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マッチマッチ さんのレビュー一覧

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レビュー数321

全321件 201~220 11/17ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.121:
(7pt)

丁寧に書かれた警察小説

しっかり真面目に書き込まれた警察小説ですね。
猟奇犯罪というタイトルが目につきますが、そんなにグロい表現は無く、タイトルで敬遠されることもあって、損しているかなと思いました。
ライトではありませんので、じっくり読みたい方にお勧め。
ただし、ワクワク感とかスピード感、思わぬどんでん返しなどのエンタメ系の要素は余りないので、そちらはあまり期待されないように。


▼以下、ネタバレ感想
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県警猟奇犯罪アドバイザー・久井重吾 ドラゴンスリーパー (角川文庫)
No.120: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ノーヒントで読みましょう。

事前情報・予備知識は一切入れずに読むべき1冊。
ただし、かなりグロい・エロい描写があり、こういうものを全く受け入れられない方は、読まない方がいい。
少々ならOKの方は、途中で挫折せずに最後まで読みましょう。
なぜこのサイトの上位ランキングに入っているのかその理由がわかる。
当方、ランキングの上位であるにも関わらず、読んでいなかったのは、「殺戮」という文字が手に取るのを躊躇させていたからである。
しかし、読んで良かったですね。
単純に面白かったです。

▼以下、ネタバレ感想
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新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子武丸殺戮にいたる病 についてのレビュー
No.119:
(5pt)

十字屋敷のピエロの感想

いわゆる犯人探しのミステリー小説である。
卒なくまとまった感じで、引き込まれるように読み進めるというようなスピード感は無かった。
犯人の背後関係や動機・心情等は有触れており、陳腐である。
ピエロの扱いは斬新ではあったが、結局、役割はあれだけであった。
しかしながら、面白く無いわけではなく、筆者の力量でほどよくまとめられた一冊になっている。
当方、いわゆる本格ミステリーと呼ばれる小説はあまり好まないので、こんな感想になってしまったのかもしれない。
お好きな方には、大変面白い1冊だと思う。
十字屋敷のピエロ 新装版 (講談社文庫)
東野圭吾十字屋敷のピエロ についてのレビュー
No.118: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

社会派小説

焦点は彼。
高齢化社会と介護に関わる格差問題を真っ向から問う本格的な社会派小説、なんだけど「彼」と「彼の目的」を主旋律にしたミステリー小説である。
単純に思い込んで読んでいたため、後半驚いてしまった。
そして、そういう展開は、結構面白く楽しめた。
ただ最後は少し宗教観が強く出すぎ、ちょっと興ざめ。もう少しミステリー感を押し出して欲しかった。
でも、登場人物はさほど多くなく読み易い。
PS:読んでいて「津久井やまゆり園」の事件が頭に何度も浮かんできた。この日本を震撼させた植松聖被告は、この小説を読んだことがあったのかもしれない。
ロスト・ケア (光文社文庫)
葉真中顕ロスト・ケア についてのレビュー
No.117: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

品の良い短編集でした。

スッキリした短編集。
加賀恭一郎シリーズの一冊でした。
短編集というのを好まない当方ですが、無理なく読み終えることが出来ました。良品が揃っておりますね。
この方の作品は、基本的に読み易く、かつ大外れは無い。
今後も、過去に手にしていない物を読んでみたいです。
嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)
東野圭吾嘘をもうひとつだけ についてのレビュー
No.116:
(5pt)

可もなく不可もなく、平凡。
緊張感やワクワク感が無いので、サクサク読み進めることは無い。
この方は、カエル男や御子柴礼司のような少し下作な小説が面白い。
ヒポクラテスの憂鬱 (祥伝社文庫)
中山七里ヒポクラテスの憂鬱 についてのレビュー
No.115: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

中だるみなく読める

長編だがそれほど分量は多くない。
登場人物たちのグループが抱える秘密は何なのか?
ここがこの小説の重要なミソ。
この辺りは、非常に考えさせている工夫があり、面白い。
飽きさせない。

