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マッチマッチ さんのレビュー一覧

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レビュー数328

全328件 141~160 8/17ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.188:
(6pt)

死刑にいたる病(チェインドッグ)の感想

サイコキラーの話であった。

▼以下、ネタバレ感想
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死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA)
No.187: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

出口のない海の感想

好きな作家さんで未読でしたので、手にしました。
こういう作品も書かれていたんですね。ミステリーではありません。
日本の太平洋戦争末期に製造された人間魚雷「回天」。これに関わって短い一生を終えた青年の話です。
無性に腹立たしく、哀しい作品でした。
今まさにロシアのウクライナ侵攻もあり、戦争というものが身近に感じられます。
しかし、ひとたび戦争が起こると、このような哀しい物語が、此処彼処で進行するんですね。
ウクライナでも今起こっているんでしょう。
この時代、祖国防衛のためと拳を突き上げて檄を飛ばしている方がネット上でよく見かけられますが、考えさせられます。
私は、私自身も私の家族も個人を大切にしたいと思いました。

ところで、評価は非ミステリーで面白さという点だけで判定して、平均点の6点にしました。
出口のない海 (講談社文庫)
横山秀夫出口のない海 についてのレビュー
No.186: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ふたたびの虹の感想

「ばんざい屋」という小料理屋を営む女将とその客達の人間模様が描かれた短編集。
ポイントは、女将にはそっとしておきたい何らかの過去があるということ。
よって、短編集のようにはなっているが、女将の過去が少しずつ明らかになっていく構成になっており、先を楽しみながら読み進めることが出来た。
それぞれの短編は、季節感に溢れ品よくまとめられている。味わい深い作品集だ。
ただ、それぞれの短編に添えられる事件·出来事は、無理やりミステリー調に仕上げられており、その顛末もやや都合よく粗雑な面も否めない。
もう少し、日常のよくある出来事として軽めに書き込んでいたら、この短編集もより上質な仕上がりになっていたのでは無いだろうか。
ただし、読後感は大変よろしい。
それも含めて、以上のことより、アマゾン評価3点のサイト評価6点と評価したい。
ふたたびの虹 (祥伝社文庫)
柴田よしきふたたびの虹 についてのレビュー
No.185: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

マスカレード・ゲームの感想

シリーズ4冊目ですかぁ。
若干マンネリ化している嫌いもありますが、好きなシリーズなので、取り敢えず手にしてみました。
読み始めると、どうしても木村拓哉の顔が浮かんでくる。渡米した山岸尚美は、今回出番なしかと思っていると、案の定というか、やはり登場しましたね。これで木村と長澤まさみの揃い踏みです(笑)
1冊目の「ホテル」は良かったんだけど、今回も「ナイト」と同程度、凡庸な印象。
折角ならもう少し、灰汁(アク)が欲しいですね。

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マスカレード・ゲーム (集英社文庫)
東野圭吾マスカレード・ゲーム についてのレビュー
No.184: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

読みごたえ十分

とにかくボリュームがあります。読みごたえ十分ですね。
これで面白くなかったら、挫折するところですが、結構一気に読み終えてしまいました。
著者作は初読みですが、読み易いです。これだと、他作品にも触手を伸ばしたくなりますね。
本作の良さは、とにかく人間関係が丁寧に描写されているところ。そして、事件の本質がなかなか最後まではっきりしないこと。まさに、長編ミステリー小説の醍醐味でしょう。
終盤近くまでは、特に秀逸です。

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聖なる黒夜〈上〉 (角川文庫)
柴田よしき聖なる黒夜 についてのレビュー
No.183:
(3pt)

アクアリウムの感想

環境問題をテーマにした社会派ファンタジー小説とでも言ったらいいんでしょうかね。
読み始めは、湖底湖の不穏な雰囲気が醸し出され、サスペンス感満載であったが、途中から尻すぼみ。
中盤は市民運動の内情を暴露するかのような社会派小説。そして、後半は主人公の狂気じみた行動まっしぐらのエンタメ小説。
最後は尻切れトンボに終わったようで、何故にか消化不良。
スピード感もあり、読み易くはあったが、物足らなさを感じてしまい、低評価になってしまった。
アクアリウム (新潮文庫)
篠田節子アクアリウム についてのレビュー
No.182: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

テミスの剣の感想

いかにも中山作品という内容のB級ミステリー小説でした。お得意のラストのビックリオチ。こちらも健在です。そして、スピード感もあり、面白い。
しかしながら、細部は粗い。現実的ではなく、筋書きが都合よく自由自在に展開する。だからこそ、細部にこだわらなければ、面白い。
まさにB級グルメのグランプリのような作家さんです。
冤罪がテーマの小説のようですが、どっちかというと、エンタメ的な要素が大きい。そういう面では、ちょっと中途半端な感じも見られる。
ということで、評価はアマゾン評価の2.5点という所でしょうか。
テミスの剣 (文春文庫)
中山七里テミスの剣 についてのレビュー
No.181: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

