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叫びと祈りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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ミステリ連作短編集。書店に平積みになっているのをみて気になって購入。 帯紙にもあるが、冒頭収録の「砂漠を走る船の道」は2008年のミステリーズ!新人賞受賞作である。 この作品を皮切りに、主人公(なのだろうか?)の斉木氏が、時に探偵的な、時には狂言回しのような形で、5編のお話が進んでいく。 斉木は日本人らしいのだが、舞台はおおむね異国の地、冒頭作などはサハラ砂漠の真ん中だったりする。ストーリーを読んでいくと、なんとなく前衛的な感覚でもあるし、それでいてやたらと情緒的な印象でもある。「奇妙な味」ともちょっと違う。トリック前面などでは全くなく、どうしてそういう行動に?というあたりがメインの謎。大きくくくればハウダニットになるのだろうか。 とはいえ、ふだん読みつけているミステリとは違う世界に連れて行ってくれるような、何故かそんな読後感。文章のつくりとか、言葉の選び方とか、心象の表現に仕方あたりにそういう感覚を持つのかもしれない。個人的にはこういう作り、好みである。全然分野が違うのですが、紀行作家の故・宮脇俊三の作風に遠いところで類似を感じたりしました。 | ||||
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個人が思うミステリーとは、によると思いますが、そこまで謎解きに重視してないです。世界の情景を描く筆致は巧いです、旅したくなる。 | ||||
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受賞作の「砂漠を走る船の道」は他のレビューでも述べられているように傑作です。長くアンソロジーに採られ続けて古典になる可能性さえあると思います。しかしそのテンションで読み進むうちに??となってきます。ラストの「祈り」は、短編集全体の締めでありかつそれまでの事件が言及されているので、スレたミステリーファンならば必ずここで大技を期待すると思いますが肩すかしを食らいます。次回作以降を期待して3星としました。 | ||||
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当り外れが多い短編集。正直キャラクターが弱い(誰も全く印象に残らなかった)ので、ミステリのネタやトリックの出来不出来に大きく左右されます。文章も硬くて読みにくかったです。 ただ、受賞作だけは舞台の雰囲気や動機がとにかく素晴らしいので、一作のためだけでもこの本を買う価値はありますが。 | ||||
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雑誌社の社員・斉木を主人公にし、海外を舞台にした五編から成る連作短編推理小説。全体的に評判ほどではなかったが、『砂漠を走る船の道』が一定水準に達していたように思う。 『砂漠を走る船の道』は砂漠を旅する一団の中で発生した殺人事件の真相を斉木が推理するというもので、読者はその真相を知った時に驚愕するだろう。SFの古典『冷たい方程式』のような感じかな。 他には『白い巨人』『凍れるルーシー』『叫び』『祈り』を収録。 | ||||
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『第5回ミステリーズ!新人賞』受賞作を含む全五篇で,10年02月の単行本の文庫化です. どの篇もミステリとは思えない詩的な言い回し,景色の美しさを伝える表現が目立ち, 特に一篇目(受賞作)などは,引きつけられるとともに,ちょっと戸惑ってしまうほど. ただ,どれも半分近くがその類で占められるため,徐々に目が滑ってくるのは否めません. とはいえ,砂漠や密林,さまざまな国の文化や事情を絡めたバラエティに富む話運びと謎, 何より,その舞台でこその『動機』が強烈なインパクトを残し,うならされるものばかりで, 日本人である語り手を通し,世界や価値観,さらには『生きる』ということまで訴え掛けます. その反面,多くの篇で使われているトリックについては,いささか狙いすぎの感があり, そのための曖昧な情報の見せ方も気になりますし,中にはセーフかどうか際どいものも…. また,最後の篇では,それまでの四つを束ねる『もう一つの物語』が語られていくのですが, こちらについては評価が割れそうで,そのままでもよかったのでは…と,疑問に感じられます. | ||||
