アクアリウム
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アクアリウムの総合評価:
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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全1件 1~1 1/1ページ
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環境問題をテーマにした社会派ファンタジー小説とでも言ったらいいんでしょうかね。 | ||||
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| 手にとって、まずは一番最初の設定からが秀逸。山の中で潜水ですよ。 で、この話は幻想的な部分と信念、それを超える情念が絡み合って、ほとばしっているような感じです。秀逸なのは描写が的確で会話、特にモノローグがよい。この中で政治ゴロなのか開発反対派の運動家が出てくるが、演説ではなく、他者とのネゴシエーションのみのセリフしかのせない。明らかに、主人公の情念を浮き出させるための「デッサンの影」なんだが、同時にこのキャラを作り出すというか表現する小道具になっている。 ストーリーはぶっ飛んだものでないことがすごい。稀少な動物?彼女?が滅んで行く様もしっかりかかれている。その後の主人公の行動は添い遂げるかのような心中するかのような行動になっていく。 それはそれとして、この中でパッと思ったのが現在のSDGsだ。ここで指摘されている企業の欺瞞的行為が昇華されたものではないかということが私に思い浮かんだ。書かれてから40年近く経っていて、バブルの真ん中での作品に現在の日本の形を見出すとはこれはびっくりでもある。 最後にバブルの時代確かにこういう人たちはいっぱいいた。そして思いの外静かでもあった。バブルは昭和なのだ。 | ||||
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| スーパー林道が、東京と山梨の接点で開発される。 その中における「環境を守る。」ということは、 重要なことであるが、 その運動の質はいかなるものか? 環境を守るためには、シンボルがいる。 内封性クジラがいた。 目がなく、白色化し、内蔵まで見える。 「不思議な力」を持ち、人間とコミュニケートできる。 人間の持つイメージに対応する。 想像力によって、コミュニケートすることができる。 教育委員会に勤める、 日頃まじめだった青年のひょっとした アクアラング仲間の洞窟での死。 そこから引き寄せられた。 そして、環境を守る運動に巻き込まれる。 「澪」のイメージ、シルクウッド、想像力としての女性。 | ||||
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| 自分には理解できない世界だった。 楽しめる部分もなく、「訳分からん」としか言い様がない。 煙に巻かれた感じ。 | ||||
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| 消えた友人を追って訪れた地底湖で出会った不思議な生物との奇妙な物語と、 序盤はかなり引き込まれる作品なのだが、中盤以降そういった幻想的な雰囲気は失われ 現実的な話題に終始し、不思議な生物などどこへいったのやらといった感じで、 最終的には現実9:幻想1程度の割合のなんともいえない作品として終わる 環境保護を訴えたいのなら、あそこまで能力をもった動物は出すべきではなかったのではないだろうか 不思議生物との交流を期待した自分には、あまり満足のいく展開ではなかった ファンタジックな展開を期待する人にはあまりお勧めできないかもしれない | ||||
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| 本の書き出しはさすがに上手い。作者の筆力の高さが表れている。 「男を翻弄する一見無邪気な女性」「イルカ(のような生き物)との不思議な交歓」「環境団体の実態や人間模様」など主題にすべきような好題材をふんだんに持ちながら最後は主人公の意味不明な暴走によって幕を閉じるという何とも不出来な本。ちゃんとプロットを組んでから書いたのだろうか。 本の中ほどで宇神勝臣が「君が、なぜそんなに入れ込んでいるのか、あえて聞かないことにするが、1つ忠告しておく。あれは危険な生き物だ。 」というくだりがあるが,この線で行って欲しかった。頼む,篠田節子,もう一回書いてくれ。 | ||||
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