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マッチマッチ さんのレビュー一覧

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レビュー数321

全321件 161~180 9/17ページ

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No.161: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

テスカトリポカの感想

なかなかハードで強烈な作品ですね。
かなり面白いです。どのように展開していくのか予想しづらいので、ゾクゾクしながら読み進めることができます。
特にⅡ章・Ⅲ章当たりの中盤は、秀逸な面白さです。
このペースなら、アマゾン5点なんだけど、Ⅳ章以降がちょっとショボかったかな。

▼以下、ネタバレ感想
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テスカトリポカ (角川文庫)
佐藤究テスカトリポカ についてのレビュー
No.160: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

隻眼の少女の感想

いわゆる「謎解き」がテーマの小説でした。本格ミステリと言うのですか。
当方この手の小説というのが、余りしっくりこないので、少々辛口の感想になってしまいご容赦願いたい。
どうしても、現実離れしたストーリーが展開するので、読書にのめり込めない。
第1部を読み終えるのが、少々しんどかった。

▼以下、ネタバレ感想
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隻眼の少女
麻耶雄嵩隻眼の少女 についてのレビュー
No.159: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

検事の信義の感想

検事・佐方貞人シリーズの4作目。
短編集ですね。
それぞれスッキリまとまっています。
そして、いつものように読み易い。
アッと驚くようなオチがあるわけではありませんが、それなりに切れ味も良く、良品が揃いました。
綺麗すぎるというか、やや上品にまとめられているので、もう少し灰汁(あく)のある下劣な場面が加味されてくると、よりアリティ感が出て面白くなりそうです。
でも、よくできた短編集だと思いました。
検事の信義 (角川文庫)
柚月裕子検事の信義 についてのレビュー
No.158: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

難解です。

あっさりと読み終えることは出来るのですが、一読で理解するのはちょいと難しいかなと思います。
「はしがき」と「あとがき」は、高橋美也子(早希子の妹)が書いた。これは、だれでも解る。

▼以下、ネタバレ感想
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殺人鬼フジコの衝動
真梨幸子殺人鬼フジコの衝動 についてのレビュー
No.157:
(5pt)

ジウIII 新世界秩序の感想

ウ~ン(-_-;)なんだかなぁ。
ジウ2の続きなんだけど、ちょっと?が付いちゃった。
「新世界秩序」とかいう名称の大風呂敷を広げたんだけど、結局これで終わり?!という感覚。
2で展開したあの突拍子もない奇想天外さ。折角なら、あのギャグのようなノリで最後まで突っ走って欲しかった。
リアリティーにこだわって、上手くまとめようとしちゃったのかな⁉
中途半端に終わった気がして、どうも消化不良の三部作だった。
ジウ〈3〉新世界秩序 (中公文庫)
誉田哲也ジウIII 新世界秩序 についてのレビュー
No.156: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ジウII 警視庁特殊急襲部隊の感想

これはジウⅠとは異なり、ⅡとⅢでワンセット。上巻・下巻という構成本でいいんじゃないんですか。
Ⅱを読み終わっても、Ⅲを読まないと結末をを知ることが出来ない。
よって、ここでの感想も中途半端にしか書けない。
ということで、早速、Ⅲを読み進めて感想を書くことにしよう。
ただ、ひと言書くなら…

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ジウ〈2〉―警視庁特殊急襲部隊 (中公文庫)
誉田哲也ジウII 警視庁特殊急襲部隊 についてのレビュー
No.155: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

悪の芽の感想

社会派小説。
「想像力の欠如」がキーワード。
想像力の無い安易な行動・コメントが悲劇を生んでしまう可能性を提起した小説。
現代社会では、こうした事例が普通に見られる光景なんだろう。
主人公の安達、そして犯人に娘を殺害された厚子は、それなりに自己決着できた。
犯人の過去に関わっていた真壁、事件を動画撮影した亀谷、両名は何故にか消化不良。これは著者の意図なのか。
読み終わり、考えさせられた一冊であった。

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悪の芽 (角川文庫)
貫井徳郎悪の芽 についてのレビュー
No.154:
(6pt)