そして中盤を過ぎ、3分の2くらいに達したときに、その秘密が明らかになる、、、



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レイクサイド (文春文庫)
東野圭吾レイクサイド についてのレビュー
No.114:
(7pt)

中盤以降が面白い

中盤までは、登場人物たちが予知の種探しやリピートの仕組みを色々と繰り返し説明し、その分、ストーリー展開が単調で、ダラダラ感が続く。
しかしながら、中盤になってリピートした登場人物達に事件が起こり始める。
ここからは、一気に面白さ爆発。

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リピート (文春文庫)
乾くるみリピート についてのレビュー

No.113:

幻夏 (角川文庫)

幻夏

太田愛

No.113: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

予想外の展開に

ストーリーは予想外に展開する。
よって後半は特にページを捲るスピードも上がる。
ただ、事件が都合よく展開するあたりが少々目立つので、重厚さ緻密さにかける面もあるが、その事を差し引いても、面白かった。

日本の司法制度では、こうした悲劇が起こっているんだろう。
主人公の少年にとって、悔いの残る結末だった。
幻夏 (角川文庫)
太田愛幻夏 についてのレビュー
No.112:
(8pt)

中盤までは非常にいい!

中盤までは「何が起きているのか?」という得体の知れない不穏な空気感が感じられ、飽きずに読み進めることが出来る。
ゆえに非常に面白い。
登場人物が多く、奇妙な出来事が続発する。
著者はこれをどうまとめるのか、まさに腕の見せ所。
期待して読み進めたが、最後は少し期待外れかなぁ。
少々風呂敷を広げ過ぎたのか、盛りだくさんな事件の割には、さほどの驚きは無かった。
これが減点対象。
しかし、600ページくらいのこの本を一気に読ませるところは、著者さすがですね。
冷たい檻 (単行本)
伊岡瞬冷たい檻 についてのレビュー
No.111:
(2pt)

緊迫感が感じられない

事件の内容的には、列車ジャック・爆破物設置という緊迫感ある設定なんだけど、それが全く感じられずいつの間にか犯人は目的を達成し、事件は何の驚きも無く終結を迎える。
そして、著者の鉄道への思い入れが、中途半端に小説の冒頭から最後まで散りばめられる。
なんだろうな、この消化不良感。
B級でもC級でも何でもいいので、ワクワクするような面白さが無いと、この手の小説は手にする価値は無い。
留萌本線、最後の事件: トンネルの向こうは真っ白 (ハヤカワ文庫JA)
No.110: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

シンプルな短編集

5話からなる短編集です。
内容は凄くシンプル、難しくなく読み易い。
その分、著者の骨太の作品を期待している方には、少し物足りないかも。

続編が発行され、短編数が10数話程度になったら、水曜午後9時からのTVドラマに丁度いいかも。テレ朝かな(笑)
主人公の上水流涼子は、米倉涼子。
貴山は、放映時人気のジャニーズ系かね。
コメディ感も若干入れて制作すれば、ある程度視聴率も取れそうですね。

ということで、お手軽な一冊でした。




合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 (講談社文庫)
No.109:
(8pt)

単純に面白い

単純明快。
決してA級小説ではないが、B級ならではのシンプルな面白さがある。
ツッコミどころ満載だが、わざわざツッコム必要はない。
夜読み始めて、深夜読み終わり、少々寝不足。
通勤通学の交通機関内で、気軽に読むのに適した一冊でした。

逃亡刑事
中山七里逃亡刑事 についてのレビュー
No.108: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

じわりと近づくサスペンス感が、、、

嵌まって読めましたね。
この忍び寄るサスペンス感は絶妙です。
文庫本のページ数約600ページ弱。分量的にもある程度読み応えがあって丁度いい。
読みやすくて、ページはどんどん進みます。



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火の粉 (幻冬舎文庫)
雫井脩介火の粉 についてのレビュー
No.107:
(2pt)

