青銅ランプの呪

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種別
長編
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あらすじ

1983年12月23日 青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))

女流探険家がエジプトの遺跡から発掘した青銅ランプ。持ち主が消失するという言い伝えどおりに、イギリスへ帰国したばかりの考古学者の娘が忽然と姿を消す。さらに!? 本書は、カーがエラリー・クイーンと一晩語り明かしたあげく、推理小説の発端は人間消失の謎にまさるものなしとの結論から書かれた作品で、中期で最も光彩を放つ大作!(「BOOK」データベースより)

評判

青銅ランプの呪の評価:

5.50/10点 レビュー 2件。 D ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.50pt

青銅ランプの呪の総合評価:

6.42/10点 レビュー 12件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(7pt)

もっと書き方に工夫すればあるいは傑作だったかも?

魅力的な謎を魅力的な論理、魅力的な解明で解き明かしてこそ、本格推理小説は引き立つ。そして謎が魅力的であればあるほど、読者の期待が否が応にもその解決に集まり、増していく訳だが、本作は果たしてどうだろうか。
屋敷に着いた途端にコートと渦中のランプを残して忽然と姿を消し、しかもその屋敷には隠れ通路や隠し部屋などは存在しない、これほど条件を限定して、しかもそれが一度ならず二度も起こる。

内容紹介文にカーがエラリー・クイーンとミステリについて語り明かした末に行き着いた最高の謎、人間消失に挑んだこの作品で、上記のように確かに謎の魅力はどんどん高まるのだが、その真相の魅力が逆に小さく、期待しただけに終わったというのが正直、私の感想だ。

そして第二の失踪事件の謎。これは良かった。犯人の意外性も素晴らしく、またその動機も面白い。しかしある一点のみ説得力に欠ける(詳細はネタバレにて)。



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Tetchy
WHOKS60S

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.10
(5pt)

ディクスン名義随一の面白さ!!・・・だと思うんですけど

The Curse of The Bronze Lamp(1945年)
 他レビューとのあまりの落差に驚き、先日読み直しましたが、私の感性では、ディクスン名義では随一の傑作という評価は変わりませんでした。私の眼には、欠点らしきものがほとんど見当たりません。人間消失をテーマにした中では、中編「妖魔の森の家」と双璧をなす出来栄えだと思います。
 これと同じくらい感激した人間消失テーマの作品は、ビガーズ「チャーリー・チャンの追跡」です。こっちの評価はどうでしょう?
青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6)) Amazon書評・レビュー: 青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))より
4488119069
No.9
(5pt)

ディクスン名義随一の面白さ!!・・・だと思うんですけど

The Curse of The Bronze Lamp(1945年)
 他レビューとのあまりの落差に驚き、先日読み直しましたが、私の感性では、ディクスン名義では随一の傑作という評価は変わりませんでした。私の眼には、欠点らしきものがほとんど見当たりません。人間消失をテーマにした中では、中編「妖魔の森の家」と双璧をなす出来栄えだと思います。
 これと同じくらい感激した人間消失テーマの作品は、ビガーズ「チャーリー・チャンの追跡」です。こっちの評価はどうでしょう?
青銅ランプの呪 (1983年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 青銅ランプの呪 (1983年) (創元推理文庫)より
B000J793SY
No.8
(5pt)

ディクスン名義随一の面白さ・・・だと思うんですけど

他レビューとのあまりの落差に驚き、先日読み直しましたが、私の感性では、ディクスン名義では随一の傑作という評価は変わりませんでした。
人間消失をテーマにした中では、中編「妖魔の森の家」と双璧をなす出来栄えだと思います。
これと同じくらい感激した人間消失テーマの作品は、ビガーズ「チャーリー・チャンの追跡」です。こっちの評価はどうでしょう?
青銅ランプの呪 (1983年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 青銅ランプの呪 (1983年) (創元推理文庫)より
B000J793SY
No.7
(5pt)

ディクスン名義随一の面白さ・・・だと思うんですけど

他レビューとのあまりの落差に驚き、先日読み直しましたが、私の感性では、ディクスン名義では随一の傑作という評価は変わりませんでした。
人間消失をテーマにした中では、中編「妖魔の森の家」と双璧をなす出来栄えだと思います。
これと同じくらい感激した人間消失テーマの作品は、ビガーズ「チャーリー・チャンの追跡」です。こっちの評価はどうでしょう?
青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6)) Amazon書評・レビュー: 青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))より
4488119069
No.6
(3pt)

カーのファン向けの作品

本作品は、1945年発表で、カーター・ディクスン名義の作品としては、第20作目にあたります。

冒頭に掲げられたエラリー・クイーンへの献辞からも明らかなとおり、著者がエラリー・クイーンと推理小説について語り合い、「人間消失」が魅力的な謎だという結論に達したことから、生まれた作品です。

エジプトの王墓を発掘したセヴァーン卿達。
その遺物のひとつ、「青銅ランプ」を娘のヘレン・ローリングが、イギリスへ持ち帰ろうとしたところ、謎の占い師が、彼女は、呪いにより、自分の部屋に辿り着けないことを告げる。
果たして、ロンドン郊外の邸宅に到着したヘレンは、屋敷へ入った直後、姿を消してしまう。
屋敷内の捜索でも発見されず、外に出た形跡も見当たらない。
一体、どうやって姿を消したのか?

推理小説界の巨匠、エラリー・クイーンとの話し合いの結果生まれたという経緯から、そのトリックにはどうしても期待してしまいますが、正直なところ、あまり期待しない方がよいと思われます。
「消失トリック」としての出来は、いまひとつに感じられました。

しかし、どうやって消失したか、というハウ・ダニットとは別に、「なぜ消失したのか?」というホワイ・ダニットの部分については、なかなか楽しむことができました。

また、1941年発表の「殺人者と恐喝者」では、自伝の作成にいそしんでいた、名探偵ヘンリ・メリヴェール卿が、本作品では自分に関する記事のスクラップ・ブック作りに邁進しているというエピソードが随所に挟まれ、探偵の個性は豊かに描かれていたと思います。

──そのような訳で、本作品は、カーのファン向けの作品と言えるでしょう。
本格ミステリとしての、「トリックに驚いてみたい」という方には残念ながら、物足りなさが残るのでは。
逆に、ヘンリ・メリヴェール卿の「アクの強さ」に惹かれているのであれば、楽しみながら通読できる作品に仕上がっていると感じています。
青銅ランプの呪 (1983年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 青銅ランプの呪 (1983年) (創元推理文庫)より
B000J793SY

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