一九九一年四月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

1944年6月6日、ノルマンディーが僕らの初陣だった。

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

妹を守るため、僕は探偵になった。

百年続いた写真館の館主、祖母・西浦富士子の遺品を整理するために、桂木繭は江ノ島を訪れた。

『その女アレックス』の刑事たちのデビュー作 連続殺人の捜査に駆り出されたヴェルーヴェン警部。

市立高校に入学したばかりの頃は、こんなにも不可思議な事件に巻き込まれて、波瀾万丈な学園生活を送るとは、僕は想像だにしていなかった――。

謎解きを通し〈古典部〉メンバーの新たな一面と出会う、シリーズ最新刊! 奉太郎が省エネ主義になったきっかけ、摩耶花が漫画研究会を辞める決心をした事件、えるが合唱祭前に行方不明になったわけ……。

越野ハルカ。父の失踪により母親の故郷である坂牧市に越してきた少女は、母と弟とともに過疎化が進む地方都市での生活を始めた。

あらゆる感情を持たないがゆえに、 生き延びることに長けた少年、空々空。

小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。

小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。

あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。

ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。

栄養科学研究所に配属された千鳥(チドリ)は、言語学研の鳶(トビ)、考古学研の鶫(ツグミ)とともに、研究室で起きた殺人未遂事件を偶然目撃してしまう。

果てしない未来と、果てしない不安。甘いお菓子が、必要だ。

中学生がビルから飛び降りた自殺未遂事件。

大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光は、ある女性から、死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語」を探して欲しい、という依頼を受ける。

巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説、鋼人七瀬。

陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、ひょんなことからハイエナ記者火尻を暴漢から救うが、その正体に気づかれてしまう。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。

新作短編も収録!人気作家とともに歩んだ〈古典部〉のすべてがここに! ある日、大日向が地学講義室に持ち込んだのは、鏑矢中学校で配られていた「読書感想の例文」という冊子。

正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

私立指輪学園で暗躍する美少年探偵団。

1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。17歳。

書店員は超多忙。

俺は5階建ての雑居ビル「バベル九朔」の管理人をしながら作家を目指している。

堀川次郎は高校二年の図書委員。

鯨井留可は完全犯罪を目指さない男。そんな彼がアリバイ工作のために声をかけたのは、白髪の美女。

阿良々木暦を監視する式神童女・斧乃木余接。

省エネをモットーとする折木奉太郎は“古典部”部員・千反田えるの頼みで、地元の祭事「生き雛まつり」へ参加する。

顔も声も自分と瓜二つ。人間性は最低。

いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。

大学生の望月良夫は愛車のデミオ運転中に、 偶然会った女優の翠を目的地へ送り届けることに。 だが翌日、翠は事故死する。

春を迎え高校2年生となった奉太郎たちの“古典部”に新入生・大日向友子が仮入部する。

ここにあるべきではない四番目のマカロンの謎、マスタードが入った当たりのあげパンの行方。

待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。

「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。

「折木さん、わたしとても気になります」文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。

“雌ライオン”こと名探偵・生野エルザと猛獣使いの助手・川島美伽のもとには日夜、風変わりな依頼が舞い込む。

「私は君たちにゲームを挑む」 すべてのゲーマー&推理小説愛好家へ。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、 過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。

車を買う金欲しさにアルバイト探しをしていた学生・結城がコンビニにあった求人情報誌で見つけたのは、時給11万2000円という破格の好条件の仕事。

ウォーカロン。「単独歩行者」と呼ばれる人工細胞で作られた生命体。

悪いがこの本に粗筋なんてない。これは小説ではないからだ。

次の捜査を、最後の仕事に――。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。