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ソウル・コレクター
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ソウル・コレクターの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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4作目の「石の猿」は、 作者の文革や毛沢東について錯誤があまりにひどかったが、 訳者さんには、あれっと思うような誤字脱字が目立ちました。 今回は、69P上段の「リンカー・ライム」は「リンカーン・ライム」でしょうし、 465P上段「燃えるような神」ではなく、「燃えるような髪」でしょう。 476Pの下段『「怪我はないか」ゴードンがサックスに歩み寄ろうとした。』 は、「ゴードン」ではなく、ジョーゲンセンでしょう。 5行前に「ゴードン」は、「白目をむいて仰向けに倒れ、そのまま動かなくなった」とあるし、 12行あとには「身動きできずにいるゴードン」とあるのだから。 わざわざ指摘するのも、ヤボというものでしょうが、 この訳者さんのほかのリンカーンシリーズでも、あれっと思うような記述があります。 このようなケアレスミスがあると、ちょっと興ざめします。 | ||||
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盗まれる個人情報、改竄されるデータ。知らぬ間に罪を着せられる恐怖! 殺人容疑で逮捕されたいとこを無実とみたリンカーン・ライムは、冤罪とおぼしき同様の事件の発生を突き止める。共通の手がかりが示したのは、膨大な情報を操る犯人像。真相を究明すべく、ライムのチームは世界最大のデータマイニング会社に乗り込むが――。データ社会がもたらす闇と戦慄を描く。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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ミステリーのレビューですので、なるだけネタバレにならないように気を付けてご紹介したいと思います。 今までのライムシリーズは、「エンプティー・チェア」を除いて、どれも「どこにいるか分からない犯人を索敵する」お話だったと思います。一方、今作は主な舞台であるデータマイニング会社のSSD社内にいるであろう犯人を「容疑者たちの中からあぶりだす」お話だと思っています。そのため、今までと違う傾向に最初は期待していました。 ところが、この小説はミステリーのはずが、やたらと「情報サービス」についてのうんちくが多く、私がその方面に疎いということを割り引いても読み続けるのに忍耐を要しました。 また、本来は上巻においても、ディーバーお得意の小さなドンデン返しがあってもよいものですが、それもほとんどなく、傑作の評価が高い前作「ウォッチメイカー」の反動がここに来たのかと思うほどでした。 そして、その分は下巻で盛り返すのかと思いきや、そうではない点が今回は残念な所です。 | ||||
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ミステリーのレビューですので、なるだけネタバレにならないように気を付けてご紹介したいと思います。 今作の一番の失敗は、前作に引っ張られすぎたことにあると思います。それは、作者自身が、この作品の犯人、プロットだけでは話が盛り上がらないということを最も身に染みて感じていたからではないでしょうか。 そうでなければ、ウォッチメイカーをあのように登退場させはしないでしょう。まるでこの小説は、次作の予告編のような扱いです。作者は、彼を「ライムにとってのモリアーティ教授」にしたいのかもしれませんが、それでは、一つ一つの作品を作者自身が台無しにしているように感じられます。今回の犯人に関わるドンデン返しも、(どれとは言いませんが)以前のある作品を踏襲しており、作者は前作で精魂尽き果てたのではないかと勘繰ってしまいます。 また、ライムといとこのアーサーとの関係も、個人的にはライムと「石の猿」のソニー・リー刑事との友情関係や、前作「ウォッチメイカー」におけるサックスと彼女の父親との愛情関係ほどには心に響かないものでした。 ただ、最後の数行や、作者と故児玉清氏との対談はとても良かったです。 | ||||
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上下巻の本をこちらで購入しましたが。ポストに入らず、宅配BOXがあるにも関わらず不在票が。。他店で購入した際は2冊でもポストに入る考慮がされていました。宅配BOXがあるのに非常に理不尽です。 | ||||
