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叫びと祈りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 21~40 2/4ページ
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昨年読んだミステリーでは一位でした。スタイリッシュな文体の中に、「こういう手があったか!?」という斬新な驚きのトリックや動機の連続だった。とくに、その地域の習俗・文化に依存する動機やトリックというのは新鮮だった。早く次回作が読みたい! | ||||
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斉木と言う企業内海外ルポライターの青年を狂言回しとして、世界の様々な地域で起った事件を扱った連作中編集。単なるミステリと言うよりは、各地の風土色やそこで暮らす人々の人生観・宗教観等を日本(人)と対比して浮き彫りにする事を意図した物らしい。「砂漠を走る船の道」、「白い巨人」、「凍れるルーシー」、「叫び」、「祈り」の5つの作品を収めている。 「砂漠を走る船の道」は、サハラ砂漠の"塩の道"を行くキャラバンでの殺人事件を扱った、いわゆる「Why done it ?」物。一見、その動機が砂漠と同様に茫洋としていて現実と遊離した印象を与えるが、実は価値基準の多様性と現実の厳しさとを重厚に映し出した秀作。前半の伏線の張り方も巧み。「白い巨人」は、スペインの風車に纏わる推理合戦を描いた物だが、むしろ人情物と言って良い。「凍れるルーシー」は、ロシアの修道院での列聖(聖人化)問題を扱った物。対象の修道女は250年前に亡くなり、"不朽体"化しているとされている。幻想と現実とが混淆した不思議な印象の物語である。「叫び」は、アマゾン奥地の小村をエボラ出血熱と思われる感染症が襲う中での殺人事件を扱った物。村人の8割以上が既に亡くなり、残りの数名も感染の疑いが濃い中で、何故殺人を犯す必要があったのか ? これに応える作者の観念的論理と作品全体を覆う圧倒的な迫力が光る秀作。アマゾンの熱帯雨林が物語をより濃い物にしている。「祈り」は、全体の纏めと言って良い。 ミステリ的技巧だけではなく、作者が現実に対する洞察力と夢幻味溢れる描写力を兼ね備えている事が良く分かる。珠玉の中編集と言って良いのではないか。 | ||||
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連作集です。 受賞作よりも書き下ろしの「叫び」と「祈り」が良かったです。 文章は上手だと思うのですが、なぜか読み進めるのがつらい作品集でした。 なので、☆は3つです。 以前読んだ『放課後探偵団 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー) (創元推理文庫)』の「スプリング・ハズ・カム」でも思ったのですが、隠し方がなんとなくわかってしまうのが残念に感じました。 | ||||
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連作集です。 受賞作よりも書き下ろしの「叫び」と「祈り」が良かったです。 文章は上手だと思うのですが、なぜか読み進めるのがつらい作品集でした。 なので、☆は3つです。 以前読んだ『放課後探偵団 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー) (創元推理文庫)』の「スプリング・ハズ・カム」でも思ったのですが、隠し方がなんとなくわかってしまうのが残念に感じました。 | ||||
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自分の中では、伊坂幸太郎の「オーデュボンの祈り」を読んだとき以来の衝撃でした。 もともと鈍感で、伏線の意味とかを探らないタイプなので・・・(^^;) なんといっても感動したのは最終章の森野の言葉です。 ちょうど、自分もプライベートで行き詰って、自分の人生の目標を挫折しそうになってた時だったので、 「ああ、自分が信じたなら、どんなに打ちのめされてもあきらめちゃいけないんだ」 と猛烈に励まされました。 一章からずっと読んでくると、この最終章でこみあげるものがあります。 | ||||
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私は、各種ランキングの高評価につられてこの本を読んでみたのだが、全くの期待外れという以上に、私がこれまで読んできた本の中でも、最も退屈だった本の一つといっても過言ではなかった。私は、これまで310のレビューを書いてきて、星一つの酷評は1回しかしてこなかったのだが、この内容では、星一つとせざるを得なかった。 「砂漠を走る船の道」は、砂漠のラクダの隊商というクローズド・サークルでの殺人であるため、犯人に意外性がないのは致し方ないとしても、殺人の動機に全く説得力がない。たとえどんな理屈をつけようとも、そんな動機で人を殺すことなどあり得ず、馬鹿げているとしかいいようがない。辛うじて、サブトリックにはしてやられたと思ったが、じっくりと読み直してみると、アンフェアといわれてもしょうがないテクニックを何度も使っている。 「白い巨人」では、風車の中から忽然と兵士が消えたという伝説の謎を、3人が競って解き明かそうとするのだが、だらだらとページを掛けて仮説を展開させた果ての真相は、それまでの議論は一体何だったのかと思わせるような拍子抜けするものだった。1年前の同様な謎の真相に至っては、馬鹿馬鹿し過ぎて、論評する気にもなれない。そもそも、この物語のメインストーリーに、だらだらと回りくどいこの二つの謎は、前振りとして、何の必要性もないではないか。 「凍れるルーシー」の途中からは、退屈過ぎて、ほとんど読み飛ばし状態だった。