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特捜部Q 吊された少女



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特捜部Q 吊された少女の評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

事件捜査より、人間関係の方が面白い

特捜部Qシリーズの第6弾。シリーズとして脂が乗り切った感じで、期待通りの面白さである。
今回、特捜部Qに持ち込まれたのは、デンマークの離島で17年前に起きた少女ひき逃げ事件である。物証も証言も乏しく、ひき逃げとして処理されたのだが、殺人事件だと信じて17年間捜査を続けてきた地元警官が退官を迎えるため、マーク警部に捜査の引き継ぎを訴え得てきた。マークが断ると警官は恨み節を残して拳銃自殺してしまったため、特捜部Qは否応無く捜査に巻き込まれることになる・・・。
事件の背景となるのが、家族の崩壊や精神世界、ヒーリングなど動きが乏しいため、犯罪の動機や捜査プロセスなどは、はっきり言ってシリーズ中最下位と言わざるを得ない。それでも面白く読めるのは、カール、アサド、ローセを中心とするレギュラー陣の関係がさまざまに変化して飽きさせないから。さらに、これまで明らかにされてこなかったメンバーの過去が徐々に明らかになって行くような伏線も張られており、今後がますます楽しみになってくる。
ぜひ、第1作から順に読んでいくようオススメしたい。

iisan
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