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単行本のときに購入をためらったが、文庫本でようやく入手。とてもおもしろく読めました。 | ||||
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第一級のエンターテイメント。これでもかこれでもかという感じでサプライズが用意されて、分かちゃあ〜いるけど乗せられてしまいます。大金をかけたハリウッドのジェットコースーター・ムービーとはまた違った種類の興奮です。 大部の作品ですので、一気に読み通すというわけにはいきませんが、海外ドラマが次回へと視聴者を引っ張るためにあざといまでの演出を施すのとは違って、読者にとって作品の言葉は自分の声でもありますので、マイペースで作品世界(マイスペース)を経験できます。これは活字の特権でしょう。 本書は車椅子の天才科学捜査官リンカーン・ライムのシリーズの第8作。恋人のアメりア・サックス(モデルあがりの赤毛の美人警察官)などおなじみのキャラ立ちも程好く、犯人のためこみ屋はコンピューターで神のごとく人々の情報を操るものの、リアルな生にはつきもののノイズを忌み嫌い、それらを処理(トランザクション)する欲求を抑えきれず、それがレイプや殺人、破壊へと結び付くのだが、彼にとってはその残骸ともいうべきものを収集し愛でることこそ真の人生、しかし、そんな遺物や汚物が彼にとっての他者(電子データ=16桁の番号)なのかと思うと、倒錯の一種として片付けるには悲しすぎます。 | ||||
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相変わらずの面白さ インターネットの世界の情報を自在に操られる… 十分に理解していることだけど、こうして読むと「情報の凄さ」を感じさせる。 データマイニングの世界では、プライバシーは無いようなもの。 海外ではクレジットカードやデビットカードでの支払いが多いので、 ここまでの追跡ができてしまう でも、日本でも同じなのかもしれない | ||||
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前作の「ウォッチメイカー」が(起死回生の)傑作だったので、大いに期待して本作を手に取ったのだが、全くの期待外れ。「魔術師」(怪人二十面相ソックリ(!))辺りから、どうもシリーズを続けて行くアイデアに枯渇して来た感が否めない。特に、本作は作者(及び訳者、計算機関連用語に幾つも誤訳がある)が不得手の計算機・ネットワーク・セキュリティの世界を扱っていて、読むに耐え難いシ-ンが何箇所もあった。 本シリーズの魅力は「コフィン・ダンサー」に代表される、ライムと犯人との丁々発止の"駆け引き"とそれがもたらす緊迫感だと思うが、本作では全くそうした魅力が感じられない。前半は<ビッグデータ>(という用語は出て来ないが)、「Data Mining」及び個人情報保護の説明に終始していて、この世界に詳しい方には不必要だし、詳しくない方にはサッパリ分らないというお粗末な創り。ライムの従兄弟(ライムと昔の因縁あり)を犯人のターゲットとしている辺りも、何とか物語を構成しようとの努力なのだと思うが、読者が読みたいのは上述の"駆け引き"であって、それとは大きく乖離しているだろう。アメリアの友人の少女の挿話といい、単なる頁数稼ぎにしか見えなかった。 作者は犯人を「全てを知る男」と称しているが、これは<ビッグデータ>を"全て"「Data Mining」出来る者を意味し(現実には存在しないが)、ライムの手に及ばないのも無理がない。このため、後半もライムの閃きや"駆け引き"が全く見られず、安手のハードボイルドの様な展開にはウンザリした。シリーズを続けて行きながら水準を保つ難しさを感じさせる一作だと思った。 | ||||
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本作品は、2008年発表のリンカーン・ライムシリーズ第8作目にあたります。 前作「ウォッチ・メイカー」が、シリーズの集大成とも言える、究極のどんでん返しと、意外性に満ちた作品であったためか、こじんまりとした印象なのも、やむを得ないところかもしれません。 今回の敵は、ライム捜査官が悪役になったら…といった犯行手口で、殺人の被害者に関する「微細証拠」をターゲットの周囲に仕掛けることで無実の人を犯人に仕立て上げてしまうというもの。 この手口に、ライム捜査官のいとこのアーサーが嵌まってしまい、逮捕され、勝ち目のない裁判を待つ身になってしまう。 