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マッチマッチ さんのレビュー一覧
マッチマッチさんのページへレビュー数321件
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シリーズ4作目です。
相変わらず、このシリーズは肩肘張らずにテンポ良く気楽に読めます。 暗く深刻な内容では無いので、暇潰しにはもってこいです。 ただ、この著者の得意とする最後の驚くようなどんでん返しは、今回ちょっと不発のようでした。そういう面では若干評価が低くなってしまいました。 次回作に期待したいところですが、果たして主人公にピッタリの素材は、何か残っているのでしょうか… |
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短編5話でまとめられています。
2話・3話は良かったですね。 5話でもっと感動を味わえたら、評価を8~9にしたかったのですが、今一歩亮子と紗代の対応に納得がいかない。 そこが残念でした。 でも相対的には、私の好みの本になります。 横山秀夫氏の短編集に通ずるところがありますが、切れ味の良さで微妙に弱いかなぁ。 |
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最後までつかみどころが無い、捉えどころが無い、読むのに苦労した一冊でした。
❮螺旋プロジェクト❯という作品群の最終巻です。 たまたま読んだ伊坂氏の「シーソーモンスター」という本が面白かったので、この本に登場した「壁」が最終巻でどうなるのか気になり、手に取りました。 私の読解力の無さかもしれませんが、正直、最初から最後まで付いていけません。 登場人物も多いし、場面もコロコロ変わる。 かと言って、ワクワクして読むようなスリル感は全くなく、ラストも予想された通りの結果で驚きも全くない。 これが❮螺旋プロジェクト❯最後の1巻なんだと知り、本当にガッカリです。 |
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あの有名な積水ハウスの地面師グループによる詐欺事件が素材になった小説ですね。
積水ハウスが石洋ハウス、主犯の内田マイクが山中ハリソン、という設定ですが、取材や調査が甘い感じで内容が浅いです。 登場人物はそれほど多くは無いので、読むに当たっての混乱はありません。読みやすいです。 しかし、その分、登場人物の人格や生い立ちなどもっと緻密に描いて欲しかった。 あくまでも、実際の事件を素材にしただけだから、フィクションらしく泥々にネチネチと加害者と被害者の心理を描写して欲しい。 登場した刑事もおまけのような扱いで、あっけなく加害者の一人に辿り着いてしまった。 ラストもこれで終わり?と呆気ない。 ヒリヒリ感無く終わってしまった。 素材が良かっただけに残念です。 |
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序盤は細かい場面が小間切れに書かかれてあり、また登場人物の数も多く、小説にのめりこみにくかったのですが、上巻の中盤辺りから、楽に読み進めることが出来ました。
軽快なスピード感で物語は展開します。 その分、細かな設定描写に雑なところが見られます。 また、これはないだろう?というリアリティーに欠ける所も多分に在ります。 ただ、どうなるの?というワクワク感があり、細かいところを気にしないなら、それも良しというところでしょう。 とにかく、気楽に楽しんで読める1冊ですね。 映像化したら面白いと思わせる、エンターテイメント小説でした。 |
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この書籍が発刊された頃、日本経済新聞にかなり長文の書評が掲載されました。
かなりの高評価だった記憶があったので、今回、手にして読むことにしました。 昭和初期頃の時代設定、また歌舞伎という当方にとっては縁のない芸能がひとつのバックグラウンドになっていたためか、ちょっとのめり込んで読むことは出来なかったです。 事件の背景・犯人探しがテーマなので、ミステリー本であることは間違いありません。 しかし、その割には、スピード感・ワクワク感・どんでん返しの驚きなどは余り得られなかったです。 でも、当時、戦争に進んでいく日本の現状、政治の腐敗とそれに抗する軍部のナショナリズムの高揚などを現時代の右傾化・ポピュリズム等の拡大などと比較して読むと、社会派小説という面でこの本を評価することが出来、書評にあったように、とてもいい本なんだと思います。 |
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いやはや、ガッカリである。
一言で言うと、「女子大生の探偵ごっこ」 小学校の高学年か中学校の1・2年生向きの児童書ですね。 まあ、たまたま図書館で手にした一冊を、正月の時間つぶしにと思って借りたのですが、この本は手抜きです。 当方、読み始めた小説は、どんなに退屈でも最後まで読むことをモットーとしているので、読了しましたが、最後の最後まで児童書レベルでした。 女子大生のチームを小学生に置き換えて書き直しても、全く違和感が感じられないほどの幼稚な推理と結果です。 これが、税抜き1,600円か⁉ これが、なんと未解決事件だと? とにかく酷い一冊でした。 |
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県警内部の権力闘争のようなものを、ぐずぐずと描き出している。
権力闘争というより、もっとレベルの低い内輪揉めみたいなものかもしれない。 よって、緊張感や爽快感は殆ど得られない。 他の家庭の夫婦喧嘩を覗いているような感覚である。 だから、それが面白いと言えば、確かに面白いのである。 でも、著者の得意とするラストの切れ味のよさ、スッキリ感を得たいのなら、それは本冊からは難しい。 ということで、この評価になりました。 |
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この方の作品を読むのは2冊目です。
