はサイコパスだろう。」と少しイライラしながら聴き進んでいました。 サイコパスならばその動機をいわゆる普通の感覚で理解することはで出来ないだろう。 が、その感想もラストの展開で「理解不能な犯罪者=サイコパス」と自分でカテゴライズして安心しているだけでは?と考えさせられました。 しかしそれを言うなら本文にあるとおり自分以外の他人の心を正確に理解することは不可能です。 もしかしたら自分の心すらも。 そうした意味で新しい視点を得ることが出来た作品です。 | ||||
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乃木坂の齋藤飛鳥がすすめていたので読んでみました。それほど期待してなかったのですが、読み終えるとなんと表現していいのかわからない作品でした。解説に「究極のミステリ」という言葉を見つけ、ようやく私も、この作品を理解できました。まさかアイドルから究極の何かを紹介してもらえるとは思ってなかったので、とても思い出深い一冊になりました。 | ||||
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映画みておもしろかったので原作購入しました。とてもおもしろいです。 | ||||
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ドラマにつられて購入しました。原作の方が好きかな…。 | ||||
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貫井氏の小説は初めて読みましたが、なかなか面白いと思いました。ただ読んだ後も、スッキリしないモヤモヤ感があります。これもこの小説の一つの狙いかもしれませんが、個人的には最後はもう少しはっきりした方がいいのではと思っています。結末はTVドラマの方が好きですね。 | ||||
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やや古い本でしたが、落書き等もなく普通に読めました。 | ||||
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貫井さんのファンなので、贔屓目な感想になってしまいますので、タイトルに思いを込めました。 貫井ワールド未経験な方には、「乱反射」をお先にどうぞとお薦め致します。 | ||||
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アプローチは異なるが、映画「アメリカンサイコ」の主人公に非常によく似た殺人鬼の話。ドラマより原作であるこちらのほうがずっと描かれ方が繊細。 | ||||
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なぜこんなに評価が低いのが謎です。 「わかりやすい物語」に対するアンチテーゼ的な作品だと思いました。 | ||||
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王道のミステリーを思い描いて読むとがっかりするかもしれない。 ネタバレになるので控えるが哲学的な香りがする。 読み終えたあとに いろいろと考える。仁藤はサイコパス 。 私はこういうミステリーは好きです。 | ||||
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小学生の頃までのストーリーは、それほど驚きはなかったし、仁藤という人物も、現実世界には、いくらでも居そうな人物だし、「結構予定調和」風に進んで行くのかと、感じていた。急展開するのが、小学生時代の同級生の女性との会話以後だ、実は、KとSは同一人物では…?というのは、読んでいて何となく気がついた、何で本人ではない女性のことを細かく描写するのだろう、というミステリー読者としては当然の疑問だったから(これがよく外れることも多いのだが・・・)。さて、やはりというか、そこで「謎」が深まった、いよいよこれからだ・・・と思った途端に終了。さて、文庫の帯には「読後に残るこの感覚こそが貫井さんのやりたかったことなのだ」などと書いてある。しかし本当にそうなのか??読書探偵(?)の私から言わせれば、あのままの「予定調和」では、せっかくの不条理的ストーリーが台無しだと、作者が途中から「方向転換」したのではないかということ。。何で、真相が書かれてないか・・・それは「作者が思いつかなかったから」…なんてね・・・。 | ||||
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ある事件について取材する記者の視点で描かれている作品です。 犯人の過去などが取材を通して徐々に明らかになっていくという内容で、 続きが気になってどんどん読んでしまいました。 | ||||
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読後の、今までに無いような気持ちはなんとも言えない。けれどそれは決して悪い意味ではない。 他のレビューを見て、その評価の低さに驚いた。 たしかに、もやもやする。解決はされていないし、途中で掴みかけたものが全部逃げていくようで。 しかし、この小説はそれでいいのだ。それだからこそいいのだ。 他のレビュワーが納得していないのは、この作品に、想像どおりの「わかりやすいストーリー」が描かれていなかったからだろう。 けれどこの作品が描きたかったのは、結局どこまで夢中で追いかけても何もわかりやしない、とううことなのだと思う。まさに、語り部と同じ感覚を読者にも味わわせているのだ。 苦労して、時間をかけて、これこそが真実、これこそが彼であるというものを見つけても、果たしてそれは本当だと言い切れるのか?という問いを、現実の私達に投げかけている作品だと思う。 ある意味、痛烈なミステリーへの皮肉でもある。 ミステリー小説として、フィクションとして読むにはあまり好まれる作品ではないのかもしれないが、本当に在った事件を追う感覚で読めば、この奇妙なもやもやを、珍味として味わうことが出来るだろう。 | ||||
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最後の終わり方について、批判的なレビューが多いみたいですが・・・自分としては、「この本のラスト」として非常にしっくり来るものだったと思いました。 作中に出てきた、「人は自分の見たいようにしか他人を見ない」「人はわかりやすいストーリーを聞いて安心する」と言うメッセージをうまく表すラストだったと思いました。 すごい! | ||||
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思い出しました。読み進めていくうちに漠然とした不安・・・のようなものにどんどん襲われる感覚でした。最後も期待してたようなものではなく所謂衝撃のラスト!ではありました。とってもおもしろかったです。この作者の本は2冊目ですがまだまだもっと彼の本を読みたい!! | ||||
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ストーリーが思いもよらない内容で、一気に読みました。 ただ最後がちょっと物足りない、もう少し違った展開であれば、と思いました。 | ||||
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世間で騒がれた安治川事件といっても、私の記憶にはなく、事件そのものは新鮮だった。 タイトル通り、微笑む仁藤の本当の殺人を犯した理由は何なのか、本人の自供通りなのか、他にも過去に殺人を犯していたのか、数々の疑問が出てくるところが興味深く引き込まれていった。 結局、真実は明確にならずもやもやが残ったが、それこそが作者の言いたいところであったのだろう。 人は他人のことを理解することができるのだろうか。 殺人の動機を明確にして安心したいだけなのではないか。 後半に出てくるこうした言葉に頷けた。 | ||||
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