チョウセンアサガオの咲く夏の感想

当方、基本的に本を手にして読むときは、一切、書評・感想・帯コメントなど読まず、タイトルだけで内容を想像し読み始めます。
今回、柚月氏の表題作を目にした時、同氏の「ウツボカズラの甘い息」を思い浮かべました。
あの作品に対しては、当方かなリ評価が高かったので、期待大です。
それで、結局、その結果ですが、読み始めてすぐに短編集であることに気付き、少々、意気消沈。一気に期待値が下がってしまいました。
結論ですが、そのような心境では、当然評価が高くなるはずもありません。アマゾン評価1点というのも世知辛いので、2点という所でしょうか。

辛口で申し訳ないが、短編の読みどころは、そのオチの切れ味の良さ。
今回の作品集、それがあまり感じられない。それどころが、途中から大概オチが予見されてしまう。これでは、興ざめであろう。
無理くり小作品を集め1冊にまとめて発行した感アリアリで、人気作家だけに、ここまでして新刊出すかと少々苦言を言いたくなった。

まあ、しかし、これは短編が好みでない当方の個人的な感想であり、もちろん、本作に好感を持たれる方が大多数だろう。
当方としては、著者には今後、腰の据わった長編を期待したい。
チョウセンアサガオの咲く夏
柚月裕子チョウセンアサガオの咲く夏 についてのレビュー
No.180: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

透明な螺旋の感想

読んでみたら、湯川先生のシリーズでしたね。
いつもながら読み易い作品です。卒ないというか、その分斬新さもさほどない。
かと言って面白く無いわけではない。読み始めたら、あっと言う間に読み終えます。
でも、読み終わった読後感は、さほど盛り上がらない。

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透明な螺旋 (文春文庫)
東野圭吾透明な螺旋 についてのレビュー
No.179: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

霧をはらうの感想

好きな作家さんなので、あえて最新作を読んでみた。
いわゆる冤罪に絡んだ弁護物。よって、当然ながらある程度ストーリは決まっている(冤罪が晴れて被告人は無罪)。
さて、それをどのように展開させるかが、著者の腕の見せ所。

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霧をはらう
雫井脩介霧をはらう についてのレビュー
No.178: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

犯人に告ぐの感想

これは警察小説というよりエンタメ小説ですね。
詳細にこだわらず、エンタメ小説という視点で読み進めると、すこぶる面白い。
当方後半からは中断できずに、一気に読み終えた。下巻は1時間ちょっとでしょう。
久し振りに素直に面白かったですね。
単純に犯人を追い詰めるだけでなく、若手上司植草との絡みが秀逸。
どちらかというと、この植草のエンドに至る過程が、この小説の読みどころであったかもしれない。
なのに、なぜ評価が8点・9点にならないかと言うと、それは本筋であるべき犯人確保に至る流れがあまりに大雑把。


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犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)
雫井脩介犯人に告ぐ についてのレビュー
No.177:
(7pt)

乱反射の感想

大真面目な社会派小説である。600ページ程のボリュームではあるが、すこぶる読み易い。
大きな紆余曲折もなく、登場人物達のごく有り触れた日常の活動が淡々と進行し、そして事件が起こる。
当方、以前テレビドラマ化された作品を視聴していた精もあってか、事件に至るまでの筋書きが予想されたため、緊迫感を感じずやや単調にも思うところがなきにしもあらずではあったが、それでも、程よいスピード感で読み終えることが出来た。
初読みの方は、もう少し緊迫感を味わえる事であろう。

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乱反射 (朝日文庫)
貫井徳郎乱反射 についてのレビュー
No.176: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

インドラネットの感想

インドラネットとはインドラ=帝釈天、ネット=網、直訳すると帝釈天の網。
『つまり、社会の多様な相互依存性。社会の関係性は無限の広がり。要するに、万物は互いに関係し合い、依存し合いながら、一つのコスモスを形成し流転していく』というようなことか。
そして、こういう意味を持ったタイトルを冠してこの小説が始まるのだが、その中身は簡単に言うと、「高校時代の友の消息を追い、東南アジアの闇の奥へ旅に出る一青年の物語」ということになる。


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インドラネット (角川文庫)
桐野夏生インドラネット についてのレビュー
No.175: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

平均点

この作品は、新種のウイルス感染症を扱ったミステリー作品です。
書下ろし作品で、2020年11月10日第1刷発行となっています。そして、日本で新型コロナウイルス感染症が確認されたのが、2020年1月。
このことから、当初当方は、新型コロナに乗じて、お手軽・拙速に書かれた話題作りの作品と思い込んで、読み進めていました。
確かにその内容は、ウイルスや抗ウイルス薬・免疫等に関してある程度掘り下げて書かれてはいますが、その内容がやや古臭く陳腐である。
取材・調査不足なのかなと思ってしまっていました。
ところが、最後のあとがきを読んでびっくり。なんとこの作品、著者のデビュー作の2・3年前の2003年に書かれた未発表作だったんですね。
それが、この時勢。上手く日の目を見たわけです。
どうりで納得。著者の作品は結構好きな作品が多く、ポイントも高かったのですが、なぜか本作、粗さが目立った。


