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森に眠る魚
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森に眠る魚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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終始、母親の心の問題で子供がないがしろにされてて、グロテスクさに笑うしかない。 お受験とかしてる母親はこういうもんなんだろう。 | ||||
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面白くて一気に読めますが、最後まで読んで最初の感想は「え?何?終わり?何?」でした。 一時的にメンタルにとんでもない異常をきたしたよ〜犯罪一歩手前だったよ〜犯罪犯すことになるかもしれないほど追いこまれるよ〜ということだったんでしょうか…。 よくよく考えると「身の丈に合った生活」だったのでしょうか…。 弱メンタルの人々が一つの幼稚園に集合し、小学校のお受験に翻弄される話しです。 全員が弱メンタル、人に左右される、自分の意見がない、夫が全く役に立たない…という四重苦+お金がない、自尊心の欠如などなど他の要因も重なります。 一つのグループに一人、二人こういうタイプは混じっているとしても、ここまでひどくはならんでしょうに。 こんなにも人に左右される人ばかりが母親だとするのは、あまりにバカにしすぎな気もします。 夫も稼ぐ以外は無能すぎ。そして子供の知能や適正など無視しすぎ。笑 世界の母親はこんなにバカばかりではありません。メンタルももっと強いでしょう。 実際にあった事件を連想させる内容ということもあり、ありえない話しではないのかもしれませんが、実際の事件にはお受験以外の側面が当然あったと思います。特に犯人のメンタルの問題が。 現実では、ここまで生活レベルの違う人たちが同じ私立幼稚園で一緒になることもあまりないのでは…とも思いますが、無理して通わせる人たちは辛いでしょうね。あまり無理せず、自分のできる範囲で…ということでしょうか。 子供ができたら一度私立幼稚園に入らせる前に読むと良いかもしれませんね。 身の丈に合った生活を送りましょう。 | ||||
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著者のいつもの饒舌が空回りしたような、作品 | ||||
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結局のところ、お受験等は母親のママ友に対する見栄の道具でしかなく、本当に子供を思ってのことではないということがわかりました。 | ||||
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5人の母親が出て来るのですが、そのうちの二人は虫酸が走るほど。読んでる間イライラしてきました。 夜11時に電話しようとする常識のなさ、いちいちお金を請求しようとする守銭奴、実際いるのかわからないですけど、本当に近いところにいたら恐ろしいと思いました。 自分も母親として興味から読みましたが、 モヤモヤとした終わり方だし、読みながらイライラ、気分が悪くなる本です。 | ||||
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この作家の小説、大好きです。でもこの作品については件名の通りで人物描写に説得力と魅力が欠けているのが残念でした。 冒頭、メインの登場人物となる女性たちは5人の人物がさーっと紹介されていきます。 他の方も書かれていましたがメイン人物が少し多すぎる感があります。 その後の布石となるような登場の仕方でもないため各人印象が薄く、しょっぱなから誰が誰だか?誰が誰の子供だっけ??となりました。 全体を通して、各主要人物たちの主観と、客観、相互に向ける視点などが緻密に描かれており、女性特有の人間関係の複雑さ、難しさがよく伝わってきました。 しかし、人物が多い分、ひとりひとりの内面の葛藤や、感情の起伏の動線が十分に描かれないまま、 話が進行していきました。そして残念なことに誰にも感情移入しないまま読み終えてしまいました。 脇役として出てくるその他の人物たちも、上手に描かれているもののさらりとし過ぎており 「ああ確かにいるなこういう人~悪気は無いんだろうけどねえ」というところまでは思うのですが、それ以上の感慨を持つ事も無く終了していきいます。 ついつい「対岸の彼女」など同作家の秀逸な他作品と比較し、人物を掘り下げて描く場面が圧倒的に不足していると感じてしまい途中でページを止める事もしばしばありました。 しかし前述の通り、女性特有の人間関係の複雑さ、難しさがよく伝わってきますし、お受験ものの娯楽小説として読む分にはしっかり楽しめました。 少々、不完全燃焼感が否めませんでしたので辛口のレビューとなりましたが・・・さすが一流作家と思わせられる巧みな表現も随所にあり、主な出来事や、混乱する心理状態はきちんと描かれていますのでストーリーの展開は楽しめますよ! 他の作品にも期待します | ||||
