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特捜部Q キジ殺し
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特捜部Q キジ殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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とてもきれいな商品で、楽しみにしてしていた分うれしかったです。しかも早い対応で、ありがとうございました。 | ||||
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前作以上に読み応えがありました。 曲者の主人公カール。それ以上に個性豊な周りの人々。 結局、天邪鬼な性格ゆえに止められた捜査に手をつけてしまいます。 (ある意味反対されれば頑張る、扱いやすく単純ともいえます。) 窓際・厄介者を飼い殺しにするはずで作られた特捜部Q。 前作で思いもかけない、成果を上げて花形部署に。 カールは警察署内では、益々厄介な存在に。 今回は、過去の犯罪は犯人が逮捕済み。 犯人が逮捕されているのに何で今更と、止められ言われれば 益々、捜査に熱を入れるのがカール。 今回も頑張ってます。 事件は、お金には恵まれても 愛に恵まれていない人たちの、人間を獲物?にした狩りの話 彼らの特権階級意識には、知らない世界の匂いがします。 悲しい愛が流れていると思う作品です。 そして、なんだかかんだで彼は良い人です。 | ||||
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檻の中の女もかなり面白かったけど、これは前作以上にスピード感があった。 暴力シーンの描き方が半端じゃないので、作者の性格が気になるけど(笑)とにかくキミーの凶暴性が強烈。 でもアサドの暴走っぷりや、ローセに振り回されるカールなどキャラクターが生き生きしていて、ちょっとユーモアがあるところがそれを補っている。 キミーが復讐を遂げるところがちょっとあっさりしすぎたかなとは、思うけど 久しぶりに何もしないで一気に読み上げたいミステリに出会えたことに感謝。 | ||||
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アサド、ローセというひとくせある助手二人に翻弄されつつ助けられ、既に犯人が服役してる 事件の再捜査を進めるカール刑事。 一方、真犯人たちへの報復を進めるキミーには真犯人たちに劣らぬ凶暴性が秘められて。 なかなかサスペンスたっぷりの展開でした。 ただ真犯人たちの警戒がゆるいし(なぜ銃を携帯してない)、キミーの武器や銃のスキルは リアリティーに欠け、詰めが甘く感じられ減点させてもらいました。 | ||||
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図書館で借りられる時間が待ち遠しかったので 購入に決めましたが 新品を購入するのに躊躇しこちらを注文しました。すぐ手許に来て 中古といってもきれいな状態で満足しています。 | ||||
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1作目に引き続き、過去の未解決事件を洗い直すストーリーなので、どうしても展開は似通ってしまうが、それでも過去の事実が次々に明らかになっていく構成は非常によくできている。キャラクターも魅力的だし、背景にある警察組織やヨーロッパ社会の現状にも興味津々。翻訳も適度に読み応えがあり、じっくりと味わいたい一方で、次の展開が気になるためになかなかページをめくる手を休めることができない。まだこの作品に触れていないミステリ・ファンには自信を持ってお薦めする。 | ||||
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大評判だったシリーズの第二作目。 脇を固める助手も新たに追加され、特捜部Qもパワーアップ。 情けないようでいて切れ味抜群のカール警部補は変わらず魅力的。けどあの悪妻はもうちょっとなんとかならないのかな。 | ||||
