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マッチマッチ さんのレビュー一覧

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レビュー数13

全13件 1~13 1/1ページ

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No.13: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

催眠の感想

オリジナル版の文庫本を手にしました。
表紙画の血走った眼(マナコ)。
芸能人くずれのエセ催眠術師。
雷鳴とともに女性の甲高い笑い声。
「ワ!タ!シ!ハ!ユ!ウ!コ!ウ!テ!キ!ナ!ウ!チ!ュ!ジ!ン!デ!ス!」という奇声。
「ワタシハ、ファティマ第七星雲ノ、アンドリア、デス。・・・」
まさにこの後、なにか不可解なことが起こりそうな気配です。

いやー、この辺りでかなり期待感が高まりましたね。

おっと、この小説、当たりかも?!
映画化されたらしく、これから、どんな奇想天外な展開が待っているのか?!
もちろん、当方この小説の事、映画化されたということ位しか知りません。
ワクワクしながら読み進めました。

ということで、読後の結論ですが、正直ハズレでした。
この後は、単なる催眠術と催眠療法との違いであったり、精神疾患や多重人格についての執筆当時の知見が語られるだけ。
特に稚拙なのが、警察捜査と第三者のカウンセラーの関わり。
この嵯峨という第三者が、なぜに横領事件捜査に関与できるのか。あまりにも非現実的。

▼以下、ネタバレ感想
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催眠―Hypnosis (小学館文庫)
松岡圭祐催眠 についてのレビュー
No.12:
(3pt)

コメンテーターの感想

麻耶氏の「鴉」という、ちょっとしんどく難解なミステリー本を読んだ後だったので、お気軽に読めるであろう本書を手にした。
さすが伊良部シリーズということもあり、ほんの1・2時間程度で読み終えた。
まさにお気軽本である。
本シリーズも4作目となり、少々種切れか。
伊良部先生のハチャメチャぶりもやや小粒になり、妙に丸くなっている。
今回は5作品とも、大笑いというのは無かった。
著者にはやっぱり長編を期待したい。
もうこのシリーズはいいでしょう。
コメンテーター
奥田英朗コメンテーター についてのレビュー
No.11:
(3pt)

殺人現場は雲の上の感想

1989年発行の初期作ですね。
新装版で2020年に発行されていたので、未読ということもあり手にしました。
正直、つまらない短編集です。7作ほど載っています。
スチュワーデスの2人組、エー子とビー子がフライトで起こった事件を解決するというお話。
軽すぎて意外性も驚きも無く、サラっと事件が解明する。
強いて良かった点を1つ挙げると、読むのに何の苦痛も無く、暇つぶしに読めるところ。
よって、アマゾン評価1点を付けずに2点にした。
著者にとって、まあ、こういう並作もあるのだろう。
初版1刷から通算すると45刷も版を重ねているようだし、需要がある所が有名作家の強みか。
殺人現場は雲の上 新装版 (光文社文庫)
東野圭吾殺人現場は雲の上 についてのレビュー
No.10: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

時効犯の感想

余り面白く無かった。
何故なのかな?
次にどうなるのだろう?という期待感・ワクワク感があまりないので、僅か300ページ弱の中編がすぐに読み終えない。
刑事も含めて登場人物の背景・心理・行動の描写が表面的で、なかなか人物の名前とキャラが覚えられない。
それで、いつの間にか終わってしまう。(最後のエピローグで出てきた「初美」って誰の関係?と、思わず頭を抱えた(笑))
ということで、こういう評価になった。
※著者の小説は、初読みなのが原因かもしれませんが?
時効犯 (角川文庫)
翔田寛時効犯 についてのレビュー
No.9: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

双頭の悪魔の感想

600ページを超える小説である。
当方、この程度は全く気にならないばかりか、これくらいの分量が好みであるが、この本は少々しんどかった。
読み終わっての感想だが、やっぱり、当方この手の謎解き小説は体質に合わないのであろう。
どうしても、謎解きが目的で筋書きが組まれたようで、小説や登場人物の心情にのめり込めない。
無機的に様々な事実が羅列されて、そこから解答を見つ出す作業を行っているような感覚である。
やっぱり、ハラハラ・ドキドキ・ワクワク・ゾクゾクが無いと、私は駄目なようだ。
今後はこのサイトのランキングを参考にする際は、その辺も考慮して選択すべきと今回学んだ。
双頭の悪魔 (創元推理文庫)
有栖川有栖双頭の悪魔 についてのレビュー
No.8:
(3pt)

