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冤罪者
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冤罪者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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面白かったです。 | ||||
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杉並区で起きた連続婦女暴行殺人事件。この凶悪犯罪の最後の事件の容疑者として河原輝男と いう男が逮捕されやがて無期懲役の罪で服役することになる。いろいろと犯罪を犯してきた彼だが この事件については無罪を主張する。そしてこの男から自分は無罪だと訴える手紙を貰うのが、 この最後の事件で愛する婚約者を殺害されたルポライターの五十嵐友也。彼は複雑な感情を抱えながら やがて河原の無罪を信じるようになる。そして新たな重要な証人も現れて河原は無事無罪釈放となる。 ここまでが前半の流れ、所詮つまらない犯罪を続ける下衆な河原は本当に無罪なのかと思わせる 展開は見事で面白い。そして、彼の周りで次々と起きる事件。そして謎解きの解決編へと展開するが ここからはちょっと荒唐無稽すぎて些か興味が削がれてくる。 文末の解説で著者折原が好きな作家リチャード・ニーリィーの美点として「唸りをあげるサスペンス、トリッキーで ねじれたプロット、呆れるほどうまい心理描写、芸術的にいやらしいセックス描写」を挙げているが、 まさにそれらの「美点」が逆の意味で誇張されて表現されるのが本書の後半である。私には 残念と言えば残念な後半となった。 | ||||
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本書を読んだのを機に、叙述ミステリーにどっぷりハマりました。読了後、結末を知ったうえで、もう一度丹念に読み返してしまいました。 | ||||
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こんなにグロテスクにしなくても、物語は充分面白いのでは?と思ってしまう。折原一さんの作品は前から好きで、最後まで結果がわからない、だまされている感じが好きです。今回はなんとなくこの人とこの人は同一人物??と思いながら読んでいましたが、それでもやっぱり違う?あれ?この人は?と、なかなか頭を悩ませながら読んでいました。これで物語は終わった、と思ってもそのあとにちゃんと物語をすっきりさせてくれるところがあって、読み終わりはすっきりでした。折原さんの本は本当に最後の最後まで楽しませてくれます。ん?と思っていたところも全部拾ってくれます。ただ、冒頭に書いたとおりに、こんなにグロくしなくても良いのになあと思います。それでマイナス☆一個。でも、真相が知りたくて読むのが止められないくらい面白かったです。 | ||||
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だらだらした文章、度重なる描写、何とかなりませんか?飛ばし読みでも十分内容理解できました。不要なものが多すぎます。もっとスマートに! | ||||
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楽しめました。 | ||||
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折原は初期の叙述トリックものが、破綻はあっても面白かった。久しぶりに読んだがあまりにごてごてして登場人物と伏線とミスリーディングが多く、最後まで来て脱力感を覚えてしまった。これだけが直木賞候補というのはきつい。 | ||||
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ウチの女房は2時間ドラマ、サスペンスものをほとんど見ている。小説もそこそこ読んでいて、この作家についても知っていた。僕は自分が「小説を書いてみよう」との思いで勉強、調べる過程でこの作家とこの作品について知った。直木賞受賞作や作家の作品ならなんとなくわかるし、少ないけれど読んだ本はある。しかし、候補レベルではまったくらち外の存在だった。で、たまたま本作(文庫で500ページ)を読んでみて感じたのは、タイトルのとおりである。 結末=誰が犯人か(フーダニット)=がなるべくギリギリまでわからないようにするのがミソなんだな。 その意味では面白い本だった。 しかし、登場する人物は作家の意のままに動くとしても、それぞれがなんだか浅いんだよね。 面白いけど、感動や、生きる上でのヒントみたいな深く印象に残るような部分がない。読書にそういうものを求める僕のような人間には、おもしろさだけを追求する本ってなんだか、なじめないのである。 ちなみに、この小説のモデルは首都圏女性連続殺人事件の犯人と目されている小野悦男受刑者である。 | ||||
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登場人物は、みんなあれほど恐怖の体験をしてるのに何事もなかったかのように最後はフツーにしてるのに違和感を覚えました。 現実的には、最後は五十嵐とみどりは結ばれないよね?だって今から一緒にいたら、殺されそうになった恐怖の体験を一生忘れることは出来ないから…自分だったらありえない!トラウマは無いの? それから、河原という殺人事件の容疑者が逃亡してるのに、みどりの勤める保育園は園児を公園に外出させるのか?危機感無さすぎだろ!! 夢と現実がコロコロと入れ替わるストーリー、主語の無い文章のところもあるので前半はチンプンカンプンだったが、後半になるとテンポよく読めた。 ただ一つ、五十嵐のどこが魅力的?3人の女性からモテモテだったけど自分にはさっぱり理解できないなあ… | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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説明通りで、配達もちゃんと予定通りに来ました。 良かったですよ。 | ||||
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終盤まで犯人は分からなかったです。 よく練られた内容で面白かった。 他も読んでみます。 | ||||
