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森に眠る魚
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森に眠る魚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 41~60 3/6ページ
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何の気なしに読みましたが、正直しんどい 育休中に遊びに声をかけられなかったことでナーバスになり、調子の良いママに羨望と嫌悪を持ったあの時 子供にもなぜうちの子はすぐ人のを欲しがるんだ、言うことを聞いてくれないんだと怒ってた日々 5人の誰かに当てはまってたことのある過去は、読み終わり精神的に来ました。 仕事を復帰し、ママ達と距離を置いて気になっても気にしないと決めて。 それなのに、心の中がざわざわします。 子育て渦中、それも悩んだり辛い人にはおすすめしません。 でも、こんなに動揺させる本の力はすごい❗ 何だかんだと、一気に読みました。 最後、かおりに心を向けてる自分 これからだよ~と応援してます。 | ||||
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子ども、専業主婦を持つ夫です。 女性同士の人間関係、特有の共有意識、そしてそこから生まれるダークサイド。 とても楽しく読ませて頂きました。そんな人間関係に疲れた嫁ケアは大事ですね。 | ||||
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日本人作家の中では一番好きなのが角田さんで、作品はほぼ読んでおります。八日目の蝉に継いで好きな作品。劇的な出来事なのに、日常生活の些細な動作や目の前の日常的な光景をリアルに淡々と描くことで、現実的に読ませてしまいますね。以前何かのインタビューで、普通の人たちの日常生活が一番面白いというようなことを仰っていたことと、その道のエキスパートである人生の先輩が小学生たちに自分の仕事やそこに至るまでのことを伝えるという番組に出演され、小学生たちに朝起きてから学校に来るまでにあったことを書かせ、ほら、もう小説になってるでしょう、というようなことを仰っていたのが強烈に印象に残っており、角田さんの小説の成り立ちを見せてもらったような気持ちになりました。この作品に関しては自分自信が母親になる前に読み、ママ友こわっ、と思いましたが、一児の母となった今、そのママ友がなかなかできず、逆に共感ポイントが少なくなってしまったという・・・。もしやこの作品を読んでいたが故に、仲良くなったとしても・・・というのがどこかにあるからなのでしょうか。角田作品に慣れ、女の怖さも認識しているせいか、レビューにあるような、精神的に弱い人は読まない方が・・・とか読むには覚悟が要りますとかそこまでとは思いませんが、読み応えはあります。 | ||||
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途中まではドロドロな人間関係で面白かったが、最後、それぞれの人生の歩み方が普通過ぎて面白くなかった。 | ||||
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出版からだいぶ経っていますが、いつか本屋で帯に書いてあった言葉をちらりと見て、いつか子育てが一段落したら読もうと思っていました。 「東京の文教地区の町で出会った5人の母親」。。。しかも実際にあったあの衝撃的な事件がモチーフ。 その頃私は結婚もしていなかったので、あまり興味がありませんでしたが、最近ネットで真相を少し読んで背筋が凍りました。 今環境はだいぶ違いますが、自分も幼稚園児を持つ母親となり、この主人公たちの心境や行動が少しわかると思いました。 ちょっと似た感じの人は結構まわりにもいます。(精神的に何かある人はいませんが) ママ友。。。って今まで出会った社会の中では、割と特殊な世界かなあと思います。 なかなか容子や、繭子のように嫌味などを相手に直に言うことってできないですよ。みんな何かしらその関係の中に不満は持っていますけど 大体はがまんしています。世間話もとても気を使います。 少しずつ少しずつ関係が壊れていき、最後には同じ町に住んでいても顔も合わさない関係になるってことがすごくよく描かれてます! 最後の数十ページは一気に読み、疲れました。 もちろん実際にはこんなことは稀だと思いますが(小説なので)、やっぱり小さいうちは子供から目を離してはいけないなと改めて思いました。 | ||||
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角田光代さんの作品が好きで、今まで色々読んできました。 本作品は登場人物が多いので、誰が誰だったかわからなくなり前のページに戻ったりもしましたが、そこを除けば、母親である私からしたらすごくおもしろい作品でした。 ママ友っていい面もあれば、煩わしい面もあります。 読後感は切なかったですが、読んでよかったと思います。 | ||||
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これもまた、角田さんらしい気持ちの悪さ(笑) お受験やら格差やらが絡み合い 嫉妬と猜疑が渦巻いて とにかく 主人公たち5人だけではなく 出場人物全員が 多かれ少なかれ「嫌な人間」 人間というより大人か? その犠牲になるのが子供ってのも 少しステレオタイプすぎるかと思いつつも 読後感は これまた、角田さんらしい気持ちの悪さ(笑) 女性より男性に読んで欲しいな 女の怖さと辛さと哀しさがよくわかりますよ | ||||