同じような事件が、他にも起きていることを知ったライム捜査官は、いつものメンバーを集め、捜査を開始するが…。 本作品では、このシリーズの売りである「どんでん返し」は控え目で、ライム捜査官と周辺人物の人間描写に力点が置かれているように思います。 ここが評価の分かれ目で、前作までを上回る「どんでん返し」を期待すると、肩透かしを喰らうことでしょう。 私は、これだけ続いているシリーズなので、ライム捜査官の人間的な側面を知りたいと感じていたところ、いとこのアーサーとの確執が描かれる中で、ライムの過去が語られるという展開になり、それなりに楽しむことができました。 ただ、シリーズ初期の「ジェットコースター・サスペンス」から遠ざかっていることは否めず、一気読みには至りませんでした。 もっとも、8作目ともなれば、ネタ切れしてくるのも当然で、著者としても、戦略的に、既に、別シリーズや、ノン・シリーズに重点を移しつつあるのかもしれません。 | ||||
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今回のソウル・コレクターを通読して痛感した事は、 毎日届くE-mailが関係している。楽天やら各航空会社などから 毎日ように届いて来る商品紹介欄に自分が一度購入した 品物や閲覧して購入を検討した航空プラン、はたまた 安いホテル探しなどで閲覧したサイトまで多種多様の 購入勧誘メールが送られて来る。既に我々は、 ネット監視社会にどっぷりと浸かってしまっているのだ。 それに気が付かないでいるだけだ。 だから、ソウル・コレクターは、その事に 警鐘を鳴らしている作品なのだと思う。 | ||||
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久しぶりのリンカーン・ライムシリーズ。 やっぱり面白いです。 スピード感、プロット、申し分なし。 次のページが気になって仕方ない。 次のシリーズも楽しみです。 | ||||
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おなじみリンカーン・ライムとサックスものに、今回はいとこが登場します。 相変わらずサックスはステキ。 IT社会の怖さ満々のストーリーですが、ちょっとそこまでは…と 思うところもあり、星4つにしました。 こんな社会にはなってほしくない、と思う作品です。 | ||||
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個人情報をいじられると、こうなっちゃうのかもしれない。 個人情報の保護や漏洩、防衛なんか、どんなに自分が頑張っても、 結局、情報は、企業や国や自治体に預けたもの、しかも、コンピュータで管理すれば、 こういった事件も起こるかもしれない。 正直、怖いけど、どうしようもないわけで。 ライムのイトコが殺人容疑で逮捕される。 イトコなんていたのね。 ライムの過去の一部が明らかになり、まぁ、これはこれで興味深かったけど、 最後の最後で、(根底から覆るような)大どんでん返しがあったわけではないので、この評価で。 | ||||
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今回の敵は個人情報を悪用するサイコパス。 最後まで読み進めるには充分のクオリティではある。 本作の背景にあるテーマには、 企業のデータマイニングであるとか、 米国における公的サービスの行き過ぎた民営化などがある。 本作、いつものストーリー展開のスピード感、切れはない。 インターネットネットワークやコンピュータを主役に据えたのだが、 そこで失敗しているようだ。 「実はインターネット社会の進展で皆さんの個人情報はここまで盗まれていますよ」という恐怖を描くわけだが、 この描写が荒唐無稽。 リアリティが足りないので、 いつののリンカーンライムもののようにぐいぐいとプロットに引き込まれない。 殺し屋やテロリストのストーリーは、 こちらに知識がないため、 描写の粗が見えないが、 インターネットや起業活動に焦点が絞られると、 そうはいかない。 特に2012年の現在読むと、 ちょっとドキドキ感は落ちているように思える。 もうひとつ。 本作、 登場人物、 つまりリンカーンライムファミリーが増えすぎて、 追いかけるのが大変である。 チームが増えて、マンネリ感も増すという、 連作ものの宿命から逃れられないように感じた。 これはこれで由々しき問題だと感じるのだが。。。 | ||||