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「名前を無くした女神 」の原作本と知らず読みました。 子どもの受験の悩みは、もう過ぎ去った昔の事ですが、 子育て真っ最中のママ友達の有難さと鬱陶しさを思い出しました。 作中の母親達にはマルチ商法や宗教勧誘が絡んでないので、まだ幸いでしょう。 親子 、兄弟、夫婦といえど踏み込んではいけない領域があります。 知らない方が幸せということも。 少し冷たいかなと思うくらいの関係が、長続きのこつです。 若い時に読めば、もっと感情移入でき評価が高かったと思います。 角田さんは好きな作家で、他の作品も読んでいます。 | ||||
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暗すぎて光が見えない・・・・ いや面白いんですけどね。 角田光代なんですけどね。 読んでて暗くなりすぎます。 満点をつけられない不満を二点。 ・登場人物が多すぎる。子供とセットなんだけど、気をつけないと誰が誰の子供で、誰が何を悩んでいるのか分からなくなる。歴史小説かと思ってしまいます。 ・母親の感情の羅列が非常に読みにくい。恐らく作者の意図で、混乱した母親の感情を表現したのでしょうが、読み手には辛い。 視野が狭くなって、何を求めていたのか分からなくなって、どんどん不幸になっていく姿は非常に興味深いのですが、上記の点で読み疲れました。 と言うことで、星三つ。 良い小説だとは思いますが、読む前には覚悟がいります。 | ||||
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新聞広告で目に付いて購入。文章は面白く一気に読めたけれど、最後までふーん、という感じで 結局何が言いたいのかよくわかりませんでした。 私も子育て中で、登場人物に感情移入できるところはそれぞれ多々あるのですが、 トータルするとどの人物も「うーん」って感じです。 例えばそんな簡単に自身の不倫を、初めて二人で話した女性に言う?(あのかおりが子どもの受診で不倫関係を解消する?)、 いくら出産後とはいえ、ご主人との関係ってそんなに薄っぺらいものなの?等々。また「地方出身者で東京であがっていこうと懸命なママ」「有名校出身富裕層で子どももその世界まっしぐらのママ」しか描かれていなく、両者ではない自分には、設定がなじめませんでした。でも自分のありかたを考えるちょっとの時間にはなったかな。 あと、小学校受験は合否がすべてじゃないことを実感できたことも良かったかも。 次は瞳のボランティアサークルの代表女性や千花の妹を描いた小説を書いて欲しいな〜。 | ||||
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登場人物が多くて、はじめのうちは誰が誰だかよくわからなかった。容子と瞳のキャラかぶりすぎだし。どこから面白くなるんだろう、、、と読み続けていると中盤からじわじわと恐ろしくなってきた。普通のサスペンスみたいに、誰が犯人??ドキドキハラハラみたいなことはないけれど、日常に潜む恐怖のリアルさが、それ以上に怖かったかもしれない。最後の容子の章がいまひとつ腑に落ちなかった。 | ||||
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主人公は、子供を持つ主婦4人。繭子(まゆこ)、千花(ちか)、瞳(ひとみ)、容子(ようこ)それぞれ理想の主婦像があり、子供の将来を考えていた。最初は、なんでも話せる良い関係が続いていた。しかし小学校受験問題の話から、だんだん不安を感じるようになり、4人の気持ちはすれ違うようになっていた。国立、私立小学校に通わせたいと思い浮かべるようになり、友人の子と比べるようになっていったのである。 作者は、4人それぞれの視点から子供を持つ女性心理を刻々と描写する。主人公を4人にして、交差する人間模様が面白いではあるが、案の定、深く感情移入ができないためしっくりこなかった。女性特有の「言った、言わない」、「誘わなかった」、「電話をとらない」等の日常生活の細かい事を基盤に据えて動いているのではっきり言って物語としては起伏が少なく退屈であった。ただ、4人の主婦仲間の疎遠の果てに将来に暗黒がたちこめる終わり方は、こうなるなら一人の方が気が楽なのかもしれないと思った。 最後に、小説では「夫」はほとんど登場しない。夫の視点というのもあったら面白かったかもしれない。 | ||||