ジウI 警視庁特殊犯捜査係の感想

読み易くて、単純明快ですね。
2人の女性刑事を対比させ、某誘拐事件を絡ませる。
事件そのものは、すこぶる単純。
しかし、犯人の深層心理・心情等の描写という犯罪小説の醍醐味は、少々不足気味。
よって、そういう面では物足りないが、軽快で平易な筋書きは映像向きで、気楽に楽しめる一冊。

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ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係 (中公文庫)
誉田哲也ジウI 警視庁特殊犯捜査係 についてのレビュー
No.153:
(5pt)

かなり古い小説でした

ランキングがある程度高かったので、何も知らずに読み始めました。
かなり古い作品だったんですね。
古典的な名作ミステリー小説ということでした。

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弁護側の証人 (集英社文庫)
小泉喜美子弁護側の証人 についてのレビュー
No.152: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ギャグですね。

結構面白いです。
上下2冊の文庫版を読みましたが、サクサクっと読み終えます。
サイコキラーのお話なんですが、著者の「黒い家」のような得体の知れない「怖さ」というものは、一切感じられません。
まさにギャグのようなお手軽さで、人が死んでいきます。
そういう意味では、「怖さ」より「展開・スピード感」を楽しむエンタメ小説のような感覚かもしれません。
とは言え、「学校」現場と「サイコキラー」いう題材は、最高に良かったです。
この題材で、「恐怖」と「リアリティ」を追求して書いていただいたら、全く別の小説として仕上がり、より楽しめたかもしれません。
そういう意味では、ほんのちょっと残念だったかなぁ、という気もしますが、気楽に楽しめたのでOKでしょう。

悪の教典 上
貴志祐介悪の教典 についてのレビュー
No.151: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

出版禁止の感想

「死刑囚の歌」がなかなか面白かったので、こちらも手にした。
前者と同様、非常に読み易いですね。
特に前半の若橋のルポは、抜群に面白い。今後の予期せぬ展開を期待させます。
しかしながら、後半部が難解。単に読むだけなら、あっと言う間に読み終えますが、どうも納得できないというか理解しづらい。
著者の文庫版「あとがき」を読んでもスッキリしない。

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出版禁止 (新潮文庫)
長江俊和出版禁止 についてのレビュー
No.150: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

出版禁止 死刑囚の歌の感想

なかなか、読みごたえがありました。
過去の出版記事やルポを並べて一つの小説を作り上げるという構成は、斬新で興味深かった。
文体も平易で読み易い。一気読み必須である。
事件の背景を丁寧に追い詰め、最後に、なるほどというオチを用意する。
最後まで引っ張られました。
もちろん、若干、強引な展開も見られなくは無く、また、オチもある程度は予見できる。

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出版禁止 死刑囚の歌 (新潮文庫)
長江俊和出版禁止 死刑囚の歌 についてのレビュー
No.149: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

悲しいなぁ・・・

読み終わり、悲しさがいつまでも残った。
ただ、悲しいと言っても、悲惨な悲しみではない。小さな希望が残された悲しみであり、わずかな灯が救いを残してくれた。
上下2巻のある程度ページ数の多い小説ではあるが、物語はテンポよく進み、特に下巻はあっという間に読み終えた。
複雑な人間の感情を思い知らされると同時に、一種の社会派小説として今の日本の抱える社会問題に一つの石を投げかける。
惜しむべきは、山神一也の生い立ち・内面・心理・動機などについては、やや希薄な描写で終わり、もう少し記述して欲しかった。(※作者の意図かもしれないが、、、)
最後に追伸だが、本書の冒頭は悲惨な惨殺現場で始まり、犯人は逃亡したままで捕まっていない。
と言っても、犯人探しのミステリー小説ではないことをお伝えしたい。
怒り(上) (中公文庫)
吉田修一怒り についてのレビュー
No.148: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ページ数は多いです