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非常に面白いデンマークのミステリー・シリーズの第二弾。未解決事件を捜査する特捜部Qのカールとアサドがまたまた困難な事件に巻き込まれる。 描かれている事件はかなりハードなのだが、コミカルな描写もあり、バランスの良いストーリーになっている。 今回はアサドの過去にも少しだけ触れる描写があり、次作以降でアサドの経歴が少しづつ明らかになるのではないかと思う。今回、大活躍する非常に優秀な新メンバーのローセも、なかなかの曲者で、今後の活躍が気になる。 デンマーク版の『相棒』といったところか。面白い! | ||||
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北欧の国、デンマーク発のミステリシリーズ第2弾。 カール・マーク警部補と助手(?)のアサド氏が今回挑むのは20年前に起きた10代の兄妹の殺害事件。 しかし既に犯人は自白し収監されており、すべて解決済のはず。 なぜそんな過去の事件のファイルが特捜部Qのデスクに届いたのか…。 不平を漏らしながらも事件を掘り返して行くカール警部補たちの前にデンマークの社交・財界で幅を利かせる有力者たちの影が。 かつて寄宿制の有名校に在籍した歪んだ性癖を持つ彼等のグループは狩猟サークルとして現在まで連綿として続いていて…。 カール達は苦労しつつも事件の鍵を握る一人の女性の存在に辿り着くのですが、キミー・ラスンと呼ばれるその女性は復讐の牙を隠して深く静かに身を潜めその時を待っていた…。 マーク警部補は未だに同僚を失い、自らも負傷した襲撃事件を引きずっておりますが本作ではその影響は前作ほど暗い影を落としている雰囲気はありません。 しかし襲撃により半身不随となった相棒のハーディとの関係を含め、マーク警部補がいずれ自らその事件に挑むことになるのは確実。 自らが巻き込まれた事件の謎が低奏音として静かに流れている辺り、シリーズ創作としての覚悟とアイデアはきちんと感じ取れるものになっております。 しかし本作、率直な感想を言えばちょっと長過ぎかな。 ミステリとして謎は散りばめられているものの事件の概要は早い時点で明らかにされておりミステリとしての関心を呼び覚ます力が少し弱い気がします。 内容的にはサスペンス小説と言った方がしっくりとくる印象でした。 カール警部補とアサドの捜査活動の描写と今回のキー・パーソンであるキミーの行動が中心ですが予想以上にキミーの行動描写のボリュームが大きく、彼女が準主役といった感じです。 結果的に特捜班Qが活躍するエピソードとしての印象が弱まってしまっている気もいたします。 ただ、それもあっての事なのかローセ嬢という新メンバーも加わって来る等、特捜班にも変化を導入している辺り、シリーズとしての魅力創出へのアイデアはきっちりと感じ取れます。 けっしてスローペースな作品ではありませんが、かといってエンタメ至上主義的な運びの物語で無い事も明らか。 きっちりとした人物・状況描写を盛り込んである分ボリュームが増えている気がしますがこの辺りが非アメリカ色でもあり読み応えに繋がっているのも事実でしょう。 半分くらいまで読み進めると後は一直線で読めると思います。 次の特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)も評判良さそうなので楽しみです。 | ||||
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デンマークの警察ミステリイ、カール・マーク警部補の特捜部Qシリーズ第二作。今回はデンマークの(そして欧州の)寄宿学校に通う上流階級のワル達の物語。カールとアサドのコンビ。アサドの不思議さが、時々こぼれてくる。謎はまだ謎のまま。そこに新たにローセという女性のアシスタントが登場。文句は多いが、仕事は早そう。この三人の不思議なコンビで事件にあたる。今回もカールの視点、キミーという女性の視点と移り変わりながら物語は進む。セレブというものは、ヨーロッパのセレブというものはこういうものかと何となく思う。カールに恋の予感も、その一方で頭がかなり薄くなっていることも判明したが、☆☆☆☆ほ。 | ||||
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特捜部Qシリーズ第2作目。 前作に引き続き、こちらも非常にスケールの大きな事件を扱っている。しかしながら、前作のインパクトの強さと比べると、こちらが割と普通に見えてしまう。こちらはこちらで、相当に大きな事件であることは間違いないが、やはりどうしても見劣りしてしまう。1作目の出来が良すぎた故の悩みといったところだろう。 | ||||
