アクアリウム

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評判

アクアリウムの評価:

3.67/5点 レビュー 15件。 E ランク

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平均点3.67pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 1〜20 1/2ページ
No.30
(3pt)

表現が秀逸 モノローグや告白がよい

手にとって、まずは一番最初の設定からが秀逸。山の中で潜水ですよ。
で、この話は幻想的な部分と信念、それを超える情念が絡み合って、ほとばしっているような感じです。秀逸なのは描写が的確で会話、特にモノローグがよい。この中で政治ゴロなのか開発反対派の運動家が出てくるが、演説ではなく、他者とのネゴシエーションのみのセリフしかのせない。明らかに、主人公の情念を浮き出させるための「デッサンの影」なんだが、同時にこのキャラを作り出すというか表現する小道具になっている。
ストーリーはぶっ飛んだものでないことがすごい。稀少な動物?彼女?が滅んで行く様もしっかりかかれている。その後の主人公の行動は添い遂げるかのような心中するかのような行動になっていく。
それはそれとして、この中でパッと思ったのが現在のSDGsだ。ここで指摘されている企業の欺瞞的行為が昇華されたものではないかということが私に思い浮かんだ。書かれてから40年近く経っていて、バブルの真ん中での作品に現在の日本の形を見出すとはこれはびっくりでもある。
最後にバブルの時代確かにこういう人たちはいっぱいいた。そして思いの外静かでもあった。バブルは昭和なのだ。
アクアリウム (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: アクアリウム (新潮文庫)より
4101484112
No.29
(3pt)

表現が秀逸 モノローグや告白がよい

手にとって、まずは一番最初の設定からが秀逸。山の中で潜水ですよ。
で、この話は幻想的な部分と信念、それを超える情念が絡み合って、ほとばしっているような感じです。秀逸なのは描写が的確で会話、特にモノローグがよい。この中で政治ゴロなのか開発反対派の運動家が出てくるが、演説ではなく、他者とのネゴシエーションのみのセリフしかのせない。明らかに、主人公の情念を浮き出させるための「デッサンの影」なんだが、同時にこのキャラを作り出すというか表現する小道具になっている。
ストーリーはぶっ飛んだものでないことがすごい。稀少な動物?彼女?が滅んで行く様もしっかりかかれている。その後の主人公の行動は添い遂げるかのような心中するかのような行動になっていく。
それはそれとして、この中でパッと思ったのが現在のSDGsだ。ここで指摘されている企業の欺瞞的行為が昇華されたものではないかということが私に思い浮かんだ。書かれてから40年近く経っていて、バブルの真ん中での作品に現在の日本の形を見出すとはこれはびっくりでもある。
最後にバブルの時代確かにこういう人たちはいっぱいいた。そして思いの外静かでもあった。バブルは昭和なのだ。
アクアリウム Amazon書評・レビュー: アクアリウムより
479620105X
No.28
(4pt)

眼がなく、白色化した内封性クジラ。

スーパー林道が、東京と山梨の接点で開発される。
その中における「環境を守る。」ということは、
重要なことであるが、
その運動の質はいかなるものか?
環境を守るためには、シンボルがいる。

内封性クジラがいた。
目がなく、白色化し、内蔵まで見える。
「不思議な力」を持ち、人間とコミュニケートできる。
人間の持つイメージに対応する。
想像力によって、コミュニケートすることができる。
 
教育委員会に勤める、
日頃まじめだった青年のひょっとした
アクアラング仲間の洞窟での死。
そこから引き寄せられた。
そして、環境を守る運動に巻き込まれる。
「澪」のイメージ、シルクウッド、想像力としての女性。
アクアリウム (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: アクアリウム (新潮文庫)より
4101484112
No.27
(4pt)

眼がなく、白色化した内封性クジラ。

スーパー林道が、東京と山梨の接点で開発される。
その中における「環境を守る。」ということは、
重要なことであるが、
その運動の質はいかなるものか?
環境を守るためには、シンボルがいる。

内封性クジラがいた。
目がなく、白色化し、内蔵まで見える。
「不思議な力」を持ち、人間とコミュニケートできる。
人間の持つイメージに対応する。
想像力によって、コミュニケートすることができる。
 