1冊目はGOTHという作品でしたが、こちらの方が品は少し良かったですが、ごく普通でした。 ラスト付近の犯人探しが唐突な感じでまとめられており、全体のバランスがチグハグな印象でした。 要するに中途半端に終わってしまった感じです。 犯人探しなどは入れずに、主人公2人の交流を通じて物語を完結させた方が、人間性・人情・愛というテーマに迫れたかもしれない。 |
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このシリーズ初挑戦です。
適当に1冊手にして読んでみました。 ハードカバーの方でしたが、文字も大きく行も詰まっていないので、サクッと読めます。 登場人物はさほど多くなく、人間関係も平易です。 警察小説ですが、内容が薄い感じで、あまり緊張感は感じられません。 期待していたどんでん返しなどの趣向もほとんどありません。 割と人気のシリーズのようですが、最初から読まなかったのが、原因でしょうか? 今一歩ということでした。 |
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短編が7作入っています。
著者の短編はいつも卒なくまとめられており、どれもレベルが高いと思います。 本冊子に関しても、水準以上です。 ただし、ややばらつきも感じれ「うーん」という作品も混じっていると思いました。 当方の好みとして、「又聞き」・「訳あり」・「仕返し」が良かったです。 |
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「百舌」シリーズは初めて読んでみました。
分量は結構多かったですが、読み易くて一気に読み進めました。 ワクワク感もあり、また、なかなか結末が予想できずに楽しめました。 シリーズの一作目ではありませんでしたが、前作を読んでいなくてもOKでした。 他のシリーズも読んでみたいと思います。 |
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著者の初期の短編集。4作が収録されています。
どれも秀作だと思います。 ネタオチも歯切れが良くて、ストンと腑に落ちます。 緊迫感の持続という面では、第三の時効という作品には及びませんが、良かったです。 |
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話題作ということで、予備知識なしに読んでみました。
苦手な翻訳本でしたが、原作者が中国の方ということで、邦書と同じ感覚で、気楽に読み進めることができました。 結論的には、あくまでも三部作の1作目なので、正直、本作は序章にしか過ぎません。中途半端に終わっています。 2作目以降は、まだ日本国内向けに翻訳されていないので、今後の展開については、お楽しみに!ということでしょうか。 作中の事象の理論的説明にややクドイところがあって、モタモタしている部分がありますが、まあまあ飽きずに緊張しながら読めます。 この1冊だけなら消化不良気味で5点くらいですが、次作目以降の翻訳本の刊行を期待して、7点にします。 |
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うーん、書評で「謎解きミステリーの最高峰」「英国探偵小説の黄金時代の醍醐味」とか言われてもピンと来ない。
読みながらあくびが出ちゃった。 最後まで読み終えた自分に、評価10ポイントをあげますね(笑) 途中のワクワク感や緊張感が全くないので、要するに、この手の小説はこういうものなんだなと納得です。 私には合わなかったということでしょう。 元々、翻訳本は小説の現場や時代に馴染みが無いので、慣れないと楽しむのは難しいと感じます。 犯人探しが全く違う設定で2か所あり、そういう構成は斬新でいいなと感じたのですが、それぞれが緊迫感なく終わったので残念でした。 |
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「ある男」とは一体何者なのか?
という何かの書評が気になって読んでみましたが、「ある男」の正体を探るミステリーが目的の書籍ではありません。 そういう推理的なものを求めたい人には、不向きと思います。 家族観や人間観・偏見などなどを考えさせる、少々文学的な書籍だと思います。 よって、当方の好みの本では無かったのですが、読む人にとってはとても良い本なのかもしれません。 低評価で申し訳ありません。 |
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上下の単行本で読みました。
とにかく長いです。 どちらも700ページを超えています。 さらに、活字が小さく、普通の文庫本の活字より一回り小さいです。 よって、文字量が半端なく非常に多い。 空いた時間をを利用して、2冊読み終えるのに1週間超かかってしまいました。 内容については、上巻が秀逸です。 何か解らない不可解な現象。これが怖いです。ヒリヒリとした不安感を煽ります。 自然現象なのか、疫学的なことなのか、事件・事故なのか、それとも非日常の超常現象なのか? それが解らないので、緊張感をもって一気に読み進められます。 上巻だけで評価すると、9~10点ですね。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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シーソーモンスターとスピンモンスターの2部作です。完全に独立しているのかと思いましたが、読んでみると繋がりが有ることがわかり、その分後半作のスピンの方が、ワクワク感もあり楽しめました。
ただ、最後にどうなるのかという期待感が高まった割には、最後の結末が若干拍子抜けでした。 そして、最後の最後に、この作品が完全に独立した作品ではなく、❮螺旋プロジェクト❯という作品群の一つであることを知り、こうした終わり方をしたのかなと、感じました。 ということもあり、ついでに、このプロジェクトの最終作品[天使も怪物も眠る夜]も読んでみようかなと思っているところです。 |
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