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マッチマッチ さんのレビュー一覧

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レビュー数321

全321件 181~200 10/17ページ

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No.141: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ウツボカズラの甘い息の感想

かなり面白かったです。
そして、この方の作品は読み易いですね。
サクサクとページが進みます。
600ページ弱の文庫本だけど、あっと言う間に読み終わりました。

▼以下、ネタバレ感想
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ウツボカズラの甘い息 (幻冬舎文庫)
柚月裕子ウツボカズラの甘い息 についてのレビュー
No.140:
(4pt)

連続殺人鬼カエル男ふたたびの感想

妙に刑法第39条に関する記述が冗長で、ダレる。
緊迫感の無いままにラストに突入。
1作目の『連続殺人鬼 カエル男』に比べると、「単純に面白い!」という面で全く物足りない。
中途半端な作品であった。
連続殺人鬼カエル男ふたたび
中山七里連続殺人鬼カエル男ふたたび についてのレビュー
No.139: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

満願の感想

短編集でした。
ポイントは最後のオチですね。
いかに切れ味良いオチがあるのか、これが短編集のミソ。
1作目「夜警」や表題作の「満願」が警察関係で、どうしても横山秀夫氏の短編集と比較してしまう。
横山氏に比べると、若干見劣り。
どちらかというと、著者の「儚い羊たちの祝宴」に見られるあのブラック感が味わえる「柘榴」・「関守」あたりが当方には良かったですね。
まあ、可もなく不可も無く、というところでしょうか。
満願 (新潮文庫)
米澤穂信満願 についてのレビュー
No.138: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

天使の囀りの感想

「得体のしれない怖さ」というのが、この小説の味噌。
しかしながら、思ったより早くその正体を明らかにする。
そういう面からも、さほど不気味さを感じたり、恐怖心を抱くことはなかった。
反って、俗っぽい陳腐なホラー小説では無かったことに好感がもてる。
また、リアリティー感を高めるための膨大な量の情報提供は、ややクド過ぎる感もあるが、妙に気になり読み込んでしまう。著者の研究熱心さが伺えて、高ポイントであった。
ただ、終末に向けてのストーリー展開は、やや先細りかな、、、

▼以下、ネタバレ感想
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天使の囀り (角川ホラー文庫)
貴志祐介天使の囀り についてのレビュー
No.137: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

クスノキの番人の感想

「心温まるお話」といったところか。
いわゆる性悪な人物は登場せず、あったかい気持ちになって読み終える。
そんな一冊でした。
事件、ミステリーという事柄は、扱っていません。
大きくて神秘的なクスノキを題材にした「ものがたり(童話)」です。
著者作の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のようなお話ですが、「ナミヤ」の方が数倍面白い。
当方としては、「悪意」のような灰汁の強い著者作を読みたいところです。
クスノキの番人 (実業之日本社文庫)
東野圭吾クスノキの番人 についてのレビュー
No.136: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

まさに最悪

3人の登場人物が、それぞれ、徐々に最悪な結果に陥りつつ、絡み合っていくというストーリー。
3人の細かな心理描写が丁寧で、リアリティに富み、感情移入したくなる。そういう旨さがあり、面白い。
ページ数は多いが、3者の行動にイライラしながら、簡単に読み進めることができた。
特に鉄工所の社長は、そのダメっぷりがいい。

▼以下、ネタバレ感想
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最悪 (講談社文庫)
奥田英朗最悪 についてのレビュー
No.135: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

二度読み必須ですが、、、

最後まで読んで、???
今一度、部分的に読み直しても、良く分からない。
そこで解説を読み、ある程度理解したうえで、再度、最初からじっくりと読み直す。
その際、日付と曜日のメモが有効。
その結果、やっと理解が進み、自分なりに納得できた。

▼以下、ネタバレ感想
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イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾くるみイニシエーション・ラブ についてのレビュー

No.134:

噂 (新潮文庫)

荻原浩

No.134: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

2度読みして確認

いやはや、読み終わって2度読みしてしまいました。
書かれた年代は、ガラケーのiモードが使われだした時代ですね。
当時の女子高生たちの生態が懐かしい。
ストーリーは、良くあるような猟奇犯罪だが、飽きさせない。
後半は完全に一気読みです。
殺人犯に迫る過程が、この小説の読みどころなんですが、事件解決と思いきや、なんと最後に、、、

▼以下、ネタバレ感想
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噂 (新潮文庫)
荻原浩 についてのレビュー
No.133:
(5pt)

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人の感想

マジシャンが警察を差し置いて犯人を炙り出すというお話でした。

▼以下、ネタバレ感想
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ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 (光文社文庫 ひ 6-24)
No.132:
(8pt)

単純に面白いですね。

文庫本3冊一気読みでした。
第一部は割とコミカルな感じでストーリーが進み、全編こんな感じで展開するのかなと思っていましたが、第二部中盤に予想外のことが起こり、話しは急展開です。
ここから、俄然面白くなりましたね。第三部からはエンタメ感たっぷり。後半はあっという間に読み終えます。

▼以下、ネタバレ感想
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ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)
中島らもガダラの豚 についてのレビュー
No.131:
(8pt)

怖い

下手なホラー・サイコ小説より怖かった。
そして無性に腹立たしかった。
せめて、、、、

分量的に丁度いいくらい。読み易いです。
あっという間に読了しました。

▼以下、ネタバレ感想
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日没
桐野夏生日没 についてのレビュー
No.130:
(5pt)

キングを探せの感想

この小説、国内総合ランキング65位とかなり高い評価であったため、手にしました。
法月綸太郎シリーズというシリーズ物であることも、全く知らず、読み終わって初めて知ったことになります。
そういう面で、下記は先入観なく読み終えた感想と言えます。

