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叫びと祈り
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叫びと祈りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 1~20 1/4ページ
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思っていた通りの満足いく状態で届きました。ありがとうございました。 | ||||
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ミステリ連作短編集。書店に平積みになっているのをみて気になって購入。 帯紙にもあるが、冒頭収録の「砂漠を走る船の道」は2008年のミステリーズ!新人賞受賞作である。 この作品を皮切りに、主人公(なのだろうか?)の斉木氏が、時に探偵的な、時には狂言回しのような形で、5編のお話が進んでいく。 斉木は日本人らしいのだが、舞台はおおむね異国の地、冒頭作などはサハラ砂漠の真ん中だったりする。ストーリーを読んでいくと、なんとなく前衛的な感覚でもあるし、それでいてやたらと情緒的な印象でもある。「奇妙な味」ともちょっと違う。トリック前面などでは全くなく、どうしてそういう行動に?というあたりがメインの謎。大きくくくればハウダニットになるのだろうか。 とはいえ、ふだん読みつけているミステリとは違う世界に連れて行ってくれるような、何故かそんな読後感。文章のつくりとか、言葉の選び方とか、心象の表現に仕方あたりにそういう感覚を持つのかもしれない。個人的にはこういう作り、好みである。全然分野が違うのですが、紀行作家の故・宮脇俊三の作風に遠いところで類似を感じたりしました。 | ||||
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良かった | ||||
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本屋さんのポップで誉めていたので買ってみましたが、全然面白くないです。読むのが苦痛でした。720円+税を無駄にしないでください。 | ||||
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この作者の書く文章が好みに合って、描かれた情景を思い浮かべることが出来たのならば面白いと思えるのかな。 | ||||
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昔のミステリーは謎解きが面白かったが、最近のミステリーは殺人やドロドロが多いので私はミステリーを好まなくなった。しかし、この本は違った。ドロドロは社会問題いや世界に共通する問題が含まれ 謎解きは謎解きだけでなく世界の問題を考えることに繋がっているのがとても新鮮だった。これなら、ミステリーも捨てたものじゃない!と思える新鮮なミステリーでした。 | ||||
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キーポイントとなる情報を、なんの前触れもなく謎解きの解説で初めて出すのは、ズルイと思う。 | ||||
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砂漠のキャラバンで次々に起こる殺人。 ロシア修道院での謎の事件。 エボラ発生地の村で起こる殺人。 ミステリの面白さの半分が舞台設定だとしたら、それだけで本作は成功しているといえるかもしれない。 しかも、その舞台の雰囲気を最大限に描き出す著者の筆力は本物。 今まで味わったことのないタイプの読書体験が得られる一冊だ。 (ちょっと評価しすぎかもしれないが、あえて言うなら『薔薇の名前』) 一方、ミステリとしてはそれほど特徴があるわけではない。 あくまで小説として、雰囲気を楽しむべき一冊なのだと思う。 正直、最終話についてはちょっとどうかと思いますが(ちょっとしたどんでん返しがあるのだが、これが……)。 | ||||
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個人が思うミステリーとは、によると思いますが、そこまで謎解きに重視してないです。世界の情景を描く筆致は巧いです、旅したくなる。 | ||||
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2010年に出た単行本の文庫化。 サハラ砂漠、スペイン、南ロシア、アマゾンを舞台とした短編+αで構成された連作ミステリだ。 キレを感じさせる作品ばかりだ。とくに意外な動機という点で優れており、結末に至ってこの上ない驚きを与えてくれる。反面、ミステリとしての完成度という点ではいささか問題があるようにも思う。しかし、最近のミステリ界では、どこかひとつだけでも意外性があればそれでよしという風潮なので、まあ、こういうのもありなのだろう。 また、異国を舞台としていることもあって、非常に雰囲気がある物語になっている。 読んでおくべき一冊だろう。 | ||||
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新人賞一次落ちの作品と同じレベルですね。 1行に詰めたい情報の取捨選択ができていません。1行の文構成が不十分なため、全体の展開が唐突になっています。情景描写も気になるところはありますが、特に推理描写が酷いです。言い訳のような文言が文中に散見しているので、作者も気づいているのかもしれませんが……。 読む必要はありませんね。 | ||||
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受賞作の「砂漠を走る船の道」は他のレビューでも述べられているように傑作です。長くアンソロジーに採られ続けて古典になる可能性さえあると思います。しかしそのテンションで読み進むうちに??となってきます。ラストの「祈り」は、短編集全体の締めでありかつそれまでの事件が言及されているので、スレたミステリーファンならば必ずここで大技を期待すると思いますが肩すかしを食らいます。次回作以降を期待して3星としました。 | ||||