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まず、登場人物の見分けがつきにくい。 一々、前に戻って誰だったか読み直さないといけない。 それぞれが個性的で区別つきやすいようなら、こういうストーリーにはなりにくいのだろうし、 没個性をいかに区別つきやすくするかに作者の力量が現れるテーマだと思った。 これはドラマにしたら区別つきやすいでしょうね。 | ||||
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この作家の小説、大好きです。でもこの作品については件名の通りで人物描写に説得力と魅力が欠けているのが残念でした。 冒頭、メインの登場人物となる女性たちは5人の人物がさーっと紹介されていきます。 他の方も書かれていましたがメイン人物が少し多すぎる感があります。 その後の布石となるような登場の仕方でもないため各人印象が薄く、しょっぱなから誰が誰だか?誰が誰の子供だっけ??となりました。 全体を通して、各主要人物たちの主観と、客観、相互に向ける視点などが緻密に描かれており、女性特有の人間関係の複雑さ、難しさがよく伝わってきました。 しかし、人物が多い分、ひとりひとりの内面の葛藤や、感情の起伏の動線が十分に描かれないまま、 話が進行していきました。そして残念なことに誰にも感情移入しないまま読み終えてしまいました。 脇役として出てくるその他の人物たちも、上手に描かれているもののさらりとし過ぎており 「ああ確かにいるなこういう人~悪気は無いんだろうけどねえ」というところまでは思うのですが、それ以上の感慨を持つ事も無く終了していきいます。 ついつい「対岸の彼女」など同作家の秀逸な他作品と比較し、人物を掘り下げて描く場面が圧倒的に不足していると感じてしまい途中でページを止める事もしばしばありました。 しかし前述の通り、女性特有の人間関係の複雑さ、難しさがよく伝わってきますし、お受験ものの娯楽小説として読む分にはしっかり楽しめました。 少々、不完全燃焼感が否めませんでしたので辛口のレビューとなりましたが・・・さすが一流作家と思わせられる巧みな表現も随所にあり、主な出来事や、混乱する心理状態はきちんと描かれていますのでストーリーの展開は楽しめますよ! 他の作品にも期待します | ||||
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以前ドラマのキャッチコピーに「ママ友地獄」ってのがあったが、まさにそんな感じ。 皆が親しくなりたいと願い、一度は叶ったかに見えたのに、お受験やそれぞれの抱える問題が元で、徐々に関係が崩壊していく。 結婚に伴う退職や引っ越しで人間関係がリセットされ、乳幼児の世話に追われると、閉塞感や孤独感、焦燥感に襲われるのは、私も今同じ状況だから分かる。 でもママ友は子育てという仕事を共にする同僚みたいなものだから、相手に依存したり、安易に秘密を打ち明けたりしちゃダメだよなあ・・・と読んでいて痛感した。 実際に起こった事件をモチーフにしているらしいが、犯人をモデルにした人物(の一人)がとにかく怖かった。 相手を束縛し、どっぷり依存する様は思春期の女子そのもの。 読んでいて「地雷」という言葉が浮かんだ。 他のメンバーもそれぞれ問題は抱えているが、地雷のインパクトが凄すぎてあまり何も感じなかった。 後半はほとんどサイコホラーで、無事みんな生き残れるのか?と(そんな話ではないのに)ページをめくるのももどかしかった。 未婚女性が読むと子育てが怖くなりそうだが、あくまでこれはエンターテイメント小説。 実際は愛する我が子や夫や親戚が生活の中心で、 「友達が友達が友達が!」 と追い詰められることはそんなにない・・・と注意書したくなるほど、怖かった。 | ||||
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本作はいわゆる「ママ友」と「お受験」を題材に描いているため、内容が誤解されがちだと感じる。 角田氏が描きたかったものは、「ママ友」や「お受験」を巡る人間模様といった単なる表層の部分ではなく、むしろ、一度は繋がり調和した人間関係が、ほんの些細なことをきっかけに少しずつ歪み、やがては崩壊してしまうという切なさと残酷さだろう。 お互いに信頼し、ようやく居場所を見つけたと感じた女性同士が、様々な出来事の積み重ねで徐々にすれ違い、相手を厭いはじめ、最後にはそれぞれが虚無の暗いあなぐらに落ちて行く。 本作は、その様をまるで深い森の中からじっと見つめるような冷徹な視点で、丹念に描いていく。 「ママ友」や「お受験」が妙にクローズアップされてしまっているため、損をしているなあと思う作品。 これらに全く関係のない人にも、是非読んでほしい秀作である。 | ||||
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角田光代は、対岸の彼女から、映画を、みて、注目していました、 東京文京区に住む、5人の、母親の、悩みやお受験家庭内の出来事が、繊細にえががれていて分厚いのですが、いっきによめました、 それぞれの、主婦の、深い孤独と悩みが、うまくえがかれていておもしろいです、 個人的には、繭子の、母親としての、だらしなさや、子守で、1人から、お金をぶんどるのが、見ていて、不愉快でした、マダム、かおりも、いい味だしてます、 空中庭園もおもしろかったけど、この小説は、あたりです、 | ||||
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これから進む道なので、興味があり読みました。 受験をするにせよ、しないにせよ、ママ友との距離の取り方は考えさせられるところがあります。 | ||||
