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警部ヴィスティング 鍵穴



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【この小説が収録されている参考書籍】
警部ヴィスティング 鍵穴 (小学館文庫 ホ 2-2)

警部ヴィスティング 鍵穴の評価: 7.50/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

やっぱりいい感じ!

ホルスト氏二作目です。
前回「カタリーナコード」で大ファンになり、今回も期待に胸を膨らませて読み始めてみると・・・やっぱりいい感じでした。

この警部ヴィスティングという人物が魅力的で今まで読んできた中でベスト10警部に入ると思います。
ミステリー自体も面白いですし、長い小説でも全く飽きさせない場面の展開で未読の方にはお勧めです。
こういう小説に出会える喜び・・・ほんと読書っていいな〜と思える瞬間です。




ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

物語の仕掛けが大きい割には、内容は小粒

ノルウェーの警察小説「警部ヴィスティング」シリーズの第13作、邦訳第3弾。死亡した大物政治家の秘密を解明する極秘捜査を命じられたヴィスティングが、娘・リーネの協力も得ながら難事件に挑む、正統派の警察ミステリーである。
大物政治家・クラウセンが急逝した。死因に疑わしい点はなかったのだが、故人の別荘から巨額の外国紙幣が詰まった段ボール箱が発見された。この金の出所はどこか、政治的な問題を含んでいることを危惧した検事総長はヴィスティングを呼び出し、極秘で捜査することを命じた。信頼する鑑識官モルテンセンと二人で段ボール箱を運び出した直後、別荘が放火された。さらに、検事総長からは「クラウセンがある未解決事件に関与している」と告発する手紙を受け取っていたことを知らされる。しかも、この未解決事件の再捜査を担当しているのが国家犯罪捜査局のスティレル(前作で因縁があった)であることが分かった。スティレルには複雑な思いを持つヴィスティングだったが、渋々協力して捜査を進めるうちに、未解決事件と隠された外国紙幣に密接な関係があることを突き止めた…。
隠された紙幣の謎、未解決事件(少年の行方不明事件)の二つが徐々に重なっていく複雑な構成の警察ミステリーで、謎解きのプロセスは合理的で面白い。ただ事件の背景、動機がややシンプルで全体的に深みがない。しかし、ヴィスティングとリーネの親娘、さらに孫娘を加えた家族の物語が読みごたえが出てきているのはシリーズものならでは。
本シリーズの愛読者、北欧ミステリーファンには十分満足できる佳作としておススメする。

iisan
927253Y1

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