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九月が永遠に続けば
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九月が永遠に続けばの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全136件 101~120 6/7ページ
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知る人の少ない精神疾患を扱ったサスペンスミステリー 一般人に知らされる事が無い分野なので 誤魔化しも利きますねー こんなに人は狂うものなのか?と。 思わず、女子高生コンクリート詰め殺人事件を思い出しちゃったやん...orz 登場人物の書き込みが不十分な感じはします 特に、雄一郎という男性ね。 離婚後8年経ってもまだ好きでいる元妻の気持ちも全然わかりませんけども とても重要な役なのに、 私には、この男性と後妻のイメージを、殆ど思い浮かべる事が出来ずに終わりました。 それで 読後の後味がいま一つだったのだと思います。 冬子の父親をハッキリさせなかった所は 良かったかな? それから、冬子と 漫画『ぬらりひょんの孫』に登場する【羽衣狐】がダブりましたwピッタリですw 修正加筆をすれば もっと良い作品に仕上がるのでは?と思いましたね、勿体ないな。 | ||||
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ストーリーは衝撃的。 文章も読みやすい。 でも読んだ後にフラストレーションが一杯。 なぜ、父親は家族を捨ててまで患者であった女性に走ったのか? その女性と兄との間に何があったのか? なぜ息子は、自分の父親を奪った女性にここまでのめり込んでしまったのか? どこかで大切な何かを読み逃してしまったのか? と最後まで読んでも???が一杯。 「ホラーサスペンス大賞」って? 大きな疑問が残った1冊でした。 | ||||
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こんなに後味の悪い作品にはじめて出会いました。大賞とかいうからハラハラ、ドキドキとすごく期待したが、失踪息子の理由がどうしても許せず、後味悪すぎて具合悪くなりました。自分がこの子の母親の立場だったならたえられないだろうと思います。 | ||||
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話題の沼田まほかる、早速ゲットして読んでみました。 女性作家らしいというと偏見かもしれないが、恋愛がからんできてはいるが 序盤から悪いことが起きそうで、いろんな方向性を想像して読み進めました。 不倫相手、息子のガールフレンド、やたら距離を縮めようとしてくるその父親。別れた元夫の連れ子の美少女。そして秘密ありげなその母親。 いろんなミステリーを読んできた分、いろんな想像をしてしまったけど、期待が大きかったのか すべて裏切られた。衝撃的な内容も含まれてはいるものの、もっと凄いことをいろいろ想像していただけに、ちょっと肩透かしをくった気分。男からすると、本編に出てくる息子の苦悩は父親の影響ってことは無いと思うし、やっぱり女性向け作品?主婦層が読むと感情移入なのかな。 | ||||
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評価があまり高く無いようだが、私は面白く読ませて頂いた。最初は何が起きたんだ?!という展開で、先が知りたく読み進めてしまう。中盤から謎が解け始めて、綺麗に纏まるのが肩透かしとなって評価が低いんだろう。 しかし、地味な背景をココまで読ませる展開は素晴らしい。後半、一寸ダレるので、星はマイナス一個の四。 | ||||
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「彼女が知らない〜」を先読。 本書「九月が〜」が前作であることを考えると、 完成度は「彼女が知らない〜」のほうが高い。 日常にある潜む狂気を、圧倒的な心理描写で描くのが この作者の真骨頂だと思う。それは、本作でも充分に発揮 されている。 しかし、こうした作品は登場人物に共感できるかどうかが 重要な鍵になる。 その点、本書に出てくる登場人物はクセがある人達ばかりで いまひとつ共感できない。 協力者を必要以上に嫌悪する主人公・佐知子。15歳とは思えない 魅惑の少女・冬子。 そして何よりも、主人公の息子・文彦が理解できない。 ゴミ捨てのついでに失踪。見つかっても反省なし。そして全ての 謎を解決するスーパー高校生。 彼が恋する相手というのも無理があるような。。。 とはいえ面白くないわけではない。サスペンスとして充分楽しめる。 (書店等であおっているほどではないが。。。) ただ、人の内面をえぐっていくような作品なので、事件自体は 地味だし、大仰な展開があるわけではない。 そのあたりを期待すると肩透かしなのでご注意を。 「彼女がその名を〜」も地味な作品だが、完成度はすばらしいので こちらをオススメしたい。 | ||||
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読みやすいだけで、巧妙さや奥深さはあまり感じられなかった気がします。 期待していただけに、拍子抜けという感じです。 ただ、決して面白くないわけではないので、読んで損するとか、時間の無駄とか、そういう類の作品ではなかったです。 | ||||