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当り外れが多い短編集。正直キャラクターが弱い(誰も全く印象に残らなかった)ので、ミステリのネタやトリックの出来不出来に大きく左右されます。文章も硬くて読みにくかったです。 ただ、受賞作だけは舞台の雰囲気や動機がとにかく素晴らしいので、一作のためだけでもこの本を買う価値はありますが。 | ||||
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雑誌社の社員・斉木を主人公にし、海外を舞台にした五編から成る連作短編推理小説。全体的に評判ほどではなかったが、『砂漠を走る船の道』が一定水準に達していたように思う。 『砂漠を走る船の道』は砂漠を旅する一団の中で発生した殺人事件の真相を斉木が推理するというもので、読者はその真相を知った時に驚愕するだろう。SFの古典『冷たい方程式』のような感じかな。 他には『白い巨人』『凍れるルーシー』『叫び』『祈り』を収録。 | ||||
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『第5回ミステリーズ!新人賞』受賞作を含む全五篇で,10年02月の単行本の文庫化です. どの篇もミステリとは思えない詩的な言い回し,景色の美しさを伝える表現が目立ち, 特に一篇目(受賞作)などは,引きつけられるとともに,ちょっと戸惑ってしまうほど. ただ,どれも半分近くがその類で占められるため,徐々に目が滑ってくるのは否めません. とはいえ,砂漠や密林,さまざまな国の文化や事情を絡めたバラエティに富む話運びと謎, 何より,その舞台でこその『動機』が強烈なインパクトを残し,うならされるものばかりで, 日本人である語り手を通し,世界や価値観,さらには『生きる』ということまで訴え掛けます. その反面,多くの篇で使われているトリックについては,いささか狙いすぎの感があり, そのための曖昧な情報の見せ方も気になりますし,中にはセーフかどうか際どいものも…. また,最後の篇では,それまでの四つを束ねる『もう一つの物語』が語られていくのですが, こちらについては評価が割れそうで,そのままでもよかったのでは…と,疑問に感じられます. | ||||
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さすがAmazon対応はぴか一で安心できます。 在庫数が多くて明確なことが一番いいです。 | ||||
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うーん、どの話も読み進めるのがすごく苦痛な作品でした。つかみが長すぎて、話にまったくはまらなかったですね。文章のだらだら感が好みじゃないかな。これはミステリーなんでしょうから、謎をはっきり浮かび上がらせてほしかったな。砂漠を走る船の道だけだと4.0ぐらいの評価なんだろうけど、全てを鑑みると3.0ぐらいの評価に落ち着くのかな。 物語は、斉木という人物が雑誌の取材のために世界中を旅して、そこで遭遇する謎を解くみたいなものかな。そこの伝統のものを使ったミステリーになる。 砂漠を走る船の道:サハラ砂漠で塩を運ぶキャラバンのなかで殺人事件が起こる。ミステリーの出来としてはこの作品がいちばん良かった。 白い巨人(ギガンテ・ブランコ):スペインのレエンクエントロの風車(兵士パズル)にまつわる推理合戦。 凍れるルーシー:ロシアのモスクワの修道院で一人の修道女(リザヴェータ)が眠っているという。その彼女の列聖(聖人として認定する儀式)をお願いされた。そのなかで謎が起こる。 叫び:南米アマゾンの先住民デムニの集落でエボラ出血熱が発生した。その中で謎が起きる。 祈り:最後はつながるという連作短編みたいなものを描きたかったんだろうけど、まったくわけがわからん。著者は、斉木という人物に対してどういう決着がつけたいのかね。 | ||||
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本格ミステリー界ではものすごく期待されている新人だというので読んで見ました。 最初の話は新人賞の受賞作ということで、確かによく出来ていますが、不満も残りました。 そもそも○○を目印にするというのは、エベレストの登山などで普通に行われていることで新鮮味はないですし、 それに砂漠の民というものは、夜の間に星を見て移動するもので、地上の目印は必要としないのではないでしょうか。 そこらへんのリアリティには目を瞑っても、やっぱり真っ先に殺されるのはこの斉木だと思います。 こうして最初でつまずいてしまったので、後の話にも乗れなかったのが残念。 あと、ロシアの修道荘の話もラストの意味がちんぷんかんぷんでした。 | ||||
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ほかのレビューでは結構評価が割れていますが、 短編集なので、一冊の本としてとらえる場合と 1本目のミステリーズ新人賞受賞作の出来に感服するかで 評価が分かれるのはしかたないでしょう。 受賞作はぜひ読んでおきたい。 いままでにない動機。そしてもうひとつかぶせる驚き。 この作品は文句なしでしょう。 世界を舞台に起こる殺人事件、その土地の風習や価値観が トリックの源になっているあたりが斬新です。 短編全部が高水準というわけではないですが、 作家さんとしては今後に期待できそうです。 放課後探偵団という複数作家のアンソロジー収録の 「スプリングハズカム」もお勧めです。 | ||||
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私見だが、表現としての小説の短所は、当然ながら文字しかないこと、 そして物理的に終りがいつ頃か判ることだと思う (読んでる本があと何ページ位で終わるかは一目瞭然)。 本作のみならずアンソロジーでもその資質は散見されるのだが、 梓崎氏はそれを逆手にとり、 では小説に何が出来るのか?自らの表現が小説であることの意義は何か? ということを意図しながら執筆しているように思われる。 また、作者のプライオリティはあからさまにトリック云々よりも小説としての完成度にある。 近い将来、作品の殻を破るために、推理小説の枠組みを捨てるのか、 さらに枠組みを広げる方向に進化するのか、注意深く見守りたい。 | ||||
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