結構、ページ数は多いですが、読み易いです。
北方領土の小さな離島に潜入捜査に入った日本人刑事が、殺された日本人社員の犯人に辿り着く過程を、その離島での複雑な利権関係を交えつつ丁寧に描かれています。
さほどハラハラ・ドキドキの展開があるわけでもなく、また驚くような結末が隠されているわけでもないですが、飽きずに最後まで読み進めさせる辺りは、さすが著者の手慣れた力量でしょう。
せっかちに結論を急ぐ小説より、こういうじっくり書き込まれた小説の方が、私には合っているかも、、、ですね。
惜しむべきは、あと一歩驚くべき展開が待ち構えていたら、もう少しポイントを加算できたと思う。
ところで読んでいる途中、パキージンという登場人物が出てくるたびに、プーチン大統領の横顔が浮かんできたが、果たして著者はそれを意識して創作されたんだろうか(笑)
漂砂の塔
大沢在昌漂砂の塔 についてのレビュー
No.147: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

黒い家の感想

あっと言う間に読み終えました。
ホラーというより、サイコパスですね。
中盤までは、リアルに怖いです。
アマゾン評価5点の、9点・10点を付けたいところですが、・・・

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黒い家 (角川ホラー文庫)
貴志祐介黒い家 についてのレビュー
No.146: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

何の情報も無しに、前作も読まずに、この本を読んでみた。
児童養護施設を舞台にした青春小説と思って読んでいたが、なるほど、こういうことだったのか。
しかし、今一つ納得できないのだが、当方の読解力の無さ何だろうか。

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アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)
七河迦南アルバトロスは羽ばたかない についてのレビュー
No.145: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

骨太

図書館にあった1冊を手に取り読んでみた。
「新宿鮫」シリーズの4作目。
当方にとって、このシリーズ初読みである。
30年ほどの前の発行だが、読んでいて古さは感じられない。
500ページ弱のボリュームも、難なく読み終える。
登場人物もさほど多くは無く、しっかり関係・背景が書き込まれているので、落ち着いてじっくりと読み進めることが出来る。

▼以下、ネタバレ感想
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無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫)
大沢在昌無間人形 新宿鮫IV についてのレビュー
No.144:
(3pt)

#ある朝殺人犯になっていたの感想

中高生向けかなぁ。
軽い文体なので、重厚な作品を好む方、年配者にはちょっと向かないかも。
#ある朝殺人犯になっていた
藤井清美#ある朝殺人犯になっていた についてのレビュー
No.143:
(9pt)

本懐より良かった。

短編4話からなる構成。といっても、3話·4話は上下の位置付けなので、短編2話と本題作である中編1話の構成となっている。
表題作は特に面白かったです。ありきたりな法廷小説の様だが、正に勧善懲悪の冷静な半沢直樹版という感じ。単純に読後感が良くスッキリした。
2話の佐方父親の話も、心が暖まり気分良く読めました。
本懐の方が、アマゾン点数で4点ならこちらは5点。オチ狙いの短編なら横山秀夫に分がある。こういうスタンスが佐方シリーズには合いそうと思いました。
検事の死命 (角川文庫)
柚月裕子検事の死命 についてのレビュー

No.142:

疑薬 (講談社文庫)

疑薬

鏑木蓮

No.142: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

突っ込み不足かな

読み終えたあと、何かもの足らない。
新薬への疑惑(疑薬)というテーマは良い。昨今のコロナ禍の問題もあって、非常に興味深く読める。
製薬会社の戦略、薬事行政、治験、副作用等々、専門的な内容を詳細に記し、関心のある人には勉強にもなる。
登場人物も多く、それぞれがこの疑薬に関わってくる。面白くなりそうだ。
しかしながらそれが終盤でいつの間にかクライマックスを迎えてしまった。
何かもの足らない。消化不良だ。
要するにそれぞれの事件、関わり合い、背景の掘り下げ不足。
テーマが重厚であるがゆえに、もう少し登場人物も絞って、深く書き込んで欲しかった。
ラストでテーマとは全く無関係の「二歩」という居酒屋の名前の由来が取って付けたように示されたが、妙にこれが一番印象に残ってしまった(笑)
疑薬 (講談社文庫)
鏑木蓮疑薬 についてのレビュー