私には無理です、、、

読んでみると、いわゆる本格ミステリーという範疇に属する小説でした。
正直、当方には全く合わない内容ですね。
謎解きパズル小説というのでしょうか、最後まで読むのに苦労しました。

アリバイを崩すことが出来ない刑事君が、時計屋のお嬢さんに相談して、その場であっけなくアリバイ崩しの解答を得るという内容。
現実味の全く感じられない事件概要、ご都合よくアリバイが崩れる過程、リアリティの無い捜査一課の刑事君。

こういう設定の小説は、私には無理です。
でも、謎解きが好きな読者さんには、きっと評価が高いんだと思います。

著者さんには申し訳ないのですが、手にした私が悪かった。低評価で申し訳ありません。


アリバイ崩し承ります
大山誠一郎アリバイ崩し承ります についてのレビュー
No.106: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

つまんない

著者の面白いところは、例の悪徳弁護士シリーズのような徹底的に娯楽に徹した作風。
今回の作品、脳死移植と臓器売買を背景に書かれているんだけど、社会派小説なのか単なる娯楽小説なのかよくわからん中途半端な感じ。
何の苦労もなく都合よく犯人にたどり着くし、ラストの陰の関係者も予想通り。
お粗末な一冊でした。
カインの傲慢 刑事犬養隼人 (角川文庫)
中山七里カインの傲慢 についてのレビュー
No.105: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

私が彼を殺したの感想

「どちらかが彼女を殺した」がかなり面白かったので、引き続きこの小説を読んだ。
最後まで、飽きることなくグイグイと読み進めさせるところは、さすが著者である。
素直に面白いです。
しかしながら、ラストが戴けない。

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私が彼を殺した 新装版 (講談社文庫)
東野圭吾私が彼を殺した についてのレビュー
No.104: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

コンパクトで読み易い

この著者の作品は割と読んでいる方だが、この作品は未読だったので、手にした。
コンパクトにまとめられてあり、非常に読み易い。
登場人物も多くないので混乱しない。
そういうことで、あっという間に読み終えることが出来た。

※ネタばれに続く

作品は20数年前の作品ということですが、古さは全く感じませんね。
というか、著者の小説の面白さを再認識できました。
もう一度、読んでない作品を読み進めたいと思います。

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どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)
東野圭吾どちらかが彼女を殺した についてのレビュー
No.103:
(4pt)

ちょっと異色

犯罪ミステリー小説というより、精神分析小説というような感じかななぁ。
犯罪を冒す人の心理描写に重点を置いているようだけど、どちらかというと、子供の時期に何らかのトラウマがあり精神疾患を抱えた人物の心理描写に終わっただけのような感じがする。
犯罪の全貌も、結局は第3部で、犯人自身の暴露で終わっている。
心理描写にはとにかくリアリティをもって細部にこだわっているが、お粗末なのは、主人公となる2人の刑事。
全くリアリティ感が無い。高校生のような男女の刑事が、都合よく活躍する。でも何ら事件の解決には至らない。
そして、この二人の刑事の嘘っぽさが最後まで無くならずに、結局、犯人自身の暴露で終結。
4点も点けたのは、精神疾患を抱えた人物の心理描写を見事なまでに書き込んだからである。
リアリティある刑事達が絡んで物語が展開していたら、もっと素晴らしい小説に仕上がっただろう。
残念!
あなたが消えた夜に (毎日文庫)
中村文則あなたが消えた夜に についてのレビュー

No.102:

痣 (徳間文庫)

伊岡瞬

No.102:
(8pt)

面白かった

結構面白いです。
当方、最後まで事件の真相というか犯人が推測できなかったです。
だから最後まで飽きなく引っ張られましたね。
そして、結果的にかなり驚きました。
これなら、9点・10点は付けれるかなと思っていましたが、よくよく考えると?です。

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痣 (徳間文庫)
伊岡瞬 についてのレビュー