■スポンサードリンク


】【

刑事マルティン・ベック ロセアンナ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
刑事マルティン・ベックロセアンナ (角川文庫)

刑事マルティン・ベック ロセアンナの評価: 7.50/10点 レビュー 2件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

半世紀が過ぎても色褪せない、社会派警察ミステリーの金字塔

今さら説明の要はない、スウェーデンのみならず世界を代表する警察ミステリー・シリーズの第一作。迷宮入りしそうな女性惨殺事件を地道な捜査と思い切った奇策で解決に導く、社会派警察ミステリーである。
観光ルートの閘門で全裸の若い女性死体が見つかった事件は被害者の身元確認すら難航し、捜査陣は五里霧中の状態に置かれていたのだが、アメリカの警察から寄せられた情報をきっかけに被害者が旅行中のアメリカ人女性であると判明した。観光船が犯行現場だと判断したベックを始めとする捜査チームは、世界中に散らばっている同乗客・船員に聞き込みをかけ、写真や証言を積み重ねることで、有力容疑者を絞り込んだ。だが、いくら身辺調査を進めても決定的な証拠を掴むことができず、ついに違法スレスレの捨て身の作戦を立案したのだが…。
犯行の動機や背景、様態などは、様々な警察ミステリーを経験した現代の読者にとっては驚くほどではない。しかし、事件発生から解決までのプロセスの密度の濃さは、半世紀以上が経過してもいささかも薄れてはいない。警察集団が難事件を解きほぐしていく社会派警察ミステリーを見るときの不動・不変のベンチマークである。
文句なしのオススメと断言する。

iisan
927253Y1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

1965年に書かれた小説としては画期的だったと思う

昭和でいうと、40年。
その頃書かれた小説としては、斬新で読んだ人達は皆驚いたと思う。
公衆電話や電報が出てくる場面になると、「あっ!これは古い昭和40年の物語だった!」と気付くのだけど、
そういう電気機器が出てこない場面では、現代の物語とそれほど変わらなかったりする。
(ただ、捜査の方法としては、昔はこれで良かったのだろうけど、今は違法じゃないのかな~)

表紙良し!
翻訳もタイトルも良し!
ヘニングマンケル氏が献辞を寄せていたのは、読み終わったあとのサプライズで感動ものでした!

ももか
3UKDKR1P

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!