始末が悪いのは、こうして読み終わっても、改めて、全体をじっくりと読み直してみようと思うような必要性を、全く感じなかったということだ。つまり、この人の最大の欠点は、事件の核心に迫るまでが長過ぎるということと、それが、中身のない空虚な情景描写などで大半が埋め尽くされていることだと思う。たとえ前振りが長くても、そこに読者の心に訴え掛けてくるような人間ドラマさえ語られていれば退屈は感じないのだが、それがないのだ。 また、この事件の殺人の動機も、次作の「叫び」の殺人の動機も、「砂漠を走る船の道」同様、そんな動機などあり得ないだろうとしかいいようがない。こうまでこうした作品が続くと、作者は、日本人には理解不能で、異様としか思えない世界観の物語を意図的に描いているのかとも思ってしまうのだが、日本で発表する以上は、日本人が納得できる作品にしてもらいたいものだ。 | ||||
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最初の二作は、キモを隠しておいて意外性を演出するという、ディーヴァーの作品を連想させるものだ。 そして、この路線で突っ走るのかと思っていたら、後の三作であれあれ、という感じだった。 かなり評価の高い作品なので、期待しすぎたところがあるかもしれない。 しかしそれでも、これは私の好きなミステリではない。 謎の提出と、その解明に至るロジック、というミステリではない。 確かに、綺麗な作品であり、読ませる文章だ。 「叫び」なんか、結構いいせん行ってたんだけどな。 致死性の高い伝染病が蔓延している中で、殺人を行うという不条理さ。 でも、この解決はダメだ。 そして「祈り」だ。 これって、必要だったのか? | ||||
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新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」は傑作だと感じました。海外を舞台にして、これだけ雰囲気を出せる新人作家はなかなかいないのではないでしょうか。他の作品もそれぞれよく考えられています。ただのミステリというより、文学作品を読んだという印象が残ります。 無い物ねだりかもしれませんが、「砂漠」レベルの作品が最後にもう1編あれば、さらによかったのではないかと思いました。 この作家さんは『放課後探偵団』というアンソロジーにも1編書いていますが、他の方の作品に比べると明らかに異質で、唯一大人向けの作品という感じに仕上がっていました。流行に左右されず、じっくり時間をかけて、質の高い作品を書いて行って欲しいと思います。 | ||||
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「砂漠を走る船の道」、「白い巨人」、「凍れるルーシー」、「叫び」、「祈り」からなる短編集(と言っていいかな)です。 「砂漠を走る船の道」と「叫び」はなかなか楽しめたのですが、他はちょっと。。。でした。 意図的なのかわかりませんが、斉木の視点からかと読んでいると別人物からの視点になっていたり、私的には、やや読みにくさを感じました。 これは好みによるのかもしれません。 | ||||
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あまり知らずに、さっと読むと 砂漠からスタートする第1話。 一体、なんの話かと思ったら 殺人が起こる。 そっから、なぜか現場に居合わす斉木を軸に、各ストーリーは進行する。 まぁ、その謎解きまでのぺらい事。 安っぽいサスペンスTVドラマを観せられたみたくなった。 | ||||
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あまり知らずに、さっと読むと 砂漠からスタートする第1話。 一体、なんの話かと思ったら 殺人が起こる。 そっから、なぜか現場に居合わす斉木を軸に、各ストーリーは進行する。 まぁ、その謎解きまでのぺらい事。 安っぽいサスペンスTVドラマを観せられたみたくなった。 | ||||
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ヨーロッパの絵画を見ている感じでした。ぼーとしてしまい、人物になかなか入ることができませんでした。無理して殺人とか、ミステリー系にするのではなく、この作者はもっと別なものを目指したらいいと思います。 | ||||
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ヨーロッパの絵画を見ている感じでした。ぼーとしてしまい、人物になかなか入ることができませんでした。無理して殺人とか、ミステリー系にするのではなく、この作者はもっと別なものを目指したらいいと思います。 | ||||
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2008年に第5回ミステリーズ!新人賞を「砂漠を走る船の道」で受賞した著者が、受賞作を含む連作ミステリとして2010年に発表したのが、本作品で、「このミステリーがすごい!2011年版」でも国内編第3位にランクインしています。 この作品の特徴は、設定は現代ですが、舞台乃至は題材を外国にしており、しかもちょっと日本人には特異と思われる場所となっていることです。 収録の5編について見ますと… 1.【砂漠を走る船の道】サハラ砂漠 2.【白い巨人(ギガンテ・ブランコ)】スペインの首都マドリッドの郊外の街 3.【凍れるルーシー】ロシアの首都モスクワの修道院 4.【叫び】ブラジルの奥地、アマゾン 5.【祈り】東南アジア、モルッカ諸島 これらの地を訪れた、調査・分析を手掛ける出版社に勤める若い社員、斉木が事件に遭遇し、推理を働かせて事件に挑むというのが本連作ミステリのテーマとなっています。 著者紹介を見ると、1983年生まれ。 若いですね。 1983年と言えば、自分が高校を卒業した年です。 ミステリの世界では、常に新しい息吹を求めるところがありますので、若い作者には期待したいところです。 新人賞を選考員激賞という中で選ばれただけあって、1.は秀逸。 砂漠を旅するキャラバン隊の中で起きた殺人事件の真相が思わぬ形で示されるところは、新人離れした作品と見受けられました。 その他の作品も、先人達のミステリを良く研究していることが窺わせるもの。 そこに現代的な小説作法が取り入れられていて、高く評価できるのではないかと思えました。 著者に対しては、今後、是非「長編」に挑んでいただきたいと強く思いました。 斉木の名推理を長編作品で読んでみたいと多くの方が望んでいるのではないでしょうか。 | ||||