教育委員会に勤める、
日頃まじめだった青年のひょっとした
アクアラング仲間の洞窟での死。
そこから引き寄せられた。
そして、環境を守る運動に巻き込まれる。
「澪」のイメージ、シルクウッド、想像力としての女性。
アクアリウム Amazon書評・レビュー: アクアリウムより
479620105X
No.26
(2pt)

初めっから終わりまで

自分には理解できない世界だった。 楽しめる部分もなく、「訳分からん」としか言い様がない。 煙に巻かれた感じ。
アクアリウム (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: アクアリウム (新潮文庫)より
4101484112
No.25
(2pt)

初めっから終わりまで

自分には理解できない世界だった。 楽しめる部分もなく、「訳分からん」としか言い様がない。 煙に巻かれた感じ。
アクアリウム Amazon書評・レビュー: アクアリウムより
479620105X
No.24
(3pt)

バランスがいまいち

消えた友人を追って訪れた地底湖で出会った不思議な生物との奇妙な物語と、
序盤はかなり引き込まれる作品なのだが、中盤以降そういった幻想的な雰囲気は失われ
現実的な話題に終始し、不思議な生物などどこへいったのやらといった感じで、
最終的には現実9:幻想1程度の割合のなんともいえない作品として終わる

環境保護を訴えたいのなら、あそこまで能力をもった動物は出すべきではなかったのではないだろうか
不思議生物との交流を期待した自分には、あまり満足のいく展開ではなかった

ファンタジックな展開を期待する人にはあまりお勧めできないかもしれない
アクアリウム (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: アクアリウム (新潮文庫)より
4101484112
No.23
(3pt)

バランスがいまいち

消えた友人を追って訪れた地底湖で出会った不思議な生物との奇妙な物語と、
序盤はかなり引き込まれる作品なのだが、中盤以降そういった幻想的な雰囲気は失われ
現実的な話題に終始し、不思議な生物などどこへいったのやらといった感じで、
最終的には現実9:幻想1程度の割合のなんともいえない作品として終わる

環境保護を訴えたいのなら、あそこまで能力をもった動物は出すべきではなかったのではないだろうか
不思議生物との交流を期待した自分には、あまり満足のいく展開ではなかった

ファンタジックな展開を期待する人にはあまりお勧めできないかもしれない
アクアリウム Amazon書評・レビュー: アクアリウムより
479620105X
No.22
(2pt)

中途半端にしたまま燃やしてしまった,という本

本の書き出しはさすがに上手い。作者の筆力の高さが表れている。
「男を翻弄する一見無邪気な女性」「イルカ(のような生き物)との不思議な交歓」「環境団体の実態や人間模様」など主題にすべきような好題材をふんだんに持ちながら最後は主人公の意味不明な暴走によって幕を閉じるという何とも不出来な本。ちゃんとプロットを組んでから書いたのだろうか。
本の中ほどで宇神勝臣が「君が、なぜそんなに入れ込んでいるのか、あえて聞かないことにするが、1つ忠告しておく。あれは危険な生き物だ。
」というくだりがあるが,この線で行って欲しかった。頼む,篠田節子,もう一回書いてくれ。
アクアリウム (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: アクアリウム (新潮文庫)より
4101484112
No.21
(2pt)

中途半端にしたまま燃やしてしまった,という本

本の書き出しはさすがに上手い。作者の筆力の高さが表れている。
「男を翻弄する一見無邪気な女性」「イルカ(のような生き物)との不思議な交歓」「環境団体の実態や人間模様」など主題にすべきような好題材をふんだんに持ちながら最後は主人公の意味不明な暴走によって幕を閉じるという何とも不出来な本。ちゃんとプロットを組んでから書いたのだろうか。
本の中ほどで宇神勝臣が「君が、なぜそんなに入れ込んでいるのか、あえて聞かないことにするが、1つ忠告しておく。あれは危険な生き物だ。
」というくだりがあるが,この線で行って欲しかった。頼む,篠田節子,もう一回書いてくれ。
アクアリウム Amazon書評・レビュー: アクアリウムより
479620105X
No.20
(4pt)

