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九月が永遠に続けば
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九月が永遠に続けばの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全136件 81~100 5/7ページ
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本屋さんでも目立つコーナーにあり、帯も興味をそそるものだったので、読んでみました。 が…ふつうでした。犯人が意外とか話の内容が予想外とかではなく、たんたんと多分こんなふうに進むんだなぁというように進んでいきました。 ミステリー?と疑問符がつく感じです。憎悪などのどろどろ感も思ったよりは薄かったです。 1回読んで、満足しました。2度読みはしないです。 | ||||
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でも 犯人を、 息子の失踪理由を 知りたくて知りたくて 早く読んだのに その期待に応えてくれる答えじゃなかったとゆうか… それを除けば 湊かなえさんの作品と似た感じが 楽しめました ただ 二人のそとおりひめに なんで男どもが次々 溺れていくのか 彼らとのエピソードをもっと詳しく描写してくれた方が より鮮明に男がとらわれる理由や彼女らの魅力のなんたるかが腑に落ちてしっくりくる読後感がもてたかも 冬子が人間離れして魅惑的な理由は出生の秘密の設定からして理解しますが 亜沙美については そうゆう女に生まれついたのだ偶然 みたいな設定より何かもっと鮮やかな納得いく設定が欲しかったな〜 でも 結末も含めこうゆう あやふやな突っ込まない感じ、想像にぉ任せします な感じが好きなかたには これでいいのかも 好みの問題だと思います 評価低い人も居ますがわたしは嫌いじゃないな〜 | ||||
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年末に何とも救いのない話を読みました。 佐知子の一人称でつづられる何とも不毛な物語ですが 結構スリリングに事件が展開していきます。 文章も人の心をよく描いていて、近所のお節介男に 対する苛立ちや、元夫の再婚相手である亜沙美と その娘冬子への屈折した思いもよく伝わりました。 しかし、しかしですぞ、服部さん親子以外の 佐知子さんへの理不尽さは酷すぎます。 特に元旦那なんて息子が行方不明で困憊している 元妻に対して素っ気なさ過ぎ!しかも無神経にも 今の妻への想いを佐知子に吐露してる始末。 ネタバレになるからそれ以上は言いませんが 最後の理不尽さに対する佐知子の怒りが あれだけで済むなんて!!怒りの方向が あの子に向けられるのもチョット・・・・ 子供を思う母親の心情が鬱々と上手に表現されているだけに もう少し終盤は掘り下げて欲しかったかな〜。 結局死ななくていい人が巻き添えになって 暗い暗い気持ちになりました。 良くも悪くも心が冷え冷えする話でした。 | ||||
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これはミステリーでもホラーでもない。 恋愛小説であり、心理小説であり、母の子に対する愛情を描いた小説である。 かなりきわどい描写も出てくるので、若い女性などにはおすすめしない。 僕はおっさんなので大丈夫だが、中には嫌悪感で途中で投げ出す読者もいるだろう。 自分は幸いにもお目にかかったことはないが、この物語の核心となる女性もいるのかもしれない。 ラストで微かに主人公の未来に希望を抱かせる中年男性がこのとてつもなく暗い物語にほんの少し光を与えている。 | ||||
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しょっぱなかから惹きこまれ、次へ次へとページをめくってしまいました。 最初は、男女の恋愛話のもつれから、気づいた誰かが横やりをいれるという よくある話かと思いきや、いえいえ、もっと深く何があるかわからない沼へ 引きこまれていく。 男女の恋い心、子供への思い、という普遍的な心理の中に陣取っている抗い難い人間の本能、見たくない(けどのぞいてみたい)人間の一面をあらわにしていく作品です。 この人(まほかるさん)の筆力はすごい! 人物のキャラクターも多様で、描写も緻密。ストーリーの組み立ても。 ホラー大賞というより、ミステリー? ともかく、とてつもなく面白い作品だったので賞をあげた、というのが 近い気がしました。 | ||||
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映画化されたら結構面白いと思う。弓男を柄本明にしないで欲しい。はまりすぎているから。主人公も寺島しのぶにしないでほしい。 | ||||
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ホラーサスペンス大賞受賞作ということで ミーハー気分で読んでみました。 描写がグロテスクだから良いという訳でもないですが ホラーという感じは読んでて感じないです。 過去にあった出来事がもう少しあれば良かったのに 惜しい作品です。 | ||||
