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(短編集)
愛の探偵たち
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【この小説が収録されている参考書籍】
愛の探偵たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全2件 1~2 1/1ページ
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〇電子書籍版発行……2011年12月10日 「メモとハイライト」「栞」機能……×(本文のどこに入れても、「目次」と表記) 表紙……×(なぜか著者の肖像写真) ページ表記……×(位置No.のみ) <若干のネタバレあり> ロングランを続ける有名な演劇『ねずみとり』の原作。 以前は、その台本をノヴェライズしたのが本作だと思っていたのだが、霜月蒼の解説を読んで、ラジオドラマ用台本がベースだと知った。演劇になったのは、本作の後らしい。 ラジオ媒体用に作られたが故の限界という彼の分析にとても感心したのだが、実際に読むと、こちらがハードルを下げていたこともあるのだろうが、意外に楽しく読めた。 ある登場人物の描写は、演劇イメージがあってこそのレッドヘリングのように思えたので、読んでいる間に、演劇台本をノヴェライズしたのだったなとまた勘違いしてしまったくらいだw まぁ犯人には先に気づいてしまったし、「登場人物の誰が犯人でもおかしくない=誰であっても驚けない」という理屈もそのとおりだが、そんな悪条件の中では、予定調和なオトシ処も含めて、うまく設定されていたと思う。適度にサスペンスもあったし、ハッピーエンド好きなわたしには、ほとんど不満はなかった。 不満となった僅かな引っ掛かりを一応書いておくと、上にも触れたように、あるキャラの外見上の胡散臭さの理由がよくわからなかったところ。 「闇商人、じゃないかな」(No.1422)とは? ちなみに、マナーとは荘園のこと。つまりマナーハウスとは領主の屋敷のことで、英国ではこれを宿泊客用に改装した、つまりゲストハウスとする事例が多いらしい。 | ||||
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ハーリー・クインの短編集から漏れていた2編のうちのひとつ「愛の探偵たち」を読みたくて購入。他に、ロンドンでロングランの舞台「ねずみとり」の原作「三匹の盲目のねずみ」(136頁ほどの中編)、ミス・マープルもの4篇、ポアロもの2編を収録。本の原題は、Three Blind Mice And Other Stories とあるので、「ねずみとり」 の原作がメインの短編集のようである。クリスティらしいミステリー短篇としては、それなりに楽しめるが、どうしても寄せ集め感は否めない。マープルものの「管理人事件」なんて、ちょっと手抜き?なんて思ってしまった。ポアロものは、まずまず面白かった。これらも、それぞれの短編集から漏れたものなのだろうか?作品ごとの解説がほしいところだが、解説は作家さんのクリスティ感をエッセイ風に述べたもので、各作品についての解説はない。残念・・・。読みたかった「愛の探偵たち」は、クインの謎めいた雰囲気が薄く、わりと普通の謎解きのように感じた。サタスウェイトとクインに加えて、メルローズ大佐が探偵役をつとめるからなのかもしれない。クインがわりと、はっきりものを言うんですよね。恋愛にまつわるオチがつくのが、クインものらしくて嬉しい。 | ||||
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