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中盤までは少し退屈だったもののそこからの巻き返しがすごい作品。後半は冤罪というテーマから若干外れてきますが、まさに二部からが本編といっても過言じゃないです。 登場人物一人一人にスポットライトが当たる形式で話が進むので、登場人物みんながなにを考えどう行動しているのかわかるのにラストまで真相を悟らせない筆力に舌を巻きました。初見でしたがすごい作家だ…。 読んでてこれ回収できるのかと心配になるくらいバラバラに散らばった伏線が最後の最後に綺麗な形で収まり「あれはそういうことだったのか!」とスッキリさせてくれるラストは必見。 勧善懲悪とまではいきませんが締めるところはきちんと締めた結末にも大満足です。あらすじを読んで後味の悪さは覚悟していましたがむしろスッキリとした読後感で驚きました。 展開とトリックには文句なし☆5なのですが、主人公がなかなか共感しにくい恋愛観を持つタイプの上に「ええー…そこは通報しろよ」と何度か思わされることがあり、詰めの甘さというかご都合主義感を感じたため☆4です。 | ||||
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折原一さんの作品は出世作となった倒錯のロンドだけ読みました。 独特の軽いキャラ、殺人犯であってもどこかコミカルな所がある人物像が気になっていたのですが、倒錯のロンドは「超面白い」とまではいかなかったのでひとまず保留。 少し間を開けてから代表作とされるこの冤罪者を読みました。 結果「超面白い」です(笑) 最初は裁判の視点の第一部 支援者と被害者家族、取り調べの刑事側で一人の人間の見方がこれほどまで変わるのかというのを感じました。 折原一という作家の凄まじい筆力を感じました。 裁判はどうなるんだ、隼少年は本当に少年なのか? 叙述トリックの名手と言われる折原一の作品だけに色んなパターンを予想します。 第二部の裁判後 全ての登場人物に言えることですが、裁判の前後で全く違う心境の変化があるというのがとてもおもしろかったです。 謎の女、小谷ミカについてはどう物語に絡むのか…という謎。 そして増える被害者達。そしてまた隼! 一体、どうなってくのか!と息もつかせずハラハラとページをめくる手が止まりませんでした。 実はオチについては導入時点で手口が分かってしまったのですが、それはあくまでも作品の一部。 それ以外が素晴らしすぎて全く不満には思いませんでした。 そして見破ったつもりになっていて、あのエピローグ。 アレにはやられました。 折原一さんは人をだます天才だというのがよく分かりました。 私が今まで読んだミステリーで三指に入る名作です。 他にも折原一のミステリーを読みたいと思いました。 ちょっとでも気になってる方には是非オススメです。 | ||||
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折原氏の今のところ唯一の直木賞候補作として代表作にも挙げられる本作。 実際の首都圏OL連続殺人事件をモチーフにし、逮捕された犯人の裁判過程を前半は丹念に描いているため、いつもの折原作品とは違うなあ・・と思っていると、犯人が釈放されてからの後半からは一転、複数人物入れ乱れの人称記述が駆使されたいつもの折原ワールドが展開する。 どうもこの前半の見せかけの社会派調の展開に勘違いした選考委員が直木賞候補まで残してしまった感じがするが、実際の事件をモチーフにして冤罪という重いテーマを扱っていながら社会派的側面は一切なしの純粋折原ワールド全開作。この後半の展開で直木賞を逃したのは明らかだが、それでこそ折原氏である。東野謀氏のように変に文学的社会派的な作品に欲を出さないのがこの著者の真骨頂である。 文庫版で600ページほどの大長編だが、展開が早く凝っているため全く退屈させない。文句なしに著者のベスト5に挙げられる傑作である。 | ||||
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この作品で用いられている程度の仕掛けを称して「叙述トリックもの」とするならば、 世のほとんどのミステリィ小説が「叙述トリックもの」という事になるんじゃないでしょうか。 という訳で「叙述トリック」の意味を分かってるんだか分かってないんだかよー分からんような人達が書いたレビューを読んで、変な先入観を持たないで欲しいと思いました。 | ||||
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かつて直木賞の候補にもなった氏の代表作のひとつ。構成の精密さにかけては一級品で、「意外な犯人」にも感心。ただし「小谷ミカ」については、うーん、フェアとアンフェアの境界線すれすれの技でしょうか。それにしても、描かれている犯罪や悪意はおぞましいばかりで、読了後のもやもやは晴れません。 | ||||
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読み込んでいく前に、犯人が想像できるところから又どんでん返しが始まり あー、やっぱりなと堂々巡りな小説と主人公が余りにも女にもてる 好きにしてというかってにすれば小説 | ||||
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最後まで、手に汗握るミステリーです。真犯人は誰なのか、冤罪なのか、飽きさせないミステリーです。とても長い本なのですが、退屈はしません。ただ、話がこみいっているし、内容がおどろおどろ過ぎるので、エンターテイメント感は薄いと思います。社会派小説ではないのですが、さりげなく重いテーマを扱っています。 | ||||
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読み始めたら止められず、一気に読み進めることができます。 殺人、放火の犯人を見てしまった少年と殺人の容疑者、事件を追う ルポライター、それを取り巻く女性たちが一体最後どのように結びつくのか また検察とのやりとりなど非常に巧みな構成に異論の余地はありません。 予想と全く違った結末に唖然としました。 ストーリー性の巧みさ、背景描写の気味悪さなど卓越したものを感じますが 最後の結末にもう少し重みを感じさせるものが欲しかったです。 個人的な好みなのでしょうが、読後感に切なさ、爽快感がなかったのが残念です。 | ||||
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