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「ホラーサスペンス大賞受賞作」と帯に書かれてあるので、 ホラーだと誤解されるケースが多いようですが、純粋なホラー小説ではありません。 巻末の解説に書かれてあるのですが、ホラーサスペンス大賞はホラー小説も、 そうでないサスペンス小説なども幅広く受け付けるというものだったそうです。 なので、この「九月が〜」をホラーだと思って期待している人は、超自然的な現象や、 呪いとか妖怪人間なども一切出てきませんので、お気をつけ下さい。 さて、内容は失踪した息子(高校生)を探す母親の話なのですが、 ポイントは濃密な人間関係と、母親視点で語られていく物語だと思います。 この母親、実はあまり良い人じゃありません。 8年前に離婚した夫への未練をずるずると引きずっています。 それでいて一回り以上も若く魅力的な男と肉体関係を持ったりします。 親切だが不細工な中年オヤジのことは、吐き気をもよおすほどに嫌います。 離婚のきっかけになったある女性のことを、すべての男をたぶらかし虜にして 肉欲地獄へと引きずり込む、まるで妖怪人間か何かのようなグロテスクな存在として 深く記憶に焼き付けています。 これら激しく感情的な母親視点のフィルターを通して見せられるすべては、 事実とは違っていたり、根拠もない憶測だったりするので騙されないように。 最後に、「九月が〜」というタイトルですが、実際には十一月の出来事です。 このあたりは、最終章の最後のあたりに語られますが、 九月が永遠に続かなかったことは、この母親にとっては良かったようです。 まるで、アハムービーを見せられた時のような、あれっ、いつの間に変わったの? この本の落ち、私は好きですね。 | ||||
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一気に読めるサスペンスという面白さは十分。 ただ 登場する男性陣の心の動きを理解することは 難しかった。 医師としてのモラル 嫌悪するはずの実父の再婚相手への感情 それらをあっけなく無きものにする程 のめりこんでしまった理由が 「魔性の女」だったのか・・・ 現実的でないと思ってしまう自分には向かない作品。 ただホラーサスペンス大賞であり 綾辻行人 桐野夏生 唯川恵らが 絶賛してる作品なので それぞれの解釈でいろいろな感想が 聞いてみたいとは思う。 唯川さんの講評「頭で読むより皮膚で読む印象」に納得しました。 | ||||
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正直、最後まで感情移入は出来ませんでした。 表現が独特で凄まじいけど、その言いまわしのせいで日本海のどんよりした雲が一面に広がる嫌な気持ちが永遠に続くというか… 書いている人間は作者紹介を読まなくても中年の女性だと分かると思います。 読み終えて、正直、主人公のような人が、いわゆる真犯人なんかよりよっぽど卑怯で汚い勘違いな人間だと思ってしまって、この主人公の全てを否定したくなる衝動に最後にかられました。 本の内容は個人的にほし2つですが、その独特の薄汚い主人公を表現した言葉の使い方に、ここまで汚い人間をよく表現したという意味もこめて、ほし3つです。 | ||||
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ある日息子が突然失踪。原因は何か、それが本書の読みどころ。 母親が捜し歩く過程で、息子の素顔や苦悩、離婚した夫の家庭の内情が見えてくる。 期待は徐々に高まるが、いざその原因が判明したとたん一気にトーンダウン。 腑に落ちる理由になっていない。 きれいな読みやすい文章なだけに残念である。 | ||||
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帯にサスペンスホラー大賞といかにもホラーの秀作のように書かれていますが、中身はただの失踪事件の話でした。それも神がかりな要素は一切無く、ごくごく普通の失踪事件。ホラーのホの字も感じられない。ただのTVのサスペンス劇場のような話でした。筆運びの巧みさや雰囲気作りにはたけていますが、特筆する物はありませんでした。帯の字があったから失踪が神隠しなのか?といつ神がかりな話になるのか気になり読み進めましたが、最後の最後までただの話で、なんだかだまされたような感じでした。TVのサスペンス劇場が好きな人にはお勧めかもしれません。ホラーや神秘的な話の好きな人はがっかりするので読まない方がいいです。 | ||||
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話は、暗く重い内容なのに、登場人物がうすっぺらく、最終的には主人公以外全員嫌いになりました。 特に文彦。 実直な青年という書き方ですが、読んでて同級生の女の子達への思われぶりな態度はぜんぜん誠実じゃなくイライラしました。 あと、同姓好きな教師とか泣いてるだけのナズナ、うそをついて大事な事をしってるかと思いきや何も知らない音山、ダディって必要ですか? もっと謎めいた使い方をしてくれたら、ドキドキハラハラしたかもしれません。。。 | ||||
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著者の作品は、「彼女が」「猫」「ユリ」の 三作を読み、その圧倒的な出来栄えに驚嘆した。 すべて★5。 そこで、満を持して、ホラーサスペンス大賞受賞作を 読んだのだが・・・。 一言、同じ作家が描いたとは思えない出来であった。 他の作品と比して、人物描写の丁寧さ、不気味さ、 相関関係の粘着度、精緻に満ちたプロット、すべて どれをとっても平均以下レベル。 オチに至っては、既読感満載で、消化不良の放置も多々。 なぜホラーと言えるのかも不明。 とにかく人物ひとりひとりが中途半端な立ち位置で、 行動に至る動機が軽く、全く納得できず。 デビュー作とは言え、その後の作品が凄みがあるだけに 今作の内容には疑問だらけであった。 まぁ、上梓作品すべてが高レベルを保つことは不可能 に近いのだけれど、ここまで差のある作家も珍しい。 「ユリゴコロ」の出来は特に秀逸なだけに、次回作で どこまでのモノを見せつけてくるか、期待したい。 | ||||