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アメリカンミステリに狎れているので、登場人物の名前に戸惑ったがシリ−ズ第1作と本書第2作は、L.ブロックのマット・スカダ−、亡きR.B.パ−カ−のスペンサ−に会えなくなってから久方ぶりに魅力ある男に出会えた。第3作が6月頃との情報を得たが今から待ち遠しい。 | ||||
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デンマークの名コンビ、カール&アサドの第2弾で、今回も値段分きっちりと楽しませてくれました。 このシリーズの魅力は、陰惨な事件・犯人の描写と、その対比となるカールとアサドの会話を中心としたコミカルな描写の絶妙なバランスにあると思っています。 コミカル面では、新キャラのローセもアクの強いキャラクターを見せながらも、いい仕事をしています。 これに対して、陰惨な面も冴えており、憎たらしい悪役像を描き出しています。 また、見過ごせないのが力強い女性キャラクターの存在です。金持ちの令嬢からホームレスになったキミーの姿は読者の安易な感情移入を許さず力強くも哀切に描かれており、前作のヒロインと並んで強い印象を読者に残すでしょう。 シリーズが進んで、レギュラーキャラクターの個性がもっとはっきりしてくれば、かなりの名シリーズになる可能性があると思います。 | ||||
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本国デンマークで絶大な人気を獲得し今年日本とアメリカで紹介されて大きな反響を呼んでいる大人気警察小説シリーズ第2弾です。このシリーズはミステリー界ではこれまで全く注目されていなかったデンマークという国を、折からの北欧ミステリーブームにも乗ってか一気に世界クラスにまで押し上げたのですから真にたいした物だなと思います。著者近影の強面な印象通りに中心はハードバイオレンスの色濃い作風ですが、それだけでなくとぼけたユーモアが随所に盛り込まれている所が人気の要因なのでしょう。 コペンハーゲン警察に新設された未解決事件専門の部署「特捜部Q」が最初の事件の解決で意気が上がり今回挑むのは二十年前に起きた十代の兄妹殺害事件である。既に犯人の刑が確定しているのにどうして資料が回されて来たのか疑問を感じながらもカール・マーク警部補は相棒の変なシリア人アサドと新入りの癇に障る女ローセと共に事件の再捜査に着手する。 本作は犯人の正体も犯罪の全貌も最初からほぼ明かされていますので謎解きの興味は薄く、ミステリーとしての面白さは手掛かりを基にして犯人を一歩一歩追い詰めて行くドキュメンタリータッチの捜査過程の描写とクライマックスでの犯人達との対決の息詰まるサスペンスにあるのは前作と変わりません。唯一プロローグで描かれる逃げ惑う謎の人物の正体が終盤で明らかになるのが意表を突く面白さでしょう。特捜部Qの新入りローセは他署から移されて来た些か問題のある女性ですが有能で仕事はきっちりとこなしますので風変わりな環境と水が合えば今後も活躍が期待出来そうです。謎のシリア人アサドは相変わらず頓珍漢なやり取りばかりで困惑を招きますが時には良い息抜きにもなりますし、追い詰められた時に見せる常人離れのしぶとさは健在です。我らが主役のカールは入院中の元部下ハーディの件で心を悩ませながらも、心を魅かれる美人心理療法士モーナとの関係が前進しそうなのですが・・・・でもやはり人生そう上手く行きそうにはありませんね。そして何と言っても本書の肝は前作の強靭な奇跡の女ミレーデ・ルンゴーとは対極にあると言えるまさに死を呼ぶ災厄の女キニー・ラスンで、私にはあの「ミレニアム3部作」の異端のヒロイン、リスベット・サランデルをもその凄まじい強烈な個性で超えていると思えます。リスベットは心にまだ善意を残した女であるのに対してキニーは狂気を心に宿した常人の理解の及ばぬ女で、動物狩りで獣性を発散する人でなしのエリートの男どもの存在感をもかすませてしまう危険な人物ですが、その親の愛情に見放された幸薄い境遇を思うと可哀そうでどうにも憎めませんし、彼女の才能が善の方向で発揮されなかった事が誠に惜しまれてなりません。 本書を読んで謎解き興味を二の次にしてもこんなに面白い小説が書けるのかと現代ミステリーの形を改めて認識した次第で、向かう所敵無しに思える著者の今後の活躍に期待しシリーズの次回作の紹介を心待ちにしたいと思います。 | ||||
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