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ローラ・フェイとの最後の会話



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ローラ・フェイとの最後の会話の評価: 6.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

登場人物が魅力的かどうか。

登場する人が限られている場合、その人たちに魅力があるかないかでミステリーの面白さが決まると思うのです。
今回「ローラ・フェイとの最後の会話」は失敗作なのでは。

この先に何かがあるかもと期待しながら読んでいきましたが、最後までその「何か」は見つかりませんでした。
「記憶シリーズ」は面白かったのに、これが同じ作者だと考えられないくらいです。


ももか
3UKDKR1P
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ミステリーなのか?

もともと重い作品が多いトマス・H・クックだが、これは今まで以上に暗うつな気分にさせられる作品だった。ミステリーというよりは日本の私小説みたいな、徹底的に内向きのお話しで、通常のミステリーを読むようなカタルシスは味わえなかった。
最初から最後までホテルのラウンジでの二人の会話に終始し、現在と過去を行き来するだけの静かな物語。しかも、過去の出来事をいろいろな側面から見直してゆく(そこに、二転三転する真実が見えてくるのではあるが)だけなので、まるで老人のモノローグを聞いているような静けさで、ストーリーが展開されて行く。過去の事件の真実が明らかにされるという意味ではミステリー作品であるが、明かされるのは殺人事件の謎ではなく、その事件を巡る人物達の心模様である。これは果たして、ミステリー作品なのか?
好き嫌いがかなり分かれる作品だろう。

iisan
927253Y1

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