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赤い砂 (文春文庫)
伊岡瞬赤い砂 についてのレビュー
No.174: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

蒲生邸事件の感想

タイムスリップ物である。700ページ近くもあるので、重そうだが内容は平易である。
昭和11年に起こった二・二六事件を扱っており、蒲生憲之陸軍大将(架空の人物らしい)の死が自殺なのか他殺なのかをめぐってのミステリー物とも考えられる。
とは言ってもさほど犯人探しのミステリー感は無く、どちらかと言うと、事件当時の時代背景が生む様々な思想や人間模様を扱った歴史社会派小説という側面が少なからず感じられる。
よって、ヒリヒリするような緊張感、ワクワクするようなスピード感は余り得られず、淡々と物語は進んでいく。
さてでは、この小説が面白かったのか無かったのかという結論だが、そこは難しいところ、まさに中庸な評価5点が妥当なところであろう。
最後に、現代に戻ってきた主人公孝史を扱った終章が、ほっこりする結幕になっており、そういう意味では読後感はよろしい。
蒲生邸事件 上 (文春文庫 み)
宮部みゆき蒲生邸事件 についてのレビュー
No.173: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

黒牢城の感想

時代小説でミステリー物ですね。4編の短編から成り立ちながら1つの結末に向かっていく、なかなか読み応えがあり、楽しめました。
基本的に時代物は言葉遣いが解りづらく、すらすら読めないので敬遠しています。しかしながら、本書は、ある程度は読みやすいように工夫されていたように感じられました。
各編は、「満願」や「儚い羊たちの祝宴」のようなオチの切れ味の良さも感じられ、十分に直木賞の価値があると思います。
なお、史実を全く知らないでこの評価がですが、史実を知っている方にとっては、かなり評価が高いのではないでしょうか。
黒牢城 (角川文庫)
米澤穂信黒牢城 についてのレビュー
No.172:
(3pt)

パッとしない

著者のデビュー作でしたね。期待して読み進めましたが、今一でした。


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十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)
貴志祐介十三番目の人格 についてのレビュー
No.171: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

洗練されています

500ページ少々の作品で、ある程度ボリューム感もあり、読みごたえがあります。特に後半450ページ辺りまでは、引き込まれますね、良く練られてあり、ページをめくるスピードも衰えません。
ストーリーの主軸は、犯行の「動機」なのですが、被疑者の自白の信ぴょう性に疑念を持った被疑者と被害者のそれぞれの子供が、真実に迫っていく。この過程が実に面白い。
犯人は嘘をつく。それは出来るだけ刑を免れるために嘘をつくのであるが、時には減刑に繋がらない嘘をつくこともある。
それは何のために?となると、これこそ犯罪小説の王道、「誰かを、何かを守るためである」

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白鳥とコウモリ(上) (幻冬舎文庫)
東野圭吾白鳥とコウモリ についてのレビュー
No.170:
(4pt)

民王 シベリアの陰謀の感想

現在のコロナ禍における日本国のドタバタ感。それに伴うQアノンのような陰謀論。
まさにそれらを風刺するような軽妙なコミカル小説であった。
読み易いし、お気軽なコミック誌のようなノリなので、待ち時間・車中での暇つぶしにはピッタリであろう。
その分、ストーリーはノー天気に都合よく展開する。故に、著者の「半沢シリーズ」や「空飛ぶタイヤ」などの、ワクワク感・スピード感・爽快感には欠ける。
シリーズ2冊目だったようで、1冊目の「民王」を読んでいないので、上記のような感想を持ったが、1冊目から読むとまた違った感想を持ったのかもしれない。
ただし、重厚な作品が好みの当方にとって、1冊目は、敢えて手にすることは無いと思う。
民王 シベリアの陰謀 (角川文庫)
池井戸潤民王 シベリアの陰謀 についてのレビュー
No.169: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

血の雫の感想

福島原発事故に関わる謂れなき差別·偏見と匿名SNS無責任発言の問題を絡めて書かれた社会派ミステリー小説。
しかしながら、どっち付かずのやや中途半端な仕上がりであった。
事件への引き金が短絡的な印象。福島の現状を説明する下りでは、ミステリー小説の雰囲気が全く欠け落ちた緊張感のない風土記風。
社会問題とミステリーを上手くミックスできていない感じがあり、面白さに欠けてしまった。
ラストの終わりかたも、???がつくような尻切れトンボである。
筆者の「震える牛」の方がずっと面白い。
血の雫 (幻冬舎文庫)
相場英雄血の雫 についてのレビュー