ベルギーの小さな村の教会から、壁に掛けられていた絵がなくなった。

文芸誌編集長・三村は、高岡真紀と名乗る女性から投稿原稿を受け取る。

ロンドンのオークションでゴッホ作「医師ガシェの肖像」を日本人が競り落とした。落札価格は約百八十億円。

高級老人ホームに住む資産家女性が殺された。犯人は金を無心していた孫なのか。

東京都中野区で、二人の若いシングルマザーが相次いで射殺された。彼女達は、ともに売春を生業としていた。

大阪で相次いだ猟奇殺人。被害者はいずれも男性で、ホテルで血まみれになり死んでいた。

望月諒子の語りに摑まれると、絶叫マシンに乗ったかのようにぶんぶん振り回される──大森 望(解説より) 人間が秘める暗部に鋭く迫る傑作ミステリー、新版で登場! 悪名高い宗教家が入院中に死亡した。

脳底部に腫瘍影が認められたため、入院していた秋山が、手術前日となって突然、脳外科医の俺に言った。

未発見のフェルメール作品『ニンフと聖女』がスイスで見つかった。

神戸の住宅街に住む古畑夫妻と娘の香が、生きたまま焼かれるという猟奇的殺人事件が起こった。

「どうして今の時代はこんなに渇いているんだろう」 『蟻の棲み家』に続く「木部美智子シリーズ」最新刊。

1937年の東京。隅田川で拾われた男が病院に運ばれてくる。

立志館大学を囲むように出現した「呪」と「殺」の落書き。それは次第に増殖し、ついには女子学生が正門前で刺殺体に。

その時、核ミサイルのスイッチが押された 入社4年目の自動車会社エンジニア、倉木京平は、社長直筆のスピーチ原稿を乗せたまま消えてしまった社用車もろもと、密輸船で見知らぬ国へと向かうはめになっていた。

稲城検事の命で、警視庁の青山陽介が調査に向かった武蔵野東署では、行方不明者が続いている。

超合理的な性格の桜子准教授。ある朝、大学構内で田崎教授の死体が発見され、准教授たちに疑いの目が向けられる。

20年前、中央医科大学の解剖学実習で組まれた女性だけの班――長谷川仁美、坂東早紀、椎名涼子、安蘭恵子の４人は、城之内泰子教授の指導のもと優秀な成績で卒業しそれぞれの道を歩んできた。

全国各地を旅する昆虫好きの心優しい青年・魞沢泉（えりさわせん）。

皇居周辺で二人の男が射殺された。世間が〈大手町のテロリスト〉と騒ぐ中、警視庁一の検挙率を誇る毒島は殺人犯を嘲笑。

5年前に函館で起きた連続殺人・傷害致死事件。美貌の作家として注目され始めた柚木しおりは、その一連の事件の関係者だった。

ミレニアム・シリーズで知られる作家スティーグ・ラーソンは、 その生涯をかけて、ある事件を追い続けていた―― 1986年にスウェーデン全土を震撼させた首相暗殺事件。

昭和29年、大阪城付近で政治家秘書が 頭に麻袋を巻かれた刺殺体となって見つかる。

ニューオーリンズ市警最強の麻薬班を率いるジミーは、ある手入れの報復に弟を惨殺され復讐の鬼と化す――。

法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみれい)。

都会の片隅で生きる人々の切なく苦味に満ちた人生。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

睡眠障害のせいで失業した蝶野は、極秘人体実験「プロジェクト・インソムニア」の被験者となる。

「読者への挑戦状」ーー!! しかし、それは誰がためのものなのか? 「これまで僕が書いてきたなかでも最大級に歪(いびつ)」ーー竹本健治 ミステリ界の金字塔『匣の中の失楽』『涙香迷宮』の鬼才が放つ最新作! 香華大学ミステリクラブの夏合宿で悲劇は起きた! メ

江戸時代末期、北町奉行所定町廻り同心の戸田惣左衛門は、若かりし日より悪人の捕縛や吟味に辣腕を振るい、『八丁堀の鷹』と謳われてきた。

小説家・マッツ夢井のもとに届いた一通の手紙。それは「文化文芸倫理向上委員会」と名乗る政府組織からの召喚状だった。

残酷でおぞましい事件に隠された真実とは。衝撃的結末に、撃ちぬかれる。

アデルは公園を走る。四日間で三十二キロ走り、アルコールを絶ち、早寝を心がけ、一週間は我慢できた。

イギリス秘密情報部(SIS)のベテラン情報部員ナットは、ロシア関連の作戦遂行で成果をあげてきたが、引退の時期が迫っていた。

世界登山史上最大級、百九十九人の犠牲者を出した八甲田雪中行軍遭難事件。

虫たちが次々に襲い来る！超弩級パニックホラー！スランプに悩む音楽大学の同級生グループが夏休みに訪れたのは小さな無人島。

刑事クルト・ヴァランダー59歳、娘のリンダも、同じ刑事の道を歩んでいる。そのリンダに子供が生まれた。

圧倒的なオーラを放つスター、堀尾葉介。彼の「光」に触れると運命が動いていく。

父親が突然亡くなり、山形の山あいの集落に引っ越した小学校6年生の高橋みのり。

四ツ角三年二組の一番美しく人気もあった生徒・更紗が突如自殺する。 遺書もなくいじめがあったわけでもない。

チェス大会の会場で誘拐された13歳のイリサは、気づくと真っ暗な地下室で鎖につながれていた。

太郎と散多は古道具店を営む兄弟。

蔵から発見されたのは、封印が施された三つの記録。それはすべて「家そのものが幽霊」だという奇妙な内容で―。

公安部のエリート刑事・幣原は、イスラム国関連の極秘捜査から突然外された。

1663年、クロムウェルが没してのち、王政復古によりチャールズ二世の統べるイングランド。

ロンドンで見つかった鶴屋南北の未発表作品をめぐる不可解な見立ての連続死、そして「南北の作品」自体に秘められた謎。

創業50年(おおよそ)の喫茶店「純喫茶パオーン」。

下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。

キプロスの浜辺に、難民とおぼしき老女の遺体が打ち上げられた。

ラスト、せつなさ迫るミステリー 「知ってる? 川上さん、親に殺されたらしいよ」僕が通う小学校で広がった、少女の死の噂話。

サークル仲間の三人が何者かに監禁される。犯人は彼らの友情を試すかのような指令を次々と下す。

舞台は『放課後はミステリーとともに』の鯉ケ窪学園。高校に入学したばかりの僕は「第二文芸部」の部室に迷いこんでしまう。

息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。

韓国で出版拒否された禁断の書! 脱北者の逃れられない地獄を脱北経験のある著者自身が“小説"として上梓。