絹の変容の感想

著者のデビュー作でした。僅か200ページ足らずの小編です。
タイトルはいいですね。タイトルに牽かれて手にしました。
序盤はいいんだけど、結局、「何んだよ、これ?!」ってなってしまいました。


▼以下、ネタバレ感想
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絹の変容 (集英社文庫)
篠田節子絹の変容 についてのレビュー
No.7:
(3pt)

アクアリウムの感想

環境問題をテーマにした社会派ファンタジー小説とでも言ったらいいんでしょうかね。
読み始めは、湖底湖の不穏な雰囲気が醸し出され、サスペンス感満載であったが、途中から尻すぼみ。
中盤は市民運動の内情を暴露するかのような社会派小説。そして、後半は主人公の狂気じみた行動まっしぐらのエンタメ小説。
最後は尻切れトンボに終わったようで、何故にか消化不良。
スピード感もあり、読み易くはあったが、物足らなさを感じてしまい、低評価になってしまった。
アクアリウム (新潮文庫)
篠田節子アクアリウム についてのレビュー
No.6: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

チョウセンアサガオの咲く夏の感想

当方、基本的に本を手にして読むときは、一切、書評・感想・帯コメントなど読まず、タイトルだけで内容を想像し読み始めます。
今回、柚月氏の表題作を目にした時、同氏の「ウツボカズラの甘い息」を思い浮かべました。
あの作品に対しては、当方かなリ評価が高かったので、期待大です。
それで、結局、その結果ですが、読み始めてすぐに短編集であることに気付き、少々、意気消沈。一気に期待値が下がってしまいました。
結論ですが、そのような心境では、当然評価が高くなるはずもありません。アマゾン評価1点というのも世知辛いので、2点という所でしょうか。

辛口で申し訳ないが、短編の読みどころは、そのオチの切れ味の良さ。
今回の作品集、それがあまり感じられない。それどころが、途中から大概オチが予見されてしまう。これでは、興ざめであろう。
無理くり小作品を集め1冊にまとめて発行した感アリアリで、人気作家だけに、ここまでして新刊出すかと少々苦言を言いたくなった。

まあ、しかし、これは短編が好みでない当方の個人的な感想であり、もちろん、本作に好感を持たれる方が大多数だろう。
当方としては、著者には今後、腰の据わった長編を期待したい。
チョウセンアサガオの咲く夏
柚月裕子チョウセンアサガオの咲く夏 についてのレビュー
No.5:
(3pt)

パッとしない

著者のデビュー作でしたね。期待して読み進めましたが、今一でした。


▼以下、ネタバレ感想
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十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)
貴志祐介十三番目の人格 についてのレビュー
No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

何の情報も無しに、前作も読まずに、この本を読んでみた。
児童養護施設を舞台にした青春小説と思って読んでいたが、なるほど、こういうことだったのか。
しかし、今一つ納得できないのだが、当方の読解力の無さ何だろうか。

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アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)
七河迦南アルバトロスは羽ばたかない についてのレビュー
No.3:
(3pt)

#ある朝殺人犯になっていたの感想

中高生向けかなぁ。
軽い文体なので、重厚な作品を好む方、年配者にはちょっと向かないかも。
#ある朝殺人犯になっていた
藤井清美#ある朝殺人犯になっていた についてのレビュー
No.2: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

体育館の殺人の感想

いわゆる犯人探しの謎解きモノ。
スーパー高校生が刑事を差し置いて、真犯人をあぶり出す。
リアリティ感の無い展開が続き、新たな事件も起こらず緊迫感も無いままに、事件は解決する。
こうした謎解き小説がお好きな方には、評価が高いと思いますが、当方にはちょっと合わなかったようです。
中高生の方には、丁度良いかもしれませんね。
体育館の殺人 (創元推理文庫)
青崎有吾体育館の殺人 についてのレビュー
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

つまんない

著者の面白いところは、例の悪徳弁護士シリーズのような徹底的に娯楽に徹した作風。
今回の作品、脳死移植と臓器売買を背景に書かれているんだけど、社会派小説なのか単なる娯楽小説なのかよくわからん中途半端な感じ。
何の苦労もなく都合よく犯人にたどり着くし、ラストの陰の関係者も予想通り。
お粗末な一冊でした。
カインの傲慢 刑事犬養隼人 (角川文庫)
中山七里カインの傲慢 についてのレビュー