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Yの悲劇



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Yの悲劇の評価: 7.31/10点 レビュー 13件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.31pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全7件 1~7 1/1ページ
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

Yの悲劇の感想

40年以上前に読み6年ほど前に読み返したが、今回新訳を読んでみた。
翻訳物が苦手でもスムーズに読めるほどうまく、小説になっていた。
前のような差別用語がないのは逆に物足りなさは残りますが
これからこの作品を読む人にとっては、この本はおすすめである。
90年前の作品の点数ではない。

jethro tull
1MWR4UH4
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

Yの悲劇の感想

数学者や論理学者的な突き詰め方、悪く言えば偏屈さは、もちろん感心させられるのですが、見方を変えると、「推理小説」のためにとことん整えられた舞台という印象も少なからずありました。

▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.5:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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Yの悲劇の感想

意外な犯人を成立させるために周りの人物を特異な設定にして、ひとつひとつ積み上げていく物語の作り方は当時とすれば驚嘆に値すると思います。それこそ誰も書かなかったミステリと言えるでしょう。
当時の社会から見れば差別にあたる物言いや捉え方はそう問題とは認識していなかったのでしょうが、現代にこれを読むとやや心苦しい点があります。それはさて置いて、血脈というものに焦点を当てて大げさな問題として
事件の中に溶け込ませるこの手はクイーンが最初なんでしょうか。足跡、凶器、毒薬の存在、といろいろな謎を絡ませていながら大きなミスリードを誘う前半の事件が最大限の効果を発揮するところがこのミステリの胆です。
ここを書きながらダネイとリーはほくそ笑んだことでしよう。犯行や動機については一見無理筋のように思いますが、とにかく意外な犯人を作り上げるには致し方ないのかも知れません。
半分ほど読み終えてドルリ―・レーンに先駆けて犯人を指摘した人はどれほどいたのでしょうか。ホワイ、ダニットがこれほど悩ませるのも特筆です。
やはりエラリー・クイーンはミステリの神様です。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

日本人に好まれる海外ミステリの代表

海外では『xの悲劇』などの方が評価が高いようですが、日本ではとにかく人気な海外ミステリ作品ですね。
私もクイーンの作品の中ではこれが一番好きです(そこまでたくさん読んでるわけじゃないですが……)
とにかくキチ○イ一家たちのキャラが立ってて面白いですし、予想外で衝撃的な結末に驚かされた作品でした。

今読んでも面白いと思う一方「狂った一族に流れる犯罪者の血が~」などという差別と偏見に満ちた発言を、完璧超人のように描かれる探偵役がさも客観的事実として口にしてしまっているのは違和感を覚えずにはいられないですね。
DNAと遺伝子の関係すらわかっていなかった当時を踏まえれば、現代の価値観で批判してはいけないということはわかるのですが……

この作品が日本人好み、というのは日本の推理小説の巨頭である横溝御代の『金田一耕助シリーズ』にも多大な影響を与えているであろう所からもうかがえるかと思います。
条件によって分配が変化する奇妙な遺言状によって過熱する骨肉の争いという面は『犬神家の一族』
一族から不遇の扱いを受けた末に変死した男が、実は生きていて復讐しているかのように事件に不気味な影を匂わす展開は『悪魔が来たりて笛を吹く』
そしてその一連の殺人計画のシナリオは……という面では『×××』と





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マリオネットK
UIU36MHZ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

Yの悲劇の感想

十角館の殺人が初出される半世紀以上前に、本格物の黄金時代を迎えていたアメリカにおいて登場したのが本作品。論理的なレーンの解決手法、結末の意外性、場面やキャラクターの強烈さ、科学的捜査や検証もあり、現代人が読んでも十分に読み応えある作品。まさに、八十年前の作品とは思えない、東西ミステリーの傑作として君臨する作品。


氣學師
S90TRJAH
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

Yの悲劇の感想

Xの悲劇に続いて読了。本格推理の代名詞とも言うべき作品であるのは知っていましたが、個人的には好みでは無かったです。フェアに書かれている手がかりから読者も真相にたどり着ける、と言う論理的な内容に文句は有りません。ただ、時代背景なのか国民性なのか分かりませんが、あまりにも差別的に偏った思いによる最後の判断。
前作のレーン氏のヒーローっぷりに魅せられておりましたので、鬱々と苦悩する様子に魅力は半減です。神ならぬ身に探偵は荷が重いのか?

なおひろ
R1UV05YV
No.1:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

Yの悲劇の感想

たまには海外古典でもと思い図書館で借りてきて読んだ作品です。
四部作の2番目の作品ですが、Xの悲劇が図書館になかったため、この作品を手に取りました。
若干の後悔があります。
クイーン作品は今更ながら初読でした。
クリスティの名作は、未読でも結末を知っている作品が多いのに・・・こんな衝撃的な結末の作品を何故これまで知らなかったんだろう。


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梁山泊
MTNH2G0O

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