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うーん、どの話も読み進めるのがすごく苦痛な作品でした。つかみが長すぎて、話にまったくはまらなかったですね。文章のだらだら感が好みじゃないかな。これはミステリーなんでしょうから、謎をはっきり浮かび上がらせてほしかったな。砂漠を走る船の道だけだと4.0ぐらいの評価なんだろうけど、全てを鑑みると3.0ぐらいの評価に落ち着くのかな。 物語は、斉木という人物が雑誌の取材のために世界中を旅して、そこで遭遇する謎を解くみたいなものかな。そこの伝統のものを使ったミステリーになる。 砂漠を走る船の道:サハラ砂漠で塩を運ぶキャラバンのなかで殺人事件が起こる。ミステリーの出来としてはこの作品がいちばん良かった。 白い巨人(ギガンテ・ブランコ):スペインのレエンクエントロの風車(兵士パズル)にまつわる推理合戦。 凍れるルーシー:ロシアのモスクワの修道院で一人の修道女(リザヴェータ)が眠っているという。その彼女の列聖(聖人として認定する儀式)をお願いされた。そのなかで謎が起こる。 叫び:南米アマゾンの先住民デムニの集落でエボラ出血熱が発生した。その中で謎が起きる。 祈り:最後はつながるという連作短編みたいなものを描きたかったんだろうけど、まったくわけがわからん。著者は、斉木という人物に対してどういう決着がつけたいのかね。 | ||||
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本格ミステリー界ではものすごく期待されている新人だというので読んで見ました。 最初の話は新人賞の受賞作ということで、確かによく出来ていますが、不満も残りました。 そもそも○○を目印にするというのは、エベレストの登山などで普通に行われていることで新鮮味はないですし、 それに砂漠の民というものは、夜の間に星を見て移動するもので、地上の目印は必要としないのではないでしょうか。 そこらへんのリアリティには目を瞑っても、やっぱり真っ先に殺されるのはこの斉木だと思います。 こうして最初でつまずいてしまったので、後の話にも乗れなかったのが残念。 あと、ロシアの修道荘の話もラストの意味がちんぷんかんぷんでした。 | ||||
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連作集です。 受賞作よりも書き下ろしの「叫び」と「祈り」が良かったです。 文章は上手だと思うのですが、なぜか読み進めるのがつらい作品集でした。 なので、☆は3つです。 以前読んだ『放課後探偵団 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー) (創元推理文庫)』の「スプリング・ハズ・カム」でも思ったのですが、隠し方がなんとなくわかってしまうのが残念に感じました。 | ||||
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連作集です。 受賞作よりも書き下ろしの「叫び」と「祈り」が良かったです。 文章は上手だと思うのですが、なぜか読み進めるのがつらい作品集でした。 なので、☆は3つです。 以前読んだ『放課後探偵団 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー) (創元推理文庫)』の「スプリング・ハズ・カム」でも思ったのですが、隠し方がなんとなくわかってしまうのが残念に感じました。 | ||||
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ヨーロッパの絵画を見ている感じでした。ぼーとしてしまい、人物になかなか入ることができませんでした。無理して殺人とか、ミステリー系にするのではなく、この作者はもっと別なものを目指したらいいと思います。 | ||||
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ヨーロッパの絵画を見ている感じでした。ぼーとしてしまい、人物になかなか入ることができませんでした。無理して殺人とか、ミステリー系にするのではなく、この作者はもっと別なものを目指したらいいと思います。 | ||||
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殺人の舞台が砂漠のど真ん中のラクダ飼いだったり、疫病の蔓延するアマゾンの少数民族の村だったりと、とにかく新鮮。 そんな新鮮で特殊な環境下を逆手にとって、ロジックの組み立てを緻密に成立させてしまっているあたりには新人離れした技量すら感じます。 そして、バリバリの本格ミステリなのだけど、哀愁ある紀行文を読んでいるような気分にもさせられるという不思議な作品。 作者の見聞の広さに惚れぼれします | ||||