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2008年に第5回ミステリーズ!新人賞を「砂漠を走る船の道」で受賞した著者が、受賞作を含む連作ミステリとして2010年に発表したのが、本作品で、「このミステリーがすごい!2011年版」でも国内編第3位にランクインしています。 この作品の特徴は、設定は現代ですが、舞台乃至は題材を外国にしており、しかもちょっと日本人には特異と思われる場所となっていることです。 収録の5編について見ますと… 1.【砂漠を走る船の道】サハラ砂漠 2.【白い巨人(ギガンテ・ブランコ)】スペインの首都マドリッドの郊外の街 3.【凍れるルーシー】ロシアの首都モスクワの修道院 4.【叫び】ブラジルの奥地、アマゾン 5.【祈り】東南アジア、モルッカ諸島 これらの地を訪れた、調査・分析を手掛ける出版社に勤める若い社員、斉木が事件に遭遇し、推理を働かせて事件に挑むというのが本連作ミステリのテーマとなっています。 著者紹介を見ると、1983年生まれ。 若いですね。 1983年と言えば、自分が高校を卒業した年です。 ミステリの世界では、常に新しい息吹を求めるところがありますので、若い作者には期待したいところです。 何と言っても、1.は秀逸な出来。 砂漠を旅するキャラバン隊の中で起きた殺人事件の真相。 なぜ旅行中のキャラバン隊という犯人が限定される状況で殺人が起きたのか? その解答には思わぬ結末が待っています。 また、もう一つ仕掛けられた罠…。 選考委員激賞というのも頷ける傑作です。 その他の作品も、先人達のミステリを良く研究していることを窺わせるもの。 そこに現代的な小説作法が取り入れられていて、高く評価できるのではないかと思えました。 著者に対しては、今後、是非「長編」に挑んでいただきたいと強く希望します。 斉木の名推理を長編作品で読んでみたいと多くの方が望んでいるのではないでしょうか。 | ||||
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殺人の舞台が砂漠のど真ん中のラクダ飼いだったり、疫病の蔓延するアマゾンの少数民族の村だったりと、とにかく新鮮。 そんな新鮮で特殊な環境下を逆手にとって、ロジックの組み立てを緻密に成立させてしまっているあたりには新人離れした技量すら感じます。 そして、バリバリの本格ミステリなのだけど、哀愁ある紀行文を読んでいるような気分にもさせられるという不思議な作品。 作者の見聞の広さに惚れぼれします | ||||
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殺人の舞台が砂漠のど真ん中のラクダ飼いだったり、疫病の蔓延するアマゾンの少数民族の村だったりと、とにかく新鮮。 そんな新鮮で特殊な環境下を逆手にとって、ロジックの組み立てを緻密に成立させてしまっているあたりには新人離れした技量すら感じます。 そして、バリバリの本格ミステリなのだけど、哀愁ある紀行文を読んでいるような気分にもさせられるという不思議な作品。 作者の見聞の広さに惚れぼれします | ||||
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ラストが微妙にも思えましたが、質の高い作品だと思います。 鋭い視点と洞察力で真相を明らかにし論理的に殺人を説くという スタイルが見事ですね。 文章がとても綺麗で、情緒的なのもいいと思います。 これは間違いなく傑作でしょう。 | ||||
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ラストが微妙にも思えましたが、質の高い作品だと思います。 鋭い視点と洞察力で真相を明らかにし論理的に殺人を説くという スタイルが見事ですね。 文章がとても綺麗で、情緒的なのもいいと思います。 これは間違いなく傑作でしょう。 | ||||
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ひとりの青年が世界各国で遭遇する様々な事件や謎を描いたミステリ風な5つ物語。 世界の動向を分析する会社に勤める主人公が世界中をまわって様々な体験をするという発想はよかったが、おもしろかったものとつまらなかったものの差が大きかった。個人的には「砂漠を走る船の道」と「叫び」はよかったが、それ以外は文章がくどかったり、これといった特長がなかったりといまひとつだった。 「砂漠を走る船の道」は砂漠の地で生きていくためにラクダで塩を運ぶ男たちの生き様を描いた話。ある事件をきっかけに殺人事件が発生するのだが、何もない砂漠で何を目的に殺人を犯すのか、犯人の動機を含めて最後まで楽しめた。 「叫び」はアマゾンの奥地で発生した致死率が高い感染病エボラ熱をめぐる話。1つの民族が全滅してしまうほどの感染病が発生する中で、いつ自分が感染するか分からない恐怖と不可解な殺人事件がおもしろかった。 | ||||
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