■スポンサードリンク


凶鳥の如き忌むもの



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

凶鳥の如き忌むものの評価: 6.40/10点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.40pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

「鳥」をテーマにしたホラーであり、推理小説

廃村の跡と儀式に使用する拝殿だけが存在する孤島”鳥杯島”
そこは現在は特別な神事の際以外は無人島となっているが、人の代わりに烏のように真っ黒な巨大な鷲「影禿鷲」の住みかとなっていた……
そんな島で十八年前行われた神事”鳥人の儀”によって当時の巫女と島にいた五人の人間が消失するという怪異が起こった。
それは大鳥様と崇められる神が起こした奇跡なのか、はたまた鳥女と恐れられる化け物の所業か。
……そして十八年後の今”鳥人の儀”が再び行われることとなり、主人公の言耶は五人の同行者とともに儀式の立会いのために島へと渡る。
それは奇しくも十八年前島にいた男女の人数と全く同じであった。
そうして行われた儀式の結果、またしても巫女の姿は島から消失し、さらにそれにとどまらず十八年前の怪異を再現するかのように、島を訪れた人間が一人、また一人と消えていく……

オカルトと本格ミステリが融合する『刀城言耶シリーズ』シリーズの第二弾はこのシリーズでは珍しく、孤島という閉ざされた空間で次々人が消えていくという「クローズドサークル作品」です。

またこのシリーズは現在過去の複数の時系列、複数の人物の視点で物語が進むことが多く、それが魅力でもあり話をややこしくしているところでもあるのですが、この作品は珍しく、探偵役の言耶の視点のみで物語が進行していきます。
そのためか他の同シリーズに比べると少し短めの作品にはなっていますが、トリックの壮大さは同シリーズでも随一ではないでしょうか。

本格ミステリ
オカルトテイスト
特殊な舞台設定
クローズドサークル
驚愕のトリック

自分にとっては好みのシチュエーションの数え役満のような作品だったため高得点をつけさせて貰いました。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マリオネットK
UIU36MHZ

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!