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殺人の舞台が砂漠のど真ん中のラクダ飼いだったり、疫病の蔓延するアマゾンの少数民族の村だったりと、とにかく新鮮。 そんな新鮮で特殊な環境下を逆手にとって、ロジックの組み立てを緻密に成立させてしまっているあたりには新人離れした技量すら感じます。 そして、バリバリの本格ミステリなのだけど、哀愁ある紀行文を読んでいるような気分にもさせられるという不思議な作品。 作者の見聞の広さに惚れぼれします | ||||
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ちょっと肩透かしかな。作者はまだ20代の若者のようですが、それにしては文章力は高い。ミステリーとしては異色でしょう。福井晴敏以来の大型新人だと思います。この作品では視点がころころ変わるので読者はなかなか感情移入できずにつらい。普通なら斉木の視点で物語が語られるのでしょうが、作者はわざと狙いをはずしたのでしょう。残念ながらその試みは成功したとは言いにくい。ひょっとしたらこの人はミステリーには向いていないのかも?それか長編向きなのかな? | ||||
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ちょっと肩透かしかな。 作者はまだ20代の若者のようですが、それにしては文章力は高い。 ミステリーとしては異色でしょう。福井晴敏以来の大型新人だと思います。 この作品では視点がころころ変わるので読者はなかなか感情移入できずにつらい。普通なら斉木の視点で物語が語られるのでしょうが、作者はわざと狙いをはずしたのでしょう。残念ながらその試みは成功したとは言いにくい。 ひょっとしたらこの人はミステリーには向いていないのかも? それか長編向きなのかな? | ||||
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今までの小説にはなかなか見られない設定とスト―リーで大変楽しめました。 最初はリアリティーのあるミステリーとして読んでいましたが、良い意味で期待を裏切られ、最後にエッと驚いた「砂漠を走る船の道」と「凍れるルーシー」がショッキングで面白かった。この二作は☆4つ。 ただし「白い巨人」のできはあまりにおそまつ。☆1つ。 中編集のそれぞれの作品の完成度には差がかなりありますが、それを割り引いてもよくできた小説です。 | ||||
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今までの小説にはなかなか見られない設定とスト―リーで大変楽しめました。 最初はリアリティーのあるミステリーとして読んでいましたが、良い意味で期待を裏切られ、最後にエッと驚いた「砂漠を走る船の道」と「凍れるルーシー」がショッキングで面白かった。この二作は☆4つ。 ただし「白い巨人」のできはあまりにおそまつ。☆1つ。 中編集のそれぞれの作品の完成度には差がかなりありますが、それを割り引いてもよくできた小説です。 | ||||
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肌理細やかな描写に思わず目を瞑れば異国の地へと飛ぶことが出来るような作品。 豊かな比喩力のせいで文章に飲み込まれると言うか…この感覚を上手く言い表せないのが歯痒い。 その地の者にしか判りえないルール、価値観、世界。 決して平凡ではないそれが、彼らにとって揺るがない当然であること。 ミステリーでありながら、彼らにとってはなんらミステリーではないこと。 語学に堪能な主人公が、その根底の交わらない部分に苦悩する様が、痛い。 新人の方と言うことで作品を一つしか拝見していませんが、最後に希望を記したのは人柄なのだろうか。 最終章はどこか少し違う毛色をしていたような気がする。 いや、個人的に後味の悪い・救いのない重い作品が好きな傾向にあるので、その部分に首を傾げてしまったのかもしれないけれど。 | ||||
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肌理細やかな描写に思わず目を瞑れば異国の地へと飛ぶことが出来るような作品。 豊かな比喩力のせいで文章に飲み込まれると言うか…この感覚を上手く言い表せないのが歯痒い。 その地の者にしか判りえないルール、価値観、世界。 決して平凡ではないそれが、彼らにとって揺るがない当然であること。 ミステリーでありながら、彼らにとってはなんらミステリーではないこと。 語学に堪能な主人公が、その根底の交わらない部分に苦悩する様が、痛い。 新人の方と言うことで作品を一つしか拝見していませんが、最後に希望を記したのは人柄なのだろうか。 最終章はどこか少し違う毛色をしていたような気がする。 いや、個人的に後味の悪い・救いのない重い作品が好きな傾向にあるので、その部分に首を傾げてしまったのかもしれないけれど。 | ||||
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