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作者の語彙の豊富さが随所に見られ、文章としての完成度はとても高い作品である。 各々のキャラクターが持ち合わせた自我の交錯する中、主人公の水沢もまた己の自我と狂い始めた世界の中でもがき始める。 この本の中では登場人物全員が救いのない葛藤や悔恨に苦しんでいる。 ストーリー自体にメリハリはあまりなく、読者は他の同量の文章を読むより忍耐が必要と思われる。 秋の夜長には良い本である。 | ||||
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この作品は、息子の失踪から事件が始まるようであるが、家族に黙って わざわざ失踪までした理由が最後まで意味不明であった。 息子を筆頭に、出てくる人々の人物構成も不可思議極まりなかった。 重く、暗い話が最後の方まで続くので、救いを求めるように目が覚めるような 結末を期待しながら我慢して読み進めたものの、「え・・・これで終わりかよ」 みたいなガッカリな結末でした。 読了後、何も残らない残念な作品でした。 | ||||
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新聞に沼田まほかるが静かな人気とあったので、一冊読んでみるか、と。 読みやすかったので、一気に読んだ。 新聞には「人の愛憎をうまくえぐり出す」的なことが書いてあったと思う。 集中できないまま、だるーいフランス映画を見ているような、現実感のなさ…。 登場人物の誰一人として感情移入できない。 全員が自己中心的でやたらに神経質で、刹那主義。 人としての魅力を感じない。 容姿や魔性の魅力を描写する部分が多く、男から見て女は性欲や所有欲の対象でしかなく、女は女で誰かに守られることを当然だと思っている、そんないやらしさが鼻についた。 一気読みできるっていうのは、魅力がないわけではないのでしょうが、登場人物に嫌悪感を感じた以外何も感想が思い浮かばない、というのはちょっと悲しい…。 | ||||
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とにかく、内容に共感が持てない。 この作品は、息子の失踪から事件が始まるようであるが、家族に黙って わざわざ失踪までした理由が最後まで意味不明であった。 息子を筆頭に、出てくる人々の人物構成にも疑問符を持たざるを得なかった。 重く、暗い話が最後の方まで続くので、救いを求めるように目が覚めるような 結末を期待しながら我慢して読み進めたものの、「え・・・これで終わりかよ」 みたいなガッカリな結末だった。 大賞受賞作ということで、期待して購入したものの、読了後、何も残らない残念 な作品でした。 | ||||
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文章はとても読みやすい。物語の導入部、主人公が突然の息子の失踪に動揺するあたりや、息子の行方を探ろうと行動しはじめるところでは、物語に引き込まれるようだったが、元夫の後妻である亜沙実についての描写が少し鼻についた。それでも、しだいに面白くなってきそうな気配はあった。しかし、亜沙実の過去について語られるようになってからは、その過去についての描写があまりにも生臭く、臭気が漂ってきそうなほどで、最後には辟易した。それでも、最後にはどうなるのか気になるので、何とか読んだが、物語の結末にはがっかりした。 後味の悪い結末が悪くても面白い作品はあるが、この本の場合は納得できなかった。特に、殺人を犯した人物が明らかにされたときには、あまりにも安直すぎるような気がして腹が立った。亜沙実という、魔物めいた悪女が物語の中心的なテーマになっているのかもしれないので、謎ときの要素を追求する読み方は、間違っているのかもしれない。主人公の息子の行動や、人物造形にも、納得できなかった。 自分が好きになれないからと言って、面白くないものとも決めつけることはできないが、他人にお勧めする気にはなれない。 | ||||
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書店の本棚のポップに「怖くてエロくて鼻血でた」とかいうのを見て、どんな話なんだ?って興味津々で読み始めた。 どんどん話に引き込まれていった。 けど、亜沙実という女がホント怖くて、気持ち悪かった。亜沙実が狂ったのは性犯罪にあったからというくだりの話ばかりが印象に残ってしまった。衝撃的すぎる。 見てはいけない世界を見てしまったような感じ。この小説に出てくる人みんな狂ってる。 怖くてグロくて吐き気したけど、なんとか読破。 しばらくこういう系は読みたくない。 | ||||
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読み手を作品にぐいぐい引き込む強引さはあるが、グロテスクな描写ばかりが記憶に残ってしまい、気分が悪くなる。また、最後の最後でこけてしまう。多くの登場人物とからまりあった因縁で読み手をさんざん振り回しておきながら、何のかかわりもない一人の女子高生が犯人である、とういう答えを出されて一瞬にして裏切られた思いである。話を終えるためにも、ややこしくなる前に、不要な人物を抹消したということか。納得がいかず、消化不良の感がある。 | ||||
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文章は読みやすく、最後まで飽きさせない。 しかし、最後の<失踪の理由>で、すべてぶち壊し、じゃないですか? このオチにするなら、息子の性格を、もっと違う、ハチャメチャな人間にすべき。 そうでないと説明がつきません。 頭がよく、性格がよく、誰からも好かれる青年、まして親子関係も良好、他人を悲しませることをしない、いわゆる出来すぎの青年でしょ、この息子。 なぜ連絡を入れないの? そこばかり考えてしまい、面白かったことも忘れてしまった。 | ||||