最初の事件までは、非常にいいですね。
これは、当たりだと思って読み進めました。

▼以下、ネタバレ感想
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キングを探せ (講談社文庫)
法月綸太郎キングを探せ についてのレビュー
No.129:
(7pt)

軽快です

ボリュームたっぷり。
ページ数はかなり多いですが、サクサクッと読み終えます。
少年マンガの様なノリで、軽快に話が展開するので、飽きさせません。
偽札作りの描写がやや細か過ぎて少し冗長ではあるが、そのこだわりが、小説にマンガでは無い厚みをもたらしているのだろう。
ただ当方にはチョイとクド過ぎた。


▼以下、ネタバレ感想
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奪取(上)-推理作家協会賞全集(86) (双葉文庫)
真保裕一奪取 についてのレビュー
No.128: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

体育館の殺人の感想

いわゆる犯人探しの謎解きモノ。
スーパー高校生が刑事を差し置いて、真犯人をあぶり出す。
リアリティ感の無い展開が続き、新たな事件も起こらず緊迫感も無いままに、事件は解決する。
こうした謎解き小説がお好きな方には、評価が高いと思いますが、当方にはちょっと合わなかったようです。
中高生の方には、丁度良いかもしれませんね。
体育館の殺人 (創元推理文庫)
青崎有吾体育館の殺人 についてのレビュー
No.127: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

絶叫の感想

この方の「ロスト・ケア」よりもいいですね。
「ロスト・ケア」と同様、社会派小説です。
でも、ミステリー感も満載。
鈴木陽子・奥貫綾乃・事件関係者の供述、この3点の視点でストーリーが展開する。
この3点が最後に1点に終結するであろうことは、平易に読み取れるが、その終結感もお見事でした。
文章は読み易いです。ページ数は多いですが、これくらいあった方が読みごたえがありますね。
じっくり読みたい方には、お勧めです。

▼以下、ネタバレ感想
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絶叫 (光文社文庫)
葉真中顕絶叫 についてのレビュー
No.126:
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (2件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

暴虎の牙の感想

虎狼・狂犬・暴虎と続く一連の警察(ヤクザ)小説の完結編ですね。
読み易くて面白いですよ。
虎狼の主人公である大上(ガミさん)が出ています。
個性が強くて、いい味を出していますね。
○○組とかいう名前が色々出てきて、その抗争の歴史の説明が少々面倒くさいですが、そこを端折って読む分には軽快で、ハマって読めます。
お勧めします。

▼以下、ネタバレ感想
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暴虎の牙
柚月裕子暴虎の牙 についてのレビュー
No.125:
(9pt)

王道の面白さ

ストーリー展開はいつもの通り。
定番の流れです。
読みながら、堺雅人・上戸彩・及川光博の顔が浮かんでは消えた。
ワンパターンだけど、やっぱり面白いですね。
読み始めたら、一気に読んでしまいます。
この方の小説はあと腐れが無く、読後感が良い。

気軽に楽しめる一冊としてお勧めです。

▼以下、ネタバレ感想
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半沢直樹 アルルカンと道化師 (講談社文庫)
池井戸潤半沢直樹 アルルカンと道化師 についてのレビュー
No.124: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

復讐の協奏曲の感想

終盤の終盤。第2回公判日までは、かなり面白いですね。

事務員の過去の秘密。
事務員の殺人被疑者としての濡れ衣。
主人公の暴行被害。
主人公への懲戒請求扇動者。

この4つの事象が複雑に絡み合って、話が展開する。
どうなるのか。どういう結幕を迎えるのか、興味は尽きず、ページを捲る手が進む。
ここまでは、あっという間に読めます。
ここまでは、当方としては10点あげたい位。

後はラストですよね。
しかしながら、最後の20ページほど。
正直、安直すぎるまとめ方でした。
どうにか上記4つの事象を漏れなくまとめてはいるが、そんな簡単に事は運ばないだろう。
というのが、実感。
ここだけに注目すると、駄作だけど、とにかくラスト近くまでの面白さはかなりのレベルなので、当方としては高評価です。

復讐の協奏曲 (講談社文庫)
中山七里復讐の協奏曲 についてのレビュー
No.123:
(7pt)

テンポよく読めます。

アクション、ミステリー、サスペンス何でもありのエンタメ小説ですね。
読み始めは警察小説かなと思って読んでいましたが、主人公の逃亡に関する記述も多く、一種の冒険小説にような部分もありました。
そういう面では、結構テンポがよく小気味いいです。
本書の骨格となるミステリー部分も、しっかり書かれてあり、上滑りはしていません。読者に考えさせます。
とりあえずラストも、キチンと悪を始末して終わらせているので、めでたしめでたしというところでしょうか。
レベルが高いB級エンタメ小説でした。
グレイヴディッガー (角川文庫)
高野和明グレイヴディッガー についてのレビュー

No.122:

本性 (角川文庫)

本性

伊岡瞬

No.122:
(9pt)

結構面白いです

終盤近くまで飽きさず読ませます。
ややコミカルっぽく始まった物語も、章を追うごとに複雑にそして深刻になっていく。
この辺りは、著者の真骨頂ですね。結構、ページを捲るスピードも上がりました。
後半は刑事の視点で章が進みます。ここも、丁寧に書き進められあり、飽きさせない。
7章までは、当方にはとっては10点ですね。
8章で犯人と刑事が対峙するのですが、この落とし所が、うーんとなってしまいました。
いまいち、スッキリしないのですが、、、

ミサキと宮下、続編ありますか?



本性 (角川文庫)
伊岡瞬本性 についてのレビュー