SFのようでもあり、ホラーのようでもあり…

SFのようでもあり、ホラーのようでもあり、自然破壊を行う人類への警鐘も感じるサスペンス。

奥多摩の地底湖で行方不明になった友人を探す長谷川正人が遭遇したのは…

未知なる生物との遭遇シーンには映画『アビス』のようなファンタジーを感じた。
アクアリウム (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: アクアリウム (新潮文庫)より
4101484112
No.19
(4pt)

SFのようでもあり、ホラーのようでもあり…

SFのようでもあり、ホラーのようでもあり、自然破壊を行う人類への警鐘も感じるサスペンス。

奥多摩の地底湖で行方不明になった友人を探す長谷川正人が遭遇したのは…

未知なる生物との遭遇シーンには映画『アビス』のようなファンタジーを感じた。
アクアリウム Amazon書評・レビュー: アクアリウムより
479620105X
No.18
(5pt)

反対運動の現地の伊丹という女性が著者の影なのかもしれない。

斜に構えた篠田節子らしい作品。

山の中の地中湖に生きるイルカ(?)。
開発と自然保護運動の癒着。

本当は、ああもしたい、こうもしたいという思いがありながら、
発行禁止にならないぎりぎりのところで思いとどまった感がある。

主人公が公務員というところも元公務員の篠田節子らしい。
反対運動の現地の伊丹という女性が著者の影なのかもしれない。

最初に「株式会社スコラ」というところから出ている。講談社の企画子会社的なものだろうか。

出版社はつぶれても、作品は残る。残った作品に編集部の迷いが残ったままのような気がする。
アクアリウム Amazon書評・レビュー: アクアリウムより
479620105X
No.17
(5pt)

反対運動の現地の伊丹という女性が著者の影なのかもしれない。

斜に構えた篠田節子らしい作品。

山の中の地中湖に生きるイルカ(?)。
開発と自然保護運動の癒着。

本当は、ああもしたい、こうもしたいという思いがありながら、
発行禁止にならないぎりぎりのところで思いとどまった感がある。

主人公が公務員というところも元公務員の篠田節子らしい。
反対運動の現地の伊丹という女性が著者の影なのかもしれない。

最初に「株式会社スコラ」というところから出ている。講談社の企画子会社的なものだろうか。

出版社はつぶれても、作品は残る。残った作品に編集部の迷いが残ったままのような気がする。
アクアリウム (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: アクアリウム (新潮文庫)より
4101484112
No.16
(1pt)

度し難いバカ女が目障りな上

メルヒェンとしても、話が進むほどにメルトダウンして行く。実直な公務員がファナティックな性格に変貌する部分も、本来なら圧倒的な説得性がなければならないのに、その肝心の部分がメルヒェン頼みでは…。その合間合間に、件の身勝手で非常識なバカ女が出て来て鼻白むこと夥しい。どうやら筆者の同性フォビアが、ストレートに出てしまったように感じる。唯一緊迫感を感じるのは潜水のシーンだが、読了後のざらついた後味の悪さは如何ともし難い。筆者の作品なら、他を選ぶに如くはないか。映像化されていないのが救い(笑)。
アクアリウム Amazon書評・レビュー: アクアリウムより
479620105X
No.15
(1pt)

度し難いバカ女が目障りな上

メルヒェンとしても、話が進むほどにメルトダウンして行く。実直な公務員がファナティックな性格に変貌する部分も、本来なら圧倒的な説得性がなければならないのに、その肝心の部分がメルヒェン頼みでは…。その合間合間に、件の身勝手で非常識なバカ女が出て来て鼻白むこと夥しい。どうやら筆者の同性フォビアが、ストレートに出てしまったように感じる。唯一緊迫感を感じるのは潜水のシーンだが、読了後のざらついた後味の悪さは如何ともし難い。筆者の作品なら、他を選ぶに如くはないか。映像化されていないのが救い(笑)。
アクアリウム (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: アクアリウム (新潮文庫)より
4101484112
No.14
(5pt)

静かで幻想的かつ環境破壊告発書

東京都多摩区役所?に勤務する長谷川正人は、奥多摩の地底湖で、そこに棲む謎の生物を見つけ、それは人と交信出来る頭脳を持っており、洞窟内で迷っている正人を助けてくれ、正人はこの生物をイクテイと名づける。