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一人旅のお供に、と旅先の駅で買いました 文章力があり、するすると読めるという点では新人離れしてると思いました。 ただセンス的にちょっと古いんじゃないの?って気はします。特に高校生の会話や描写には興ざめするところが多く、現代ものは厳しいのかなと・・・ 感情移入ができないんですね。 内容にしても途中まではぐいぐい引き込まれます。ただ結末がなあ。 あれ?そんなんでいいの?っていう感だけが残ります 少なくともホラーではないかなあ なんにしろ最後まで苦もなく読み進められるというところは及第点 | ||||
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25歳独身女性です。 登場人物に感情移入できませんでした。 この作者の文体は流麗で癖がありませんが、3行4行に渡る感覚的な状況説明が私には長ったらしく感じられ、 どちらかいうとロジカルなミステリや文体が好きな方には向かないと思います。 この感覚的な文体を受け入れるためには、登場人物たち…とりわけ語り手の中年女性に感情移入しなければのめりこめないと思うのですが、 20ほど歳の離れた若い男との逢瀬にどきどきする気持ちや、息子が突然いなくなって狼狽する様子にも「ああそう」という感想しか抱けませんでした。 なんというか、語り手が冷静すぎるんですよね。上辺はもちろん取り乱してるんですけど、読者に心を開いてない語り手の様子に、こちらとしては、 どこまで語り手に踏み込んで感情移入して読んでいいのか分からない作品でした。文章が、登場人物が、優等生すぎるのかもしれません。 大体、こんな18歳の高校生いないだろ!としらけてしまうんですよね。その18歳を何の疑問もなく周囲が受け止めているのも違和感があります。 現代ではなく、昭和初期や明治や、思い切ってもっと過去の時代にしたらしっくりきたかもしれません。 それに何を軸にしたいのかよく分かりませんし…。すべてにおいて中途半端だなぁというのが率直な感想です。 私に人生の経験が足りないのもありますが、根本的にこの作家さんは私には合わなかったです。 | ||||
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面白い小説って、時間を忘れてドンドン先を読んでしまうようなものだと思いますが、この小説は読むのが苦痛でした。 評価が良かったので最後までは読みましたが、何も残らなかったので捨てました。 | ||||
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文章力もあり、読者をぐいぐいと独自の世界に引き込む。 日常的にありそうな事件から真相が徐々に語られていく。 しかしながら読後感は良くない。それは作品の世界観の問題ではない。 女性からの語り口では共感できない点が多い。 なぜ、関西人の服部にそれほどの嫌悪感を抱くのか。 この女性は社会経験がないのかな…、だから夫に見限られるのかな。 本人は夫を奪われたと思い込んでいるが、果たしてそうなのか。 元夫の口から語られることはない。最後の方で夫が少し狼狽した語り口がある程度。 カンザキミチコに対していい大人があそこまで詰問口調になることもおかしい。というか共感できない。 冬子が死ぬ必然性もわからない。生きていたままの展開もあったと思う。 兄が言う「警察にも病院にも誰にも言えない、事件の模様」が本当に作中で語られないまま終わってしまう。 考えようによっては強制的に近親相姦させられた結果が冬子だとも解釈できる。 しかし明確ではない。 文彦が描いた絵も同じ。絵の意味は描いた本人からの説明はない。 母親が想像しているだけ。これが思い込みに映ってしまう。 女性の一人称語りの形式のせいなのか。 それぞれの本人からの説明があまり聞かされないので、主人公の独りよがりの思い込みのように感じる。 まともでない人間がまともな感性を持っている。 自分はまともだと思い、生活している人間が実は脆く簡単に非日常的な領域に足を踏みこんでしまうという意図は理解できる。 しかし読後感がすっきりしない。単にジャンルの問題だけではないような気がする。 なぜこれが大賞受賞なのか理解できなかった。一気に読める面白さはあるので惜しいと思う | ||||
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うわあ、この人デビュー作からこんなに気味の悪い作風だったのか。とにかくすべての人物にイヤーな感じが漂うのだ。 何度も性犯罪被害に遭ってしまう特異かつ凄惨な経験をもつ女性が主要人物だ。 中心視点人物は、ソトオリヒメともたとえられるその主要人物ではなく、比較的普通の人物だ。とはいえ、夫を彼女に略奪された形で、しかも複雑な不倫で仕返しをする形にもなる。 息子の高校の先生とか、不倫相手のルームメイトとか、平凡なはずの人間関係が絡まった糸で気味悪く結びついている。 なんだか割り切れない感じ、はぐらかされて堂々巡りする感じが、現実のいやらしさに通じている。そして悪夢のぬかるみの奇妙な生温かさに変わっていく。 気味が悪いんだが止まらない感じ。胸焼けするのが分かっているのに食べ続けてしまうジャンクフードのようなしつこい魅力がある。 | ||||
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