妻を亡くした衝撃からアルコール依存症になり入院中のピーターは、退院すべくリハビリがてら事件の真相究明に当たるが……。

海軍中尉になったピーターが愛妻アイリスと久々のデート。ところが軍服の盗難に始まって、とうとう殺人の容疑者に。

ふと知り合った脚本家志望の娘がピーターのアパートメントで首を吊っていた。

出色の脚本を得て名プロデューサー復活の狼煙を上げるはずが、誤算続きのピーター・ダルース。

窓から落ちてきた隕石で教授が圧死した。奇妙な凶器、飄々と煙にまく容疑者たち…そして第2の事件が。

ふと目覚めると、見知らぬ部屋のベッドに寝ている。自分の名前も、ここがどこかも、目の前の美女が誰かもわからない。

和やかな夕食会のさなか、同じ敷地で難件発生! 不可解な連続怪死事件に隠された驚愕の真実とは……。

食事に招かれたアプルビイ警部が、その屋敷の戸口に立ったとき、「事件」は起こった。屋敷の主人が銃撃されたという。

二人の美女に翻弄される一人の男、マヤ文明の遺跡を舞台に事件は転がり加速してゆく。

ソフィーの目の前に転がる男児の無残な死体。ああ、私はついに人を殺してしまった。

クリスティ、セイヤーズらと並び、四大女流ミステリ作家のひとりに数えられるアリンガム。

従軍で精神を病んだダルースは一時的に妻アイリスと離れることを決意。

おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。

「シャーロック・ホームズ生誕百周年記念」に銘打たれた仮装パーティー。

十一月の深夜、歴史教師のキャロラスはミンコット荘のレディー・マーガレット・ピップフォードから電話を受ける。

膨大な犠牲者を出して、大戦は終わった。 真面目な青年アルベールは、戦争で職も恋人も失ってしまう。

目撃者の前で、少年が開けた荒野から忽然と消えた人間消失事件と、密室殺人――スコットランドを舞台に、名探偵ウィリング博士が不可能犯罪に挑む謎解きの傑作。

医師のノートンは、海岸の遊歩道で見かけた美貌の娘に、一瞬にして心を奪われた。その名はダイアナ、あだ名は“コマドリ”。

ウェールズ地方の牧歌的な農園で勃発した、奇怪な事件。二転三転する謎に挑む、チャッキー警部。

匿名の電話の警告を無視してフリーダは婚約者の実家へ向かうが、その夜のパーティで殺人事件が起こる。

「グリンドル樫にコンドルが留まると盆地に死が訪れる」。片田舎の小さな村で少女が失踪した。

アメリカ随一の女流本格作家マクロイによる、趣向と技巧を凝らす短篇集が文庫化。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

イギリスの田舎町を豪雨が襲った夜、舞踏会からの帰途にあった二人の男は、急カーブの続く難所で自動車事故に遭遇した。

売春婦殺害の疑いがある男に拉致監禁されてしまったコニー。

両親はスウェーデンで幸せな老後を送っていると思っていたダニエルに、父から電話がはいる。「お母さんは病気だ。

異端キリスト教、ドストエフスキー、ティラノサウルス、競馬、人工呼吸。

スコットランドの地方都市で、帰宅途中の女性教師が何者かに襲われ、殺されかけた。

殺人容疑を受けた亡命中の元独裁者、ヴードゥー教司祭の呪術、ヒンドゥー寺院の死体…多様な異文化が交錯するカリブ諸島を舞台に、アメリカ人心理学者ポジオリ教授が怪事件の数々に遭遇する、皮肉とユーモアに満ちた探偵譚。

迷宮構造をもつ文書館を備えた、中世北イタリアの僧院で「ヨハネの黙示録」に従った連続殺人事件が。

わたしの仲間たちの中心的存在ともいえた友人が死んだ。病死なのか、それとも事故か殺人か。

ルースは父を知らずに育った。憎き母の死をきっかけに、彼女は「計画」を携えスコットランドの小都市を訪れる。

外海に流されようとしていた死体は地元出身の若い新聞記者だった。

灯火管制が敷かれている大戦下のロンドン。守銭奴と噂される老人に死が訪れる。

その日のキツネ狩りの「獲物」は頭部のない若い女の死体だった。悲劇は連鎖する。

「追われている。殺されるかもしれない。

ハードゲート大学の数学講師ピーターは、横領容疑で免職の危機にある亡父の友人ハクストンに助力を乞われた。

事務所で兄の射殺死体を発見した弁護士サイモン。兄は恐喝者であったが故に殺されたのか。

山中で交通手段を無くした青年クインは、〈塔〉と呼ばれる新興宗教の施設に助けを求めた。

人気作家ジョフリーの邸宅“ガーストン館”に招かれた幼馴染のモーリス。

厄介な死体はどのように始末するべきか? ──壁に塗り込められた死体は両手と首を切断されていた。

議員の娘だが周囲から軽んじられるタイピストのルース・エルダーは、職場で拾った奇妙なメモのことを警察に話すと同僚たちに吹聴した。

ニューヨークの地下で拉致された女性は毒の針で刺青を刻まれ、死亡していた。

全米4大ミステリ賞で最優秀長篇賞を独占! アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)、バリー賞、マカヴィティ賞、アンソニー賞受賞! あの夏のすべての死は、ひとりの子供の死ではじまった――。

雪嵐の中、オスロ発ベルゲン行きの列車が脱線、トンネルの壁に激突した。運転手は死亡、乗客は近くの古いホテルに避難した。

『薔薇の名前』で世界の読者を魅了したウンベルト・エーコが、ふたたび中世を舞台に放つ物語。

眠るようにベッドに横たわる母と二人の幼い子ども。だが喉の傷と大量の血が、彼らが殺されたことを物語っていた。

愛称マルコ、マタイ、ルカの、それぞれ専門の異なる若く個性的な歴史学者と元刑事が、ともに暮らすパリのボロ館。

英国北部のごく平凡な町で、13歳の少女ジャニスが姿を消した。

イングランド北西部の小村イルスウェイト。何百年も続くこの村を偶然二人の男女が訪れた。

ハイチに住む実業家が死に、屋敷には七人の相続関係者が集められた。「私の遺体は丘の上に深く埋め、棺には杭を打ちこむこと。

英仏帝国による統治が長く続き、科学的魔術が発達した世界。

小学校教師アン・ネルソンを三年ぶりに訪ねてきた母親。別れた父親が手にした遺産の話をし、毒づいて帰っていった。

共同経営者ハクストンの死は、他殺だった。

クルーザーの故障から無人島に取り残されたのは、ロジャー・シェリンガム含む15人の男女。