グリンドルの悪夢



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    初公開日(参考)2008年02月
    分類

    長編小説

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    グリンドルの悪夢 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)

    2008年02月01日 グリンドルの悪夢 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)

    「グリンドル樫にコンドルが留まると盆地に死が訪れる」。片田舎の小さな村で少女が失踪した。村人総出で探したが見つからなかった。村では最近、猫や猿、鵞鳥などのペットが次々にいなくなっているという。これが少女の失踪になにか関係はあるのか。やがて少女の父親が水死体で発見された。彼は娘の居所をつかみかけていたようだったのだが…。 (「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (3pt)

    嗚呼!真に悪夢の如き迷推理(語り手の真摯な姿に免じて★3つです。)

    完成度の高いサスペンス小説の傑作「二人の妻を持つ男」で有名な黄金時代の巨匠クェンティンが1935年に書いた初期パズル・ミステリーの一作です。パトリック・クェンティンは合作ユニットのペンネームで、リチャード・ウェッブ氏が核となって作品によって男女さまざまな作家が協力し共同執筆する形を取っています。私が著者の本格ミステリー分野の作品を読むのはこれが最初なので間違っている可能性も残っていますが、この本を読む限りは著者が後年作風をサスペンスの方向に転じて正解だったなと思います。本書は残念ながら失敗作ですが、設定が魅力的なだけにとても惜しいなと思います。まず最初に気になったのは、複雑な人間関係が多数出て来るのに登場人物一覧表がつけられていない事です。時に作者の意向によりわざとつけない場合があるので非難はできませんが、犯人当てのミステリーとしてはアンフェアだと思います。筋立てとしては片田舎の小さな村グリンドルでペットが姿を消してしまう事件が頻発していたが、やがて少女が行方不明となる。村人総出で捜索の末に惨たらしく殺された動物が発見され、続いて何かを知っていたらしい少女の父親が殺される事件が起きる。以後も目まぐるしく事件が続発し期待が高まるのですが、最後に明かされる肝心の推理の部分が全く説得力がありません。嫌味な探偵の展開する強引で薄弱な推論とあっさりと白状してしまう愚かな犯人にあ然とします。作者が示す手掛りは微かにありますが、これだけのデータで全貌を推理するのは不可能でしょう。ここまで貶してばかりですが、それでも終盤までのサスペンスの盛り上げ方は緊迫感に満ちて見事な構成ですので実力の片鱗は窺えます。それから最後に、語り手の鈍感ですが真面目を絵に書いたような医師に訪れるロマンスが回りくどい表現ながら思わぬ感動を与えてくれるのが、せめてもの救いといえるでしょう。
    グリンドルの悪夢 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)Amazon書評・レビュー:グリンドルの悪夢 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)より
    4562041447



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