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どうなるのだろうという思いで一気読み。 でてくる登場人物の内面やトラウマがこれでもかっていうぐらい次々に描かれていく。 正直、すべてが内面、トラウマ文体であれば、非現実的、ファンタジーの世界で 話が終わってしまいそうなのだが、ギリギリ物語に現実味を与えているのが大阪弁の男服部だと思う。 彼の内面、トラウマなんぞは全く描かれていないんだけど、それがまた現実界の人間っぽくって。 服部が佐知子に対し、延々と「遠野物語」の話をするくだりがあるのだが、 それに対する佐知子のつれない反応に大笑い(苦笑い?)。 かなりの行数を使った勇気あるギャグに感動すら覚えました。 佐知子さんが非常にリアルなんですよ。 うんちくが好きなのは男だけであって、女性は全く興味がないんだなぁと再認識。 勉強になります。 | ||||
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読みやすく、さくさく進みましたが、 人間模様があまりにも。。。。。 兄弟、夫婦、元夫婦、恋人、連れ子、、位のほんの少しの人間関係で どろどろ、ぐちゃぐちゃ。。。 描写が汚くて、においそうなのは、表現力があるのでしょう。 犯人がほとんど複線とは言えないほどのかすかな存在から 中央に出てきて、3ページで終了というのも。。 亜沙美が書きたかったんだろうけど、、、ほとんど最後まで腐った空気のようだった。 服部さん、かわいそう。ずいぶん親切にしてもらったのに、息子が出てきたら、 ほんの少し出てきただけで退場だった。 でも、レビューが書きたくなるくらいだから、印象的な作品でした。 | ||||
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序盤、女性の心情の表現が上手だと感心しながら読み進めました。 かつて読んで感動した、瀬戸内寂聴さんの書く恋に生きる女性を思わせる文体が私にはとても快く、「この女性がこの先、どんな事件に巻き込まれてしまうのだろう」とかなり期待してしまいました。 また、読みながら「早く別の著書も読んでみたい」と気持ちが急いてしていまったほどです。(途中までは。) これの話の展開はなかなかなのですが、ある部分では興味本位の性的な安っぽい小説のように思える書き方がされていたり、それぞれのキャラクターの特徴が際立っている割には、そのキャラが生きていなかったり・・。 「え!」と思うような行動をとるからには、何か特殊な理由や裏があるのかと思ったらそうでもないし、途中で出てくるある物が人間関係の鍵を握るDNA鑑定に役立つのかな?と思っていたら、フェイクでもなくただの品物だったり・・・。 (勝手に期待しすぎた自分がいけないのですが) 犯人知りたさに何とか最後まで読みましたが、著者への関心はどんどん薄れていってしまいました。 著者がそこそこ落ち着いた年齢であることを思えば、説得力に欠ける話だと思いました。 改めて、確認の意味で別の著書も読んでみようかと思いはじめたところです。 | ||||
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息子が居なくなった母親の心情を推し量ることは出来るが、男性で子供のいない私に主人公の気持ちは完全には理解出来なかった。 不倫相手やその同居人、元夫とその元患者で壮絶な過去を持つ女房と、その呪われた過去を持つ連れ子。 ナズナと関西弁で多弁なダディ。 結局、読んでいて誰にも共感できなかった。これは感性の問題なので作者や作品を云々する材料にはならないかも知れないが、 名のある作者、名作と呼ばれる作品には、読者を著者の描いた通りの世界に引き寄せる力が例外なくある。 その事実を考えると本作はそれほど騒がれるような作品足り得ていない気がする。 最後もあまり大した結末ではない。強いて言うなら、うざいだけだった関西弁のダディに少しだけ光が見えそうだった ことくらいか。 | ||||
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読みやすいといえば読みやすいのかもしれない。 が、描写力・文章力がいまひとつで、なかなか面白く読み進める ことが出来ない。全体的にモヤモヤしている感じで頭に入ってこない。 疾走した息子を心配する主人公の母親の気持ちも今ひとつ響いてこない。 ひとことで言って、全体的につたない小説です。 時間もお金も無駄にした本でした。 買うか買うまいか迷っている方、図書館で借りれば充分ですよ。 | ||||
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久しぶりに後味がすっきりしない本だった。 息子の文彦の突然の失踪から始まる物語は、多面な展開を見せ 色々と推測しながらどきどきして読めたので純粋に面白かった。 しかし、すっきりしないのは、多分に女性らしい視点から女性自身を描いているせいか あまりに主人公の佐知子の感情の動きがストーリーに組み込まれすぎていて、 読んでいてひとつひとつの展開が息苦しさを感じたせいかもしれない。 ただ、例えこれが小説であっても、主人公が感じてしまう恋愛と性に対する 複雑さであったり、年齢を重ねていく中での自分という存在の不確実性なんかが、 現実部分に重なる人には、多くの感情移入を伴うのではないかと感じた。 最終的なこの事件の原因が論理的動機ではなく、あくまで人間が 潜在意識にもっているであろうどす黒い負の部分が、 伝播していって事件になっていく感覚に好き嫌いが出そうである。 展開の強引さが目立つ部分がなくはないが、自分としては純粋に小説として 面白いと思ったので星4つです。 どちらかというと女性視点が強くでている小説なので女性向きな 気がしました。 | ||||
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