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登場人物が皆、何かを我慢して生活しているのに幸せだと思い込もうとしている。そして、真の友人になれたと思った誰かによって違うことに気付かされ、少しずつ壊れ始める。日常に隠れた怖さがあって、一気に読んでしまいました。そして、登場人物のすべてが自分と重なってしまい、少し苦しかった。今ある日常を、目の前にいる子供を大切にしようと思えた本でした。 | ||||
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これを読んでママ友関係を必要以上に恐れる必要はないと思います(笑)。 普通に女同士のドロドロ小説ですが、特にママ友ならではという感じではない。 舞台が会社だろうが女子高だろうが同じなんじゃない? 何故なら、この手の小説に夫の影が希薄なのはよくあることだがこの話、子供の影すら希薄なんだもの。 誰が誰の子やら。子供同士はどんな相性なの?それぞれどう感じてるの? 夫へはともかく(笑)子供に対しての視線より、横並びの女友達への視線のほうが熱い熱い。 ママ友関係の業とはちょっと違うと思う。その人の性格の問題。普通に人間同士の相性の問題。 結婚しても子供を産み育てても「私が私が」という自意識に苦しめられるタイプの女性には共感できるのかも。 | ||||
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「名前を無くした女神 」の原作本と知らず読みました。 子どもの受験の悩みは、もう過ぎ去った昔の事ですが、 子育て真っ最中のママ友達の有難さと鬱陶しさを思い出しました。 作中の母親達にはマルチ商法や宗教勧誘が絡んでないので、まだ幸いでしょう。 親子 、兄弟、夫婦といえど踏み込んではいけない領域があります。 知らない方が幸せということも。 少し冷たいかなと思うくらいの関係が、長続きのこつです。 若い時に読めば、もっと感情移入でき評価が高かったと思います。 角田さんは好きな作家で、他の作品も読んでいます。 | ||||
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この著者は本当に女性の、とくに狭い世界に生きている女性たちのどろどろとした感情を 描くのがうまいですね。 話の展開も文体にもリズムがあって一気に最後まで読みました。 最近こういうスピードで読んだのは久しぶりというくらい。 でも。 読後感は・・・なんだかとてもむなしいです。 女性ならここに出てくる登場人物のどれか一人の ちょっとした行動や発言のどれかを 自分も感じたり思ったりしたことがあるのでは。 そういう意味ではユーミンの曲のように 女性の共感を得ることができるのだとおもうのですが ユーミンの曲の時とはちがってその共感を得た人たちはみんな 共感を得たことに後悔するというか。 読書って何かプラスになるものを求めてすると思っているので 読んだ後マイナスのオーラを得てしまう読書は あまりしたくないなと思いました。 | ||||
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暗すぎて光が見えない・・・・ いや面白いんですけどね。 角田光代なんですけどね。 読んでて暗くなりすぎます。 満点をつけられない不満を二点。 ・登場人物が多すぎる。子供とセットなんだけど、気をつけないと誰が誰の子供で、誰が何を悩んでいるのか分からなくなる。歴史小説かと思ってしまいます。 ・母親の感情の羅列が非常に読みにくい。恐らく作者の意図で、混乱した母親の感情を表現したのでしょうが、読み手には辛い。 視野が狭くなって、何を求めていたのか分からなくなって、どんどん不幸になっていく姿は非常に興味深いのですが、上記の点で読み疲れました。 と言うことで、星三つ。 良い小説だとは思いますが、読む前には覚悟がいります。 | ||||
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私も幼稚園と小学校に通う子供がいますが、まさにいろんな種類のママ友との関係が本の中に出てきます。 その人、その人のバックグラウンドは誰にも分かりませんから、本当にいろんな考えのママがいるんだなあと 考えさせられます。 とても楽しめる一冊で2,3日で一気に読みきりました。 | ||||
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ドラマ「名前を亡くした女神」の原作としても知られている作品です。 子供を持つ身として小説とは思えない、現代で子育て中の母親としての苦しみを痛いほど感じます。 母親としては、子供のため、自身を日常に埋没させ、自身を社会に表現するには、子供や夫の社会的立場しかないのかもしれません。 子育て中の母親は子供のためにも必死ですが、夫の無理解、周囲の一方的な育児批判など、様々な試練が襲い掛かるものです。 女性は子供を産んだから、母親になるけれど、その成長は、周囲が支えてゆくもの。それが希薄な現代では、母親の心理的な負担は増す一方です。そして、社会的に活躍していた女性も、結婚、出産を機に家庭にはいらざるをえなくなり、自身を犠牲にせざるをえない立場を痛いほど味わっています。 現代女性の生き様としての、その痛いほどの苦しみが、心を突き刺すほどに伝わってきます。 本書を読んで、「愚かな母親達だ」と切り捨てるのは容易いでしょうが、その前にちょっとだけ、「どうして彼女たちはそういった結末にならざるを得なかったのか?」と考えてみてください。。。それぞれの立場で。 救いのない最後かも知れませんが、それでも子育ては終わらない、そして日常は続いてゆく。。。といったラストに母としての生き様の行方に光を感じた作品です。 育児中であるなしを問わず、全年齢層に読んで頂きたい作品です。 | ||||
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