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ページターナーぶりは相変わらずで2段組み、500ページ強でも一気に読ませる力はさすがなもの。 ストーリーは面白いのだが、犯人のキャラが前作のウォッチメーカーと比べると弱く感じて、その点だけがちょっと残念なところ。 とはいえ、並のエンターテインメントの水準は超えているので、二転三転するサスペンスを十分に楽しむことができる。 次作では強烈なキャラの犯人と対峙してほしい。 | ||||
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リンカーン・ライム・シリーズは作品ごとに特定のテーマで新しい取材をしていることが伺われます。新作ごとに新しい切り口を綿密な取材で組み立ている点は日本のシリーズ物が見習うべきところだと思います。今回のネタはデータマイニングです。本作では世界最大のデータ出てきます。データマイナーは大量の個人情報を常に収集し、関連付け、特定の個人が次に何を欲するかを予測して最適のタイミングで購入見込み顧客に製品紹介をするためのデータを提供しています。顧客には企業だけでなく、警察などの公官庁もユーザーとして個人情報を活用しているそうです。実際アメリカでは、どのくらい個人の情報が収集されているかは計り知れませんが、911テロ以降プライバシーの優先順位はかなり、後退しているという話は耳にします。 作中、元データー・マイナーに勤務しており、現在個人のプライバシーを守る市民団体で活動している人物が登場しますが、彼にディーヴァーはさりげなく自分の考えをユーモラスに語らせています。日本においても個人情報保護法ができていくらかましになってきましたが、企業の個人情報収集は日に日に狡猾になってきていると思います。僅かな特典につられて個人情報を自ら漏洩していることに日本人はもう少し敏感になってもいいのではないでしょうか。日本でも今後「全てを知る男」による犯罪が起こらないとは限りません。 | ||||
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なんというか、「魔術師」を頂点として、ディーヴァーの本シリーズは次第にクオリティが低下しているようだ。 まあ、まだ前作の「ウォッチメーカー」はまだしもだが、本作は期待をあきらかに裏切るものだった。 ディーヴァーというばツイスト、そしてそのライムシリーズといえば、ライム側と犯人との虚々実々の頭脳戦というのが売りだったはずだ。 しかし、本作にはその頭脳戦というのがほとんどない。 ライムは一方的に翻弄されるばかりだし、コンピュータネットワークについてはほとんどアドバイスもアイデアもない。 これは、ディーヴァーとしては失敗作だろう。 とはいっても、ではスピンオフのダンスシリーズが面白いかといえば、これはクラシカルスタイルのスリラーとしては面白いし、ツイストがかなりちりばめられてはいるが、頭脳戦という点ではちょっと首をひねらざるをえない。 もちろん、普通のレベるでいえば、傑作のうちなんだろうけれども、どうしても著者の作品にはかなり期待をしている分、その期待の大きさにみあったレベルじゃないと、評価は低くなってしまうのはいたしかたがない。 どうやら著者は、このシリーズに少し疲れてきたようだ。 さまざまな要請からシリーズを続けてはいるが、テンションが低いのは否めない。 オタッキーな犯人像をクリエイトするのに、苦労しているのだろうか。 書記の「コフィン・ダンサー」や「エンプティ・チェア」の頃は、とにかくページをめくる手が止まらない、というのが実体験できたものだった。 本作はなんと、読了するのに一週間以上もかかってしまった。 一気読みとはほど遠い。 それだけ、先を読みたくなる魅力が薄い作品だったということだ。 さて、著者の007はまだ読んではいないのだが、どうしよう。 あまり期待しないで読んでみようか。 どうも最近の著者は、ノンシリーズ作品のほうが面白いようだ。 ところで、本シリーズの次作は「ウォッチメーカー」の続編になるのか? | ||||
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データ管理社会の根底に存在する隙を狙った犯罪の物語。 ルーキー、プラスキーの活躍が微笑ましくも嬉しく、 彼の成長も楽しみなんだけど。 雰囲気はボーンコレクターに似ている。 殺し屋モノが続いてたからか、そこら辺は新鮮味もあるが、 いかんせん長い。 ここまで長くある必要があるのか不思議になるくらい長い。 そこまで壮大な事件でもないし。… 無駄に風呂敷を拡げた感じもある。 どんでん返しに終始し、科学捜査が微妙におざなりになっている。 ライムが解決すべき事件では無かった気がするなぁ。 まぁ、いいんじゃない?という感じ。 特別評価は出来ないので星3つで。 | ||||
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