一方、近くを観光道路が通るため、工事の影響で洞窟が危機に瀕し、反対運動に正人も加わることとなる。自然保護運動も、それを利用し有名になろうとする人々の、ある点で妥協するなあなあの闘争により、イクテイは無視されて、憤った正人は極端な行動をとる。

「・・・人さえ入り込まなければ、道路を通したりさえしなければ、森はこんな風に平和なのだ。予定調和的な静けさの中で、あるものは餌になり、あるものは種ごと滅びていくとしても。」のくだりは、作者の思いが込められているかのようだ。

八王子市役所出身であり、その山岳部員でもあったという篠田の体験が、随所に生かされており、私も長く親しんできた多摩地区や、奥多摩の山々が舞台だし、何時も林道でずたずたになったこの辺の山々に心を痛めて来ただけに、サスペンスとファンタジーの要素を持ってはいるが、環境問題告発書でもあり、考えさせられた。

アクアリウム Amazon書評・レビュー: アクアリウムより
479620105X
No.13
(5pt)

静かで幻想的かつ環境破壊告発書

東京都多摩区役所?に勤務する長谷川正人は、奥多摩の地底湖で、そこに棲む謎の生物を見つけ、それは人と交信出来る頭脳を持っており、洞窟内で迷っている正人を助けてくれ、正人はこの生物をイクテイと名づける。

一方、近くを観光道路が通るため、工事の影響で洞窟が危機に瀕し、反対運動に正人も加わることとなる。自然保護運動も、それを利用し有名になろうとする人々の、ある点で妥協するなあなあの闘争により、イクテイは無視されて、憤った正人は極端な行動をとる。

「・・・人さえ入り込まなければ、道路を通したりさえしなければ、森はこんな風に平和なのだ。予定調和的な静けさの中で、あるものは餌になり、あるものは種ごと滅びていくとしても。」のくだりは、作者の思いが込められているかのようだ。

八王子市役所出身であり、その山岳部員でもあったという篠田の体験が、随所に生かされており、私も長く親しんできた多摩地区や、奥多摩の山々が舞台だし、何時も林道でずたずたになったこの辺の山々に心を痛めて来ただけに、サスペンスとファンタジーの要素を持ってはいるが、環境問題告発書でもあり、考えさせられた。

アクアリウム (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: アクアリウム (新潮文庫)より
4101484112
No.12
(2pt)

盛り下がり

 亡くなった友人の死の謎、その恋人への秘めた思い、
暗く危険な地底湖とそこにいる不思議な生物で物語の
初期は楽しく読める。エアが十分ない時の脱出劇も
はらはらして面白い。
 しかし、中盤からは物語の質がガラッと変わる。
環境問題デモの説明的な文が始まることで、主人公の
細やかな心情の機微が失われ、説明的になってくるのだ。
文章のリズムが失われ、徐々に独りよがりな行動をする
主人公に共感はしづらい。
 最終的には何も解決しないし、不思議な生物が何なのか
の説明もない。友人が死んだ理由も曖昧。伏線の使い方が
雑で納得感がない。人間関係に配慮がないために、様々な
人物が物語にとって不必要に見える。ひとりひとりの心情
に対する心配りがないために、生き生きとしていない。
 導入が面白かったので残念だ。
アクアリウム Amazon書評・レビュー: アクアリウムより
479620105X
No.11
(2pt)

盛り下がり

 亡くなった友人の死の謎、その恋人への秘めた思い、
暗く危険な地底湖とそこにいる不思議な生物で物語の
初期は楽しく読める。エアが十分ない時の脱出劇も
はらはらして面白い。
 しかし、中盤からは物語の質がガラッと変わる。
環境問題デモの説明的な文が始まることで、主人公の
細やかな心情の機微が失われ、説明的になってくるのだ。
文章のリズムが失われ、徐々に独りよがりな行動をする
主人公に共感はしづらい。
 最終的には何も解決しないし、不思議な生物が何なのか
の説明もない。友人が死んだ理由も曖昧。伏線の使い方が
雑で納得感がない。人間関係に配慮がないために、様々な
人物が物語にとって不必要に見える。ひとりひとりの心情
に対する心配りがないために、生き生きとしていない。
 導入が面白かったので残念だ。
アクアリウム (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: アクアリウム (新潮文庫)より
4101484112