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よく似たお母さん同士の人間関係はどこにでもある風景で 多くの小さい子供を持った母親は子供中心の生活をしています。 ストレス解消や情報交換などの楽しいだけの場であれば無問題ですが つまらないことで誤解したり疑心暗鬼になっていく人間関係や課程が とてもリアルに描写されていて怖いくらいです。 今、まさに子育て中のお母さん達が読めばギクッとなる事がたくさんあり 読み終えることでママ友以外で視野を広げようという気持ちになるかも知れません。 | ||||
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まさに幼稚園の子供がいる私は興味深く手にとりました。 でも読み進むうちに、 これはフィクションだな。 こんな人たちは私にまわりには一人もいないな。 少なくとも私がつきあっているお母さんの中には…。 と思いました。 ただ、怖いものみたさのような気持ちで本を読まずにはいられなくなり 一気に最後まで読んでしまったので 面白いかどうか、と聞かれれば、かなり面白かったです。 でも読んだ後は不思議なくらいブルーな気持ちになりました。 できれば、育児中の人は明るい気持ちでいて欲しいので よほど自分をしっかり持っていて なおかつ現在ハッピーだと言い切れる人でなければ 他人事として読める状況になってから読んでもいいかもしれません。 | ||||
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主婦間の葛藤が主題なのに、どこかリアリティに欠ける。キャラも不鮮明だし、子どもの描き方もさらっとしすぎ(もっとえぐいよ)。対岸の〜でも感じたことだけど、著者はたぶん、主婦経験がないのでは?だからどうしても、男性が主婦世界を書くようなよそよそしさ、嘘っぽさをびしばし感じてしまいます。同じ題材なら、ぜひ桐○さんに書いてほしかった。もっと行き着くとこまでとことん、人間のどろっとしたものを追求してほしかったですね。といっても、時々に抉られる箇所もあるし、終盤まで一気に読ませる筆力はさすが。中くらいにオススメです。 | ||||
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女ともだちの感情の機微をあつかったらさすがに上手い著者が 小学校の「お受験」に翻弄されるママ友の友情という幻想を巧みに描いてみせる。 ほとんどが回想と会話ですすむ物語はつるつる読めて そういえばあの人に似ているなぁ.... とかいかにも身近にいそうな登場人物の設定も共感できる。 が 読んだあとこれまた面白いほどなにも残らない。 後は読者に丸投げ〜と作者がおもったかどうかちゃっかりまとめちゃった感のあるラストは 中途半端に不透明で消化不良。 やっぱりなぁ、角田はこんなもんかなぁと思わせる。 ちなみに 千花くらいおこずかいに余裕があればさっさと買ってあと欲しがる人にあげるだろう 瞳なら>本の話題だけ提供して乗って買ってきた人に借る 容子なら>だまって図書館の順番を待つ 繭子なら>さんざんねだって本人が読むまえに取り上げるだろう と こういった女たちがでてきます。 そのうち文庫になると思うのでそれまで待ちましょう。 | ||||
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著者の角田光代さんは、もともと事件もののノンフィクション物をよく読むそうで、 ママ友同士の心のぶつかり合いから相手の娘を手にかけてしまったというあの事件に ついては傍聴記録まで読みふけったそうです。そんな風に気にかけていた事件を あくまでもモチーフとして取り上げ、母親同士の関係を徹底的に描いた本作は、 とても読み応えがありました。「対岸の彼女」では、少女時代の友情と大人の 女性同士の友情の対比が新鮮でしたが、今回は、子供や幼稚園を介して得た友情が 子供の進路という問題を前に揺らぎ、少しずつ根底から壊れていく様子が静かに 胸糞悪くなる感じ(良い意味で)。誰一人、これという悪人はいないのですが 最初は好もしく思えていた育児観や子供の個性の違い、生活レベルの差などが 目障りになり、不信感が育ち、そして憎しみとして形をなしていく様子… 人が恋に落ちるとか友達ができる、というプラスの感情が育っていく小説と違い どんどんマイナスの感情が女性たちの中で膨れてくる気持ち悪さをびっちりと 味わわされる、ある意味ホラーのような小説です。 | ||||
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